[過去ログ] 淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目 (533レス)
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514: 93マイル 2014/12/28(日)01:41 ID:md140zW8(2/17) AAS
「かわいそうだが、今日はお前を私の中に入れてやることはできない」
「そうか……」
「だが、立場は逆転させてもらうぞ……もう、ちょっと我慢できなくなってきたからな」
 いきなり、腰を持ち上げられ、両脚を上に上げた、いわゆる女がやられるまんぐり返しのような姿勢にされる。
「なにしやがる……」
「ここまで来て、どこを責められるのかを聞くのは野暮という物じゃないか?」
「マジかよ……」
 シャーリーの眼前にあるのは俺の尻だ。目的はもちろん、肛門の方だった。
「言っておくが、今のお前はいきなり指が入るのか、という不安もあるだろうが、少し緩くしてやっている。
 指など簡単だ。それに私は唾液をローションのようにすることもできるからな……」
省33
515: 93マイル 2014/12/28(日)01:42 ID:md140zW8(3/17) AAS
「やっぱり、気が変わった。そのままお前を犯してやる」
 急に体勢を元に戻され、シャーリーは騎乗位の体勢に移る。
 拍子抜けしたと思いつつ、中に入っていく熱さを意識した瞬間に、腰に別の箇所から快感が弾ける。
「……がぁっ……おまっ……うぁっ……」
「お前も馬鹿だな……尻尾で犯すと言ったんだぞ。同時にやるくらい雑作もない」
 確かに馬鹿だった。いつも通りになると思ったのが勘違いだった。
 しかも酷いことにシャーリーは動かないまま、尻を犯されていることで自然に動く俺の物の動きを楽しんでいる。
「私の尻尾は優秀だからな。中で粘液を発しながら動いているだろう?」
 確かに動きがスムーズで簡単に腹の中を満たす。だが、圧迫感ばかりが強く呼吸困難のようになってきた。
「むう……少し、無理させたか……やはり浅くしよう」
省35
516: 93マイル 2014/12/28(日)01:42 ID:md140zW8(4/17) AAS
「あー……悪かったな……」
「……うるせえよ」
 やっと責め苦が終わり、眠れることができるようだ。
 ちなみに、さっきまでやられた感覚やらはリセットさせたとシャーリーは言う。
 確かに犯された肛門は普通だし、乳首に触れても変な気分にもならない。
「機嫌を直してくれ……」
「……ときどきなら、今日みたいなのはやっても良いが……来週からは勘弁しろ。
 今やっている仕事が忙しくなる。最近は残業が多いのは分かっているだろ?」
「そうだな……」
 さすがのサキュバスも残業には勝てない。というか、本当に欲望まみれの存在なら、そんなのは無視だろう。
省17
517: 93マイル 2014/12/28(日)01:43 ID:md140zW8(5/17) AAS
「お前は娘の教育に問題を感じたことは無かったのか?」
 ベッドに座らされ、シャーリーが開口一番にそんなことを言ってくる。
「いきなりなんだよ」
 品行方正、成績優秀、生活能力は高い、性格は素直で少し心配性で父親依存が強いところ意外には問題ないはずだが。
「褒めすぎだな……いや、お前が思っていることとは大きく違う」
「なにがだ? あれか? この年になっても恋人ができないことか? 
 あいつが真面目すぎるからの弊害だとは思っているが、その内に……」
「これだから、男親は愚かだ。いや気づかなかった私も愚かだ。
 お前は、私といるときに百合から視線を感じていたのには気づいていたか?」
 百合からの視線。
省29
518: 93マイル 2014/12/28(日)01:44 ID:md140zW8(6/17) AAS
「今日はお前が早く帰ってくることは分かっていた。
 仕事も終わったことだし、少し今日は豪勢にしてやろうと思っていたんだ。
 青椒牛肉絲に焼餃子に中華サラダと杏仁豆腐もつけてやるつもりだった。今は冷蔵庫だがな。
 とにかく、昼過ぎには食材は買い込んでおいた。
 悪かったな。本当はもっと節約してやるべきだったが、私が中華を食べたかったのと、
 仕事の間は薄味の物しか作ってやれなかったからな。
 コッテリしたのは身体に来ると言われたら少し濃い味もできない。
 だがどうせ休みだ。しっかり食べてしっかり寝て、私を楽しませて欲しかったんだ。
 ともかく、そこから大量に焼餃子の準備をしていたんだが、夕方前になったら百合が帰ってきて、
 一緒に餃子の皮に具を詰める作業をしてくれた。
省28
519: 93マイル 2014/12/28(日)01:45 ID:md140zW8(7/17) AAS
誘ってやれば簡単だった。百合は簡単に首肯した。
 私たちサキュバスは魅了の術を使えるが、百合は使うまでもなかった。
 ただ、無心で私に手を引かれていった。だからそのままベッドに寝かせた。
 トレーナーにジーンズなんて格好をしていたから、脱がすのは簡単だった。
 金縛りに遭ったように、身動きを取れずに震えていたよ。展開が唐突すぎるからな。
 まあ、お前も私と出会った頃はそうだったろう。
 すぐに裸にしてやったが、お前に文句があるとすれば娘の小遣いは少し増やしておけ。
 あまり可愛らしくない下着を着ている。金が足りていないんじゃないか? 
 なに、節約志向で貧乏性だと? 
 全く、百合は難儀な性格をしているな。人間ならもう少し欲望を出しても良いのにな。
省40
520: 93マイル 2014/12/28(日)01:47 ID:md140zW8(8/17) AAS
「私の仲間には、古い者だと吟遊詩人の真似事をしている奴もいたな。
 男の次に音楽が好きだという変わった奴だった。三十年も前の話だがな。
 そいつだったら五時間でも余裕で話し続ける。叙情詩とかを暗唱できるからな。
 それに比べれば、私の話など雑談と同じだ。いや、一人勝手にしゃべっているだけだから呟きか」
 好き勝手にしゃべっているが、その仕草は少し愛嬌があった。
 こういうところを見ると、俺にも多少の未練があるという。そして、彼女は俺のことを誘っている。
「良いのか?」
「構わんよ。餞別をくれと言っただろう。
 しばらくは夢から夢で精気を奪っていけば良いが、せっかくだから最後にお前の精気を直接頂きたい」
 そう言い切った瞬間に、心臓の鼓動が高鳴る。意識もしていないのに勃起しているのに気づいた。
省11
521
(1): 2014/12/28(日)07:46 ID:SFuHKBkW(1) AAS
エロパロ板でこれだけ読ませる作品も珍しいな
悲しげな展開だが期待
522: 93マイル 2014/12/28(日)21:51 ID:md140zW8(9/17) AAS
>>521
期待ありがとうございます。

