世界や常識がエロくなる話 part9 (830レス)
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809: 03/03(月)12:08 ID:fhT0VyXq(1/8) AAS
代理人の脚本
第1章 アイスコーヒーの渦の中で

「信じられない……」
俺、神代理人は呆然と呟いた。目の前で広がる喫茶店の風景が、まるで現実から一歩ずれた絵画のように感じられる。
自宅から徒歩五分のこの店は、古びた木製のテーブルと、どこか懐かしい昭和の香りを漂わせる内装が特徴だ。
窓際の席に座る俺の視界には、午後の陽光が柔らかく差し込み、埃の粒子がきらきらと宙を舞っている。
だが、今はその穏やかな光景さえ、どこか作り物めいて見えた。

向かいの席に腰掛けるのは、今週この街に転校してきたばかりのクラスメート、手駒隷子だ。
中学二年生という年齢は俺と同じはずなのに、彼女の纏う空気はひどく大人びている。
黒髪は肩までさらりと伸び、整った顔立ちには不思議な深みが宿っている。
省9
810: 03/03(月)12:15 ID:fhT0VyXq(2/8) AAS
「だってさ……」
俺はテーブルに両肘をつき、顔を覆うようにして呟いた。
「俺達の住む世界が《創作者》による文字情報世界だなんてさ……そんな話、頭で理解しろって方が無理だろ」
衝撃が抜けきらないまま、俺は目を閉じて深く息を吐いた。隷子の言葉が脳裏にこびりついて離れない。
《創作者》。その存在がこの世界を文字で紡ぎ、俺達をその中に閉じ込めた登場人物として生きさせている――そんな突拍子もない話だ。
「でもさ、理人くんだって薄々気づいてたんじゃないかな。この世界の秘密に」
隷子がそう続ける。彼女の視線が俺に絡みつく。
藍色の瞳が、まるで俺の心の奥底を暴こうとするかのように鋭く光る。思わず息を呑む。
見透かされてる――そんな感覚が全身を包み、逃げ場がない。

「……ああ、そうだよ」
省12
811: 03/03(月)12:22 ID:fhT0VyXq(3/8) AAS
「例えばさ、小六の時、修学旅行で泊まった旅館の露天風呂に間違えて入っちゃって、ちょうど女子が入浴中だったんだよ。
悲鳴が上がるかと思ったら、なぜかみんな笑いものにして終わった。普通なら大問題だろ?」
俺は思い出しながら、少し気まずそうに笑った。
「あと、中一の夏、プールの授業でさ。女子の更衣室の前を通った時に、偶然風が吹いてカーテンがめくれて、中が丸見えになった。
俺、慌てて目を逸らしたけど、誰も俺を責めなかった。むしろ『運が良いね』ってからかわれただけだ」

さらに続ける。
「それから最近だと、体育の授業でさ。女子バレー部の先輩がスパイクミスって、
俺の顔面にボールが直撃したんだよ。そしたら、その先輩が慌てて駆け寄ってきて、保健室まで付き添ってくれた。
しかも、膝枕までしてくれてさ……そのまま保健室のベッドで……」
隷子の笑みが深くなる。彼女はグラスを軽く傾け、氷をかき混ぜながら小さく吹き出した。
省3
812: 03/03(月)12:29 ID:fhT0VyXq(4/8) AAS
「この世界は物語なんだよ、理人くん」
隷子はグラスをテーブルに置き、両手を軽く組んで俺を見据えた。
「そして、理人くんが主人公として活躍する、とびきり面白いラブコメディなんだ。《創作者》がそうやってこの世界を紡いでるんだよ」
俺は目を丸くして隷子を見つめた。頭の中で言葉がぐるぐると渦を巻く。
「……俺が主人公?」
やっとの思いで声を絞り出す。

「じゃあ、手駒、お前はヒロイン的存在なのか?」
隷子は一瞬目を細め、柔らかく微笑んだ。
「理人くんが望むなら、ヒロイン役も務めるよ。私、わりと器用だからね」
彼女はそう言って軽く肩をすくめた。だが、すぐに表情を引き締め、言葉を続ける。
省13
813: 03/03(月)12:35 ID:fhT0VyXq(5/8) AAS
代理人の脚本
第2章 神々の玩具と全能の鍵

喫茶店の空気が微かに揺れる。
窓から差し込む午後の陽光が、埃の粒子を金色に染め上げ、まるで時間が止まったかのような静寂が広がっていた。
だが、俺、神代理人の胸中はまるで逆だ。
隷子の言葉が頭の中で渦を巻き、収まらない興奮と混乱が交錯している。

「……でさ、《創作者》ってやつらの目的って何なんだよ?」
俺はテーブルに両肘をつき、前のめりになって隷子に問い質した。
目の前の彼女は、アイスコーヒーのグラスを手に持ったまま、氷が溶ける音を立てている。
隷子は一瞬、視線をグラスに落とし、それからゆっくりと俺を見上げた。藍色の瞳が静かに光る。
省19
814: 03/03(月)12:40 ID:fhT0VyXq(6/8) AAS
「じゃあさ、具体的にどうやって改変すんだよ?」
俺の声に力がこもる。隷子は俺の変化に気づいたのか、わずかに口元を緩めた。
「改変には『叡相』って道具を使うんだよ」
彼女はそう言って、俺に淡い笑みを向ける。
「えーあい……」
馴染みのない響きを俺はオウム返しに繰り返す。
「叡智の相方って意味。《創作者》が創造の御業を振るう時に使う道具。その力の一端が、理人くんに分け与えられる」

「へえ……で、その『叡相』ってのはどうやって使うんだ?」
俺は身を乗り出し、興味津々に尋ねた。隷子は軽く首を振って立ち上がり、俺に手を差し出す。
「ちょっとスマホ貸して」
省21
815: 03/03(月)12:46 ID:fhT0VyXq(7/8) AAS
「ただし、注意が必要だよ」
彼女の表情がわずかに引き締まる。
「『叡相』は《創作者》にとっても手に余る部分があってさ、必ずしも使用者の意図通りに動くとは限らない。
特に問題なのが、多様性への過剰配慮と、体験への過剰肯定だね」
「どういうこと?」
俺は首を傾げた。隷子は小さくため息をつき、例を挙げて説明を続ける。

「例えばさ、理人くんが『女性がレイプされる事件』って入力したとする。
すると、確かにその事件は起こるよ。でも、『叡相』が勝手に展開を付け足してきてね。
最初は衝撃を受ける被害者の女性だけど、その体験を通じて苦難を乗り越える力強さを手に入れる。
それによって最終的に多様な価値観を身に付けちゃう、みたいな話にされがちなんだ」
省14
816: 03/03(月)12:56 ID:fhT0VyXq(8/8) AAS
投下は以上、試しに生成AIを使用したんだけどゴイスーの一言

「喫茶店を舞台に、一組の少年少女が、倫理観や社会常識を淫蕩に変える」という題材を指定し
提示された幾つかのアイデアを繋ぎ合わせ、後は固有名詞を決めて、何回かリライトを指示しただけ
第1章は5分くらいしか費やしてない

ただ、ヒロインの発言を主人公が「○○○○?」とオウム返しに繰り返す悪癖だけは修正できなかった

第2章の叡智の相方のくだりだけは自作
「世間話」はChatGPTで、これは一時期に比べて本当に機能低下したし、変な価値観もバリバリ入れてくる
「堕落のニュアンスを含んだBで始まる英単語を教えて」程度の質問でも、平気で回答拒否してくる
実用に耐えないレベル

「双児宮」はGemini 2.0Flashで結構レベル高いと驚いた
省7
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