[過去ログ] 彼の家に行ったら玄関にしゃがんだガイルがいた (671レス)
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1(10): 2007/10/01(月)19:03 ID:QlWyOnN10(1) AAS
じっとして動かないし部屋に入れないよ
もうプレゼント貰ったら別れるっ
652: 2009/06/28(日)20:04 ID:dbsCD06jO携(2/2) AAS
「……ッ!!……ッ!?」
温泉饅頭をのどに詰まらせて、悶え苦しむ花子’。発射のタイミングを失ってプロトンキャノンは元の亜空間へと帰って行った。
うっしゃー!……いや……というかね、これはちょっと
「私もぐるじいんでずげど!!」
ゴロゴロのた打ち回る。息が……息があぁーー!
ゴックン!なんとか嚥下しゼイゼイと深呼吸をする私。息ができるって素晴らしい!
はっ!?今気付いたけど、身体が私の意思下に戻ってる!!わーい!わーい!やったー!小躍りして喜んでると……
ギュワン!!
クリス「戦術的撤退!べ、別に負けたとは思っていんだゼ!」
花子「げぴゃッ!?」
省2
653: 2009/07/06(月)00:04 ID:7nuBvS8KO携(1/2) AAS
〜学園内・保健室〜
ゆに子「う、うーん。こ、これは鼻を突く消毒液の匂いです。あれ、ここは……保健室??確か、人型のロボットに乗った女の子が……!?」
太郎「ああ。気がついた?大した事ないから帰っていいよ。」
「……きゃあああああ!!ここは女子校です!!なのに男の人が入ってます!!痴漢です!!変態ですぅ〜!!」
「ちょ、ちょっ」
「問答無用!!正義の鉄槌です!!消毒用アルコールを口に含んで発火しちゃいます……!!ぬぐ!?」
「ちょ、ちょっと、それメチルアルコール(劇物)!」
「はぁはぁ。死ぬかと思ったです。なぜ保健室にメタノールが。」
「まあ、死ななくてよかった。」
「勘違いとはいえごめんなさい。あなたがあのロボットから助けてくれたんですねー?」
省2
654: 2009/07/06(月)00:07 ID:7nuBvS8KO携(2/2) AAS
花子「あうー。まだまだ頭がズキズキする。今度あったらあの小娘、お尻の穴から手突っ込んでそのまま口から鼻の穴に指突っ込んでやろうかしら。」
校舎の中をゆに子ちゃんの姿探してさまよい歩く。うーむ、まったく分からん。
「花子ちゃん。」
廊下の曲がり角で太郎君とばったり会う。言いたいことは鬼のようにあったけど、
「ゆに子ちゃんは?」
「保健室。」
とりあえずそれだけ聞いてすれ違う。
「普通の女の子として生きろって言ったのに。」
背中越しに言われた。そーは言われても、ねぇ?
「普通に生活してれば問題なかった。誰かに『ぶっ殺すぞコノヤロ』とか強力な殺意を抱かない限りアレは目覚めなかった。」
省21
655: 2009/07/10(金)13:22 ID:tS0ki2sf0(1) AAS
C
656: 2009/07/11(土)23:15 ID:P/4kS33uO携(1/4) AAS
〜保健室〜
ゆに子ちゃんはベッドの上でぽけーっとしていた。
「はぁ。素敵な男性(ひと)でした。私ったら名前を聞くのを忘れてましたー。」
「だ、大丈夫!?ユニちゃん!!どっか怪我とかしてない!?」
「あぁ。花ちゃん?心配して来てくれたんですねー?」
ほっ。無事なら良かった。
「……じゃなかった!花子さん!!ユニちゃんなどと呼ぶのはやめろと言ったはずです。金輪際私には近寄らないで!!」
急にトゲトゲしい口調に戻るゆに子ちゃん。
そう、もともとゆに子ちゃんは『〜ですぅ』とか『〜ますぅ』とか舌っ足らずな言葉で喋る。可愛らしいおっとり少女だった。
中学の頃はそのおとなしい性格が災いして、男子連中からからかわれたりいじめられたりする事もあった。
省8
657: 2009/07/11(土)23:17 ID:P/4kS33uO携(2/4) AAS
忘れてたけど、制服を取りに行く途中だったのよね。ゆに子ちゃんのことも気になるけど、とりあえず行かないといけない。
学校を出て先刻の細い路地裏を通り、さらに奥まった袋小路に古ぼけた小さな洋服店があった。
『洋服・仕立て テーラー・サンドスプラッシュ』
花子「こんにちわー……」
カランと店の入り口を開けて中に入る。『はーい……』と、すっげー元気のない店の人が奥のほうから出てきて、私の目は点になる。
「あ、あああああなたは!?」
「にゃ!?にゃにゃ!?あなたは花子ちゃん!?」
なんと、洋服店にはハワイで生き埋めになった猫さん……じゃなかった、あのシスターがいたのだ。どーして?なぜ?瞬間移動!?
