[過去ログ] 女性上位で優しく愛撫される小説ver9 (1002レス)
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221: 冒険者の諸恋 2013/09/21(土)19:38 ID:GukxTGfW(1/9) AAS
どうも、お久しぶりでございます。実に半年ぶりに続編を執筆してみたのですが、相変わらずエロ少なめで軽く泣いたりしております。

えー、お暇なようでしたら少々だけお付き合いください。
222: 冒険者の諸恋 2013/09/21(土)19:39 ID:GukxTGfW(2/9) AAS
「う〜っ……」
「何やってんだ、お前?」

その日の夜、ベルドは片手の指を耳に突っ込みながら歩いているヒオリに遭遇した。遭遇した、といっても同じ宿の同じ部屋を取っているのだから、普通に目にはつくのだが。

ヒオリは眉を顰めながら、指をごそごそやっている。何かが気になるのだろうか、不快気な表情だ。

「あーあー、やめとけやめとけ。爪で傷がつくぞ」
「う〜……」

指をゆっくりと離して、ヒオリは唸る。どうしたんだと聞くベルドに、ヒオリは片手で耳を覆いながら答えた。
省12
223: 冒険者の諸恋2 2013/09/21(土)19:41 ID:GukxTGfW(3/9) AAS
冒険用の荷物の中から取り出したのは、至って普通の耳かきである。そういえばベルドは、ヒオリに耳かきをしてやった記憶がない。

今まで全くやっていなかったというのもまた想定外なことであったが、そもそも耳掃除をするという概念があったのかどうかも微妙な所だ。

ベルドは床にあぐらをかくと、ぽんぽんと膝を叩いてヒオリを呼ぶ。ヒオリは嬉しそうに頬を緩ませ、ベルドの膝に頭を乗せた。紅の瞳が、ベルドのことを見上げてくる。

「――って、こっち見てどーする、耳のほうを向けてくれなきゃ掃除できんだろーが。あっち向けあっち」

ぺっと目の前を指差してやると、ヒオリはもぞもぞと体勢を変えた。だが、顔の向きは、ベルドの指差したほうと逆。つまり、ヒオリの顔はベルドの腹のほうを見ていることになる。
省10
224: 冒険者の諸恋3 2013/09/21(土)19:44 ID:GukxTGfW(4/9) AAS
「少し奥に入れるから、痛かったら言えよ」
「ん」

目に付いた耳垢を清掃し、少しだけ奥へと棒を入れる。痛みを感じさせない程度の位置でごそごそと耳垢をかき出していき、更に奥へと入れる。が、ここでヒオリの眉が顰められ、くぐもった声が小さく上がった。どうやら、痛いらしい。

「だから、言えっちゅーの」

元々奴隷として抑えられていたからか、多少のことは我慢してしまうヒオリにやっぱり苦笑を漏らしつつ、ベルドは掃除を完了させる。

手で払い、最後に息を吹きかけて周囲のごみを吹き飛ばすと、ベルドはよだれを垂らしそうになっているヒオリに声をかけた。
省20
225: 冒険者の諸恋3 2013/09/21(土)19:45 ID:GukxTGfW(5/9) AAS
「ん……」

そんなことがあった、翌朝。大きく伸びをして、ヒオリはむくりと起き上がった。ねむけ眼をこすりながら、習慣で時間を確かめる。

「…………」

朝の四時半。五時ぐらいには目を覚まして、準備を整えて出発する。というか、なんでわざわざ六時に出なくてはならないのか。もうちょっと遅くして欲しいと、ベルドを含めた仲間たちに対してヒオリは思う。

とはいえ、昔はこれでも遅かった。夜が怖くて、いつも震えながら時を過ごした。それがなくなって、ぐっすり眠れるようになったのは……
省10
226: 冒険者の諸恋5 2013/09/21(土)19:48 ID:GukxTGfW(6/9) AAS
その日の朝は、ベルドにとって驚愕だった。近づく気配を察したものの、あまりにも慣れすぎた気配だったため、そのままスルーして眠っていたら、いきなり布団がめくられた。で、目を開けた次の瞬間――

「――んぐっ!?」

ヒオリに、体と唇を重ねられていた。ヒオリはベルドが目を覚ましたのに気付いたのか、薄目を開けて閉じ直すと、そっと舌を差し込んでくる。驚愕のあまり目を見開くが、体は素直に反応してヒオリの舌を受け入れた。

「ん……んく、ぴちゃ……」

少しだけ顔を上げて、角度を変えて、またねっとりと口付ける。ヒオリの舌がベルドのそれに絡まって、脳みそがどんどん痺れてくる。脳がぽーっとしかかったが、いきなり感じた強い刺激にベルドは思い切り跳ね上がった。
省20
227: 冒険者の諸恋6 2013/09/21(土)19:50 ID:GukxTGfW(7/9) AAS
自分のではない、柔らかな少女の指にペニスを扱かれる感触に、ベルドは腰を動かした。ヒオリは快感を逃がさないように調整しながら、ベルドの陰茎を擦りたてる。

「気持ちいい?」
「う、うんっ、気持ちいいっ……」

こくこくとうなずきを返すベルドの耳を甘噛みして、ヒオリは囁くように問いかける。

「ねえ……ベルドは、手でされるんだったら、優しく扱かれるのが好き? それとも、激しく扱かれるのが好き?」
「ぇ……」

耳朶をくすぐる、甘い囁き。聞こえていないと判断したのか、それともベルドを追い詰めるためか、ヒオリはもう一度聞いてきた。
省12
228: 冒険者の諸恋7 2013/09/21(土)19:53 ID:GukxTGfW(8/9) AAS
「じゃあ……出ちゃいそうになったら、そのまま、搾り出してほしい? それとも、焦らしていじわるして欲しい?」
「ぇ……」
「ふふ、選べない?」

ヒオリの甘い問いかけに、ベルドはふるふると首を振った。選べるの? 聞いてくるヒオリに、ベルドは首を縦に振る。

「どっち?」
「搾り、出して……んぁ、いじわる、しないで……!」

いつもの自分からは信じられないくらい、とろけた懇願するような声。返事を聞いたヒオリはベルドにもう一度口付けをしながら、ペニスの先っぽをいじくり回す。かと思えば、今度は耳たぶを舐りながら、先端から根元までを扱き上げる。

ベルドの性巣に粘液がどろりと流れたのが、分かったような錯覚もした。ヒオリはそれを敏感に察して、熱っぽい声で囁いた。
省27
229
(1): 冒険者の諸恋後書き 2013/09/21(土)19:55 ID:GukxTGfW(9/9) AAS
……以上、です。

うわあぁっ、誤字脱字はしっかりチェックしたし今回は大丈夫だろうと浮かれていたら番号ミスった! 分かりにくかったら本当にごめんなさい、反省してます。

にしても、こいつら(ベルドとヒオリ)基本的に十二〜十五禁くらいで書いてるから馴れないな。つーか、前半要らなかったのではなかろーか。

とりあえず、初心に帰って基本(?)の手コキ一発でした。あんな感じで起こされたいと思ったのは俺だけではないはずだ(と思いたい)。

では、失礼いたしました。
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