[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
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318: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:57 d AAS
「な、なに?!」
「アンタって子は! 心配させて!」
そこで、初めてエレンは気が付いた。辺りはもう夕闇を通り越して、真っ暗だという事に。
「あ……」
事態を悟ったエレンは、声を詰まらせた。
「あとちょっとで、警察に電話するところだったんだからね!」
鬼の形相の母親は、怒っているのに泣いているように見えて、エレンはどうしたらいいのかわからなくなってしまう。
「ご、ごめんなさい。オレ、オレ……」
省10
319: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:58 d AAS
そして根負けしたのはリヴァイの方で。
「カルラさん、今日エレンをうちに泊まらせていいですか」
「リヴァイ君だって、お仕事から帰ってきたばかりで疲れてるでしょ」
「いや、明日は休みだし、エレンがこんなんなのも、俺のせいだし気にしないでください」
リヴァイは、エレンを抱いたまま、母親に話しかける。
エレンはエレンで、リヴァイの首にかじりついたまま離れないぞという意気込みなので、母親は早々に諦めた。
「じゃあ、申し訳ないけど、お願いするわ。あとで着替えとか持っていくから。明日の晩は、うちにご飯食べに来てちょうだい。それならいいでしょ、エレン」
「うん! ありがとう!」
肩をすくめた母親に、エレンは笑顔で返事をした。
省14
320: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:58 d AAS
そしてようやく振り向いた彼が手にしていた物を見て。エレンはぽかんとする。
「リヴァイさん……それ、それなに……?」
ベッドの枕元に置いたそれは、ローションのボトルとスキンのパッケージ。それから……
「デジタルビデオカメラだな。正式に言うならカムコーダ」
そう、リヴァイの手には小型のレコーダー一体型のビデオカメラが握られていた。
省16
321: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:58 d AAS
室内に響くリップ音がエレンの思考力を奪って、リヴァイのなすがままになっていく。
さりげなくリヴァイが位置を調整して、エレンの顔がよく映るようにしていることにも気が付かない。
エレンを背中から抱いて耳朶を食みながら、一つずつボタンを外していく。
徐々に露わになる首筋に、紅い痕をいくつも付けながらエレンのシャツをはだけて、ベッドの下に落とす。
「エレン、可愛い……」
耳朶から耳殻にターゲットを変えて、リヴァイはエレンを何度も味わう。
キスに酔ったエレンは、ぐったりとリヴァイに身体を預けて、なすがまままだ。
こんなにもキスが気持ちいいなんて、知らなかったエレンは、ふわふわとした気分で自分の身体を探る手に身を震わせていた。リヴァイの手が動く度に、身体が反応してしまう。
胸の飾りやうなじを食まれながら、両手で摘ままれれば明らかに快感が腰から這い上がってくる。
「……っ、んっ」
省15
322(1): (ワッチョイ f395-imw8) 2016/04/06(水)20:58 0 AAS
>>306
ごめんわいとしたことが間違っとったは
順一やのうて純一やったは草
323: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
「あ? 何だって?」
リヴァイは思い切り眉をしかめ、机越しに真面目な顔をしているエルヴィンを見据えた。
リヴァイが低い声で不機嫌を隠しもせずにいるのに、エルヴィンはいつものことだとさらりと受け流すだけだ。
「聞こえていただろう。エレンを縛る練習をしておけ」
どうやらリヴァイの聞き間違いではなかったらしい。
リヴァイは音を立てて机に手を着くと、エルヴィンとの距離を詰めた。
「なぜ。縄でぐるぐる巻きにでもしろっていうのか?」
「そうは言っていない。ただ、手錠がいつでもあるとは限らない。それに手錠だけでは心もとない。全身を芸術的に拘束しろと、上からの指示だ」
芸術的に、の言葉でエレンを拘束することの意図を把握し、思わず舌打ちをしてしまう。
リヴァイの気持ちを知っていながらなんと残酷な命令だろう。
省15
324: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
兵団服や立体起動装置、ブレードなどは支給されたものだが、一番大きなエレンの持ち物になっている。
この地下室には、そんな僅かなエレンの持ち物の外には、ベッドと毛布、枕、それから明かりくらいしかない。
どこを掃除しようか悩んでしまうのも仕方ないだろう。
なんとか掃除をするものを見つけようとあたりを見回すと、鈍い光を放つ鎖が目に入る。
「あとは……これ、か?」
支給された、とは言い難い。最初からこの部屋に安置されていただろう鈍色の鎖は、エレンの両手を拘束するための手錠だ。
しかし、同時にエレンが生存するための命綱でもある。
エレンが嬉しさで胸をドキドキさせていると、リヴァイは部屋を見回して頷いた。
「部屋は……悪くない。掃除の腕を上げたな」
「先輩方も何度も様子を見に来てくれたので」
省16
325: (スプー Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
純一なん!?
