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現代数学の系譜11 ガロア理論を読む23 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む23 [無断転載禁止]©2ch.net http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/
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1: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2016/09/18(日) 09:27:51.79 ID:9cd3XTDs 旧スレが500KBオーバー間近で、新スレ立てる このスレはガロア原論文を読むためおよび関連する話題を楽しむスレです(最近は、スレ主の趣味で上記以外にも脱線しています。ネタにスレ主も理解できていないページのURLも貼ります。ガロア関連のアーカイブの役も期待して。) 過去スレ 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22 http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/math/1471085771/ 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む21 http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/math/1468584649/ 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む20 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1466279209/ 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む19 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1462577773/ 同18 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1452860378/ 同17 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1448673805/ 同16 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1444562562/ 同15 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1439642249/ 同14 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/ 同13 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1428205549/ 同12 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1423957563/ 同11 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1420001500/ 同10 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1411454303/ 同9 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1408235017/ 同8 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1364681707/ 同7 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/math/1349469460/ 同6 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/math/1342356874/ 同5 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/math/1338016432/ 同(4) http://uni.2ch.net/test/read.cgi/math/1335598642/ 同3 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/math/1334319436/ 同2 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/math/1331903075/ 同初代 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/math/1328016756/ 古いものは、そのままクリックで過去ログが読める。また、ネットで検索すると、無料の過去ログ倉庫やキャッシュがヒットして過去ログ結構読めます。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/1
2: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:29:34.56 ID:9cd3XTDs (時枝問題をまだ引っ張ってます。なので、件数稼ぎを兼ねて、記事再録します) 前々スレ>>2 再録 (現代数学の系譜11 ガロア理論を読む18) 1.時枝問題(数学セミナー2015.11月号の記事)の最初の設定はこうだった。 「箱がたくさん,可算無限個ある.箱それぞれに,私が実数を入れる. どんな実数を入れるかはまったく自由,例えばn番目の箱にe^πを入れてもよいし,すべての箱にπを入れてもよい. もちろんでたらめだって構わない.そして箱をみな閉じる. 今度はあなたの番である.片端から箱を開けてゆき中の実数を覗いてよいが,一つの箱は開けずに閉じたまま残さねばならぬとしよう. どの箱を閉じたまま残すかはあなたが決めうる. 勝負のルールはこうだ. もし閉じた箱の中の実数をピタリと言い当てたら,あなたの勝ち. さもなくば負け. 勝つ戦略はあるでしょうか?」 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/2
