[過去ログ] 読まれなくなった作家、読まれ続ける作家 (1002レス)
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491: 07/13(土)07:04 ID:FBPZK/cw(2/7) AAS
>>487
その大岡自体も読まれなくなっているような気がする。多くの映画に原作を提供してはいるが。スタンダールの翻訳も新訳に順次置き換わっていくだろうし
492: 07/13(土)07:05 ID:FBPZK/cw(3/7) AAS
>>490
新しく参入しなくていいからそんな時間があるのらお前も本を読め
493
(1): 07/13(土)07:08 ID:FBPZK/cw(4/7) AAS
>>487
漱石自体『吾輩は猫である』から『明暗』まで文体は大きく変わってないように思えるけど。風刺的ない内容が軽く見られたのかな
494
(1): 07/13(土)07:12 ID:8eLRNc8v(1) AAS
>>490
Fランイジるのやめたれよ笑
495: 07/13(土)07:52 ID:hymtnmwb(1) AAS
ドイツ人とドイツ語で堂々と議論し、恋愛もした鴎外と、
イギリスで神経衰弱となり下宿先のおばちゃんと喧嘩した漱石。
内容、文章にもその違いはよく現れてる。鴎外は、その時代にまだ望まれていたであろう、侍らしさ、乃ち日本人としての矜持を感じられる強さの様なモノがあった為、その理知的な明晰さと相まって、畏敬の念を持たれる事も多かったのではないかな?文章もより簡逕で美しく無駄なく、気品がある。
時代を経て漱石の普遍的な、親しみ易い繊細さがより広く受け入れられて行った様に思える。

ただ今読んでも鴎外の斬れ味は凄い。
496: 07/13(土)08:57 ID:bbUDvr4i(1/2) AAS
少し昔までの批評は
鴎外批判を良く見たけど
あれは評価高かった反動なんだろうな
私小説批判も
497: 07/13(土)09:01 ID:bbUDvr4i(2/2) AAS
>>493
漱石は落語から文体を作ったからリアルタイムだと駄目な人は駄目だったのかもな
498: 07/13(土)09:06 ID:xx9033Ix(1/3) AAS
鴎外の様な人間をみると、当時の士族の教育、人間形成への手ほどきのハイレベルさが垣間見られる。

「魚玄機」や「最後の一句」「じいさんばあさん」「佐橋甚五郎」「高瀬舟」etc
まるで良質な一話もののドラマを観ている様な簡潔さと良質さ、歯切れの良さがある。
文章も削ぎ落とされてるのに優雅で力強く、一時期、三島由紀夫が目指した文体と言うのが良く分かる。
499
(1): 07/13(土)12:08 ID:FBPZK/cw(5/7) AAS
>>494
Fランに何言われても気にならない
500: 07/13(土)13:37 ID:FBPZK/cw(6/7) AAS
時代的な重なりもあって仕方ないところはあるけど、そもそも漱石と鴎外は比較すべきものではないんじゃない?
501: 07/13(土)13:38 ID:FBPZK/cw(7/7) AAS
>>484
サドはいま読んでも興奮するのだがな
502: 07/13(土)14:32 ID:xx9033Ix(2/3) AAS
鴎外を見ると理系と文系の見事な融合と言うか、、
そもそも分けられるモノでも無いのかもしれないが。
そして、もし鴎外が太宰の作品を読んだら、三島と同じ様に才能は認めつつも、おそらく嫌悪感を表すだろう。
凛とした風格、漢らしさが美徳として残っていた時代でもある為、鴎外は作品の素晴らしさと共に畏敬の念を持たれていた面もある。
今の時代の若者には漱石の方が親しみやすく、人間の逡巡や悔恨、迷い、エゴ故の苦しさ、世俗の生きづらさ等、共感出来ると思う。
読者の傾向として鴎外、三島好きには太宰嫌いが多い。
503: 07/13(土)15:22 ID:73YLhuuZ(1) AAS
大岡昇平は戦記物と自分の身辺を書いたものは面白い
出兵するまでを描いた短編は泣いちゃうよ
504: 07/13(土)20:38 ID:Ed0miuYm(1) AAS
俺を教えてた教授が文芸評論家で、小説家と直接話すことが多々あったんだけれど、丸谷才一は文学者というより政治家だったねと言っていた
505: 07/13(土)21:26 ID:xx9033Ix(3/3) AAS
谷崎潤一郎は音声記録残ってるけど、八百屋のオッサンみたいな喋り方で予想を裏切る。
永井荷風、三島由紀夫の日本語は今聞いても綺麗でびっくりする。
更に三島は英語もブリティッシュ・イングリッシュで気品がある。留学経験も無いだろうに。
ドナルド・キーンは荷風の日本語がこれまで聞いた日本語で1番綺麗だったと生前語っていた。
506
(1): 07/13(土)22:35 ID:u9UDyT10(1) AAS
太宰は天性の作家、小説を書くしか能がない。三島は大蔵官僚が作家に転職した、しかし作家以外でもどんな仕事でも出来る、そんなイメージ。
507: 07/13(土)22:54 ID:oQ8pop03(1) AAS
>>506
大蔵官僚時代に、官僚達が書く文章の酷さに辟易したそうですね。

太宰も三島も死を利用していた作家だったけど、質が全然違う。一般的に太宰は女々しい作家と言われるけど、三島曰く「女々しさは男の男性的な面から来る」と言っている様に、男の狡さ、幼稚さ、狡猾さを上手く使った実に男性的な、男臭い作家。昔に比して弱さが受け入れられる、共感される、打ち明けられる現代に人気なのも然り。
三島は太宰の才能は高く評価していたけど、同族嫌悪を底に感じていて、毛嫌いしていたね。
「太宰に溺れれば自分も太宰の様になるのではないか?」
幼少期から病弱で青瓢箪だった三島には、強がる美学、どっしりと構えた優雅さと強さを待つ鴎外に憧れたのも理解出来る。
508: 07/14(日)07:40 ID:h4yyRsoT(1) AAS
三島由紀夫と比肩する作家は吉行淳之介だけじゃない?
両者とも百年、千年後も作品は読まれているだろうし
509
(1): 07/14(日)07:52 ID:qq/R0L1x(1) AAS
吉行はマイナーな作家であり、20年後にはすべての文庫が絶版だろう
三島や太宰はいくつか傑作があるが、吉行には一つもない
510
(1): 07/14(日)08:10 ID:9lxTnGJ0(1) AAS
昨今「文学者」と言える人はなかなかいないと思う。
いわゆる「作家」と言える人はいるけど。

日本語の語彙、文章、、、日本の古典から西洋の作品にまである程度精通していて、尚且つ優れた作品を書ける人は稀だと思う。かつてはいた。
三島や、その時代周辺の大作家と言われる人の作品を読むと日本語への愛着、、日本文化への造形の深さに驚く。古語を原文で読みこなせた人達。
鴎外は独逸語まで操って独逸人と議論し、ゲーテなどを早くから紹介していたから恐るべし。
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