★あとはよろしく (379レス)
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66: 05/04(土)08:29 ID:fYrBe1U+p(1) AAS
    Ωの移民たち・・・・・・・・・17

 彼らは今回、この骨の核ゲノム配列を約2倍のカバー率で解読したようだ。それは、
ゲノム上のある塩基をカバーするDNA断片が平均して2つあり、それらから解読配列
を得た。ということである。研究チームは、このDNA断片について、現生人類ゲノム
から得た低いカバー率(1〜5倍)のデータ12セット、およびネアンデルタール人ゲノム
から得たカバー率1.5倍の データと比較した。核DNAは、遺伝子流動の分析に適して
いるが、それは遺伝情報の大多数を含むためだけではない。遺伝子組み換えが生じてい
るので、現代と古代の遺伝的な関係を、比較するための半独立的な差異を 収集できる
ポイントが、数万か所も得られるからなのである。洞穴で見つかった 古代の骨から得
られた情報は、まるで、プラトンの比喩でいう「洞窟に映し出される影」のようである
省12
67: 05/11(土)20:19 ID:OKHJ6lWU/(1/2) AAS
  珠洲(すず)を 感じる世界・・・・・・・・・・44

 日本でも首相官邸や政府では、機密情報共有枠組み「ファイブアイズ」を構成する、
英語圏5カ国と個別の連携を強化している。既に米国、英国、オーストラリアとは、そ
れぞれ安全保障に関する機密情報の交換を可能にする協定を結び、ニュージーランド、
カナダとは同様の協定締結に向けた交渉開始で一致した。機密情報の共有で連携を加速
させる利点から、ファイブアイズへの日本の参加を期待する声は高いが、法整備などの
課題が多く、実現の見通しは立っていない上に、いわゆる「第三者ルール」が国民を暗
くする。かつて、「AUKUS(オーカス)」の発足を、勝手に オーストラリアが発表した
ことがある。中国との関係が悪化している同国が、南シナ海の領有権問題などを抱えて
いて、中国との対峙するために、アメリカやイギリスとで発足した 安全保障に関する
省13
68: 05/11(土)20:19 ID:OKHJ6lWU/(2/2) AAS
  珠洲(すず)を 感じる世界・・・・・・・・・・45

 ミッドウェー大敗北では、米軍は、日本の暗号を解読してほぼ内容を解明していた。
がしかし、その中での 重要な地名である「AF」の地が、どこを指すのかの 決め手が
なくて悩んでいた。そこで、わざとミッドウェー島では、水が足りないという情報を流
したところ、日本軍が暗号で、「A F では、水が不足している。」と電報を打ったので
、A F が、ミッドウェーであると確証を得たと言うものがある。こうした諜報戦や国の
戦略戦は、現在でも同じように行われている事を認識しておく必要がある。オーストラ
リアは、「引き続きASEANを中心に平和で安全な地域を強化していく」とともに、
「ASEANが主導している既存の地域制度枠組みを補完し強化することに 全力で取
り組む。」と述べている。モリソン首相は、日米豪印戦略対話(クアッド)サミットが
省13
69: 06/11(火)17:37 ID:6by8G9Lfh(1/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・01

 スイスの将軍アンリ・ギザンの人生を描いた本がある。ギザン将軍は第二次世界大戦
の時、スイス軍の総司令官を務めた。そのため本書の「スイスから見た第二次世界大戦
史」というべき内容になっている。ドイツがポーランドを攻めて、フランスを下した。
此の時、連合国が、イタリアに上陸して、スイスの後ろに立った。と、いったよく知ら
れた大戦中の出来事も、戦争の主人公ならざるスイスから見ると、また違った印象を、
もって語られる。スイスは、第二次世界大戦に参戦してない。だが遠巻きに連合国側と
枢軸国の綱引きの中にいた。永世中立国だ。と名乗り、確かにスイスは参戦こそしてい
ない。しかし、徹底した戦時体制をとって、いつでも臨戦態勢にあって。戦わない為に
、戦いの準備を、いち早くしていた。その対応は早く、ヒトラー率いるドイツがオース
省12
70: 06/11(火)17:38 ID:6by8G9Lfh(2/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・02

 日本においては、「中立」と「国際連合」には、親和的なもののように思われがちで
、内情が意外と知られてない。これは、スイスにしてみれば、EU同盟のNATOやら
国際連盟を中心とした外交には、かえって、中立を危険にする。と言う現状認識がある
。中立とは、争っている国々のどちらにも加担しない事であって、正義や道義、或いは
大義や経済でも動かない。と言う事を意味する。ただひたすら、母国ファーストに徹し
、他に靡(なび)かずに、母国防衛する事なのであるので、この国際的同盟の行ってい
る、国際連盟の名において制裁に加担し、参加してしまうと、紛争当事国の一方に加担
することになる。つまり、日本的な、「中立」や「国際連合」や「連盟」「同盟国」に
寄与したり、従属・追従・追属の徒党を組んで、法と秩序を守る正義とは、訣別した国
省11
71: 06/11(火)17:39 ID:6by8G9Lfh(3/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・03