3: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:30:24.62 ID:9cd3XTDs (まあ、時枝記事が書いていることが分からないと、スレの住人も困るだろうから) 2.続けて時枝はいう 私たちのやろうとすることはQのコーシー列の集合を同値関係で類別してRを構成するやりかた(の冒頭)に似ている. 但しもっときびしい同値関係を使う. 実数列の集合 R^Nを考える. s = (s1,s2,s3 ,・・・),s'=(s'1, s'2, s'3,・・・ )∈R^Nは,ある番号から先のしっぽが一致する∃n0:n >= n0 → sn= s'n とき同値s 〜 s'と定義しよう(いわばコーシーのべったり版). 念のため推移律をチェックすると,sとs'が1962番目から先一致し,s'とs"が2015番目から先一致するなら,sとs"は2015番目から先一致する. 〜は R^N を類別するが,各類から代表を選び,代表系を袋に蓄えておく. 幾何的には商射影 R^N→ R^N/〜の切断を選んだことになる. 任意の実数列S に対し,袋をごそごそさぐってそいつと同値な(同じファイパーの)代表r= r(s)をちょうど一つ取り出せる訳だ. sとrとがそこから先ずっと一致する番号をsの決定番号と呼び,d = d(s)と記す. つまりsd,sd+1,sd+2,・・・を知ればsの類の代表r は決められる. 更に,何らかの事情によりdが知らされていなくても,あるD>=d についてsD+1, sD+2,sD+3,・・・ が知らされたとするならば,それだけの情報で既に r = r(s)は取り出せ, したがってd= d(s)も決まり, 結局sd(実はsd,sd+1,・・・,sD ごっそり)が決められることに注意しよう. (補足) sD+1, sD+2,sD+3,・・・:ここでD+1などは下付添え字 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/3
4: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:31:44.45 ID:9cd3XTDs (趣旨は同じ) 3.つづき 問題に戻り,閉じた箱を100列に並べる. 箱の中身は私たちに知らされていないが, とにかく第l列の箱たち,第2列の箱たち第100 列の箱たちは100本の実数列S^1,S^2,・・・,S^lOOを成す(肩に乗せたのは指数ではなく添字). これらの列はおのおの決定番号をもつ. さて, 1〜100 のいずれかをランダムに選ぶ. 例えばkが選ばれたとせよ. s^kの決定番号が他の列の決定番号どれよりも大きい確率は1/100に過ぎない. 第1列〜第(k-1) 列,第(k+1)列〜第100列の箱を全部開ける. 第k列の箱たちはまだ閉じたままにしておく. 開けた箱に入った実数を見て,代表の袋をさぐり, S^1〜S^(k-l),S^(k+l)〜SlOOの決定番号のうちの最大値Dを書き下す. いよいよ第k列 の(D+1) 番目から先の箱だけを開ける:S^k(D+l), S^k(D+2),S^k(D+3),・・・.いま D >= d(S^k) を仮定しよう.この仮定が正しい確率は99/100,そして仮定が正しいばあい,上の注意によってS^k(d)が決められるのであった. おさらいすると,仮定のもと, s^k(D+1),s^k(D+2),s^k(D+3),・・・を見て代表r=r(s~k) が取り出せるので 列r のD番目の実数r(D)を見て, 「第k列のD番目の箱に入った実数はS^k(D)=r(D)と賭ければ,めでたく確率99/100で勝てる. 確率1-ε で勝てることも明らかであろう. (補足) >>4 S^k(D+l), S^k(D+2),S^k(D+3),・・・:ここで^kは上付き添え字、(D+l)などは下付添え字 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/4
5: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:32:06.52 ID:9cd3XTDs 前々スレ>>614 再録 (現代数学の系譜11 ガロア理論を読む18) 数学セミナー201511月号P37 時枝記事に、次の一文がある 「R^N/〜 の代表系を選んだ箇所で選択公理を使っている. その結果R^N →R^N/〜 の切断は非可測になる. ここは有名なヴィタリのルベーグ非可測集合の例(Q/Zを「差が有理数」で類別した代表系, 1905年)にそっくりである.」 さらに、前スレでは引用しなかったが、続いて下記も引用する 「逆に非可測な集合をこさえるには選択公理が要る(ソロヴェイ, 1970年)から,この戦略はふしぎどころか標準的とさえいえるかもしれない. しかし,選択公理や非可測集合を経由したからお手つき, と片付けるのは,面白くないように思う. 現代数学の形式内では確率は測度論によって解釈されるゆえ,測度論は確率の基礎, と数学者は信じがちだ. だが,測度論的解釈がカノニカル, という証拠はないのだし,そもそも形式すなわち基礎, というのも早計だろう. 確率は数学を越えて広がる生き物なのである(数学に飼いならされた部分が最も御しやすいけれど).」 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/5
6: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:32:27.18 ID:9cd3XTDs >>6の続きを、前々スレ>>176 (現代数学の系譜11 ガロア理論を読む18)より 再録 数学セミナー201511月号P37 時枝記事より 「もうちょっと面白いのは,独立性に関する反省だと思う. 確率の中心的対象は,独立な確率変数の無限族 X1,X2,X3,…である. いったい無限を扱うには, (1)無限を直接扱う, (2)有限の極限として間接に扱う, 二つの方針が可能である. 確率変数の無限族は,任意の有限部分族が独立のとき,独立,と定義されるから,(2)の扱いだ. (独立とは限らない状況におけるコルモゴロフの拡張定理なども有限性を介する.) しかし,素朴に,無限族を直接扱えないのか? 扱えるとすると私たちの戦略は頓挫してしまう. n番目の箱にXnのランダムな値を入れられて,ある箱の中身を当てようとしたって, その箱のX と他のX1,X2,X3,・・・がまるまる無限族として独立なら, 当てられっこないではないか−−他の箱から情報は一切もらえないのだから. 勝つ戦略なんかある筈ない,と感じた私たちの直観は,無意識に(1)に根ざしていた,といえる. ふしぎな戦略は,確率変数の無限族の独立性の微妙さをものがたる, といってもよい.」 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/6