326: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
一体何の準備をしてきたのだろうか。エレンに命じていた掃除もその何かの準備だと言う。
すぐには気が付かなかったけれど、リヴァイは確かに白い袋を持っている。あまり大きくはないようだが、その袋の中身まではわからない。
エレンがじっと袋を見つめていると、リヴァイはゆっくりと袋を開けた。中身は――縄、だった。
ゴクリと喉を鳴らす。胸は、先ほどとはまるで違う意味でドキドキしている。
「ああ。本部でエルヴィンからある指令を受けた」
「団長から……何でしょうか」
エレンが固い声で尋ねると、リヴァイは言い淀むように一瞬だけ間を作った。それでいて、はっきりと告げた。
「……お前が人類に仇なす者ではないことを、その身を持って証明しろと」
心臓が、うるさい。
エレンはただ「わかりました」とだけ言った。
省9
327: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
エレンが人間であるという証明のために、リヴァイがそういうこと≠他でもないエレンにしようとしている。
あまりにもエレンは特殊な入団だったため、あまり詳しくはないけれど、まだエレンが訓令兵だった頃、風の噂で聞いたことがある。
特に男性兵士の間で、お互いの信頼や味方であることの証に身体を開くことがあると。
もちろん、身体を開くのは若い兵士だ。
きっとリヴァイは命令で、触れたくもないエレンの身体に渋々触れようとしている。
今以上の迷惑は、かけたくない。
嫌悪感を抱かれるのは仕方内にしろ、せめて、きれいな身体で挑みたい。頭の先から足の先まで、石鹸の匂いしかしないように。
リヴァイが触れるのは最低限必要な局部だけかもしれないけれど、どこまで触れるのかはわからない。そっと萎えた自身も、奥の窄まりも、洗える範囲で指を辿らせていく。
「……アッ」
若い身体は正直だ。泡立てた石鹸で下腹部を洗うだけで反応してしまうのだから。はしたないな、と頭の片隅で冷静に思っても身体は高ぶったままだ。
省9
328: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
エレンが言われるまま素直にベッドに近づくと、腕を引かれて寝転ばされる。湯上りで火照った身体がひんやりと冷たいシーツに触れ、心地いい。
エレンがシーツの心地よさに目を細めていると、ベッドサイドテーブルの明かりに照らされたリヴァイの影が揺らめいた。
エレンが顔を上げると、リヴァイはエレンを囲うように覆いかぶさっていた。
「お前、随分肌が白くなったな」
エレンはさり気なく視線をシーツに落としてリヴァイから目を逸らした。
「よく、洗ったからでしょうか。……少し擦りすぎたかもしれません」
肌をよく擦ると垢も取れるが血行もよくなる。赤い肌は普段よりも肌を白く見せるかもしれない。
実際のところ、エレンの肌は日によく焼けていてあまり白くはなかった。……なかったのだけれど。
度重なる巨人化の影響で何度も肌が再生したようで、訓練兵だった頃よりずっと白くなっていた。
本来の肌の白さと言われればそれまでなのだが、己の中の化物の力がなんてことない一瞬さえも支配しているように感じられて少しだけ薄気味が悪い。
省14
329: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:00 d AAS
エレンもこの身体をリヴァイに開くために、中まで洗ってきたのだ。むしろ触れてくれなければ無駄な苦労だったと虚しくなる。
リヴァイはエレンを見下ろしたまま、触れさせられた腹を撫でた。
その手つきは、いつもリヴァイがエレンの頭を撫でるときとはまるで違った。
形を確かめるような、皮膚をたどるような、羽がふわふわと肌の上を踊るようなそんな繊細な触れ方だった。
「……まあ、抵抗されると少し手間だからな」
リヴァイの声も、心なしか柔らかく聞こえる。兵士たちの前にいるときのリヴァイでもなく、民衆の前にいるときのリヴァイでもない。
地下室の暗闇の中、明かりに切り取られた小さな空間だけの特別な秘め事――エレンはゆっくりと空気に呑みこまれていく心地だった。
リヴァイの声が柔らかくて、勘違いしそうになる。
しかし、これは命令なのだと言い聞かせて、兵士としてリヴァイに続きをねだる。
「うまくいかなかったら、気絶させてでもお願いします」
省8
330: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:00 d AAS
エレンは構わずベルトとボトムを寛げ、腰から引き下げた。
しかし、リヴァイの身体がすぐ上にあるせいで、うまく脱げない。
足から引き抜くには少し難しいし、脱がなければ汚れてしまう。
せっかく勢いに任せて羞恥心を置いてけぼりにしようと思ったのに、とんだ誤算だ。
ちらりとリヴァイを見上げ、恐る恐るねだった。