 スイスはそのような結果を見越して、思いをめぐらし、早々に 国際連盟に見切りを
つけ、「国際機構など動かない。大国主義の妄想など知った事か。プロパガンダに動か
されるよりは、まずは、我が身、我が国 我が国民を守る。事の方が最優先だ。」と、
した。このスイスの切り替えの早さは、批判はあれど賞賛されるべきエゴイズムであっ
た。しかし、スイスの予想通り、ドイツがポーランドに侵攻した。1939年の9月。第二
次世界大戦が始まる。スイスは、その直前に戦雲を読んで、ただちに戦時体制に移行。
スイス連邦政府は、事此処に至って、いよいよ戦時における最初の手を打たなければ、
ならなかった。八月二十八日、政府は、法令に沿い、穀物・油脂・砂糖類の全食料品の
取引販売を、一斉に一時禁止した。これは、戦時の配給制度への切り替えを準備する為
省12
72: 06/11(火)18:15 ID:6by8G9Lfh(4/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・04

 しかし、ここ今に至って、有事に、議会の議論を待たず、時には憲法の規定さえ超越
した強権による 非常の政策が必要な事もある。という考えを受け入れ、このスイスの
ように、憲法秩序すら、越えた大権を一時的に政府や軍に与えることを、国家緊急権と
して、何処の国も持っていた。つまり、非常の時には非常の政策が必要だと、スイスの
議会は考え、最初に認可したのである。国家緊急権は民主主義の手続きの一部を停止し
、仮に国が亡んで、ナチスドイツに併合されてしまえば、一部どころか民主主義の全部
が失われて、国民は専制主義政府の奴隷民になってしまう危険がある。又、そうでなく
とも、この国家緊急権を発動し、日頃のストッパーを解除された政府自体が、暴走する
危険性もある。しかし、スイス国民は この危険にうまく対処しようと、国家緊急権を
省10
73: 06/11(火)18:15 ID:6by8G9Lfh(5/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・05

 戦争という非常時は、非常の政策が必要な事もある。と言う認識だ。そして、非常時
の政策は、非常時に限定のものである。自由で民主的な国家を守るために、戦時態勢を
敷いても、それによって、自由や民主主義が 恒久的に損なわれる。ことがあっては、
本末転倒である。と言うのだ。スイスの人々は、非常時にあっては政府に憲法秩序すら
越えた、強権を与えつつも、与えた強権が非常時だから、といって濫用されないように
、監視をすることで、二重の賢明さを示した。続いて議会は、スイス全軍を統率する、
司令官として、アンリ・ギザンを、将軍として指名した。スイス軍において「将軍」は
全軍の司令をする指令官を意味し、日本における全軍指揮官の天皇や植民地の提督の様
な、大きな存在である。有事にのみ指名されるシステムで、中世以来、非常時の王様、
省11
74: 06/11(火)18:16 ID:6by8G9Lfh(6/37) AAS
将軍選出と総動員
75: 06/11(火)18:17 ID:6by8G9Lfh(7/37) AAS
なぜ戦争をしないのに、戦争準備が必要だったのか
76: 06/11(火)18:19 ID:6by8G9Lfh(8/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・06

 こうして全人口の一割以上が、戦争に備えて武器とり、あるいは配置につきました。
といって、もちろん、スイスから他国へ侵攻しようとしたのではありません。ドイツと
フランスは、国境線に要塞を築き、睨み合っていた現実があった。その要塞線の南側に
あるのがスイスであった。つまり、ドイツ軍がフランス侵攻するのは予想され、この、
鉄壁の要塞とされる、マジノ要塞を迂回し、スイスに侵攻すれば、天候の雪の障害さえ
抜ければ、簡単にフランスに乗り込めるのである。ドイツがフランスの要塞「マジノ線
」を迂回して簡単に攻め込む計画を立てれば、大きな要塞国であり続ける必要がある。
フランスから見ても同様である。スイスは、独仏の両軍にとって格好の「通路」でした
。実際、先の第一次世界大戦では、ベルギーらの国々は、ドイツ軍に「通路」として、
省10
77: 06/11(火)18:19 ID:6by8G9Lfh(9/37) AAS
ギザン将軍、領土の一部を見捨てる
78: 06/11(火)18:20 ID:6by8G9Lfh(10/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・07

