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190: 2024/06/20(木)22:19 ID:wLLAr6WAH(3/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１０２
そもそも、16世紀後半スペインと対立し、同国と八十年戦争を行っていたオランダは
、スペインによる貿易制限、船舶拿捕など、経済的に打撃を受けていた。15世紀には、
このネーデルラント（現在のベネルクス）地域は、ブルゴーニュ公国の一部となって、
ブルゴーニュ領ネーデルラントであったが、この頃のネーデルラントは、毛織物生産に
よって、他の地域より、優れて経済的先進地であった。ヘント（ガン）、アントウェル
ペン（アントワープ）など、富裕な都市を生みだしている事からも、先進都市群だった
。しかし、1477年に守護していたブルゴーニュの、シャルル豪胆公が戦死、一人娘の、
マリー女公は、後に神聖ローマ皇帝マクシミリアン１世と結婚し、ネーデルラント地域
はハプスブルク家の所領となって黄金期を迎えていた。神聖ローマ皇帝カール５世は、
省10
191: 2024/06/20(木)22:20 ID:wLLAr6WAH(4/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１０３
フェリペ２世の治世下では、カルヴァン主義と増税の拡大、中央集権の強化こそが、
政治力であり王権だった。よって商人に「緊張状態」が強まっていった。更にフェリペ
２世の妥協しない姿勢によって、この状は独立戦争へと向かった。そして起ったのが、
８０年戦争であった。当時、東南アジアの香辛料取引で、強い勢力を有していたポルト
ガルが、1580年にスペインに併合されていたことで、ポルトガルのリスボンなどを通じ
た香辛料入手も、困難になっていた。こうした中、オランダは独自でアジア航路を開拓
し、スペインと併合されていたポルトガルなどに、対抗する必要があった。1595年から
1597年まで、オランダは航海を通じてジャワ島のバンテンとの往復に成功を収めていた
。いくつかの会社が東南アジアとの取引を本格化させて、航海していた。しかし、複数
省11
192: 2024/06/20(木)22:33 ID:wLLAr6WAH(5/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１０４
しかし、会社といっても商業活動のみでなく、条約の締結権・軍隊の交戦権・植民地
の経営権など、喜望峰以東における諸種の特権を与えられた勅許会社であり、帝国主義
の先駆けとなった。アジアでの交易や植民に従事し、一大海上帝国を築いた。資本金約
650万ギルダー、重役会は17人会と呼ばれたビックギルドの集まりだった。これに 同国
の銀行のホープ商会も参加した。本社はアムステルダムに設置され、支店の位置づけと
なるオランダ商館は、ジャワや平戸などにも置かれた。18世紀末の1799年12月31日に、
オランダ政府により解散させられた。1598年、ロッテルダムの東方貿易会社から 東洋
貿易振興のため派遣された 船団のオランダ船の１隻が、冬の嵐に遭難した。300ton 。
マゼラン海峡を経て、スペイン・英国船を避けて、ようやく太平洋横断し東シナ海には
省14
193: 2024/06/20(木)22:36 ID:wLLAr6WAH(6/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１０５
「もし私が彼とともに日本へ往ったら、日本人は、果たして信者になるであろうか。
どうかを尋ねてみた。・・・ヤジロウの言葉によると、日本人は、理性のみに導かれる
国民だという。」と答えている。つまりスペイン語に堪能であって世界の流通があった
。ファーティマ朝のカリフ、ムスタンスィル（1036年〜1094年）の治世中の1064年に、
商人の到着が、遅延してカーリムが途絶えたとある。カイロで発見されたユダヤ人達の
記録の、カイロ・ゲニザ文書によれば、初期の「カーリム」という用語は「ナーホダ（
ナーフーザ：船舶経営者）、もしくは、ナイルの船主や輸送船団、あるいはその集団」
を意味する特殊名称として用いられていた。カーリムという用語自体の語源については
