[過去ログ] 怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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385: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2017/12/22(金)14:50 ID:SWkZBhkT(2/5) AAS
「あ、ああッ! ―――いやッ!」

ひんやりとした感触に、自分が今どんな格好を晒しているかを察した美音は慌てて両手を背後に回す。
しかし、それによって今度は前面がノーガードになってしまうのは自明の理だった。

「今だ、撃て!」

この時を待っていた軽薄黒服の号令による一斉の射撃。
十を軽く超える水の線が宙を走り、棒立ちの獲物少女へと迫っていく。
動揺から思わず身を硬くしてしまったアクアメロディにそれをかわすことは不可能だった。
―――ビチャッ! ビチャビチャッ!
つい先程の焼き直しのように、発育著しい起伏を見せる身体の前面に多くの着弾音が発生した。
胸元を手始めに、肩、お腹、腰、足と各所を覆う布地が水を吸っていく。
省20
386: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2017/12/22(金)14:56 ID:SWkZBhkT(3/5) AAS
バリッ! バキバキバリッ!!
破砕音に愉悦混じりの声を乗せつつ、壁をいとも簡単に壊しながら屋敷の主である青広豪水が
姿を現すのを背中越しに見た瞬間、怪盗少女は全てを悟らざるを得なかった。
アイズは嘘の情報を寄越したわけではない。
ただ、自分に屋敷の見取り図を渡したという情報をも敵に渡していただけ。
自分を嵌めるために設置された偽物の壁、これこそが見落としていた違和感だったのだ。

(視野が狭くなっていた。服のことまで知られていた時点で予測しておくべきだったのに……!)

一度痛い目にあっているというのに、それを活かせなかった自分を叱責する美音だったが
その高い代償は既にコスチュームの半分以上を溶かされるという形で支払わされてしまっている。
しかも、その上で前後を多人数で挟み撃ちにされているとなれば流石にもう余裕などない。
省21
387: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2017/12/22(金)15:02 ID:SWkZBhkT(4/5) AAS
相手が時間をかければかけるほど隙は生まれやすくなる。
何よりも、落ち着きを取り戻して打開策を練るためには時間が必要だ。
見られたくない艶姿を視姦され続けるのは耐え難いが、背に腹は代えられない。
それでも、もう少しでいいからと肌面積を減らそうと身体を縮こまらせる美音の健気な抵抗は
しかし彼女の弱みを握る青広豪水に見逃されるはずがなかった。

「クハハ、攻撃が止まって一安心かね? だが、そうはいかないよ」

怪盗少女の心情を見透かしたかのような態度の初老の男には、もはや初対面の時の上品さはない。
そこには、極上の獲物を弄ばんとする下劣な本性がハッキリと姿を現していた。

「自分が見たいのは本当の君なんだよ。さあ、見せておくれ、その仮面の下の素顔を!」

ピッ!
省19
388
(2): AM 2017/12/22(金)15:05 ID:SWkZBhkT(5/5) AAS
以上で投下終了となります。
あれ、当初の予定ではアクション要素満載になるはずたったのに…?
大立ち回りの中、偶然の一弾からおっぱいポロリしてしまい羞恥から徐々に動きが鈍り
どんどん被弾して肌が露出するも、動きを止めるわけにもいかず半裸で苦闘。
……という感じの流れになるはずだったのですが、話の繋がりを考えて現行の形に変更。
ボツ案はいずれIFルートとして書いてみたいですね。
389: 2017/12/22(金)15:14 ID:LmjGkFtV(1) AAS
お疲れ様です!
アクアメロディを怪盗ではなく、性の対象としか見ていない男達の前で、ついに半裸を晒し恥辱を味わうアクアメロディはもちろん、
その眼福たる光景に喜ぶ男達の興奮も相まって、とてもエロく最高のシチュエーションでした!!
やっぱり、強気でいた彼女が男達の思惑にハマり弱気になる姿がとても興奮しますね!

しかも、状況はますます悪化してくようで、現時点でもうボロボロとなっている服がどうなってしまうか、アクアメロディが更なる恥辱を味わうことに期待して、IFルートともども年明けを楽しみに待ちきれず待ってます!