一応、今回で最終回の予定。投稿規制ギリギリなので、途中止まるかもしれません。
―――――
「……今日は服を着たままか?」
「そういうのも良くないか? 俺も早く帰りたいし……」
「悔しいな。私はお前にとっては三番目なのか?」
 そりゃな。でも、今この瞬間だけは一番だ。
「だからお前は、どうしてそう大事なことは口にできない? そういうところで、人生損していないか?」
 呆れたようにシャーリーは苦笑する。ため息までつかれた。
省42
523: 93マイル 2014/12/28(日)21:51 ID:md140zW8(10/17) AAS
「……重いな……」
「すまないな……さすがにおっさんだと、どうしても太る……」
「ああ分かっている……残念だが、お別れだ。とりあえず、部屋の時間が余っている。十分ほど寝ていろ」
 見送らせない気か、と気づいたときには遅かった。俺の意識は一瞬の内に途切れてしまった。
 起きてみれば、ご丁寧に服は背広以外は直されていた。背広はコートと一緒にハンガーに掛けられている。
 時計を見れば、本当に十分くらいしか経過していない。
 そして、枕元には休憩時間分の現金が置かれている。本当に気が回る。

 帰宅したのは九時前だった。着替え終わると、百合が起き上がってきた。シャーリーの言ったとおりだった。
「寝てたのか?」
「うん……なんか、変な夢見てた……おかえり。ご飯、もう作ってあったけど待ってたら寝ちゃった。
省11
524: 93マイル 2014/12/28(日)21:52 ID:md140zW8(11/17) AAS
一年後。

 俺は相変わらず仕事をしている。そして、百合は受験生になった。
 進路については国公立と私立を受験するという結果になった。浪人はしないとのこと。
 偏差値については当落線上よりは上。現状では勉強をしていれば問題は無い。
 家政科ではなく、一般の方面に行くのは予想外だった。
「料理を作るのを仕事にしたら、楽しくなくなるからね」
 なんてことを言う。まあ、それは娘なりに考えた結論だ。親がとやかく言うことじゃない。
 ちゃんとやっていけるのであれば、文句なんてない。
 相変わらず彼氏、彼女の気配は無かったはずだった。
 
省26
525: 93マイル 2014/12/28(日)21:58 ID:md140zW8(12/17) AAS
――――――――――――
本編終わりです。連続しておまけ話があったのですが、サーバーエラーで投稿できません。
時間置いて投下します。
526: 93マイル 2014/12/28(日)22:28 ID:md140zW8(13/17) AAS
おまけです。再挑戦。
―――――――