、定説はなく、(1) 中央アフリカのチャド湖北岸の地域名カーニムから来たとする説、
省14
194: 2024/06/20(木)22:37 ID:wLLAr6WAH(7/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１０６
では、誰が奴隷貿易をして、イスラムを礼拝していたのか。と言う事になる。少なく
とも、1400年代の、ポルトガルは敬虔な、カチカチのカトリック教徒であったはずだ。
カーリムはエジプト専門の貿易商人で、ユダヤ教であった。従って、このモスクを建て
たのは、商人か、奴隷か、は、別にしてイスラム教徒であり、ムスリムであったに違い
ない。即ち敬虔なイスラム教信者である。このモスクが、奴隷たちの暴動を止める事に
役立っただろうが、とても彼らキリスタンが指導してモスクを建てる筈はない、わざわ
ざ暴動になるようなリスクを冒して建てる理由がないからだ。ここに、レコンキスタの
意味がある。つまり我々の言う大航海時代はキリスト教国の大航海時代であって、遥か
前に、ムスリム達イスラム教の大航海時代が起こっていたのである。ウマイヤ朝での、
省10
195: 2024/06/21(金)03:29 ID:yGi3pxgyh(1/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１０７
1628年、オランダにより占拠される。以後、イギリスとフランスが領有争いを繰り広
げるが、最終的にフランス領とされる。フランスはフランス革命の際1794年に奴隷廃止
を宣言したが、1802年にナポレオンが、砂糖プランテーションの農場主の要請により、
撤回している。ナポレオンの最初の妻であったジョゼフィーヌ・ド・ボアルネの父の、
ウジェーヌ・ド・ボアルネは、富裕なマルチニークの農場主であった。1781年9月3日、
パリで誕生した。ウジェーヌ・ド・ボアルネの父はサール歩兵隊、ラ・ロシュフコーの
公爵連隊の少尉であった。ボアルネ子爵アレクサンドル・ド・ボアルネとも言われてい
た。母はクレオールのマリー・ジョゼフ・ローズ・タシェ・ド・ラ・パジュリである。
つまり、「パリ一番の、ローズ・タシェ＝バラの香水の、マリー・ジョゼフ＝女主人」
省15
196: 2024/06/21(金)03:33 ID:yGi3pxgyh(2/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１０８
実は、ナポレオン・ボナパルトは、ジョゼフィーヌと出会う前、すでに兄嫁の妹デジ
レ・クラリー（Desiree Clary）と婚約していた。のですが、それを 反故にしてまでも
貴族の未亡人であったジョゼフィーヌ・ド・ボアルネと、強制的に結婚したのであった
。ジョゼフィーヌは、ナポレオンより６歳年上、すでに前夫との間にウジェーヌ（後の
イタリア副王）と、オルタンス（ナポレオン３世の母）という一男一女を設けていた。
1796年、ナポレオンは、ミラノ方面からウィーン郊外までオーストリア軍を追い詰めて
屈服させ、翌年、凱旋帰国。さらに翌年1798年には、イギリスの制海権を牽制する戦略
を立て、エジプトへ出兵。こうした激務の中にあったが、この年パリ郊外のマルメゾン
館を購入し、ジョゼフィーヌは、留守番をしていた。しかし、ナポレオンと結婚する前
省13
197: 2024/06/21(金)03:44 ID:yGi3pxgyh(3/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１０９
1804〜1814年まで、ジョゼフィーヌはバラに憑りつかれ、死去するまでの10年間に、
収集された品種は250種にもなった。娘のオルタンス・ド・ボアルネは、1783年4月10日
パリで産まれました。家族は、裕福な貴族である父アレクサンドルと、明るく社交的な
母ジョゼフィーヌ、そして２つ違いの兄ウジェーヌがいた。しかし、オルタンスが誕生
した頃には、両親の仲は既に破綻していた。父は愛人を作り家を空けがちで、そして、
オルタンスの誕生を喜ぶどころか、「産まれてくるのが早すぎる。俺との子じゃない。
」と、オルタンス母を相手に、訴えを起こしたりしている。母ジョゼフィーヌは、そん
な夫との生活に限界を感じ、オルタンスと兄を連れ、修道院に逃げ込んでいる。そこは
