【日本史】GHQに焚書された書籍 (542レス)
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421: ブログ転載 2024/11/06(水)07:10 AAS
p255 第五十三 明治三十七八年戦役
学習目的
明治三十七、八年戦役の始めから終わりにつき学習し、国家的発展の認識を中心として、道徳その他文化の総合的発展の事を暗示する。
学習事項
(一)ロシアとの交渉
北清事変も一段落となって、三十五年一月七日すでに光緒帝及び西太后は、西安から北京へ還幸され、北清の秩序も回復され、満州も常態に帰った以上、ロシア国が満州を占拠している理由は一つもなくなった。のみならず三十五年二月十二日には日英同盟も発表されたので、さすがのロシア国も、ここに何らかの手段をとらなければならない破目に陥った。ここにおいてロシア国はやむなく、清国と条約を結んで、満州還付の約定をした。時は明治三十五年四月八日で、その主な点は次のようである。
第一条
ロシア国は占領以前の状態のようにして、満州の主権を還付する。
第二条
清国政府は満州におけるロシア国人民及び事業を保護する責務に任ずる。これをもってロシア国は十八箇月間にその軍隊を完全に満州から撤兵する。その期限は三期に分け、六箇月以内には盛京省より、次の六箇月以内には吉林省より、最後の六箇月以内には黒竜江省から撤退しなくてはならない。
それなのにその第一撤兵の期日には兵を移動して取り繕っただけで、軍勢を減殺することにはならなかった。また明治三十六年四月の第二撤兵期には、少しも約束を履行しないだけではなく、ますます満州の経営に従事した。しかも彼の国はひそかに満州を、その保護のもとにおこうとして、極東総督社を設け、アレキセーソを総督に任じて、文武の権を委ね、韓国に対しては、鴨江沿岸の森林伐採権の実行を告げ、次いでにわかに多数率いてこの地方に来て、鴨??江下流の龍巌浦を占領して、韓廷にその租借を求め、早くもここに砲台を築き、対岸の安東縣にも兵備を修めた。
※環幸=御幸からお帰りになること
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