[過去ログ] ファンタジーっぽい作品を創作するスレ 3 (71レス)
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6: 2015/08/31(月)21:05 ID:F9guH7iD(1) AAS
「山の中の出来事と、とある異質」
それは、とある山中での出来事だった。山名は今は…秘す。
登山に来ていた自分はついうっかり、道に迷って森の中を彷徨う事になったのだが。
その際に、物陰で…奇妙な音を聞いた。鹿か何かが居るかと思い、
そっちの方をのぞき込むと、そこには鹿の足が確かに見えたが、同時にその鹿に匹敵する様な、
巨大な円筒形の様な手足の無い動物?が…、屈むようなイメージで、肉食動物が獲物を食する時の様な音を立てていた。
顔に相当するモノは、こちら側からはその時は見えなかったが。
背筋にゾッとするモノを感じつつ、物陰から観察するに、それは体の上の方に蛇の様な鱗を持っていて、
そして時折咀嚼する様に頭?を持ちあげる際に、その頭部に相当する部分が見えた。
平たい円筒形の部分から、幾本もの触手がうねっている。それは飲み込む様なしぐさをしつつ、
省22
7(1): 2015/09/01(火)18:06 ID:Gdjm4baw(1/3) AAS
「化け狐の話」(1)
これは私にまだ乳歯がニ、三本残っていた頃、お盆に父方の実家に帰省した時に祖父から聞かされた話です。
父の実家は奈良の山深い小さな集落にあって、戦後農地改革までは庄屋としてかなりの土地を所有していたそうです。
そして、集落では昔から化け狐の伝説が語られていました。
奈良はかつて都として栄え、平城京や長岡京そして京都の平安京の建築にも奈良の檜や杉が多く使われていました。
新しく都が遷る度に奈良の山々には奥深くまで人が入り込み、その度に狐が木こりや集落の人間を化かしたそうです。
祖父の父、つまり私の曾祖父は若い頃、集落の荒くれ者の若者衆をまとめてそれなりに幅を利かせていました。
その頃の日本は、大政奉還や明治維新の後、東京新政府による富国強兵・殖産興業の大号令の下で神社合祀と神林の伐採が進んでいました。
それは曾祖父の集落にも同様で、集落の小さな神社も隣町の大きな神社に合祀され、大規模な伐採が始まっていたそうです。
そんな折、幕政下では鳴りを潜めていた化け狐が久々に現れるようになりました。
省5
8: 2015/09/01(火)19:00 ID:Gdjm4baw(2/3) AAS
「化け狐の話」(2)
曾祖父が山をずんずん登って行くと見知らない小さな男の子が道端でうずくまって泣いていました。
化け狐の人間としての本来の姿を見たという人は、ある人は小さな男の子と言い、またある人は小さな女の子とも言い、若く美しい女とも美男子とも言う者もいましたから、
曾祖父はこの少年が化け狐だと一瞬で悟りましたから、何食わぬ素振りで話し掛けることにしました。
「坊や、どうしたんだい?」すると少年は顔をあげて(非常に可愛らしい男の子だったそうです)、自分は迷子で隣町に帰りたいと言ったそうです。ですから曾祖父は化け狐を逃がすまいとしっかりと手をつないで、一先ずは隣町まで連れていくことにしたそうです。
しばらく歩いていると少年が「小便をしたいのだけれど」と言ってもじもじしているので「早くすればいい」と曾祖父が言うと「手を放してほしい」と少年は恥ずかしそうに顔を赤らめて言うものだから、曾祖父はつい手を放したそうです。
それからまたしばらく歩いていると少年が足が痛いと言い出したので曾祖父は背負ってやることにしました。
更に歩いていると背の少年がどうも重く感じられてくたびれてきたのと少年があんまり静かなので曾祖父は少年に話しかけましたが何の返事もありません。
省5
9: 7です 2015/09/01(火)19:23 ID:Gdjm4baw(3/3) AAS
済みません誤字です
>>7の最終行
×「山への入って」→○「山へ入って」
10: 2015/09/24(木)13:09 ID:8F4HA39N(1) AAS
ネロやパトラッシュや、天皇ですら週に6日は働いているというのに、 
サラリーマンや公務員みたいなお気楽稼業の暇人が書く小説が文学になり得ないのはあたりまえ。 
せいぜい、えんたーていんめんと、でも書いて
11: 2016/07/28(木)00:10 ID:zBqzcZo3(1) AAS
.
