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魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想その10 [無断転載禁止]©bbspink.com (384レス)
魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想その10 [無断転載禁止]©bbspink.com http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/
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260: 名無しさん@ピンキー [Sage] 2019/06/13(木) 22:16:10.49 ID:dyP7HXer 「ひ❤」 奥まで入ってくる。 「……あ、お、お、んひいっ❤」 引き抜かれていく。 「……は、ひ、いひぃいっ❤」 また奥まで。 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ❤」 ぶく、と奥を叩いたモノが膨らみ、何かを私に注ぎこんだ。 生温かな穢れが隅々まで私にこびりつき、埋め、塗りたくり、 刺激していく。膣肉が縮みあがった瞬間。私も何かを吹き付け るのを感じた。尊厳と理性が溶け合い、私から出ていった。 「……あ、あは、あっ❤ …………きおっひっいぃい……❤」 気持ちいい。 今この瞬間まで、頑なに認めなかったはずのもの。 私はそれを認めて受け入れた。汚され、戻れないなら、せめて 何も考えたくない。気持ち良いだけの肉の壺に堕ちて、腰を振る だけの動物になった方が、もう辛くない。 「んお❤ お❤ おぉお❤」 挿さったものを膣肉が絞りあげる快感の波に溺れた。 私は、もう自分で身体を動かせることに気づいた。 大声で人を呼べた。透明でも、触れるこいつを殴ることも。 「……❤」 脚を伸ばして……何もない空間に絡めることができた。 これは腰だろうか。背中だろうか。わからない。 「……っ❤」 脚を曲げて、透明人間を引き寄せる。 奥に埋まる。奥まで入って気持ちいい。 「……ひ❤」 びくんと膣がトロけた。笑っていたと思う。 自分で牝肉に墜ちて得たオルガズムは、私を真っ白なところに 連れ去っていった。 ー終ー http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/260
261: 名無しさん@ピンキー [Sage] 2019/06/13(木) 22:21:02.87 ID:dyP7HXer これで終わり 冷静になって読み返すと 最初のスカート捲りとパンツ下ろし以外 あえて透明人間でやる必要なかった感 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/261
262: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/13(木) 22:43:56.36 ID:JRDtDjLV 書きたいモノを書くのは結構だけど、それだけじゃ『お話』にならない 訳も分からず透明な何かにレイプされるのは良いとしても 主人公の姿形が全く想像できないのは如何なものか 揉まれて形が変わる程度には胸があって、お気に入りのブラを付けている では着ている服は? それ学校の制服か、雑木林の中にいたのなら登山着か、カジュアルな普段着か それだけでも読者が大雑把な体格を思い描きやすくなる また圧倒的な腕力差で蹂躙されている姿も更にリアルさを増す 何故、お気に入りの下着を着けて雑木林に一人でいたのか? 咄嗟に助けを呼ばない辺りから察すると、少なくてもデートではない だがハイキングでお気に入りを付けるとも思えない 何処かに向かう途中で、実は公園の中なのか それとも住んでいる場所柄か 主人公の人物像も全く見えない だから強引に処女を散らされた直後に感じまくるという話の流自体が陳腐になる そういう魔法が使える怪物か何かかも知れないが、 それだと透明なスタンガン(?)が必要なのかという疑問も残る とにかく情報が少なすぎて悲壮感が感じにくく、異常な状態でのレイプが全く盛り上がらない 読み切りのエロ漫画なら確かにアリだが、あちらは絵で情報を補完していることをお忘れ無く http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/262
263: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/13(木) 23:12:15.57 ID:oyj9bWR9 乙― http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/263
264: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/13(木) 23:14:44.77 ID:Uio1RNaE >>261 おつおつ 透明人間いいね http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/264