7: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:33:04.88 ID:9cd3XTDs 前スレ>>224 再録 (現代数学の系譜11 ガロア理論を読む19) まず、数学セミナー201611月号の記事で、引用していなかった部分を、以下に引用する(^^; ”ばかばかしい,当てられる筈があるものか,と感じられるだろう. 何か条件が抜け落ちているのではないか,と疑う読者もあろう.問題を読み直していただきたい. 条件はほんとうに上記のとおり.無限個の実数が与えられ,一個を除いてそれらを見た上で,除いた一個を当てよ,というのだ. ところがところが--本記事の目的は,確率99%で勝てそうな戦略を供することにある. この問題はPeter Winkler氏との茶のみ話がてら耳にした.氏は原型をルーマニアあたりから仕入れたらしい.” この部分を掘り下げておくと 1.時枝氏は、この記事を、数学の定理の紹介とはしていないことに気付く 2.”Peter Winkler氏との茶のみ話がてら耳にした.氏は原型をルーマニアあたりから仕入れたらしい.”と 3.まあ、お気楽な、おとぎ話とまでは言ってないとしても、その類いの話として紹介しているのだった ついでに”コルモゴロフの拡張定理”について、時枝記事は>>6に引用の通りだが 1.”確率変数の無限族は,任意の有限部分族が独立のとき,独立,と定義されるから,(2)の扱いだ.(独立とは限らない状況におけるコルモゴロフの拡張定理なども有限性を介する.)”と そして、”しかし,素朴に,無限族を直接扱えないのか? 扱えるとすると私たちの戦略は頓挫してしまう.”とも 記事の結論として、”勝つ戦略なんかある筈ない,と感じた私たちの直観は,無意識に(1)に根ざしていた,といえる. ふしぎな戦略は,確率変数の無限族の独立性の微妙さをものがたる, といってもよい”と締めくくっているのだった 2.言いたいことは、”コルモゴロフの拡張定理”を使えば、この時枝解法が成り立つという主張にはなってないってこと 3.そして、”コルモゴロフの拡張定理”を使ってブラウン運動を記述できるなら、ブラウン運動こそ、”他から情報は一切もらえない”を実現しているように思えるのだが? http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/7
8: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:36:38.43 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 656 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/17(土) 15:07:32.42 ID:MokdApDK [28/44] >>632 ヒルベルトの無限ホテルのパラドックス( Hilbert’s paradox of the Grand Hotel ) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E7%84%A1%E9%99%90%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 を例にして補足しておく 1.ヒルベルトの無限ホテルで、A棟とB棟と二つあったとする。両棟とも、可算無限の部屋がある 2.一方、区間(0,1)に存在する有理数は可算無限だから、この有理数とA棟とをヒモ付け(全単射)できる 3.同じように、区間(1,2)に存在する有理数と、B棟とをヒモ付け(全単射)できる 4.さて、区間(0,2)存在する有理数(但し1を除く)で、A棟とB棟の全部屋を整列させることができる(∵ 実数に通常の順序を入れることができる) 5.区間(0,2)で、大きい方をあたま、小さい方をシッポとすることで、時枝記事の”可算無限個ある.箱”を構成できる 6.A棟に入っている数は動かさずに、B棟に入っている数をシャッフルすることは可能だ 7.B棟に入っている数をシャッフルして、区間(1,2)の部分のみを変えることは可能だ http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/8
9: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:37:17.31 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 658 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/17(土) 15:21:17.00 ID:MokdApDK [29/44] >>656 さらに補足しておく 1.区間(0,1)で、分数列 1/2,1/3,1/4,1/5,・・・,1/n,1/(n+1),・・・ を考える。 2.この分数列と、ヒルベルトの無限ホテルのA棟の部屋番号とのヒモ付け(全単射)をする 3.お分かりのように、区間(0,1)で0に近づくほど、分数列の密度はどんどん上がっていく 4.同様に、区間(1,2)ではは、区間(0,1)を+1平行移動させれば良い。 つまり、分数列 1+1/2,1+1/3,1+1/4,1+1/5,・・・,1+1/n,1+1/(n+1),・・・ を考える 5.区間(1,2)で1に近づくほど、この分数列の密度はどんどん上がっていくんだよ 6.この状態で、B棟の区間(1,2)の範囲のみ、ランダムにシャッフルしたらどうなるか? かつ、ランダムシャッフルのみならず、B棟の部屋に入る数は任意の実数だと言われていることを思い出してほしい http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/9
10: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:38:17.35 ID:9cd3XTDs >>9 4.同様に、区間(1,2)ではは、 ↓ 4.同様に、区間(1,2)では、 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/10