自分達と同じように、困難な結婚生活から避難して来た 貴族女性たちの シェルターに
省13
198: 2024/06/21(金)03:45 ID:yGi3pxgyh(4/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１０
ボアルネは、マルティニーク島のフォールドロイヤル（現在のフォールドフランス）
で生まれ、1779年12月13日、ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネと結婚した。ボアルネは、
アメリカ独立戦争時代に、ルイ16世の命を受け、大陸で軍隊を率い戦った。彼は、後に
三部会の貴族の代表を務めて、1791年6月19日〜7月3日と、1791年7月31日〜8月14日に
、フランスの憲法制定の国民議会の議長を務めている。1792年のフランス革命戦争中に
、将軍になっていた。此の時、1793年６月に戦争大臣になることを、政府から要請され
たのだが、拒否している。これは当然の事で、王国派と庶民派の議員が、次々に寝返り
や密告など、日々情勢が変わり、暗殺されたり、遠征に出たりして、命を落としていた
からだ。つまり、戦争大臣をしても、国内が戦争どころでは無かったのだ。1794年3月
省14
199: 2024/06/21(金)08:08 ID:yGi3pxgyh(5/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１１
修道院はフランス革命と共に解体され、建物は軍事利用に引き渡され、最初は、国家
警備隊、次に帝国警備隊、後にセントギャルドの本拠地として利用された。1844年以来
プロテスタント教会であった旧礼拝堂、テンプル・ド・ペンテモンを除いて、デファン
ス省が引き続き占領した。デファンス。即ちデフェンスで防衛隊の城となったのである
。子供と家族は、修道院を出て、フォンテーヌブローでも、住みにくくなると、実家が
あった、マルティニーク島へ移った。元々社交的で華やかなことが大好きな母のジョゼ
フィーヌは、何処へ行っても貴族や軍人の愛人を作って遊んでいた。オルタンスは、母
の乳母などに面倒を見てもらっていましたが、母譲りの、社交性があって、大人に好か
れる性格で過ごしていく。ただ常によその大人に囲まれた生活ということもあってか、
省13
200: 2024/06/21(金)08:08 ID:yGi3pxgyh(6/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１２
彼女は「何でもないの」と言い張りますが、そんな訳はありません。親子で途方に暮
れて泣いて、船倉にこもっていると、１人の船乗りが現れてどうしたのか。と尋ねて来
た、オルタンスは靴が破れてしまったことを話した。するとその船乗りは、船に古い靴
があるから、それを使って修理すればいい。と言う親切がな船乗りが来て、言う早いか
、トランクの中にあったお古の靴を持ってきて、修理した。船乗りと母ジョゼフィーヌ
で協力して靴を直し、オルタンスは再び活発なダンスを披露できるようになった。と言
う。このオルタンスの「空気を読んで自分を出せない性格」が、のちに彼女自身を大い
に苦しめることになるとは、当時のオルタンスは知る由もない。こうして1790年12月、
船は南フランスのトゥーロンに到着。オルタンス母娘は、ここからパリへ向かうのであ
省13
201: 2024/06/21(金)08:09 ID:yGi3pxgyh(7/7) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１３
つまり1502年に、既にジェノバの商人、カイロニアン、カーリミー達が、既に住み付
き、小さなサトウキビプランテーションの元をやっていて、砂糖を輸出していた。ので
ある。ジェノバ。つまりヤヌスであり、フランスとイタリアの境界に生きて来た人々で
、港町の人々だ。伝統のギルド商人がいた土地である。ギルドの構成員は完全な売り手
市場で値段の付け放題だった、という理解があるが、ちょっと違うし、ギルドと言って
も職人ギルドであって、ここでの石工の生活は、どれだけの建築を請け負うか。と言う
処にあった。ジェノヴァは北イタリアで、アーチ状で虹のような形をしたリグーリア州
に属し、広がる海と背後に連なる山々に囲まれた人口約60万人（周辺都市を含めると、