658: 2009/07/11(土)23:20 ID:P/4kS33uO携(3/4) AAS
「花子ちゃんが出かけた後、何の前触れもなく修道院が崩壊したんだニャ。」
「はぁ……。さ、災難でしたね。」
シスターの出してくれたぬるーいお茶(猫舌だから?)をすすりながら。あいずちを打つ。
真相を知ってる……というかすべての元凶である私としては非っ常〜に気まずい。
「48時間、ずーっと瓦礫の下で救助を待っていたんだニャ。その時どうも地下への入り口がポッカリ開いてしまってたらしくて。
FBIが駆けつけてきたり、ブンヤ(新聞社)にすっぱ抜かれたり。瓦礫の中で聞き耳を立ててた私はヤバ!と思ったニャ。
どうにか救助された際、救急車で運ばれる途中で隊員を一人気絶させて入れ替わり、そのまま日本へ高飛びしたニャ。」
「た、大変でしたねぇ。」
た、大変な犯罪の香りがするんですけど。FBIとか高飛びってなによ!?
「こうして小さな洋服点を買い取って細々と生活してるニャ。ああ、私のコレクションが〜〜。」
省11
659: 2009/07/11(土)23:23 ID:P/4kS33uO携(4/4) AAS
静まり返った洋服店で、ひょっこりとシスターは身を起こす。
「……今時、惜しげもなく10万くれるなんていい子じゃないかニャ?あいたた。」
店の奥から小さな人影が現れる。
「どこがだ。気絶したアンタにびびって逃げたじゃねーか!!アタシには500円玉一つしかよこさなかったくせに……ブツブツ。
うんっ。とにかく外見にだまされんじゃねーぞ。シスターから大枚はたいて買ったライドアーマー。
その腕、アッサリもいだんだぜあの女。わけわからんカラテ技で。 」
「知ってるにゃ。彼女は泣く子も恐怖にひきつって笑う強化骨格の持ち主にゃ、ただ話を聞くに彼女も被害者っぽいらしいにゃ。
もっと仲良くするニャ〜。」
「そりゃ無理な相談だ。あのアマは定められた運命の宿敵みたいなもんだ。それよりライドアーマーの修理を頼むぜ。急ピッチでな。」
「はにゃ〜進歩のない人。あ、闇ルートでこんな物が流れてたんだけど?きっとお嬢ちゃんなら欲しがると思って。」
省11
660: 2009/07/19(日)16:41 ID:zhOIB6gAO携(1) AAS
B
661: 2009/07/21(火)23:46 ID:4yMQkhLEO携(1) AAS
んで、色々あったが私の初登校日が来た。リムジンに乗って学校に向かうお母様と私。ぬぅ。どうしたものか。
確かにお母様は学園の理事長になった。何の前触れもなく。
ゆに子ちゃんが言うには前の理事長(彼女の祖父)を何らかの汚い手段で追い落として。
そこんとこが本当なのかどうなのか、確かめたいんだけど。なんか聞きづらいなぁ。遠回しにやんわりと……。
「お、お母様。山吹色の菓子は好きでござるか?」
あれ?何か違うな?遠回しというより脱線?というか何故時代劇調でござる?
「カステラのこと?私は食べ物送られるより実弾(現金)の方がいいかしら。」
わあ、その発言。いきなり疑いが濃くなりました。越後屋でござるか?
結局、確証を得られぬままリムジンは学校に着いた。お母様は理事長室へ。私は私の教室へ……行こうとしたが
「ああ、花子。あなたのお友達、えぇと確かゆに子さんといったかしら?」
省17
662: 2009/07/27(月)17:08 ID:QHAvyLRRO携(1/2) AAS
「あ。」
「あ。」
丁度教室に入ってきたゆに子ちゃんと目が合う。ぐあ、同じクラスだったとは。気まずいわぁ。
(私 の 席 どこ?)
先程、お母様に喋るの禁止!といわれてしまったので、身振り手振りのブロックサインを使って意思の疎通を図る。これなら問題ないね。
(お母様 に ゆに子ちゃん と 話しちゃ ダメ って言われて)
カクカクとクルミ割り人形のよーな動きで懸命に、説明しようとするも、
ゆに子「…………。」
あぁっ!?無視されてしまった。というか他人のふりされてしまった。教室中から冷たい視線が私に突き刺さる。
ガーン!!入学早々、脳が愉快すぎる子であるという誤解を植えつけてしまった。何とか弁解しようとしたそのとき、
省13
663: 2009/07/27(月)17:18 ID:QHAvyLRRO携(2/2) AAS
んんん?でもおかしいぞ?太郎君はもうガイルに変身出来ないとか何とか言ってなかった?と、するとこの人は誰だんべ?