11: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:39:04.03 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 673 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/17(土) 22:51:45.53 ID:MokdApDK [40/44] >>658 さらに補足しておく 1.>>658では、B棟の範囲のみランダムにシャッフルしたが、もし、A棟の例えば、1/2とか1/3とかに相当する部屋の中の数を変えると、決定番号は有限にはならないね 2.>>658では、A、B棟 2棟を考えたが、棟の数は増やせる。3棟、4棟・・・と http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/11
12: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:39:42.00 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 674 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/17(土) 23:02:43.81 ID:MokdApDK [41/44] >>654 >無限級数に対してよくある誤解 ヒルベルトの無限ホテルのパラドックス https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E7%84%A1%E9%99%90%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 (抜粋) 新たな客は1人どころか、複数でも、(可算)無限でもよい。例えば、1号室の客を2号室へ、2号室の客を4号室へ、3号室の客を6号室へ、…、n 号室の客を 2n 号室へ、…と移せば、1号室、3号室、5号室、…つまり奇数号室は空室になるから、無限の客を新たに泊めることができる。 さらに次のようなこともできる。それぞれに無限の乗客が乗った無限台の車がホテルに乗りつけたとする。この場合、まず奇数号室を上のようにして空け、1台目の乗客を 3n(n = 1, 2, 3, …)号室に、2台目の乗客を 5n(n = 1, 2, 3, …)号室に、…というふうに入れる。i 台目の乗客は pn(ここで p は i + 1 番目の素数)に入れればよい。 現実にある(2室以上ある)有限ホテルでは、当然奇数号室の数は全室数より少ないが、無限ホテルではそうではない。数学的には、全室からなる集合の基数(有限集合における要素の個数に当たる)は、その真部分集合である奇数号室すべての集合の基数と等しい。これは無限集合の特徴である。この可算無限集合の基数は アレフ 0 と表される。 (引用おわり) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/12
13: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:40:14.57 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 675 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/17(土) 23:11:52.43 ID:MokdApDK [42/44] >>654 >無限級数に対してよくある誤解 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%87%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E7%84%A1%E9%99%90 デデキント無限 デデキント無限集合であるとは、A と同数(equinumerous)であるようなA の真部分集合B が存在することである。それはつまり、A とA の真部分集合B の間に全単射が存在するということである。 選択公理との関係 整列可能な任意の無限集合はデデキント無限である。 ACは任意の集合が整列可能であることを述べた整列可能定理と同値であるから、ACから無限集合はデデキント無限集合であるということが簡単に導かれる。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/13
14: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:40:49.76 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 676 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/17(土) 23:35:07.44 ID:MokdApDK [43/44] >>654 >で、そもそも、>>632にあるように、時枝は前提として、「箱がたくさん,可算無限個ある.箱」としている。 >だから、箱に連番を振れば、自然数全体の集合 N= {0,1,2,3,・・・}であり、これはωだ 補足すると、>>674で「ヒルベルトの無限ホテルのパラドックス」と>>675で「デデキント無限」で説明した通りだが、「箱がたくさん,可算無限個ある.箱」なので下記 前々スレ 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む20 http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/math/1466279209/4 4 自分:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む[sage] 投稿日:2016/06/19(日) 04:53:04.24 ID:suG/dCz5 [4/23] (時枝記事抜粋) 3.つづき 問題に戻り,閉じた箱を100列に並べる. 箱の中身は私たちに知らされていないが, とにかく第l列の箱たち,第2列の箱たち第100 列の箱たちは100本の実数列S^1,S^2,・・・,S^lOOを成す(肩に乗せたのは指数ではなく添字). これらの列はおのおの決定番号をもつ. さて, 1〜100 のいずれかをランダムに選ぶ. (抜粋おわり) まあ要するに、「箱がたくさん,可算無限個ある.箱」なので、100列の無限長の箱の列を作ることが可能だ 当然逆の操作も可能だ。100列の無限長の箱の列を1列に戻すことも ここで、>>658に示したように、1列目を区間(0,1)の分数列 1/2,1/3,1/4,1/5,・・・,1/n,1/(n+1),・・・ とヒモ付け(全単射)をする k列目を区間(k-1,k)の分数列 k-1+1/2,k-1+1/3,k-1+1/4,k-1+1/5,・・・,k-1+1/n,k-1+1/(n+1),・・・ とヒモ付け(全単射)をする (1≦k≦100) 区間(0,100)の分数列を使って、100列の無限長の箱の列を整列させることは可能だ つまりは、100列の無限長の箱の列を、タテに繋げることが可能だと http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/14
