[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
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232: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:40 d AAS
リヴァイはフッと笑ってエレンの頭をなでた。
「じゃあ入れ」
ドアを大きく開き、エレンを手招く。
「し、失礼します…」
二人の手は、まだしっかりと握られたままだ。
まだ寒さの残る春先だというのに、二人の指先はぽかぽかと温まっていた。
「ここが、リヴァイさんの、家…」
エレンは呆然と、リヴァイの家の中を眺めた。
口を開けっ放しにしながら天井を見上げるエレンを見ながら、玄関のドアの鍵を後ろ手に閉める。
もうただでは、こいつを朝まで帰さない。リヴァイは錠を落とすと同時にそう思った。
省23
233: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:40 d AAS
まだ寒さの残る新春の季節である。
エレンの話をつまみに酒を飲み、ほろ酔いになりながら居酒屋を出た。
いつもは話が弾みすぎて終電ギリギリに出る二人が、今日ばかりは早めに店を出た。
居酒屋の前で「ごちそうさまでした」と笑顔でいい、駅の方向へ向かうエレンのコートの袖を引っ張った。
「うちにこないか?」
リヴァイの問いかけに、エレンは顔を真赤にして小さく頷いた。
リヴァイは初めてエレンを自宅に誘った。薄暗い住宅街を二人で手を繋いで歩く。
「まだ寒いですね」
「…そうだな。まだコートは手放せない」
リヴァイのコートの袖口に、二人の手が潜り込んでいる。
省8
234: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:41 d AAS
リヴァイはフッと笑ってエレンの頭をなでた。
「じゃあ入れ」
ドアを大きく開き、エレンを手招く。
「し、失礼します…」
二人の手は、まだしっかりと握られたままだ。
まだ寒さの残る春先だというのに、二人の指先はぽかぽかと温まっていた。
「ここが、リヴァイさんの、家…」
エレンは呆然と、リヴァイの家の中を眺めた。
口を開けっ放しにしながら天井を見上げるエレンを見ながら、玄関のドアの鍵を後ろ手に閉める。
もうただでは、こいつを朝まで帰さない。リヴァイは錠を落とすと同時にそう思った。
省21
235: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:41 d AAS
もしかしたら、エレンは自分たちの関係にああいうことはまだ早いと思っていたのかもしれない。
エレンは性的な行為に明るい方ではないから尻込みしているだけだろうと思って、強引に引っ張りこんだのが悪かったか。
エレンはリヴァイの押しに弱いのだ。
二人で会うようになって半年、付き合って三ヶ月、キスもしたし、そういった雰囲気に何度もなりかけた。
先週二人で会う約束は、リヴァイが数週間前から取り付けていたものだったから、そういうことが起こると、エレンもちゃんとわかっていたはずだ。
家に呼んだ時、少なくともエレンは嬉しそうな顔だったように思う。
一生心に留めておこうと思うくらい、エレンは嬉しそうに笑った。
『じゃあ、明後日は?』
エレンのそっけないメールに、なお食いついて返事をする。
『最近、忙しいんです。ごめんなさい』
省8
236: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:41 d AAS
***
「いや、ならしない」
やめる気なんてないのに、悪い大人は余裕のあるふりをしてエレンに許可を求める。
風呂あがりのエレンの濡れた髪の毛や、寝間着からちらちらと見える鎖骨やうなじに、気もそぞろにしていたというのに、こういう時だけは大人のふりだ。
「ん…やじゃないです…」
リヴァイの手のひらに、エレンはすりすりと頬を寄せて両目を閉じた。
「すごく、きもちいい…」
ふっくらとした頬はまだ子供らしさが残っていて、手で撫でると気持ちが良い。
リヴァイは自分の頬をエレンの頬にすり寄せ、抱きしめるとぱたりとソファの上に押し倒した。
省14