「脱ぎにくいので……できれば、少し手伝ってもらってもいいですか?」
リヴァイは驚いているのか、まじまじとエレンを見つめた。
「全裸でやるつもりか?」
「その方が、いいかと」
ところで、エレンはあまり服を持っていない。
省12
331: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:00 d AAS
縛れば少なくとも、エレンから手も足も出なくなり、無駄な接触は避けられるだろう。
抵抗だけではなく、エレンがリヴァイの身体に腕を回したり、腰に足を回したりすることも好ましくない、そう仮定すると納得できる。
エレンの表情があからさまに硬くなったことに気が付いたのか、リヴァイは腹から手を離し、頬を撫でてくれた。
頬は手を添えるだけで、目尻を親指でそっと撫でてくれる。
まるで甘やかされているような心地だ。
「心配するな。こういうのは不得手じゃない。……痛くするつもりはないから、練習だと割り切って身を任せろ」
「はい……」
優しい手に縋りたくなるが、練習≠フ一言でさらに心配になってしまう。
まさか他の兵士にもエレンは身体を開かなくてはならないのだろうか。嫌だ、と直感的に思う。
身体を開くのならば、幼い頃から憧れていたリヴァイがいい。むしろ、リヴァイ以外、この身を捧げようと思っていない。
省4
332: (ワッチョイ 9fd9-G+K4) 2016/04/06(水)21:00 0 AAS
純一やて
333: (ワッチョイ f395-imw8) 2016/04/06(水)21:01 0 AAS
ところで旭入れたあとってどんな効果出てるん?
334: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:01 d AAS
エレンが応と返事をしなければ、リヴァイはキスをせずに抱いてくれる。
エレンは瞬きで返事をした。
すぐにリヴァイの唇が重なった。
あまりにも近い距離に恥ずかしさが追いついてしまって咄嗟に目を伏せる。
視覚が遮断されてしまうと他の感覚器が鋭くなるとかいうが、本当らしい。
見てはいないから実際のところどうなっているのかわからないけれど、リヴァイの唇が啄むように何度かエレンの唇に触れた後、唇よりも柔らかいぬめった何かがくすぐった。
小刻みに触れる何か≠ェ気持ちよくて唇で挟むと、吐息が触れた。
そしてちゅるんと音を立てて離れていく。
「お前、キス好きなんだな。……優しくしてやる」
リヴァイの声は楽しそうだ。そっと瞼を持ち上げると、リヴァイが舌を出しているところが見えた。
省8
335: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:01 d AAS
リヴァイはどうやらエレンを優しく抱いてくれるらしい。
はじめ縄を見せられたときは、どんな酷い抱かれ方をするのか不安だったけれど、冷えた心も妙な緊張も少しずつほぐれていく。
リヴァイの手がシーツとエレンの身体の間に差し込まれ、掬いあげられるようにして抱き上げられる。
「あ、……へい、ちょう」
「ん、全裸だろ? ほら、腕を上げろ」
エレンの息が上がる頃、ようやく唇が解放されたというのに、口がすぐ寂しくなってしまう。
しかし、いくらリヴァイが優しいからと言ってあれやこれやと我儘を言ってはいけない。これは、儀式なのだ。
エレンがいかに調査兵団に、否、リヴァイに身を捧げられるかを示す、儀式。
エレンはリヴァイの言う通り腕を上げ、服を脱がしてもらった。
中途半端に脱いでいたボトムも下着ごと取り払われて、正真正銘全裸になる。リヴァイの視線が肌に突き刺さるようで、落ち着かない気持ちになるけれど、同時に冷静にもなる。
省6
336: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:02 d AAS
「卑屈になるな。……それでいい。お前はこの力だって利用して目的を果たすんだろうが」
「はい……兵長」
エレンの声は、震えてはいなかっただろうか。
リヴァイは、わかってくれている。
エレンが巨人を憎んでいることも、そのためにはこの身体だって化物としてだって闘う意思があることも。
エレンは、誰よりも強い目的意識を持っている。エレンが優れているのは頭脳でも戦闘能力でも、何でもない。
目標に向けて、目的に向けて、一心に努力を続けることのできる意思の強さだ。
その目的を手にするまで決して足を止めない、止めることは許さない。
そんな、強さがある。そして、そのエネルギーは周りまでも巻き込んで、影響する。
――それでも、エレンはまだ十五だった。リヴァイの半分も生きていない子供=B
省17
337: (アウアウ Sa6f-G+K4) 2016/04/06(水)21:02 a AAS
石田やな
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