265: 名無しさん@ピンキー [Sage] 2019/06/13(木) 23:15:55.51 ID:dyP7HXer >>262 お、意見ありがとう。正し過ぎてぐうの音も出ない それっぽく言い訳を探すとしたら 一人称視点故にヴィジュアル描写できなかった、のが原因かな あと透明君は持ち物も巻き込んで透明になれる以外はただの人間で スタンガン使わないと抵抗されるんだけど 『私』視点じゃ事情説明できなかったな なぜ雑木林に、は本当にごもっともなんだけど 海浜公園の散歩が趣味で、隣接する雑木林をちょっと見に来ただけ という導入を長くなるから削ってしまって…… こればかりは書いて学ぶしかないね 読んでくれてありがとう http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/265
266: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/13(木) 23:39:02.50 ID:OgWzvJf3 最初のスカート捲りパンツ下ろし突き飛ばしの部分で前スレに少し話題になったノーパン鎌鼬3兄弟来たのかと思ってしまくったのは内緒 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/266
267: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/14(金) 13:21:17.62 ID:lmSUmmMG 乙 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/267
268: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/14(金) 23:11:07.87 ID:pLJcf3Eq ちょっと目を離した好きに投下ラッシュとは! 書き手さん超乙! 精進にも前向きでイイネ! http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/268
269: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/16(日) 02:38:17.33 ID:FiGtu95p 他人の行動を禁止する能力(ただし禁止できるのは「(新たに)〜する」ことだけで「(既に)〜している」は禁止できない) 「"大声をあげる"のは禁止」「"逃げ出す"のも禁止」「抵抗したら"呼吸"も禁止するよ。それとも"服を着る"のを禁止した方が面白いかな?」…って整えて、 「はい、じゃあ"立ち上がる"のは禁止。"手を下げる"のも禁止」って少しずつ相手の自由を奪って… http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/269
270: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/23(日) 16:26:53.04 ID:a5cPXLtD age http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/270
271: 名無しさん@ピンキー [] 2019/06/29(土) 00:32:25.82 ID:fRoCS7Uk もう誰も居ないのか? http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/271
272: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/29(土) 08:27:54.42 ID:RDDK1kHa いるけど? http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/272
273: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/29(土) 09:19:00.45 ID:HzVvebW1 お前は俺の『俺を認識出来なくする能力』の術中に居たのだ http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/273
274: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/29(土) 22:10:58.68 ID:OIhDKDgA ChMateって☆付けとかないと、 一定期間レスが付かないスレのログを自動的に削除するのか? http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/274
275: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/30(日) 11:10:59.74 ID:L7KhOlZw 色々と中途半端で訳が分からんとは思うけど、一応の区切りまで書いたので投下 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/275