237: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:41 d AAS
つまり、エレンの言葉はセックス禁止令に等しい。
「きもちわるかったか?痛かったか?」
「そういう、わけではなくて…」
エレンはもじもじと太ももの内側をすり合わせる。
「もうしたくない?」
リヴァイがぎゅっとエレンを抱きしめると、エレンは困ったように顔を見上げてリヴァイをみた。
潤んだ蜂蜜の瞳に、自分の余裕のない顔が映り込んでいた。
***
「は…、あ、んっ…あふっ…」
省13
238: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:42 d AAS
リヴァイがくにくにと両手で揉むと、エレンの足が内股になって、すりすりと擦られていた。
「ちゃんと持て」
「ん…、あっあっ…あぅ…」
服の裾を握りしめたまま、どんどん下がってくるエレンの腕をリヴァイはぐいっと持ち上げる。
気持ちよくなると脱力して、腕が下がってしまう。
「きもちいい?」
エレンは返事をする代わりに、両目をギュッとつむったままリヴァイに唇を押し付けた。
クラブのゴールデンタイムは深夜二時。日付が変わる前に行くのはおすすめしない。
人の集まりが悪い上に遊びたがりの初心者しかいない。
省11
239: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:42 d AAS
カウンターの上にランプが二つあり、五つのスツールが並んでいる。
狭いフロアには三つのバーテーブルがあって、前の客が残したグラスが放置されたままだ。
床は薄汚れた白い小さなタイルが敷かれていて、それがどことなくどこかのトイレを連想させるのが、このバーの特徴だった。
いくら見た目が綺麗になっても昔と同じくこの地域が、世の中に向かって大声で叫べないセクシャルマイノリティの欲求や不満の掃き溜めになっているのは確かだから、あながち不適切な内装でもないのかもしれない。
薄暗いバーの中で、オレンジに光る二つのランプの左側。その真下のスツールはエレンがいつも座る場所だった。
その場所に見知らぬ黒髪の男が座っていて、隣には顔に見覚えのある若い男が座っていた。彼はエレンと同じくこの店の常連だった。
黒髪の男は顔を横に振り、若い男は面白くなさそうな顔をしてするりとスツールから降りていった。
サラリとした直毛の黒髪で目元の涼やかな男の首筋がランプの光を受けてオレンジに染まっている。
彼の携帯がブルブルと震えて、画面が光る。
『今どこにいるの?』そんなメッセージが表示された携帯を彼はズボンのポケットの中に突っ込み、手元のグラスの最後の一口を煽ると、更に店員にウィスキーのタブルを頼んだ。
省15
240: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:43 d AAS
軽い気持ちで、いいなと思っただけだった。
僅かな興味と好奇心と、誰かが声を掛けてもちっともつれない彼に、自分はどのように評価されるのか、ただそれが知りたくて、隣の椅子に座った。
「どうしてこんなところに来たの?」
彼のような幸せものの暇つぶしに付き合ってもいいと思ったのは、エレンもまた暇であったのと、オレンジ色に染まった彼の肌色が妙に艶めいていたからだ。
時にはこうやって気楽に遊ぶのも悪くない。
「あなたみたいな楽な人、おれは好きですよ」
エレンはするりと、彼の左の薬指を撫でた。
***
連絡は週に一回か二回。
省11
241: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:43 d AAS
彼の手のひらがくしゃりとエレンの髪の毛をかき混ぜて、ずるいひとだとエレンは笑う。
「明日の朝…、いや、昼ごろだな」
リヴァイの首元に顔を寄せ、物音を立てないようにしがみついてきた青年の身体をなだめるように撫でながら、リヴァイは淡々と電話続けた。
いたずら心が湧いてきたエレンは、リヴァイのズボンのベルトを落とし、ファスナーを下げると指先を滑りこませた。
ちらりとリヴァイがエレンの顔を見たが、構わずエレンはベッドの上に這いつくばって、リヴァイの股の間に顔を突っ込む。
丸一日の仕事を終えてきたリヴァイの身体はうっすら汗の匂いがした。
彼の電話の内容はよくわからない。
なんとなく耳を澄ますと、電話の向こう側は女の声が聞こえたような気がしたが、確証はなかった。