今年最後にとてもいいものが見れました、ありがとうございます!
390: 2017/12/22(金)18:35 ID:NrIoWmi3(1) AAS
>>388
お疲れ様でした。

こんな生殺しの状態で年を越せとは酷すぎますwww

次回も楽しみにしています!
391: 2017/12/28(木)18:46 ID:iF+gfgTw(1) AAS
ないと分かってても、ついつい更新確認してしまう
392: 2017/12/28(木)20:02 ID:EP2JhEgU(1) AAS
同じくw
393: AM 2018/01/04(木)09:32 ID:JUJHRim9(1/6) AAS
あけましておめでとうございます。昼過ぎくらいから投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十六話」となります。
394: 2018/01/04(木)10:11 ID:8xbuHvoV(1) AAS
今年もよろしくお願いします。
この板の看板のAMさんが一番乗り!
楽しみにしています。
395: 2018/01/04(木)11:16 ID:xuz7Tn8q(1/2) AAS
お待ちしておりました!
新年初投稿、楽しみにして待っております!
396: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/04(木)12:29 ID:JUJHRim9(2/6) AAS
「オラオラ、さっきまでの威勢はどうしたんだよアクアメロディちゃんよォ!」
「そうだそうだ、いつもあんなエロい格好してたんだ。今更裸の一つや二つ大差ねーだろ!」
「その邪魔な手をどけてデカチチを見せろ! 向こうの奴らにはケツ見せてるくせに!」

好き勝手に囃し立ててくる男たちに、しかし美音は唇を噛んで沈黙を保つことしかできなかった。
怪盗衣装や下着の溶解は時間の経過と共に進行し、もはや布が無事に残っている部分のほうが少ない。
肩から背中へのラインは完全に素肌が露出し、両側面と首元のあたりがなんとか繋がっているだけ。
背面に残った唯一の着衣であるブラ紐も、今にも千切れそうで危ういことこの上なく。
パンツに空いた雨粒ほどだった穴も今ではもう十円玉ほどに成長し、双丘や尻割れを覗かせている。
身体の前面は必死のガードによって被害の進行は抑えられているが、それでも霧水を防ぐには足らず
四肢全てを防御に回していなければ、とっくに見られてはならない場所を暴かれていただろう。
省22
397: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/04(木)12:36 ID:JUJHRim9(3/6) AAS
敵の首魁たる老人は笑っていた。だがそれは慢心からのものではない。
未だ獲物に力が残っていることを理解し、油断なく逃げ道や反撃の機を潰さんとする冷静さがある。
まるですべてが見透かすようなその目は少女の落ち着きをあっさりと奪い、不安を与えた。
そして、その危惧は次の台詞によって最悪な形で当たることとなる。

「ああ、そこの窓から逃げるのはオススメしないよ」
「―――なっ」

なんでそれを!?
そう口に出しかけ、それでもかろうじて言葉を飲み込んだ美音の努力は無駄だった。
動揺明らかなその反応で己の推測が的を射ていたことを確信した豪水は得意げに笑みを浮かべる。

「簡単な消去法だ。前後が駄目なら後は横しかないのは自明の理だろう?」
省20
398: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/04(木)12:40 ID:JUJHRim9(4/6) AAS
その可能性に思い至った美音は再び目を青広豪水へと向ける。
はたして、老人はまたしても自分の思い通りに事が進んだことに満足する愉悦の表情を浮かべていた。

「察したようだね、この雨は人為的なものだ。屋上の貯水庫から全方位に水を噴出させている」
「そんな……」
「驚くことはない、当然のことだろう? 予め情報を得ていたならば。
 さて、どうする? この水の壁をそんな有様で無事に乗り越える手段はあるのかね?」

あるはずがない。この水量の中に身を置けばものの数秒で生まれたままの姿を晒す痴女の出来上がりだ。
勿論、仮面やリボンも完全に溶け落ちる以上、素顔が露わになることも避けられず
しかもバルーンでの脱出だと両手が塞がるため、逃走中は裸体も素顔も一切隠すことはできない。

(……駄目、窓からの脱出は……できない)
省21
399: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/04(木)12:47 ID:JUJHRim9(5/6) AAS
未だ活路を探し求める怪盗少女を褒めたたえつつも「だが」と老人は付け加える。