ガイル(に似た教師)「俺はガイルなどという冴えない名前ではない。俺のことは……そうだな、教官と呼べ。」
ははぁ。この人はアレだ。ガイル本人でもなく太郎君の変身した姿でもない、ただの『そっくりさん』かな?
どうしても釈然としないので聞いてみることにした。
「はい!質問があります。ガイル、じゃなかった教官!!」
「何だ?言ってみろ。」
「教官という名前のほうが冴えないと思います!!」
ズビシ!!と言ってやった。
「HAHAHA!面白いことを言うな!!気に入ったぞ。」
ガイル(に似た)先生はつかつかとこちらへ歩いてくると、笑顔で必殺技を繰り出してきた。
省2
664: 2009/08/03(月)20:04 ID:DEwWwey1O携(1/2) AAS
〜一方そのころ、路地裏の洋服店〜
「ライドアーマーは製造元に送ったからポンッと修理してすぐ帰ってくるニャ。」
「ってゆーか、シスタァ〜〜〜暇だぜ。超暇だぜ〜〜。」
「日々平穏なのは良い事ではないかニャ?」
「それが武器商人のセリフかよ。ん〜?誰か来たみたいだぞ。シスター、客ー。」
ドタドタドタ!
「全員手を上げなさい!!国際警察(インターポール)よ!!抵抗するなら容赦なく発砲する!!」
「にゃ、ニャンですと!?」
「おんや?アンタ確かハワイで何故か瀕死の重傷を負っていた看護婦さんじゃねーか。」
「あら?そういう貴方はハワイで空から降ってきた女の子。何でまたこんな所に?」
省14
665: 2009/08/03(月)20:10 ID:DEwWwey1O携(2/2) AAS
チュドーーーーンン!!
……その日、路地裏の小さな洋服屋さんは謎の大爆発に見舞われ、天高く上がった炎は空を朱に染めたといいます。
「うっわー。やると思ったけど、本当にやりやがった。洋服店が跡形もねぇ。
ま、あの二人ともしぶとそうだし、アタシが無事で良かった事にしとこ。ん?」
ブロロロロロ……。
トラック運転手(ダン似)「ちゃーっす。ここの洋服屋さんにお届けものなんスけど。」
「あー、間が悪かったな。洋服屋はちょうど今、発破解体しちまったとこだよ。ちなみに中身は何だ?」
「なんか、スッゲー重い鉄の塊っぽいんスけど。あ、俺ぁ取りあえず荷物さえ渡せば金もらえるんで、サインお願いできますか?」
「(ああ、ライドアーマーの修理終わったんか)よっしゃ、いいぜ。一応アタシも洋服屋さんの関係者だ。サインしてやんよ。」
666(1): 2009/08/10(月)20:23 ID:5i0oxJ5WO携(1/2) AAS
「皆、人間の急所について理解したな。有効なのは目、鼻、鳩尾などだ。一撃で相手を無力化できる。テストに出るぞ。」
キーコーン♪
二時間目が終わった。一体何なんだこの学校?この授業?ガイル似の教師に人体の構造とか効果的な殺傷方法とかをみっちり講義された。
戦闘インストラクター?まあ痴漢撃退とかには役に立つでしょうけど。
「なんだ?何か俺の授業に文句でもあるのか?ハナコ?」
あくびをしてたら、ガイル先生がチョーク投げの変わりに腕からソニックブームを繰り出してきた!ガタンっと椅子ごと横に倒れて緊急回避する私。シパァンと私の机がリノリウムの床ごと裂ける!!
ぐげ!?暴力教師に初日から目をつけられた?いきなり学園生活のピーンチ!!何とかこの場を取り繕わなくては。
「え。えーとそのぅ。大変ユニークな授業でしたけど……、頭で理解するのと実践するのとでは大きく違うんでは?こんな風にッ!!」
今の授業を生かして、ガイルの鼻先めがけ咄嗟の突きを繰り出す!
これは校内暴力じゃありません。授業内容に対しての質問です。うぉ私の机しっちゃかめっちゃかにしやがってぇぇぇ!!