エレンは柔らかな手つきでリヴァイの股間を撫で回し、少しだけ固くなっているのを確認すると、下着のゴムを引っ張ってそのまま直接口に咥えた。
省6
242: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:43 d AAS
喉の奥をごりごりと突かれて、エレンはうっとりと目を細めた。
上顎の前歯の裏のあたりを擦られるのがエレンは大好きだった。
リヴァイの太ももの間から、掬いあげるように彼を見上げたら、彼は少し熱を込めた視線でエレンを見下ろしてる。
エレンは笑って、口を大きく開ける。真っ赤な口からずるりと勃起した陰茎が飛び出した。
ぬらぬらと唾液をまとって出てきたそれは、エレンが口に入れる前とは比べ物にならないくらい、勃起していた。
「あー…もう電話切っていいか?」
急に電話の返事がぶっきらぼうになったリヴァイに、エレンはますます笑う。
口からこぼれた唾液を手で拭い身体を起こすと、今度はリヴァイの膝の上に乗って、ぺろぺろと首元を舐めだした。
くすぐったそうに身をすくめたリヴァイの肩を抑え、勃起した彼の陰茎に自分のものを擦り付ける。
「また電話する」
省8
243: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:43 d AAS
「舐めろ」
傷つかない程度にエレンのアナルをほぐすと、彼の唇に自分の陰茎を押し付けた。
エレンは顔をしかめてリヴァイを見上げたが、リヴァイはエレンの頭を掴み、ぐりぐりと先端を唇に押し付ける。
言い出したのはエレンなのだから、やってもらわなくては困る。
「抱いて欲しいんだろ」
エレンはしばらくの間、急に冷たい態度になったリヴァイを見上げていたが、諦めたように顔を伏せて口を大きく開いた。
くちゅりと音が立って、エレンの口の中に勃ち上がりかけたリヴァイの陰茎が収まる。
リヴァイははあと熱い吐息を吐くと、エレンの頭を両手で掴んで腰を振った。
「んっ…!ぐっ…」
省16
244: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:44 d AAS
***
「リヴァイさんはいいよね。完璧で、女にも困ってなくて、後腐れなく暇つぶしにセックスしてくれる男の子も飼ってて、お金も持ってて、かっこいい」
「エレン」
「ほんと、リヴァイさんはずるい」
だらだらとこんなことをいってエレンはリヴァイに何を求めているのだろう。
自分が足りないものは自分で補うしかないのに、心をガス欠にしたエレンは、自分を傷つけることで他人に傷つけられるのを避けている。
リヴァイが一度、エレンを「放蕩息子」と言った時、彼は酷く傷ついた顔をしながら、うんと頷いた。
駅前の通りでタクシーを掴まえて、彼を後部座席に放り込んだ。
よたよたと崩れ落ちるように無様に横たわった動物を一瞥すると、タクシーに自宅の住所を告げた。
省13
245(1): (ワッチョイ 534e-G+K4) 2016/04/06(水)20:44 0 AAS
進撃腐は全員リリ厨やと思われんのほんま嫌
246: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:44 d AAS
リヴァイの唇が胸の突起を挟んで舌で嬲り出し、初めて他人に弄られる感覚に身体が不可解な疼きを覚え、遂にエレンが身悶え始めた。
「や、リヴァイさん…っ、あ…っ、んぅっ…!」
一瞬だけ拒絶の声を上げ、しかし再び口を塞いで未知の刺激に耐える。
これが所謂前戯と呼ばれるものなのだと自分に言い聞かせ、無理矢理納得させて受け身の姿勢を取る。
ネットで必死に掻き集めた知識は、結局は何の役にも立たない。
それを糧にして積極的になる事も出来ず、成す術も無く恥じらうばかりで、俎板の上に置かれた魚の様に、ベッドの上に転がっている事しか出来ないのだ。
「ん、んん…っ」
リヴァイは身長こそエレンより低いが、その手はエレンのものより大きい。
若干日に焼けた皮膚は過去に負った僅かな傷跡を残しており、爪は綺麗に切り揃えられ、甲には太い血管が浮き上がっている。まさしく、成熟された大人の手だ。
省9
247(3): (ワッチョイ f395-imw8) 2016/04/06(水)20:44 0 AAS
わいちゃん巨中バレしてええ?