「如何な怪盗アクアメロディとて、ここに至っては心が折れる寸前ではあるようだ。
 その証拠に、身体の怯えが隠せておらんし、瞳の奥も不安に揺れている。
 本心では裸を見られる恥辱で泣き叫びたいのだろうに、まったく健気なことだ」
「―――ち、違うッ!」

豪水の見透かしたような言葉に、美音は咄嗟に反論する。
しかし、その切羽詰まった声音は指摘を肯定しているも同然だった。
勿論、下衆な性根を持つ黒服たちがそれを見逃すはずがない。

「いいんだぜ、泣いてイヤンイヤン叫んでもよ!」
「どうせ俺らだけしか見てないんだし、第一そっちのほうが興奮するしな!」
省21
400: AM 2018/01/04(木)12:49 ID:JUJHRim9(6/6) AAS
例によって規制の都合上、あとの四レスは二十四時間後以降に投下します
401: 2018/01/04(木)12:59 ID:xuz7Tn8q(2/2) AAS
お疲れ様です!
やはり下衆みたいな男達から直接的な欲望をぶつけられ
それでも抵抗出来ず男の望む姿を晒し続けるしかなく、悔しさと羞恥と怯えに染まるアクアメロディには興奮します!
明日を楽しみに待っています!
402: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/05(金)15:28 ID:E2d/AQV2(1/5) AAS
完全に追い詰められた怪盗少女は絶望に目を伏せる。
こうなってしまっては、もはやできることと言えば矜持を見せるための特攻くらいだろうか。
けれども、勝算のない無謀は見苦しい悪あがきでしかない。
ならばいっそのこと、ここで全てを曝け出して楽になってしまうのが―――

(―――ッ!! そんなこと、できるわけがない!)

絶望が全身に回る寸前、少女を現実へと引き戻したのは亡き両親への想いと使命感だった。
ここで自分が倒れたら、誰がエレメントジュエルの脅威から人々を守るのか。
現所有者であるアイズは明らかに悪性の人間。少なくとも彼をどうにかするまでは終われない。
確かに現状は一見すれば絶体絶命の危機といえる。
だが、どんな危機も諦めずに乗り越えるのが怪盗アクアメロディという存在だ。
省20
403: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/05(金)15:31 ID:E2d/AQV2(2/5) AAS
マスコミという単語に美音が撮間のことを反射的に思い浮かべる中、最後となる小指が立てられた。

「四つ目は上ではなく下。窓から地面へ飛び下りるという逃走経路だな。
 だが、ここで君の為に明言しておくが、地面には多数の罠が仕掛けてある。
 先程述べた通り、この急場で悠長に発見と解除をしている暇はないだろうね……」

老人の語る選択肢は、言われるまでもなく美音の考えの中にもあった。
どれもが事実上敗北の道へと繋がっていることも、そしてそれ以外の選択肢がないことも。
しかしそれをわざわざ青広豪水が口にしたのは、自分に現実を突きつけるためだ。
どうあがこうともお前に逃げ場はない、こちらの手のひらの上の存在でしかないのだと。
それでも、今の怪盗少女には一縷の望みに賭けるくらいしか打つ手はなく。

(読まれている……それでも、やっぱり強行突破しか……ッ!?)
省20
404: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/05(金)15:36 ID:E2d/AQV2(3/5) AAS
ボゥンッ!!
男たちの前に全てが晒されようとしていた美少女怪盗の姿が多量の煙に覆われたのは次の瞬間だった。

「な、なんだぁっ!?」
「アクアメロディの仕業か!? クソ、奴の姿が見えねえ!」
「オイ、マズイぞ! この煙に紛れて逃げられるんじゃ……」
「―――馬鹿どもが、静まらんか!!」

油断の隙を突かれた不意の出来事に慌てる黒服たちに一喝が響き渡る。
思わずビクッと硬直する部下たちに向け、怒声をあげた張本人である老人は溜息をついた。

「見たまえ、煙幕はこちらまで届いておらん。ならば隊列さえ崩さなければ問題はない」
「し、しかし窓から逃げられてしまうのでは?」
省21
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