[過去ログ] 【従者】 主従でエロ小説 第七章 【お嬢様】 (497レス)
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459: 2019/09/20(金)07:39 ID:pjd2+YXh(1/5) AAS
プレイボーイなチャラ男執事と反抗期の暴力お嬢様の学園ラブコメです。エロなし。
NGは名前欄の「愛人くんと天使ちゃん」でお願いします。
460: 愛人くんと天使ちゃん(1/4) 2019/09/20(金)07:40 ID:pjd2+YXh(2/5) AAS
プレイボーイなチャラ男執事と反抗期の暴力お「アンジュちゃんって、お家ではいつも柏木さんに甘えて彼のお膝の上に座ってらっしゃるんですって」
んなわけないでしょ。
「しかも、紅茶を飲むのも柏木さんからの口移しじゃなきゃ駄目なのよね?」
不衛生だし発想が気持ち悪すぎるでしょ。
「おトイレの個室に行くにも柏木さんにお姫様抱っこで運ばせているそうよ」
それもう介護でしょ。
「お風呂に入るのもお姫様抱っこで、さらに体まで洗わせているなんて大胆ですわ」
だからそれもう介護でしょ。
(…滅茶苦茶だ…)
アンジュは机の上に突っ伏して頭を抱えた。淡い色のゆるいカールの髪が机にふわっと広がる。その机の周りには、美しい声で囀り続けるお嬢様達の群れ。
省8
461: 愛人くんと天使ちゃん(2/4) 2019/09/20(金)07:41 ID:pjd2+YXh(3/5) AAS
ガヴァネスを思わせる美人の数学教師が、全員から回収した宿題のプリントを一通り眺めるなりそう言った。
当然みんなの視線はクラス後方の京極さん、即ちアンジュに集まる。
感激するガヴァネス美人はなおも続けた。「こんなに頑張ってくれるなんて初めて。先生、嬉しいわ」
いや、いつだってアンジュは数学を頑張っているのだ。ただ、頑張ってもまるで理解できないから、いつもは答案用紙が白いというだけで。
クラスのあちこちから「宿題まで柏木さんに」「答えを耳元に甘く囁かれたのね」とひそめる気のない音量の声が上がり、学級委員の撫子さんが「お静かに」と静めてくれた。
(うう……やり方はバ柏木に教わったけど…全部自分で頑張って解いたのに…)
アンジュの数学の成績はクラスでワースト一位なので、疑われても仕方がないのだが……。
肩を落とすアンジュの小さな背を隣の席の薫子さんが撫でてくれて、ちょっと泣きそうになる。
後ろの席の千鶴子さんも小声で、「手伝ってもらったとしても気になさることないわ」と柔らかなフォロー。
ああ、この聖女の千鶴子さんが、そして撫子さんが、柏木とナニをしたとはやはり現実味がない。
省10
462: 愛人くんと天使ちゃん(3/4) 2019/09/20(金)07:42 ID:pjd2+YXh(4/5) AAS
「正解。やっぱり京極さんの努力だったのね」
そう喜ぶ美人先生と、多くのクラスメイトからの「がっかりですわぁ」の謎のブーイング。なんでやねん。一緒に喜んでくれ。
「柏木さんって優しい執事さんね。ノートに京極さんのためのレクチャーがいっぱい。それに全部の語尾にハートマーク。京極さん、これで数学も頑張れたのね」
悪意のないガヴァネスさんがアンジュのノートの中身を暴露し、教室は「んまぁー!」の合唱で大いに盛り上がった。
……なんでやねん……。

「黒瀬サンと黒田サンってー、お嬢様の宿題とかお手伝いすることってあります?」
学園内の使用人用待合室。長身を屈ませてドリンクバーから硬水炭酸をカップに注ぎつつ、柏木は双子のような二人の男にそう尋ねた。
クロセとクロダ。お嬢様達から通称、「仁王像」と呼ばれるレスラー体型のボディーガードの二人は名前も似ていた。
コーヒーマシンからエスプレッソを注ぎながら黒瀬さんが「いや、自分らは全然です」。カプチーノ片手の黒田さんも「お嬢様勉強できるし、使用人に頼らないんで」だそうで。
「あーいいッスね、知的なお嬢様って羨ましい」
省9
463: 愛人くんと天使ちゃん(4/4) 2019/09/20(金)07:42 ID:pjd2+YXh(5/5) AAS
危ない……?まさか、仁王像さんのとこのお嬢様も、アンジュ様と同じく狂犬なのか。
黒瀬さんが真剣な声で告げた。
「あのですね、柏木さんみたいなイケメン系なら範囲外かと思うんですけど、たまには趣向を変えてってことで矛先が向いたら危険なので…」
それってどういうお嬢様なの?むしろ矛先を向けてほしくなってしまう柏木である。
柏木はイケメンでチャラい。こういうタイプが嫌いなお嬢様もそりゃ多いだろう。でもそのお方が趣向を変えて味わってくださるなら、どうぞ召し上がれ、だ。
その時、黒田さんがシッと会話を遮った。遠くから、一人のお嬢様が待合室へ向かって歩いてくる。先程チャイムが鳴ったので今は休み時間のはずだ。
ボレロとハイウエストの七分丈ジャンパースカートという野暮ったい制服を着ていても、彼女はまるで着せ替え人形のように可憐だった。
華奢な肢体に小さな顔、サラサラストレートのロングヘア。まるで少女漫画の主人公のような癖のない美少女で、万人受けする可愛らしさがある。
そのお嬢様が待合室に踏み入るなり、仁王像は柏木の両側から瞬時に起立した。
「「お疲れ様です。美佳子様」」
省11
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