248: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:44 d AAS
セックスが前提である以上、全てを曝け出す事に抵抗がある気持ちはよく分かる。
本気を出せば、身包みを剥がす事はきっと容易い。
だが今回ばかりは、エレンの意思を尊重する事を、15歳の彼のペースに合わせる事を決めたのだ。
彼に不要な恐怖や不安を植え付けてしまっては元も子もない。
15歳、その年齢が持つ意味を改めて思い知る。まだ家庭や学校という箱庭の中で、大切に養育されている無垢な子供。
そして自分は、恋を覚えたばかりの彼の、『全てを捧げたい』と望む言葉に甘えて、己に課したルールを、部下達への誓いを呆気無く破ろうとしている愚かな大人だ。
踏み止まれば、守れるものがきっとある。踏み出せば、失うものもあるだろう。
どう足掻いても年の差は埋められない。
だがきっと、身体を重ねる事で得られるものがあるという祈りにも似た確信を胸に、今だけは何もかも忘れて、エレンという最愛に溺れてしまいたかった。
省8
249: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:44 d AAS
そのままシャツを脱ぎ、ベッドの隅に無造作に放る。
当のエレンは唖然としたままその様子を見詰めていた。
(すげぇ…俺と、全然違う…)
いつもは服の下に隠されている完成された肉体美に思わずエレンが息を飲む。
盛り上がった胸筋、割れた腹筋、逞しい上腕筋、自分との差異をまざまざと見せ付けられて男としての矜持が微かに痛んだが、それ以上にこの身体に今から抱かれるのだと改めて認識した瞬間、身体の奥底から得体の知れない感情が湧き上がる。
それはまさに『欲情』と呼ばれるものだった。
同性の裸体など今まで数え切れない程見て来たが、そのいずれに対しても羨望こそ抱いた事はあれども、魅了された事は一度も無い。
「先に、下も脱どくか?」
「い、いえ…!いいですっ!」
省14
250: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:45 d AAS
弾かれたように顔を上げた瞬間、リヴァイがエレンの手を掴み、次いで肩を抱いてそのまま自分の方へと強引に引き寄せた。
「リヴァイさん…?」
「……緊張してるのは、俺だって同じだ」
思いがけず耳に吹き込んで来た彼らしくない本音に、エレンが重ねて驚く。
片腕で抱き込まれたまま見返す事も出来ずに瞬きばかり繰り返していると、今度は両腕できつく抱き締められた。
「緊張って、何で…?」
「…お前を傷付けたくない。お前に嫌われたくない。お前を失いたくない」
それなりの場数を踏み、主観的には判断が難しいが、ある程度の知識も技術も備えているつもりでいた。
少なくとも、事後に至るまでの過程を辿る事は出来る。
省7
251: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:45 d AAS
彼を幸せにする為のものを、何ひとつ持たない。
与えられた数々のものを、返す事すら出来ない。
唯一捧げられるこの身体も、彼が抱いて来た誰よりも、見栄えも感触も遥かに劣るだろう。
「俺は、何も持ってないただのガキです、だから」
ぽろぽろと落ちる涙を肌に感じながら、リヴァイが彼の中に潜む苦悩の深さを知る。
エレンが何も持っていないとは思わない。
そして自分は、この恋愛で見返りを得たい訳ではない。
心底惚れた相手が振り向いてくれた奇跡、それだけで十分だった。
卑屈になりがちの彼に、これから少しずつそれは教えていけばいい。
省14
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