12: [age] 2016/07/28(木)19:55 ID:7wDYP6s4(1) AAS
支援
13: ( ̄(エ) ̄)y◇°°°◇modesama 2016/07/28(木)22:14 ID:Q3nBcNNh(1) AAS
上の方に突起があり、割れ目の穴から、白い液体が流れ出てきた。
。。
14: ◆zmheRRTHgo 2016/08/04(木)22:32 ID:f0ilFZeZ(1/5) BE AAS
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「ぼくは石ころ」
人間なのか、石ころなのか…
そして、ひとりと仲間とは…
どこにでもある石ころを通して描いてみました。
15: ぼくは石ころ ◆zmheRRTHgo 2016/08/04(木)22:40 ID:f0ilFZeZ(2/5) BE AAS
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遠い昔…
そう、あの頃
ぼくは石ころのように、あちこちゴロゴロしていた。
そんなある日…
とつぜん人間様に蹴られたんだ。
なぜ僕が蹴られたのかは分からない。
ぼくが周りより少し大きかったせいなのか、形が変わっていたからなのか、ぼくの色だったのか、たまたま偶然だったのか…
そして僕は、何回か蹴られるうちに飛ぶのが上手になっていった。
方向、距離、高さまでコントロール出来るようになっていた。
省12
16: ぼくは石ころ ◆zmheRRTHgo 2016/08/04(木)22:46 ID:f0ilFZeZ(3/5) BE AAS
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>>0015
「ぼくは石ころ」〈1/3〉
17: ぼくは石ころ ◆zmheRRTHgo 2016/08/04(木)22:53 ID:f0ilFZeZ(4/5) BE AAS
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〈2/3〉
そんなある日…
うとうとしていると、何処からともなく楽しそうな声が聞こえてきて目が覚めた。
他の石ころが、人間様のお目にかかって飛んでいたのだ。
そう、僕は飽きて捨てられてしまったんだ。
とてつもなく寂しくて寂しくて、ひとりの力では仲間の元にも戻れなくて…
雨の日も風の日も雪の日も…
晴れて気持ちのいい日も…
明るい時も暗い時も…
省6
18: ぼくは石ころ ◆zmheRRTHgo 2016/08/04(木)23:03 ID:f0ilFZeZ(5/5) BE AAS
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〈3/3〉
ある時…
遠くから、優しい声が聞こえてきたような気がした。
そう、朝の光が僕に
「さぁ、目を覚ましてごらん」
と、語りかけてくれた。
こわばった瞼をそっと開けてみる…
僕はどうやら、何処かにブツかって、止まっていたようだった。
あたりを見回すと、見覚えのある慣れ親しんだ仲間たちの群れの中にいた。
省21
19: [age] 2016/12/06(火)20:21 ID:rGWzwIzq(1) AAS
あげ
20: [age] 2016/12/06(火)23:29 ID:ZlRZIYcs(1) AAS
あげ
21: [age] 2016/12/08(木)11:27 ID:4pBcmUEh(1) AAS
あげ
22: [age] 2016/12/10(土)09:01 ID:CBJRYEDT(1) AAS
あげ
23: [age] 2016/12/11(日)10:18 ID:k7AJpDAG(1/2) AAS
あげ
24: [age] 2016/12/11(日)10:20 ID:k7AJpDAG(2/2) AAS
あげ
25: [age] 2016/12/21(水)08:24 ID:St7Hej6q(1) AAS
あげ
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