15: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:42:12.63 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 687 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/18(日) 07:05:24.54 ID:9cd3XTDs [6/16] >>682 補足 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E5%88%97 コーシー列 - Wikipedia http://www2.math.kyushu-u.ac.jp/~hara/lectures/07/realnumbers.pdf 実数の構成に関するノート 原 隆 (九州大学数理学研究院)Juy 10, 2007 (抜粋) 3.1 同値類と商集合 念のため:この商集合の元は上で定義した同値類,つまりA の部分集合である.同値類や商集合を考える事で,も とのx やA よりも一段とレベルが上がった形になっている事に注意. このような同値類や商集合を考える状況は,大体,以下のようなものである.いま,集合A がたくさんの元を 持っており,更に,その元の多くは,我々の目的からすれば同じように見えるとしよう.つまり,我々の関心のな い細部では異なっているので異なる元ではあるのだが,我々が見たい部分では同じ,ということ.このような場合, 「同じように見える」ものを一塊にして,「関心のない部分の際は無視する」ことにすればすっきりする.上で導入 した〜(同値関係)は「同じように見えるもの同士」を定義する関係である.それで同値類というのが,「同じよう に見えるものの一塊」に相当するのだ. 3.2 コーシー列による実数の定義 (引用おわり) http://m-ac.jp/me/index_j.phtml 図説「数学教育」更新: 2016-03-10 http://m-ac.jp/index_j.phtml m's Academe http://m-ac.jp/me/subjects/nq/real_num/construction/cauchy/index_j.phtml コーシー (Cauchy) 列による実数の定義 数学教育 : 実数: http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/15
16: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:43:36.72 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 689 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/18(日) 07:40:53.50 ID:9cd3XTDs [8/16] >>687 補足 みなさんご存知の通り、実数を構成するコーシー列の場合、 ”次に,同値関係〜 であるが,これはA の2つの元{xn} と{yn}(どちらも有理数のコーシー列である)に対して, {xn} 〜 {yn} とはlim n→∞ | xn - yn | = 0 となること (3.2.3) と定義する(上の極限はすべて,有理数の範囲で,通常の∈-N で定義できている)” by 実数の構成に関するノート 原 隆 である つまり、コーシー列の同値関係は、時枝記事の同値関係とは似て非なるもの 数列のしっぽで、多少のゆらぎがあっても、コーシー列の収束には影響しない(というか、コーシー列の収束には影響しないゆらぎは無視できる)*) が、時枝記事の同値関係では、数列のしっぽでゆらぎがあると、それが即決定番号に影響する そもそもが、時枝記事のような数列のしっぽで同値関係をとって、決定番号を決めますという数学は、めずらしい。というか、それ数学として成立しているの? *) >>673, >>676に示したような数列の長さは、コーシー列の収束(値)には影響しない http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/16
17: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:45:30.10 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 524 自分:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/11(日) 08:03:48.06 ID:ExO0BbwP [2/6] >>518 >自然数全体の集合は有界ではないが、1つ1つの自然数は >どれも有限値である。何がおかしいんだ? さてその上で、下記ご参照 http://rikei-index.blue.coocan.jp/index.html 理系インデックス http://rikei-index.blue.coocan.jp/rubeg/kyusugokai.html 無限級数に対してよくある誤解 (抜粋) 参考 次の無限はすべて意味が異なる。 (1) 無限級数としての無限 (2) 帰納法としての無限 (3) 無限集合としての無限 (4) 発散としての無限 (5) 広義実数としての無限 これらは混同されることが多い。 (3) 「 無限集合としての無限 」 例えば、自然数全体は無限集合である。 一方、任意の自然数は 『 有限 』 である。 (5) 「 広義実数としての無限 」 広義実数としての ∞ と、発散としての ∞ は意味が異なる。 発散の ∞ は 「 その数がいくらでも大きな有限値をとること 」 を意味する。 一方、広義実数の ∞ は、単なる記号である。 高校生は、この2つの ∞ を混同することが多い。 (引用おわり) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/17
