[過去ログ] 怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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395: 2018/01/04(木)11:16 ID:xuz7Tn8q(1/2) AAS
お待ちしておりました!
新年初投稿、楽しみにして待っております!
396: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/04(木)12:29 ID:JUJHRim9(2/6) AAS
「オラオラ、さっきまでの威勢はどうしたんだよアクアメロディちゃんよォ!」
「そうだそうだ、いつもあんなエロい格好してたんだ。今更裸の一つや二つ大差ねーだろ!」
「その邪魔な手をどけてデカチチを見せろ! 向こうの奴らにはケツ見せてるくせに!」

好き勝手に囃し立ててくる男たちに、しかし美音は唇を噛んで沈黙を保つことしかできなかった。
怪盗衣装や下着の溶解は時間の経過と共に進行し、もはや布が無事に残っている部分のほうが少ない。
肩から背中へのラインは完全に素肌が露出し、両側面と首元のあたりがなんとか繋がっているだけ。
背面に残った唯一の着衣であるブラ紐も、今にも千切れそうで危ういことこの上なく。
パンツに空いた雨粒ほどだった穴も今ではもう十円玉ほどに成長し、双丘や尻割れを覗かせている。
身体の前面は必死のガードによって被害の進行は抑えられているが、それでも霧水を防ぐには足らず
四肢全てを防御に回していなければ、とっくに見られてはならない場所を暴かれていただろう。
省22
397: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/04(木)12:36 ID:JUJHRim9(3/6) AAS
敵の首魁たる老人は笑っていた。だがそれは慢心からのものではない。
未だ獲物に力が残っていることを理解し、油断なく逃げ道や反撃の機を潰さんとする冷静さがある。
まるですべてが見透かすようなその目は少女の落ち着きをあっさりと奪い、不安を与えた。
そして、その危惧は次の台詞によって最悪な形で当たることとなる。

「ああ、そこの窓から逃げるのはオススメしないよ」
「―――なっ」

なんでそれを!?
そう口に出しかけ、それでもかろうじて言葉を飲み込んだ美音の努力は無駄だった。
動揺明らかなその反応で己の推測が的を射ていたことを確信した豪水は得意げに笑みを浮かべる。

「簡単な消去法だ。前後が駄目なら後は横しかないのは自明の理だろう?」
省20
398: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/04(木)12:40 ID:JUJHRim9(4/6) AAS
その可能性に思い至った美音は再び目を青広豪水へと向ける。
はたして、老人はまたしても自分の思い通りに事が進んだことに満足する愉悦の表情を浮かべていた。

「察したようだね、この雨は人為的なものだ。屋上の貯水庫から全方位に水を噴出させている」
「そんな……」
「驚くことはない、当然のことだろう? 予め情報を得ていたならば。
 さて、どうする? この水の壁をそんな有様で無事に乗り越える手段はあるのかね?」

あるはずがない。この水量の中に身を置けばものの数秒で生まれたままの姿を晒す痴女の出来上がりだ。
勿論、仮面やリボンも完全に溶け落ちる以上、素顔が露わになることも避けられず
しかもバルーンでの脱出だと両手が塞がるため、逃走中は裸体も素顔も一切隠すことはできない。

(……駄目、窓からの脱出は……できない)
省21
399: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/04(木)12:47 ID:JUJHRim9(5/6) AAS
未だ活路を探し求める怪盗少女を褒めたたえつつも「だが」と老人は付け加える。

「如何な怪盗アクアメロディとて、ここに至っては心が折れる寸前ではあるようだ。
 その証拠に、身体の怯えが隠せておらんし、瞳の奥も不安に揺れている。
 本心では裸を見られる恥辱で泣き叫びたいのだろうに、まったく健気なことだ」
「―――ち、違うッ!」

豪水の見透かしたような言葉に、美音は咄嗟に反論する。
しかし、その切羽詰まった声音は指摘を肯定しているも同然だった。
勿論、下衆な性根を持つ黒服たちがそれを見逃すはずがない。

