[過去ログ] \section{TeX の時間} %%% 第 XI 節 %%% Part.2 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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761
(1): 2017/12/05(火)15:46 ID:+EWjrhnp(1/11) AAS
>>760
\myvert みたいにしてしまうことも出来るが、\vert を独自マクロに書き換える事も出来るし、
文字「|」をマクロみたいにTeXに扱わせることが出来る
(文字「|」を、「制御綴り control sequence」のようにTeXが解釈するようにする
事も出来るということ)。

左の括弧が始まる時に、括弧の大きさを変数に入れておけば、真ん中の棒を
その変数に合わせたサイズにしてしまうことを、やろうと思えば出来る。

集合の記号とは少し違うが、本質的に同じ事をやっているのが、\Braket マクロ。
platex でも、braket.sty で使える。

マクロ名を何も書かないで、{・・・} と書くと、中の部分は、C言語のローカル変数の
省8
762: 2017/12/05(火)15:55 ID:+EWjrhnp(2/11) AAS
試してないけど、

\hbox{A\vruleB}

とすると、AやBに合わせて縦棒が表示されるかも知れない。
763
(1): 2017/12/05(火)16:04 ID:+EWjrhnp(3/11) AAS
>>760
試しに、

\begin{align}
\hbox{\Bigg\{ A \vrule B \Bigg\}}
\end{align}

としてみたところ、\vrule の部分が、左右の括弧と同じ大きさになって表示される
事が分かった。

大体の理由は、\vrule は、縦棒を「目いっぱい」引くようなコマンドで、その
「目いっぱい」の長さは、自分が含まれている「ボックス」によって決まるから、
という事らしい。
省3
765
(1): 2017/12/05(火)16:22 ID:+EWjrhnp(4/11) AAS
>>760
\begin{align}
\left\{ x \, \vrule \, x > \frac{1}{2} \right\}
\end{align}

とすると、まず、分数の \frac{1}{2} の高さに合わせて、左右の中括弧の
大きさが自動的に決定される。この場合、分数が大きいので、
大き目な中括弧になる。

そして、\vrule は、中括弧の高さにあわせた縦棒に表示される。

実際にやってみると、数学の教科書と余り変わらないような表示になった。
767
(2): 2017/12/05(火)18:17 ID:+EWjrhnp(5/11) AAS
>>760
こういうものも見つけた:

Manually controlled size of delimiters in macros:
外部リンク:tex.stackexchange.com

Arbitrary \left \right delimiters:
外部リンク:tex.stackexchange.com
768: 2017/12/05(火)18:43 ID:+EWjrhnp(6/11) AAS
>>760
mathtoolsのドキュメント:
外部リンク[pdf]:ctan.math.washington.edu
のp.24に、量子力学の bracket について、

\DeclarePairedDelimiterX\braket[3]{\langle}{\rangle}%
{#1\,\delimsize\vert\,\mathopen{}#2\,\delimsize\vert\,\mathopen{}#3}

という例が出ている。

\braket[\Big]{B}{\sum_{k} f_k}{C}

のように使う。引数の個数 [3] に対応した、{B}{\sum_{k} f_k}{C} が 3 つの引数。
省7
769: 2017/12/05(火)18:58 ID:+EWjrhnp(7/11) AAS
>>760
あと、>>767 の1つ目のリンク先に

\newcommand\set[3]{\csname #3l\endcsname\{#1%
\,\csname#3\endcsname\vert\,%
#2\csname #3r\endcsname\}}

というやり方が出ている。

使用時は、

\set{A}{B}{\Big}
省7
770: 2017/12/05(火)19:39 ID:+EWjrhnp(8/11) AAS
話は変わって、\cancel マクロは、platexでも使える。
でも、TeXは、「傾斜した直線」は「苦手」とされているのに、
どうやって斜めの直線を引いているのかとても疑問。

cancel.styを見てみても、 グラフィックを扱える picture環境などは
全く使われていない。

実装では、割り算や掛け算をしているように見えるので、直線を自前で描いて
いる可能性がある。となると、繰り返しが必要だが、TeXで「繰り返し」を行
えそうなコマンドとしては、\repeatや、\leaders があるが、それらは
全く使われていない。

残りの可能性としては、C言語の関数の再帰呼び出しに似たような
省2
771: 2017/12/05(火)19:43 ID:+EWjrhnp(9/11) AAS
% #3, #4 vector direction
% #5 vector width

\vector(#3,#4){#5}

というコマンドが使われているのが気になる。
\vectorコマンドは、cancel.styでは定義されていないようだ。
773
(4): 2017/12/05(火)23:40 ID:+EWjrhnp(10/11) AAS
>>772
外部リンク:d.hatena.ne.jp

1. \middle\mid とすることは出来ない。
2. 代わりに \middle| と書くと、これは「関係演算子」の扱いにならないので失敗してしまう。

とある。
774: 2017/12/05(火)23:43 ID:+EWjrhnp(11/11) AAS
(オイラは、\middleについて良く理解してない)
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