18: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 09:46:15.08 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 654 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/17(土) 14:28:31.05 ID:MokdApDK [26/44] >>646-648 >>524より再録 無限級数に対してよくある誤解 (抜粋) 参考 次の無限はすべて意味が異なる。 (1) 無限級数としての無限 (2) 帰納法としての無限 (3) 無限集合としての無限 (4) 発散としての無限 (5) 広義実数としての無限 これらは混同されることが多い。 (引用おわり) さて、関数f:x→y | ∀x、∀y∈N(自然数)を考えてみよう 例えば、y=f(x) 定義域は、自然数全体 値域も、自然数全体 で、そもそも、>>632にあるように、時枝は前提として、「箱がたくさん,可算無限個ある.箱」としている。 だから、箱に連番を振れば、自然数全体の集合 N= {0,1,2,3,・・・}であり、これはωだ 次に、上記である基準数列S0で類別して、商集合U_S0が定まったとする。U_S0に属する任意の数列をS0’とする S0’により定まる決定番号をy=k(S0’)としよう k(S0’)は、数列S0’から決定番号を定める関数だ。つまり、k(S0’):S0’→y |y∈N(自然数) ここで、yの取り得る範囲が問題となる yの取り得る範囲に、上限はない つまり、yは値域として自然数全体を渡る。つまり、自然数全体の集合 N= {0,1,2,3,・・・}であり、これはωだ QED http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/18
19: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 10:27:12.62 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 504 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/10(土) 14:02:19.43 ID:q7Skbg74 [4/14] >>502 補足 そこらの勘違いが、この問題のキモだと思うよ (後述の英文サイトなどもご参照) 決定番号 d(s) の確率を考えようとすると、自然に決定番号 d(s) の分布が問題になる 例えば、 d(s) が仮に一様分布だとしよう。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E6%A7%98%E5%88%86%E5%B8%83 一様分布 - Wikipedia (引用) 確率変数を x ( α< x < β )とする。 x が整数であるときの離散型の一様分布の確率分布 Pr ( x = X )、 一様分布の確率密度関数は以下の式で定義される。 1/(β − α) またいずれの場合も確率の期待値は以下で表される。 (α + β)/ 2 (引用おわり) つまり、決定番号 d(s) に上限がないとすれば、β→∞を考えなければならないということ が、d(s) は明らかに一様分布ではない。d(s) が大きいほど、出現頻度は大きい ここで、確率分布に詳しい人がすぐ気付くことは、普通考える確率分布では、確率変数 x ( α ? x ? β ) で、βが有限か、あるいはβが有限でない場合βが大きくなると分布はゼロになるんだと 例えば、 ベータ分布は前者の例 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%88%86%E5%B8%83 正規分布は、後者の例 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E5%88%86%E5%B8%83 しかし、普通考える確率分布と比較すると、d(s)の確率分布がおかしい(d(s)が増大してもゼロに収束しない)ことは、確率分布に詳しい人ならだれでも気付く http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/19
20: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/09/18(日) 10:28:06.14 ID:9cd3XTDs 前スレ(現代数学の系譜11 ガロア理論を読む22)より 再録 506 自分返信:132人目の素数さん[] 投稿日:2016/09/10(土) 14:06:19.94 ID:q7Skbg74 [6/14] >>502 補足 >決定番号は有限値だとクギをさしておく。 >s∈R^N を取るごとに決定番号 d(s) は有限値である。 >ただし { d(s)|s∈R^N } ⊂ N は有界ではない。 こういう記述は素朴で微笑ましいが、このスレを低レベルのカキコで埋めて貰っても仕方ないので書いておく 人は、古代ギリシャから無限の存在に気付いていた 古くは、アキレスと亀 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 19世紀 カントールに代表される無限集合の研究で、可算無限、連続無限が意識されるようになった https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%90%88%E8%AB%96 で、決定番号 d(s) についてだけなら、難しく考えずに、まずはd(s) の値域 dom(d(s))を考えれば良い >>327のある数列のd(s)として、dom(d(s))={1,2,3,・・・,n,・・・・}=Nだと 関数のイメージとしては、数直線x上にある1から始まる自然数の点がdom(d(s))だ 確かに、目に見える範囲では、有限だろうさ が、21世紀の数学ではそれを可算無限というんだ 「有限値・・」などと口走ったら、「何を勉強してきたんだ」と言われるだろう そして、記号∞との関係では、リーマン球 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E7%90%83%E9%9D%A2 リーマン球面 - Wikipedia をイメージすることだ 記号∞は、リーマン球では北極に位置する点だ。数直線xは、北極∞を通る大円に写像される 自然数nが大きくなると、nは北極∞に近づく。極限は北極∞ということ。 現代数学では、∞を無限遠点として付け加えて理論展開することも可能だ。しかし、∞を無限遠点として付け加えない立場も両方とも可能だよ 要するに、つねにリーマン球をイメージするようにすれば、∞無限遠点の意味づけはクリアーになるだろう(ここらは複素関数論で扱うだろう) つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1474158471/20
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