人口約９０万人）のイタリア最大の港町である。その歴史は古く、紀元前６世紀頃には
省12
202: 2024/06/21(金)22:59 ID:j4RnExjUz(1/2) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１４
先の修道院は、一時テンプル騎士団が護っていた。中世ヨーロッパの宗教騎士団の一
つで、ドイツ騎士団、ヨハネ騎士団と並ぶ、三大宗教騎士団の一つと言われた。1118年
、フランスのシャンパーニュ伯領出身の、騎士ユーグ＝ド＝パイヤンはイェルサレムに
至る巡礼路の警備を頼まれ挺身し、翌年に帰国して騎士団を創設した。イェルサレムの
国王ボードワン２世は、かれらの宿舎として「ソロモン神殿（テンプル）跡」（「ソロ
モンの栄華」で有名な神殿跡）を提供した。このことから「テンプル騎士団」の名称が
起こった。1128年、ローマ教皇から「キリストの貧しき騎士にして、イェルサレムなる
テンプル騎士修道会」として名が広まった。ローマ教皇に直属する修道会として公認さ
れて、最終的にローマ教皇に承認された公式の騎士団となった。しかしながら、騎士団
省11
203: 2024/06/21(金)23:00 ID:j4RnExjUz(2/2) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１５
、こうして、９人の会員よりなる正規の騎士修道会の認可が下されて、正式の名称は「
キリストの貧しき騎士にしてエルサレムなるテンプル騎士修道会」と、登録されるのだ
った。このローマ教皇に直属する教会法上の修道会として公認後、当時ローマ教皇は、
ドイツ皇帝との対立状態が続いた、皇帝側の、対立教皇の存在に悩まされ、しばしば、
ローマ市からの亡命を余儀なくされる状態であった。これらの公認は、ドイツ騎士団や
ヨハネ騎士団にも付与されたものではあったが、第２回十字軍に際して、ルイ７世（フ
ランス王）を助けて奮闘し、十字軍の終了後、ルイ７世は騎士団にパリ郊外の、広大な
土地が寄贈されて、ここにテンプル騎士団の西欧における拠点が建設された。この支部
は、壮麗な居館のまわりに城壁をめぐらした城砦に近いもので、教皇や外国君主がフラ
省11
204: 2024/06/22(土)00:35 ID:kLS7SkCKk(1/11) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１６
しかし、こうしたテンプル騎士団の、経済的な足場固めとは裏腹に、1187年までの、
中東戦争の情勢は、悪化の一途を辿る。当時の総長ジェラール・ド・リデフォールは、
宿敵のムスリム騎兵のサラーフッディーンと、数次にわたる戦いに敗北しただけでなく
、自らは、捕虜となるという失態を演じた。これは、投降よりは死を選ぶという騎士団
の名目と勇名に、泥を塗る結果になる。ジェラールは、一度は解任され開放されたが、
再度捕虜となり斬首されヨーロッパで、致命的な汚名としてテンプル騎士団の威信は落
ちた。1291年、レヴァントの戦いでは、最後の十字軍国家であったイェルサレム王国の
アッコン（アッカ）が、マムルーク朝アシュラフ・ハリールから陥落させられ、キリス
ト団は完全に聖地の足がかりを失う。軍事活動ができなくなっては、存続できない他の
省10
205: 2024/06/22(土)00:35 ID:kLS7SkCKk(2/11) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１７
現実には、幾度となくフランスは、慢性的な財政難にあえいで、テンプルから借入金
は国家予算を優に超えていた。フィリップ４世は腹心のギヨーム・ド・ノガレの献策に
したがい、1296年に、教皇庁への献金を禁止し、通貨改鋳をおこなう。さらに1306年に
フランス国内の、ユダヤ人を一斉逮捕、排除と資産没収しという暴挙に出た。こうして
、まとまった資産を手にしたフィリップ４世が次に目をつけたのが、富裕な、テンプル
騎士団だった。実は、当時のフランスは、イギリスとの戦争によって多額の債務を抱え
ていたし、テンプル騎士団が、最大の債権者であった。そのため、フィリップ４世は、
この債務の帳消しを図る事も、理由の一つだったし、排除されたユダヤ教徒を、助ける