276: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/30(日) 11:12:58.28 ID:L7KhOlZw 雑木林の上に広がる空は、もう夕焼け色だった。 あかね色の中をカラスたちが賑やかに横切ってゆく。 あの子達もお家に帰る時間なのだ。 (もう大丈夫、かな?) 学校から直接駆けつけて、何時間も前に身を潜ませた木の陰。 そこから境内の様子を窺うと、昼間はそれなりに行き来していた人の姿も無くなり、ひっそりと 静まりかえった境内に他の気配は感じられない。 そして社務所の受付が、私と同じ年頃の巫女さんに代わったのは確認済み。 長くて真っ直ぐな髪を白いリボンで纏めて綺麗な姿勢で立つ巫女さん。 ちょっと怖そ……もとい真面目で意志が強そうな目をしてるけど、それが笑みの形になると何故だか 凄く優しそうで頼りになりそうで、実は女子達の間でも評判は悪くない。 聞いた話だと私と同じ高校生で神主さんの娘さんで、つまりは家のお手伝いというかアルバイトの 同じような物だと本人が言ってるらしいけど、こればっかりは同じ女の子相手じゃないと切り出しにくいし、 少なくとも本物のアルバイトの巫女さんよりは詳しいはず。 その巫女さん以外に話を聞かれる心配が無くなった今こそが、最大のチャンスだ。 「よしっ、です!」 ふんすっ、と小さなガッツポーズで気合いを入れ、それでも顔を上げるのは少し恥ずかしいので 猫背になりながら震える足で巫女さんに……じゃなくって社務所に突撃する。 「あ、あのっ!」 「はい、何のご用でしょう?」 流石は神社の娘さんだ。 上目遣いでチラリと様子を窺うと、頭から湯気が上がりそうなくらいに顔が熱くなって膝をガクガク させている私が裏返った声で話しかけても全く動じず完璧な営業スマイルで微笑んでくれた。 「そのっ! あのっ! こっ、ここここの神社は、れれれれれれれ……」 「恋愛成就の祈願ですか?」 「それですっ!」 「それでしたら、幾つか御座いますが……」 「いいいいいいちばん御利益があるのを、おおおお願いしましゅっ!」 「一番、と申されましても……その、決して優劣がある物ではないので……」 「じゃああの、ぜぜぜ全部下さいっ!!」 「いえ、数を揃えれば良いという物でも……」 思わず前のめりになる私と、同じ分だけ反り返る巫女さん。 流石に少し引かれている様な気がしないでも無いけど、もう後戻りなんか出来ない。 ここまで来たら初志貫徹、押して押して押しまくるのみ。 というか、ちょっとでも冷静に我が身を振り返ったりしたら途端にシオシオになってしまうか、 全速力で逃げ出して二度とお願いに来られなくなる自信がある。 だから身体が干からびてしまいそうなくらいに汗をかきながらも押し続ける。 「じゃあじゃあお賽銭もいっぱい入れます! 大奮発します! お財布のお金全部……は、 今後のデートとかで困るので……具体的な金額とか教えてくださいっ!!」 「……いえ、お賽銭は金額で決まるわけでは……ひぅっ!?」 「じゃあじゃあじゃあっ!」 「……それよりも、その……あん、奥でお茶とか……いかがですか?」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/276
277: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/30(日) 11:13:57.09 ID:L7KhOlZw 「すいませんすいませんすいません! 穴掘って埋まっておきます二度と出てきません もういっそ殺してくださいぃ!!」 「いえ、あの、そこまで卑下なさらなくても……」 社務所の奥のお座敷に通して貰って冷たいお茶を頂いた私は、熱が冷めるどころか一気に 氷点下まで下がるような思いで畳の上に平伏していた。 まるで昭和のドラマのお茶の間セットのような部屋だけど、不思議と落ち着ける場所だと 思う、普段なら。 「だってだって、あんな失礼なことをぉ!!」 神社に来てお金に物を言わせて恋愛成就とか、罰当たりにも程がある。 普通に天罰だ。 具体的にどんな罰が下るのかわかんないけど。 「それは全然気にしていませんから、顔を上げてくださいませんか?」 「でもでも神様に嫌われたりしたら私、もうおしまいですぅ!」 神様の世界がどうなっているのか良く知らないけど、もし他の神様にまで悪い噂が広まったら 神頼みくらいしか思いつかない私の未来は真っ暗だ。 「ですから、そんなことは全然ありませんから! 現に今だって興味本位でんんんんんっ! そ、それなりに心の広い方ですから、大丈夫だと思いますよ?」 「…………ほんとう、ですか?」 「はい。随分と切羽詰まっていたようにお見受けしましたし、それだけ真剣なお悩みでしたら 神様もきっと無碍にはなさいません。宜しかったら詳しくお聞かせ願えませんか?」 恐る恐る顔を上げると、ちゃぶ台の反対側でキチンと正座をしている巫女さんは少し困った顔で そわそわと内太股を擦り合わせている。 もしかして現在進行形で更に困らせてるのかも知れない。 それに、お仕事とは言え奥に通してくれてお茶まで出してくれて、私が悩みを打ち明けやすい 状態を作って私の話を待ってくれているのだ。 話が終わった頃には呆れられるかも知れないけど、よくよく考えてみればコレは私にとっても 千万一隅のチャンス。もうダメ元で話を聞いてもらって万が一でもご利益がある何かを頂ければ ラッキー。駄目だったとしても、もうこれ以上失う物なんか何も無い……と思う。 「あの……実は……」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/277