 ここでギザン将軍は、まず第一に、その抵抗の意志と力を示して、スイスの中立を、
交戦するドイツと イギリス・フランスの両陣営に、信用させることが必要である。と
考えた。もしスイスが軍事力を強化せす、戦時体制をとらないで「戦争なら、よそで、
やって下さい。うちは、関わる気はないんで」と、口だけでの中立を守ろうとしたら、
どうなるかは、良く知っていた。ドイツ軍は恐らくは、「スイス自身には、中立を保つ
意志があるかもしれないが、あんなに無防備で、フランス軍が侵入しよう。と思えば、
簡単に盗られてしまうではないか。もしそうなれば我が軍も、敵に背後へ回られる危機
を負う。それなら先に我が軍が、スイスに攻め込み、自国の安全にしようではないか。
」と。フランス軍も同じように考えるだろう、スイスを攻めないと、自分が危うくなる
省9
79: 06/11(火)18:21 ID:6by8G9Lfh(11/37) AAS
圧倒的なドイツ軍に立ち向かう秘策
80: 06/11(火)18:22 ID:6by8G9Lfh(12/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・08

 国境線の真上で戦って、領土を完全に守ろう。などと思えば、敵を圧倒するだけの、
大きな軍事力が必要である。しかしして、小国のスイスにはそんなものはありません。
であるなら、国の独立を守るために、一時的には、国境沿いの町や村を放棄する作戦を
たてるのも、やむを得ないことであった。他国の領土に入る事なく、専守防衛の、防衛
戦略を摂るという事は、外国を、刺激することも少ない。しかし代わりに、いざ戦時の
時は、自国の国土を、戦場にする覚悟が必要なのは確かである。専守防衛とは本土決戦
の事で、日本で言う一億総玉砕戦の事だ。所謂玉である天皇を中心とした美しい理想郷
が、砕け散っても誇りとして闘う意志である。その場合、防御に適さない、国境近くの
地域が、一時的に見捨てられるのは、軍事力に劣る国にとって致し方のない選択であっ
省11
81: 06/11(火)18:23 ID:6by8G9Lfh(13/37) AAS
生命を捧げる覚悟をせよ
82: 06/11(火)18:23 ID:6by8G9Lfh(14/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・09

 こうした戦法を駆使し、驀進(ばくしん)を続けるこれらを、防ぐには、突破してきた
先頭の敵軍を、思いっきり大量の大砲で撃ちまくって、ストップさせて、こちらでも、
大量の戦車をもって、敵の突出部を刈り取ってしまうことが重要であった。が、しかし
、小国スイス軍にとっては、そんな重武装は用意できてはいない。又、平野で戦えば、
例え重武装の守備があっても、ドイツ軍お得意の戦法によって、手もなくやられてしま
うのである。それはノルーウェイでの電撃戦でも見えている。ここで、アルプスの天険
を要塞として、立てこもる作戦を取った。爆撃で混乱させようにも、スイス兵がアリの
ように、山地の地下陣地にもぐりこめば、爆弾は、むなしく土を叩くばかりであった。
また、山小屋は方々にあって、街並みはそう集中してないし、古来より石造り、強固な
省13
83: 06/11(火)18:26 ID:6by8G9Lfh(15/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・10

「最後に私は、兵士諸君に、私が君たちに期待していることを知らせる。これが、諸君
のただ一つ考えることである。『諸君の義務の存するところ、その場所に、諸君の生命
を捧げる覚悟をせよ。』と。」(p86〜87)』、『六月十三日の 訓示、「祖国の為
の戦いには、生命を捧げても 惜しくはない。というべきである。……諸君達は 誰でも
、空からの攻撃を受けたからといって、任務の遂行を、回避することは許されない。…
…急降下爆撃機の攻撃の下で、じっと我慢し、それぞれの義務と任務を、最後まで遂行
することが出来なければならないし、またそうしなければならない。……敵の装甲車の
攻撃を受け、あるいは側面や背後に回られても、諸君は一人もその位置を捨てることは
許されない。……絶望的な状況に陥って、外への道が、もはや一本もなくなった時でも
省12
84: 06/11(火)19:23 ID:6by8G9Lfh(16/37) AAS
非情の「とりで戦略」
85: 06/11(火)19:24 ID:6by8G9Lfh(17/37) AAS
  中立のリアル・・・・・・・11

 ドイツ軍は、いつものように突破部を拡張しようとしても、果たせず、少数だけ突出
した部隊を、スイスの予備部隊が撃破して刈り取り、戦線に開いた穴を修復できた。の
である。「持ち場を守って死ぬまで戦え」というのは、この場合、敵味方の優劣や戦法
を考え、最も合理的な防戦準備を整え、その最後の仕上げとして、言っているのである
。この防戦思想はさらに徹底され、「とりで戦略」となった。ドイツがフランスを一撃
で倒してしまった事で、さらに状況が変化した為である。今やドイツ方面からの敵を、
リーマット前線で防いでも、フランス方面からもドイツ軍に、背後を突かれてしまう、
そういう状態となったからだ。そこでギザン将軍は、徹底した要点防御戦略を採用し、
ドイツ軍が国境を越えれば、スイスの主要な道路やトンネル、橋などを、ことごとくに
省12
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