 これは何だ? と思った。
 パソコンにあった得体の知れないワードファイル。もちろん嫁が作成したものに違いない。
 デスクトップに色々と保存するという職場の若い女子にも似た行動様式には少し苦笑せざるを得ない。
 意外にもパソコン操作の知識はあったようで、レシピやら安売り情報を調べるためにネットをよく見ている。
 で、今は家事をすっかり終えて座椅子をマットレスの代わりにして寝ている。
 彼女言うとこのシエスタというか、単なる昼寝である。
 さっき散歩でもしてこいと言われて、汗が出る程度歩いてきた。気分は良い。そして帰ってきたら寝ている姿がそこに。
省8
527: 93マイル 2014/12/28(日)22:29 ID:md140zW8(14/17) AAS
「んっ……ふぁぁ……」
 後ろでシャーリーが起き上がる気配がする。まだ眠たげだが、起きたらキッチリとするのは分かっている。
「おはよう」
「ああ……散歩から帰ってきたのか……で、私の小説を読んでいたのか?」
 すぐに俺が何をしているかは分かっていたようだ。
「おう。まあ、面白いんだけど……これって全て事実か?」
「そうだ。一言一句そのままだ……一応、別れた後は想像だが……何か、問題でも?」
 問題。たくさんある。だから、すぐに言葉にする。
「……まず、実名はマズイだろうよ、それに本人読んだら分かる部分多すぎないか?
 それに、どうせ小説にするなら、もうちょっといじった方が良い。
省24
528: 93マイル 2014/12/28(日)22:30 ID:md140zW8(15/17) AAS
「まあな。夫は、妻を大事にしなきゃな、なんて……? どうした?」
 突如、シャーリーが立ち上がって、ユニットバスに駆け込んでいき、激しく嘔吐いた。
 急いで後を追いかけて、背中をさすってやる。便器に顔を突っ込みそうな体勢で彼女は涙目で胃液を吐き出していた。
 十数秒後、身体を支えてやりながら、座椅子に座らせる。
「……すまない……」
「サキュバスも、気分が悪くなったりするのか?」
「……いや、悪くなることはなるんだが、嘔吐など滅多に……というよりも、ほとんど……えっ……」
 さっきまで青ざめていた顔が急に赤くなる。
 それは心を読む能力が無い俺でも、シャーリーが何を考えているかに気づいた。
 全速力で薬局に行って帰り、人間じゃなくても効果があるのかどうかは分からないが、
省8
529: 93マイル 2014/12/28(日)22:31 ID:md140zW8(16/17) AAS
「ま、まさか、だろう? 私は人間でもないのに……」
 その言葉に前から思っていた疑問をぶつけてみた。
「なぁ、シャーリー……お前って、本当は最初からサキュバスじゃなかったんじゃないか?」
 その言葉にさらにシャーリーは動揺する。
「ど、どういう意味だ?」
「いや、吸血鬼とかで、簡単に言えば初代とでも言えば良いか?
 そういう奴が、仲間を増やすために吸血して、吸血鬼を増やすみたいな描写とか、
 フィクションにもたくさんあるけど……サキュバスにもそういうものがあるんじゃないか?」
 さすがにその指摘は予想外だったのか、シャーリーは呆然とした顔をして何かを考え出した。
 昔の事を思い出そうとしているようだ。
省11
530
(1): 93マイル 2014/12/28(日)22:39 ID:md140zW8(17/17) AAS
 その夜、ベッドの上で腕枕をしながらこんな話をしていた。
「なあ、とりあえず……人間に近いのなら、病院で上手いこと誤魔化すこともできるんじゃないか?
 もし変なのがあったとしても、魅了の応用だっけ? 医者とかの診断も催眠術とかで誤魔化せるだろ。
 で、特別に何も無ければ普通にやれば良いだけだしな」
「そうだな……出産は……家でできるか? 検査までが病院だったとしても、出産した直後は誤魔化しきれない」
「できるみたいだが、ただ、助産師とかに暗示を掛ける必要はあるかもな。
 生まれた子供に尻尾が生えていたら卒倒するかもしれないな」
「じゃあ、そうしておこう……」
「まずは病院だな」
「ああ……でも、私に子供か……」
省42
531: 2014/12/28(日)22:47 ID:LVvA/Lnz(1) AAS

容量リミットですな
532: 2014/12/29(月)00:54 ID:Q02UubJv(1) AAS
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2chスレ:eroparo
533: 2014/12/29(月)03:43 ID:0jXdNzLP(1) AAS
すげぇなぁ、よくもまぁエロパロなんてチンケなところでこんな大作を恵んでくれるもんだ…
>>530のサキュ愛に惜しみない拍手を!
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