「いいんだぜ、泣いてイヤンイヤン叫んでもよ!」
「どうせ俺らだけしか見てないんだし、第一そっちのほうが興奮するしな!」
省21
400: AM 2018/01/04(木)12:49 ID:JUJHRim9(6/6) AAS
例によって規制の都合上、あとの四レスは二十四時間後以降に投下します
401: 2018/01/04(木)12:59 ID:xuz7Tn8q(2/2) AAS
お疲れ様です!
やはり下衆みたいな男達から直接的な欲望をぶつけられ
それでも抵抗出来ず男の望む姿を晒し続けるしかなく、悔しさと羞恥と怯えに染まるアクアメロディには興奮します!
明日を楽しみに待っています!
402: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/05(金)15:28 ID:E2d/AQV2(1/5) AAS
完全に追い詰められた怪盗少女は絶望に目を伏せる。
こうなってしまっては、もはやできることと言えば矜持を見せるための特攻くらいだろうか。
けれども、勝算のない無謀は見苦しい悪あがきでしかない。
ならばいっそのこと、ここで全てを曝け出して楽になってしまうのが―――

(―――ッ!! そんなこと、できるわけがない!)

絶望が全身に回る寸前、少女を現実へと引き戻したのは亡き両親への想いと使命感だった。
ここで自分が倒れたら、誰がエレメントジュエルの脅威から人々を守るのか。
現所有者であるアイズは明らかに悪性の人間。少なくとも彼をどうにかするまでは終われない。
確かに現状は一見すれば絶体絶命の危機といえる。
だが、どんな危機も諦めずに乗り越えるのが怪盗アクアメロディという存在だ。
省20
403: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/05(金)15:31 ID:E2d/AQV2(2/5) AAS
マスコミという単語に美音が撮間のことを反射的に思い浮かべる中、最後となる小指が立てられた。

「四つ目は上ではなく下。窓から地面へ飛び下りるという逃走経路だな。
 だが、ここで君の為に明言しておくが、地面には多数の罠が仕掛けてある。
 先程述べた通り、この急場で悠長に発見と解除をしている暇はないだろうね……」

老人の語る選択肢は、言われるまでもなく美音の考えの中にもあった。
どれもが事実上敗北の道へと繋がっていることも、そしてそれ以外の選択肢がないことも。
しかしそれをわざわざ青広豪水が口にしたのは、自分に現実を突きつけるためだ。
どうあがこうともお前に逃げ場はない、こちらの手のひらの上の存在でしかないのだと。
それでも、今の怪盗少女には一縷の望みに賭けるくらいしか打つ手はなく。

(読まれている……それでも、やっぱり強行突破しか……ッ!?)
省20
404: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/05(金)15:36 ID:E2d/AQV2(3/5) AAS
ボゥンッ!!
男たちの前に全てが晒されようとしていた美少女怪盗の姿が多量の煙に覆われたのは次の瞬間だった。

「な、なんだぁっ!?」
「アクアメロディの仕業か!? クソ、奴の姿が見えねえ!」
「オイ、マズイぞ! この煙に紛れて逃げられるんじゃ……」
「―――馬鹿どもが、静まらんか!!」

油断の隙を突かれた不意の出来事に慌てる黒服たちに一喝が響き渡る。
思わずビクッと硬直する部下たちに向け、怒声をあげた張本人である老人は溜息をついた。

「見たまえ、煙幕はこちらまで届いておらん。ならば隊列さえ崩さなければ問題はない」
「し、しかし窓から逃げられてしまうのでは?」
省21
405: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/05(金)15:39 ID:E2d/AQV2(4/5) AAS
(さて、アクアメロディは何分持つのかな……?)

この鰻風呂に入れられれば、どんな生意気な態度を見せていた女でも数十分以内には必ず従順になる。
ここまでの絶体絶命の危地にあってもなお、ギリギリのところで折れずいる少女が屈服する瞬間。
その時を想像すると、それだけで老人の興奮は頂点に達してしまいそうになっていた。
しかし、それは当然のことながら大きな隙を作ることにも繋がっていて。
結局のところ、優位な状況に油断してしまったという意味では彼も黒服たちと同じだったのだ。
ただ、慎重さゆえにそうなる瞬間が一番遅かったというだけで。
―――ヒュンッ
刹那、空気を切り裂く音と共に、煙幕の中からピンポン玉ほどの大きさの鉄球が飛び出した。
言うまでもなく発砲者はアクアメロディであり、その一弾は狙い通りに着弾する。
省23
406: AM 2018/01/05(金)15:43 ID:E2d/AQV2(5/5) AAS
以上で投下終了となりますが、今年もよろしくお願いいたします。
正直、美音をピンチに追い込みすぎてどう打開させるかに苦労しました。
おかげで説明調な文が多くなって分量が増えてしまった罠。エロ要素も少ないし。
次回は今までの話の流れで展開は予想できると思われますが、池にはにゅるにゅるするアレが…

