[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
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(1): (ワッチョイ f395-imw8) 2016/04/06(水)20:58 0 AAS
>>306
ごめんわいとしたことが間違っとったは
順一やのうて純一やったは草
323: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
「あ? 何だって?」
 リヴァイは思い切り眉をしかめ、机越しに真面目な顔をしているエルヴィンを見据えた。
リヴァイが低い声で不機嫌を隠しもせずにいるのに、エルヴィンはいつものことだとさらりと受け流すだけだ。
「聞こえていただろう。エレンを縛る練習をしておけ」
 どうやらリヴァイの聞き間違いではなかったらしい。
 リヴァイは音を立てて机に手を着くと、エルヴィンとの距離を詰めた。
「なぜ。縄でぐるぐる巻きにでもしろっていうのか?」
「そうは言っていない。ただ、手錠がいつでもあるとは限らない。それに手錠だけでは心もとない。全身を芸術的に拘束しろと、上からの指示だ」
 芸術的に、の言葉でエレンを拘束することの意図を把握し、思わず舌打ちをしてしまう。
 リヴァイの気持ちを知っていながらなんと残酷な命令だろう。
省15
324: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
 兵団服や立体起動装置、ブレードなどは支給されたものだが、一番大きなエレンの持ち物になっている。
この地下室には、そんな僅かなエレンの持ち物の外には、ベッドと毛布、枕、それから明かりくらいしかない。
 どこを掃除しようか悩んでしまうのも仕方ないだろう。
なんとか掃除をするものを見つけようとあたりを見回すと、鈍い光を放つ鎖が目に入る。

「あとは……これ、か?」

 支給された、とは言い難い。最初からこの部屋に安置されていただろう鈍色の鎖は、エレンの両手を拘束するための手錠だ。
 しかし、同時にエレンが生存するための命綱でもある。
 エレンが嬉しさで胸をドキドキさせていると、リヴァイは部屋を見回して頷いた。

「部屋は……悪くない。掃除の腕を上げたな」
「先輩方も何度も様子を見に来てくれたので」
省16
325: (スプー Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
純一なん!?
326: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
 一体何の準備をしてきたのだろうか。エレンに命じていた掃除もその何かの準備だと言う。
すぐには気が付かなかったけれど、リヴァイは確かに白い袋を持っている。あまり大きくはないようだが、その袋の中身まではわからない。
エレンがじっと袋を見つめていると、リヴァイはゆっくりと袋を開けた。中身は――縄、だった。
 ゴクリと喉を鳴らす。胸は、先ほどとはまるで違う意味でドキドキしている。

「ああ。本部でエルヴィンからある指令を受けた」
「団長から……何でしょうか」

 エレンが固い声で尋ねると、リヴァイは言い淀むように一瞬だけ間を作った。それでいて、はっきりと告げた。

「……お前が人類に仇なす者ではないことを、その身を持って証明しろと」

 心臓が、うるさい。
 エレンはただ「わかりました」とだけ言った。
省9
327: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
エレンが人間であるという証明のために、リヴァイがそういうこと≠他でもないエレンにしようとしている。
あまりにもエレンは特殊な入団だったため、あまり詳しくはないけれど、まだエレンが訓令兵だった頃、風の噂で聞いたことがある。
特に男性兵士の間で、お互いの信頼や味方であることの証に身体を開くことがあると。
もちろん、身体を開くのは若い兵士だ。
きっとリヴァイは命令で、触れたくもないエレンの身体に渋々触れようとしている。
今以上の迷惑は、かけたくない。
嫌悪感を抱かれるのは仕方内にしろ、せめて、きれいな身体で挑みたい。頭の先から足の先まで、石鹸の匂いしかしないように。
リヴァイが触れるのは最低限必要な局部だけかもしれないけれど、どこまで触れるのかはわからない。そっと萎えた自身も、奥の窄まりも、洗える範囲で指を辿らせていく。

「……アッ」

 若い身体は正直だ。泡立てた石鹸で下腹部を洗うだけで反応してしまうのだから。はしたないな、と頭の片隅で冷静に思っても身体は高ぶったままだ。
省9
328: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:59 d AAS
 エレンが言われるまま素直にベッドに近づくと、腕を引かれて寝転ばされる。湯上りで火照った身体がひんやりと冷たいシーツに触れ、心地いい。
エレンがシーツの心地よさに目を細めていると、ベッドサイドテーブルの明かりに照らされたリヴァイの影が揺らめいた。
 エレンが顔を上げると、リヴァイはエレンを囲うように覆いかぶさっていた。

