読まれなくなった作家、読まれ続ける作家 (973レス)
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(1): 08/10(土)20:15 ID:sAfVosyd(1/2) AAS
難解とされるフォークナーと大衆的とされるヘミングウェイ、当時の二大作家の有名な舌戦。

フォークナー
「彼は読者に辞書を引かせるような単語を使ったことが無い」
ヘミングウェイ
「馬鹿フォークナーめ。大きな感動が大仰な単語から生まれると本当に思っているのか?」

お互いにノーベル賞作家同士が高尚さ、平易さを馬鹿にし合うが、その資質の分け隔て無く、今もM・トウェインやサリンジャーの様に両者が読まれ続けているのが興味深い。
メルヴィルの『白鯨』は、死後再評価されて名作の誉れ高いが、その難解さと退屈さで有名。アメリカ人の誰もが知ってるが読破されず挫折するのが常であり、それが何かとネタになる作家。
メルヴィル、ピンチョンのような作家は読み手を選び、大衆的な受けは得られない為、マニアックな文学好きに愛好される状況が続くだろう。
カフカの様に中身は大衆的では無くとも、人を惹きつけ鮮度が落ちない作家もいる。

作品の評価と読まれ続ける事が両立するのは本当に難しい。
746: 08/10(土)20:40 ID:sAfVosyd(2/2) AAS
>>742
スレの趣旨の読まれ続ける、読まれなくなる、的に言うと、村上はともかく大江は何故に読まれなくなっているのだろう?
文学的に素晴らしいのに、読まれなくなる作家には何か共通の要素があるのだろうかね?
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