[過去ログ] 大藪春彦(16) (986レス)
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914: 2015/06/20(土)10:52 AAS
平岡正明氏が似たニュアンスの 話を解説で述べてたかも
知れないが、敢えて繰り返すと、個人の実存と戦後史の対峙なんだと。

…M16系列の「折り畳み式銃床」については、M4A1や、 XM177E2みたいなテレスコピックストックと読者が脳内変換すれば良いんじゃないか?
'60年代初めにそこまで情報が豊富だった筈が無いし実射する為に福生や立川にあった米軍基地の軍人と交流した人だもの…

Wikiやgooみたいな「便利」はなかったんだよ。
915: 2015/06/20(土)13:17 AAS
ハリー先生の、銃器に関する知識については、かばいようはないよ

そもそも、いかな70年代とはいえ、紀伊国屋に行けば、ガンズアンドアンモやガンダイジェストは売られてるわけで、事実、中学生の俺は、それを読んであれこれ知識を吸収したもんだよ

さらに、氏がほんとに銃のことを知らないなと、確信したのは、80年前後、コンバットマガジンを出してたワールドフォトプレスの今井今朝晴社長に誘われて、
同社が発刊したムック本(スーパーガン、だったかマグナムガンだった)の取材にハリー先生も同行し、米国で各種銃を撃ち、レポートした記事を読んだ時、
ほんと、ありふれた銃しか撃ってないにもかかわらず、「初めて撃つ銃が多く、興味深かった」と書いていたのを読んだ時だった

当時は、既に日本でも床井雅美や岩堂憲人のような著名な銃器研究家の著作もでていたし、60年代から月刊ガン誌もあり、そこそこ銃器の情報は入手可能だった

さらに、フォローしようがないのは、氏は晩年に至るまで、ダブルアクションリボルボーでファニングをやっていること
これなんて、もはや冬至の出来のあまり良くない日本のモデルガンのトリガーを一度引けばわかることなんだがねぇ
916: 2015/06/20(土)23:32 AAS
実銃でハンドガンについてはほとんど経験なかったのではないかなぁ。
日本で所持してた実銃のうち拳銃はごく僅かな種類だったろうし、まして射撃経験となれば…
ハンティングの射撃経験以外でハンドガンやアサルトライフルなど多数撃つ機会 はアメリカ領内に取材同行しない限りなかなか無さそう。
917: 2015/06/20(土)23:58 AAS
オマエラには愛が足らんよ
誰も銃の詳細に拘って読んじゃいない
餓狼の弾痕や暴力租界が俎上に上げられるが
あの面白さを理解できないのであれば
そもそも大藪作品を読まなければよい
918: 2015/06/21(日)02:13 AAS
ハリー先生はおそらくツールとしての銃にしか興味がなかったのではないかと思われる

それが端的に現れているのが、氏の愛銃選び
氏は多分、晩年までサコーの308WINを愛用していた
作中では、7ミリレミントンマグナムや、338ウインマグ、などなど綺羅星のごとくハイパワーライフルを登場させ、細かい描写をしていたが、現実の愛銃は308というたころに、見識を感じたものだった

なぜなら、日本の猟野における射程と、ゲームの種類を鑑みると、300メートルを超える射程は非現実的すぎるし、日本最大のゲーム、ヒグマですら308ですら十分事足りるから
919: 2015/06/21(日)20:41 AAS
虚構と現実を混同するなってことよ
920: 2015/06/22(月)00:15 AAS
大藪ヒーローといえば「女=ヤリすて」のイメージが多い中
矢吹貴は恋人の為に殉死するようなキャラだったから
それはそれで違和感あったな。
921: 2015/06/22(月)03:09 AAS
片山健一、武田進、鳥羽崇に至っては見事に両立させてたような…
922
(1): 2015/06/22(月)10:50 AAS
コンバットマガジンで連載してた「俺とGUN」てまとまった本になってるんだっけ?

米警察の爆弾処理班に取材に行ったら、担当のポリスが押収した爆弾がいっぱいの部屋で火のついたタバコの喫いさしをポンポン捨てる人でゾッとした…なんて話とかあったな
923: 2015/06/22(月)12:24 AAS
>>922
光文社文庫刊
「孤高の狙撃手」にかなり
まとまって収録されてたよ全部収録されてるか確認しなかったけど、その話も
読んだ。
924: 2015/06/23(火)11:34 AAS
ありがとう、探してみるよ
925: 2015/06/24(水)21:01 AAS
「長く熱い復讐」を読み始めた。まだ上巻の半分を超えたくらいだが、すごく読みやすく感じる
926
(1): 2015/06/26(金)21:11 AAS
読み難い作品なんてあるか?
927: 2015/06/27(土)14:11 AAS
>>926
「傭兵たちの挽歌」は前ふりが長すぎて、しんどかった。
928
(1): 2015/06/27(土)15:12 AAS
俺も若い頃は傭兵たちの挽歌はかったるかったな
自然描写もあんまり好きじゃなかったし
今読むと前半のイノシン狩りや後半のエレーンとの旅とかたまらん物があるけど
929: 2015/06/27(土)21:28 AAS
人によって色々だな。俺にとって「傭兵たちの挽歌」は実に読みやすく面白かったが。
930: 2015/06/28(日)00:04 AAS
一番難解に感じたのは、
「野獣死すべし」かなぁ…
角川映画公開の年にモデルガンを買ったお釣りで買って読んだ。邦彦が人格形成期に貪り読んだ文学のセンスが「インテリゲンチャ」と思った小学五年生の冬休み
エッセイ「荒野からの銃火」対談集「男たちよ戦いの荒野に死ね」を続けて読了して以来、自分は大藪氏の
弟子だと思い込むほど痛いガキになってしまった。
931: 2015/06/28(日)17:28 AAS
そう言えば色んな思想に傾倒して…みたいな描写は野獣死すべしだけで後の作品には無いな
932
(1): 2015/07/02(木)12:30 AAS
「鋼鉄はいかにして鍛えられたか」は探しても未だに 見つからない…
933
(1): 2015/07/02(木)21:50 AAS
>>932
三十年以上前に、高校の図書室にあったな。赤い背表紙で静かなるドンとか、怒りのぶどうとかと同じシリーズの文庫本だった。今思うと、同じ棚に我が闘争や資本論、ダシールハメットやレイモンド・チャンドラーが並んでいて、自由というかカオスだった。
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