「お前、随分肌が白くなったな」

エレンはさり気なく視線をシーツに落としてリヴァイから目を逸らした。
「よく、洗ったからでしょうか。……少し擦りすぎたかもしれません」
 肌をよく擦ると垢も取れるが血行もよくなる。赤い肌は普段よりも肌を白く見せるかもしれない。
実際のところ、エレンの肌は日によく焼けていてあまり白くはなかった。……なかったのだけれど。
 度重なる巨人化の影響で何度も肌が再生したようで、訓練兵だった頃よりずっと白くなっていた。
本来の肌の白さと言われればそれまでなのだが、己の中の化物の力がなんてことない一瞬さえも支配しているように感じられて少しだけ薄気味が悪い。
省14
329: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:00 d AAS
 エレンもこの身体をリヴァイに開くために、中まで洗ってきたのだ。むしろ触れてくれなければ無駄な苦労だったと虚しくなる。
 リヴァイはエレンを見下ろしたまま、触れさせられた腹を撫でた。
 その手つきは、いつもリヴァイがエレンの頭を撫でるときとはまるで違った。
形を確かめるような、皮膚をたどるような、羽がふわふわと肌の上を踊るようなそんな繊細な触れ方だった。

「……まあ、抵抗されると少し手間だからな」

 リヴァイの声も、心なしか柔らかく聞こえる。兵士たちの前にいるときのリヴァイでもなく、民衆の前にいるときのリヴァイでもない。
 地下室の暗闇の中、明かりに切り取られた小さな空間だけの特別な秘め事――エレンはゆっくりと空気に呑みこまれていく心地だった。
リヴァイの声が柔らかくて、勘違いしそうになる。
 しかし、これは命令なのだと言い聞かせて、兵士としてリヴァイに続きをねだる。

「うまくいかなかったら、気絶させてでもお願いします」
省8
330: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:00 d AAS
 エレンは構わずベルトとボトムを寛げ、腰から引き下げた。
しかし、リヴァイの身体がすぐ上にあるせいで、うまく脱げない。
 足から引き抜くには少し難しいし、脱がなければ汚れてしまう。
 せっかく勢いに任せて羞恥心を置いてけぼりにしようと思ったのに、とんだ誤算だ。
 ちらりとリヴァイを見上げ、恐る恐るねだった。

「脱ぎにくいので……できれば、少し手伝ってもらってもいいですか?」

 リヴァイは驚いているのか、まじまじとエレンを見つめた。

「全裸でやるつもりか?」    
「その方が、いいかと」

 ところで、エレンはあまり服を持っていない。
省12
331: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:00 d AAS
縛れば少なくとも、エレンから手も足も出なくなり、無駄な接触は避けられるだろう。
抵抗だけではなく、エレンがリヴァイの身体に腕を回したり、腰に足を回したりすることも好ましくない、そう仮定すると納得できる。
 エレンの表情があからさまに硬くなったことに気が付いたのか、リヴァイは腹から手を離し、頬を撫でてくれた。
頬は手を添えるだけで、目尻を親指でそっと撫でてくれる。
まるで甘やかされているような心地だ。

「心配するな。こういうのは不得手じゃない。……痛くするつもりはないから、練習だと割り切って身を任せろ」
「はい……」

 優しい手に縋りたくなるが、練習≠フ一言でさらに心配になってしまう。
まさか他の兵士にもエレンは身体を開かなくてはならないのだろうか。嫌だ、と直感的に思う。
身体を開くのならば、幼い頃から憧れていたリヴァイがいい。むしろ、リヴァイ以外、この身を捧げようと思っていない。
省4
332: (ワッチョイ 9fd9-G+K4) 2016/04/06(水)21:00 0 AAS
純一やて
333: (ワッチョイ f395-imw8) 2016/04/06(水)21:01 0 AAS
ところで旭入れたあとってどんな効果出てるん?
334: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:01 d AAS
エレンが応と返事をしなければ、リヴァイはキスをせずに抱いてくれる。
 エレンは瞬きで返事をした。
すぐにリヴァイの唇が重なった。
あまりにも近い距離に恥ずかしさが追いついてしまって咄嗟に目を伏せる。
 視覚が遮断されてしまうと他の感覚器が鋭くなるとかいうが、本当らしい。
 見てはいないから実際のところどうなっているのかわからないけれど、リヴァイの唇が啄むように何度かエレンの唇に触れた後、唇よりも柔らかいぬめった何かがくすぐった。
小刻みに触れる何か≠ェ気持ちよくて唇で挟むと、吐息が触れた。
 そしてちゅるんと音を立てて離れていく。