あと、次回以降からはしばらく不定期の投下になりそうです
生活リズムが大きく変化するので、慣れるまで時間がかかりそうなんですよね…
407: 2018/01/05(金)15:48 ID:cXDVRcDt(1) AAS
お疲れ様です!
これまでよりも、全裸の状態であの生物に遭遇する次回以降の方が美音にとって大変そうで、とても楽しみです!
不定期になってしまうのが残念ですが、次からより一層エロいピンチに陥りそうな美音に興奮し心待ちにしながら、楽しみに待っています!
408: 2018/01/05(金)16:18 ID:OlT7wOod(1) AAS
水音が無いのは着地して入ったのかな?このままバットも見てみたかったですが、突っ込んでつかまったり、青広が気絶しなかったりと。
他にもIFのアクションルートですか、部屋からの逃走からの分岐でしょうか?
偶然の一発もありですが、青広が何もしかけないのもおかしいので、全館氷点下近く、水鉄砲を冷水にしておくとかの小細工もありでは?
次回は全裸のウナギ風呂から、罠の中に全裸で飛び込むんですね。楽しみです。処女はとっておくとして、後ろは潜り込むのかな?
409: 2018/01/05(金)18:04 ID:/QQdRMTj(1) AAS
鰻は食&触ともに大好物なのでむっさ楽しみです
今年もエロしくお願い申しあげます!
410: 2018/01/05(金)22:52 ID:9ctgWCds(1) AAS
一週間の生きがいがなくなってしまった…。
色々大変そうですが、あまり無理なさらず
次回の投下までアクアメロディと同じく全裸待機しております
411: AM 2018/01/09(火)10:09 ID:8fO+cO/C(1/7) AAS
昼過ぎくらいから投下開始します。
作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十七話」となります。
不定期になると言いながらむしろ早まってますが、たぶん今回限りです。
明日からの新生活スタート前にキリのいいところまで進めたかったので…

注意:作中に登場する鰻はあくまで創作の鰻です。
412: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/09(火)12:08 ID:8fO+cO/C(2/7) AAS
「どっちへ飛んで行った!?」
「あっちだ、見ろ! まだ遠くには離れていないぞ!」
「やはりスピードも大したことはない、十分追いつけるはずだ!」

アクアメロディを狩るために屋敷内を駆け回っていた黒服たちが次々に外へと飛び出していく。
今、彼らの頭の中にあるのは空を逃げつつある獲物を捕まえること、その一点しかない。
雇い主を気絶させられた報復のため、手柄のため、美少女怪盗の魅力的な身体を好き勝手にするため。
突き動かされる理由こそ各自で異なりはするものの、目的はたったひとつ。
だが、その心理状態がつい先程まで彼らが獲物と見なしていた少女と同じ状態。
すなわち、視野狭窄に陥っている状態であるとは誰一人として自覚してはおらず。
それゆえに、数十メートル先の空中を進む人影が人間ではないこと。
省24
413: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2018/01/09(火)12:15 ID:8fO+cO/C(3/7) AAS
そもそも、前提条件として窓の下が池でなかったらこの策は成立しない。
そういう意味では幸運と、正確な見取り図を提供してくれたアイズに感謝するべきなのだろうが
元を正せば自分の不覚と彼の強要が原因なので素直にそうすることはできなかった。

(黒服たちは皆ダミーを追っていったようだし、あとは……)

この後の脱出プランは簡単である。侵入時に使った地下水路を使えばいいのだ。
まさか敵も空から脱出した怪盗が屋敷に舞い戻ってくるとは思うまい。
侵入に使われた場所なので見張りが残っている可能性はあるが、大した人数は残っていないはず。
黒服の追跡組が自分たちが騙されたと悟り、引き返してくるまでにはまだ猶予はあるだろうし
地下水路に辿り着いてさえしまえば内部は入り組んでいるので追っ手を撒くのも容易だ。

(それに、屋敷の中にはメイドさんがいるはずだから服も借りられるはず)
省22
414: 2018/01/09(火)12:16 ID:ziqAZRnz(1) AAS
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