省16
667: 2009/08/10(月)20:25 ID:5i0oxJ5WO携(2/2) AAS
〜都内・某病院院長室〜
「まずい事になったぞ太郎君。」
「院長先生、どうしました?血相を変えて。」
「大量の武器を発注していた密売人のアジトがインターポールに踏み込まれ、爆破されたとの連絡が。うぬぬぬぬぬ。」
「最近のインターポールは破壊工作までするんですか?」
「こうなった以上、インターポールに嗅ぎ付けられる前に計画の前倒しに踏み切るしかない。」
プルルルルルルルル
「もしもしー?邪(中略)学園かね?理事長と話したいのだが……。ああ『院長』と伝えればわかるはずだ。
……ああー。私だ、クミコ君かね?すまんが計画を大いに早めることになってしまった。」
『あら、そうですか。数日にして理事長という立場にも飽きてきたとこですの。私は依存ありませんが。』
省7
668: 2009/08/17(月)21:41 ID:FBDw0LAIO携(1) AAS
「まあ、その。院長先生、作戦の成功を願って熱海で買ってきた温泉饅頭なんていかがですか?ほ、ほら真昼間から酒なんてアレですし。」
「ふむ。悪くないな。太郎君、まず君が食べてみたまえ。」
「え゜!?」
「どうした?太郎君。まず君が食べて見せろと言ったのだ。」
「…………。」
「ふふん。私の目は節穴ではないぞ。君がこの作戦にいい感情を抱いてないことは分かっていた。
おおかた塩化スキサメトニウム(筋弛緩剤)のような即効性の薬でも盛ってあるのだろう?」
「……は?何を言っているんですか?(ぱくっ)もぐむぐもぐちゃ。これのどこに一服盛ってると?」
「あ、あれっ?何ともないの太郎君?」
「もう〜。院長先生?疑心暗鬼は組織の結束を弱めますよ?」
省17
669: 2009/08/23(日)20:22 ID:24W5l39AO携(1) AAS
〜学園・グラウンド〜
花子「ちょっ……ちょっと!何キロ走らせる気よ!?……ゼェゼェ。」
体育の時間。運動着とブルマに着替えた私はガイル(に似た)教官の殺人的メニューに早くも音を上げていた。
ガイル「黙れ。距離はたった10キロ、時間は16分40秒以内。時間内に走りきれなかったらもう一周。」
16分40秒?何でまたえらく中途半端な……。ガイル教官が中途半端でいい加減で適当な人間だからですか?
「サマソー!」
「へごぉ!?」
「16分40秒、つまり1000秒だ。100メートルを10秒で走れば丁度ゴールする計算だ。簡単だろう?
というか貴様。今、俺の事を中途半端でいい加減で髪型のセンスのへったくれもない男だと思ったろ!?」
最後だけ思ってませぇん!それより短距離と長距離を同じ土俵で考えるアホだと思いましたー!!
省16
670: 2009/08/28(金)20:02 ID:Dh/12nPYO携(1/2) AAS
花子「教官!覚悟はいいっすか〜〜?」
私の殺意が強化骨格を起動させる。例の声が聞こえてきた。
……私を呼んだか?やはり私の力を必要とするか?……
ホントは二度と呼ぶつもりゃ無かったんよ?そうそう人をぶっ殺すぞテメ。なんて思うことなんて無いと思ってたんだけんど。
花子「この人に教師だから絶対偉い訳じゃねーよコラって教訓を与えちゃうの。ただし殺すの禁止。あと、関係ない人に危害加えるのも禁止。」
内なる声に対して事前交渉を試みる。
……前向きに善処する。と言っておこう……
何だか歯切れ悪い返事だけどもう後には引けないNE。
「ほぅ?いいだろう。全員マラソンは中止だ。格闘技の実演に授業を変更する。全員座って注目しろ!
そう簡単に教師の権威を失墜させる事ができるかな?理事長には娘といえど特別扱いするなと言われている。容赦はせんぞ。」
省2
671: 2009/08/28(金)20:05 ID:Dh/12nPYO携(2/2) AAS
「うおっ!?」
ガードを固めたガイルの顔色が変わる。そのままのポーズでノックバックし、ズザザザザと後ろに後退する体育教師。
「貴様、強化骨格か。」
「ピンポーン!正解者はもれなくハワイまでぶっ飛ばしてあげまーす。」
例え腕でブロックしようが、このパワァの前ではガードごと腕を粉砕するのも時間の問題。
「ミンチどころかふんわりクリームムースに調理しちゃうわよッ!ちょわー!死ねー!!」
……いや、さっき私に対しては殺すの禁止。とか言わなかったか?……
内なる声が何か抗議してる気もしたが、そんな事は無かったわ。文字通り必ず殺すと書いて必殺!のパンチが暴力教師をとらえた!
「そうは、問屋が卸売り価格五割増し。」
と、思ったその一瞬ガイルに腕を横から掴まれた。
省11
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