行為にも目障りだったのだ。こうしてテンプル騎士団の壊滅と資産の没収（略奪）計画
省12
206: 2024/06/22(土)00:36 ID:kLS7SkCKk(3/11) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１９
この、特権を持ったテンプル騎士団に、敵意を持つ人ばかり集めて、騎士団は異端の
汚名を着せられ、資産は、聖ヨハネ騎士団へ移すことになり、以後の活動は全面的に、
禁止することが決定され、事は成功したかに見えたが、念には念を入れさらに1312年、
教皇クレメンス５世は、フィリップ４世の意をうけて開いたヴィエンヌ公会議で正式に
テンプル騎士団の禁止を決定された。こうしてフランス以外の国においても、テンプル
騎士団の禁止を通知したのである。が、これに効果はなかった。たとえばポルトガルは
、国王が逮捕を拒否し、「キリスト騎士団」という名前での存続を認め、亡命騎士団員
を庇護した。カスティーリャとアラゴンでも、テンプル騎士団に対する弾圧は一切行わ
れなかった。ドイツとキプロス島では、形の上は、裁判までは行われたが、証拠不十分
省12
207: 2024/06/22(土)00:57 ID:kLS7SkCKk(4/11) AAS
聖ヨハネ騎士団は1023年ごろ、アマルフィの商人が、エルサレム洗礼者ヨハネ修道院
の跡に、病院を兼ねた巡礼者宿泊所を設立し、始まった。1119年に設立されたテンプル
騎士団と同様に、徐々に軍事的要素を強め大人数になる。ただ当初、主に病院（ホスピ
タル）騎士団と呼ばれ、最大2000人収容の病院や、宿泊施設も従来どおり運営された。
騎士出身の修道士も、平時は病院で医療奉仕が義務付けられて、騎士も修道請願を立て
た修道士であった。本来的での騎士ではなかった。設立時の趣旨を色濃く残して歴史を
降りなした。当時当騎士団に入ることは大変な栄誉とされて、その代償として騎士団の
在籍中は、如何なる理由があっても結婚禁止とされた。騎士修道会は十字軍国家の防衛
の主力で、聖ヨハネ騎士団だけで２つの大要塞と140の砦を守った。1187年 エルサレム
が陥落したが、トリポリやアッコンを死守した。1291年、ついに最後のキリスト教徒の
省15
208: 2024/06/22(土)00:57 ID:kLS7SkCKk(5/11) AAS
中立のリアル・・・・・・・１１９
この、特権を持ったテンプル騎士団に、敵意を持つ人ばかり集めて、騎士団は異端の
汚名を着せられ、資産は、聖ヨハネ騎士団へ移すことになり、以後の活動は全面的に、
禁止することが決定され、事は成功したかに見えたが、念には念を入れさらに1312年、
教皇クレメンス５世は、フィリップ４世の意をうけて開いたヴィエンヌ公会議で正式に
テンプル騎士団の禁止を決定された。こうしてフランス以外の国においても、テンプル
騎士団の禁止を通知したのである。が、これに効果はなかった。たとえばポルトガルは
、国王が逮捕を拒否し、「キリスト騎士団」という名前での存続を認め、亡命騎士団員
を庇護した。カスティーリャとアラゴンでも、テンプル騎士団に対する弾圧は一切行わ
れなかった。ドイツとキプロス島では、形の上は、裁判までは行われたが、証拠不十分
省12
209: 2024/06/22(土)00:58 ID:kLS7SkCKk(6/11) AAS
中立のリアル・・・・・・・１２０
フィリップ４世はフランス王（1285〜1314年）は、ナバラ王としてはフェリペ１世と
（バスク語）とも呼ばれた。彼の時代は、官僚制度の強化に努め、やがて絶対王政へと
、つながる中央集権化の第一歩を踏み出し橋渡しにおける時代を担った。対外的には、
毛織物業で栄えて、経済的に豊かであったフランドル地方の支配に貪欲に目指して、そ
の後のフランドル諸都市の市民と、激しく争う元凶を作った。衰退のローマ教皇とも、
激しく対立し、フランス国内の支持を得て、アナーニ事件を起こしている、最終的に、
教皇権を屈服させ、王権に従えさせ教皇庁をアヴィニョンに移した。アヴィニョン捕囚
、又は「教皇のバビロン捕囚」と呼ばれる。この頃のフランスは、国家統一を進めて、
アメリカ新大陸の権益獲得戦争に力を入れ、資金も資本も十字軍以来、国家財政は破綻
省11
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