278: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/30(日) 11:14:53.83 ID:L7KhOlZw その日の芳雄は傍目に見ても所在なさげで落ち着きが無かった。 いつもは自分より早く帰宅している一つ年下一五才の大人しい従妹、雪穂が日が暮れても帰って いないからだ。 雪歩の背丈は平均的。 だが全体的に線が細く、北国の生まれだからなのか色白で他人とは余り視線を合わせたがらない 儚げで少女で、はにかむように微笑むと小さな花のように愛らしい。 そんな雪歩が卒業後の進路の幅を広げておく為にも、こっちの高校に進学したいと叔父夫婦に 言い出したのは二年前。 愛娘を一人で遠方に送り出すのには抵抗もあったが、行き先に親戚が住んでいることもあり、 控えめな性格の娘の初めての我が儘を全力で叶えたい叔父から雪穂を下宿させてやってもらえないか との相談を受けたと両親から聞いた芳雄は、それはもう頑張った。 なにせ雪穂のことは昔から好きだったのだ。 だから雪穂の志望校が自分と同じ学校だと聞いてサポートの為に一生懸命に勉強して、学校の ことを色々教えたり相談にも乗ったり、一緒に住めるようになったら積極的に話しかけて色んな 所に誘って、ちょっとした恋人気分を感じつつ只の親戚付き合いよりも距離を縮めて一番近くで 笑顔を見ることが出来れば……と思っていたのだが。 (もしかして好きな奴が出来て……?) 勉強のみならず、様々な面で頼りになる男になろうと芳雄は努力した。 それはもう、とことん模範的で人望もある人間を目指した。 だが雪穂に格好良いところを見せようと生徒会にまで入ったのは失敗だったかも知れない。 その所為で肝心な雪穂と話をする時間が思ったように取れなくなってしまったばかりか、こっちに 来た雪穂が受験前と比べて明らかに自分を避けるようになっていたからだ。 もしかして再会した瞬間に下心を見透かされたか、その後に世話を焼こうと積極的に近づき 過ぎて逆に警戒されたか、はたまた端から自分など眼中に…… 「ちょっとソワソワし過ぎよ、芳雄?」 「え? そ、そんなことは……」 「雪ちゃんだって高校生なのよ? もう子供じゃないんだしお友達に付き合って少しくらい 遅くなることだってあるわよ。ちょっと過保護すぎないかしら、『お兄ちゃん』?」 夕食の支度をしながら居間を通りかかった母ですら一目で分かってしまうほどに不安そうに 見えていたらしい。 だが雪穂は明らかに押しに弱いタイプだ。 何気ない振りを装った誘いを断り切れず他の男と二人で寄り道をして、そのまま一方的に 想いを押しつけられたりしたらと考えると落ち着いてなどいられない。 親戚の家と言えど下宿先、と気を遣っているのか雪穂は基本的に直帰。 他の女子に誘われたときにも必ず家に確認と了承を求めるというのに、何の連絡もなしに 一時間以上も遅くなるなんて、明らかに異常だ。 今すぐにでも家を飛び出したい芳雄が浮き腰のまま悶々とすること、更に数分。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/278
279: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/06/30(日) 11:15:46.99 ID:L7KhOlZw 「……ただいま、です。お兄ちゃん……」 帰ってきた雪穂の様子は、ぱっと見では普段通りだ。 髪や制服が乱れたりはしていないし、顔にも乱暴された跡はないように見える。 そして悲しいかな、顔を伏せて目を合わせてくれないのも普段と同じ。 本人にとってはコンプレックスの一つらしいが、少し目尻が下がり気味の目も はにかみながら微笑むと凄く可愛らしいだけに残念この上ない。 だが今は、 「耳? 尻尾?」 「……はい?」 「いや、なんでもないというか……」 芳雄の錯覚で無ければ、自分より拳一つ分くらい背が低い雪穂の頭の上には真っ白で 犬っぽい耳が二つ、スカートの中からは同じく純白でふさふさの尻尾が生えていて、 ぴくぴくゆらゆらと動いている。 思わず凝視してしまう。 「……あの、私の顔に何か付いてたり、しますか……?」 ちらり、と上目遣いに尋ねてくる雪穂には全く自覚が無いようにしか見えない。 「いや、顔には何も付いてないけど、頭の上のそれは?」 「あたまのうえ?」 毎朝切り揃えているのでは無いか、と思ってしまうほど綺麗に整ったサラサラの ショートカット。 その頭頂部に添え、付着しているゴミを払い落とすように動き回る雪穂の小さな手は、 芳雄の目には実態を持っているようにしか見えない耳を素通りしている。 「……………」 思わず手の甲で目を擦る芳雄だが、改めて見直しても耳は消えていない。 「どう、ですか? 取れましたか?」 「あー……うん」 耳は取れていないが、頷くしかない。 「そうですか、ありがとうございます……」 「…………」 じゃあ、尻尾の方は? そう思って改めて確認すると、綺麗な毛並みの大きな尻尾は芳雄に何かを訴えるように 少し上を向いてゆらゆら揺れている。耳もそうだが、本物(?)そっくりだし透けてたりも していないし、体温まで感じそうな存在感だ。 「……あの、お兄ちゃん? 他にご用、ありますか?」 「あ、いや、別にないけど」 「そう、ですか」 しゅん……と心の声が聞こえてきそうなくらいに項垂れる耳と尻尾。 「じゃあ私、着替えてますから」 と静かに芳雄の横を通り過ぎてゆく華奢な雪穂。 なんだろう。 いつもと同じ猫背なのに、芳雄には雪穂が凄く寂しがっているように見えてしまう。 「あ、あのさ雪穂?」 「はい?」 ぴくん、と反応する犬っぽい耳。 「良かったらさ、着替えたら僕の部屋でちょっと話とかしないか?」 「……はい、わかりました」 雪穂は振り返らなかったが、尻尾は急に元気になった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557313455/279
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