「お前、キス好きなんだな。……優しくしてやる」

 リヴァイの声は楽しそうだ。そっと瞼を持ち上げると、リヴァイが舌を出しているところが見えた。
省8
335: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:01 d AAS
 リヴァイはどうやらエレンを優しく抱いてくれるらしい。
はじめ縄を見せられたときは、どんな酷い抱かれ方をするのか不安だったけれど、冷えた心も妙な緊張も少しずつほぐれていく。
リヴァイの手がシーツとエレンの身体の間に差し込まれ、掬いあげられるようにして抱き上げられる。

「あ、……へい、ちょう」
「ん、全裸だろ? ほら、腕を上げろ」

 エレンの息が上がる頃、ようやく唇が解放されたというのに、口がすぐ寂しくなってしまう。
 しかし、いくらリヴァイが優しいからと言ってあれやこれやと我儘を言ってはいけない。これは、儀式なのだ。
エレンがいかに調査兵団に、否、リヴァイに身を捧げられるかを示す、儀式。
 エレンはリヴァイの言う通り腕を上げ、服を脱がしてもらった。
中途半端に脱いでいたボトムも下着ごと取り払われて、正真正銘全裸になる。リヴァイの視線が肌に突き刺さるようで、落ち着かない気持ちになるけれど、同時に冷静にもなる。
省6
336: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:02 d AAS
「卑屈になるな。……それでいい。お前はこの力だって利用して目的を果たすんだろうが」
「はい……兵長」

 エレンの声は、震えてはいなかっただろうか。
リヴァイは、わかってくれている。
エレンが巨人を憎んでいることも、そのためにはこの身体だって化物としてだって闘う意思があることも。
 エレンは、誰よりも強い目的意識を持っている。エレンが優れているのは頭脳でも戦闘能力でも、何でもない。
 目標に向けて、目的に向けて、一心に努力を続けることのできる意思の強さだ。
 その目的を手にするまで決して足を止めない、止めることは許さない。
そんな、強さがある。そして、そのエネルギーは周りまでも巻き込んで、影響する。
 ――それでも、エレンはまだ十五だった。リヴァイの半分も生きていない子供=B
省17
337: (アウアウ Sa6f-G+K4) 2016/04/06(水)21:02 a AAS
石田やな
338: (アウアウ Sa6f-HfxU) 2016/04/06(水)21:02 a AAS
>>322
純一なんか!さんきゅーやでババア
腰ちゃんはオサレになりたいけどなれてないとかそういうことやろか?
それってイサ…
339: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:02 d AAS
幸福の箱庭
 by 黒繭

甲高い鳴き声と共に小さな影が飛び立った。その姿を大きな瞳に写した少年は空高く舞い上がろうとする一羽の小鳥をまるで追うようにして右手を掲げる。
その指先に触れたのは尾羽の滑らかな手触りではなく、冷たい無機質な感触。

いっぱいまで開かれた金翠色の双眸を、上から帳が下ろされるように影が覆う。まるで諭すみたいに、温かい手が両翼が生えていたはずの背中をゆっくりと撫で下ろした。

その手は優しくて、どこまでも安心を与えてくれるから、少年はどうしても眦から零れるものを止めることが出来なかった。

開いた本を片手に乗せ、文字の羅列をひたすら目で追っている金髪の少年と、難しい顔をして眉をひそめ、迷わせながらペンを走らせる暗褐色の髪の少年。
テーブルの角に斜め向かいに座った彼らはどちらも下を向いて、今やるべき事をただ黙って各々打ち込んでいる。
省11
340: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:02 d AAS
正直、あまり得意ではないし、難解な数式やら興味のない王族の歴史なんぞを覚える事に意味があるのかは分からない。
必要だと言われればそうなのだろうと思うし、同じ年頃の少年たちが皆相応に勉学に勤しんでいて知っているべき事だと言うなら、自分も出来るようになる必要はある。というくらいには考えていた。

「お前の教え方が上手いおかげだけどな。」
「エレンが努力してるからだよ。あとは、ここの計算の仕方だけど……」
「2人共、お茶が入った。少し休んで」

部屋のドアを開けて中に入ってきたのは黒髪の少女。その片手には金属製のトレーとその上にティーポットとカップ、中央に菓子が置かれていた。
先程から、部屋の向こう側からオーブンの熱で拡散され、屋敷中に広がっていた焼き菓子のいい匂いがずっと鼻孔を擽っていたことには気付いていた。
少女が入ってきた途端、更に香ばしいバターの匂いが部屋に充満して、少しの空腹の隙間を突付いてひとりでに鳴り出しそうだった腹をエレンはなんとか持ち堪えたと撫で下ろす。

ソーサーごと目の前に置かれた紅茶はそっちの気で、真ん中にやってきたお待ちかねのマドレーヌを手に取り、嬉しそうにそれを頬張るその表情には年相応のあどけなさが宿る。
少女はティーカップを配り終えるとエレンの隣の席に座り、美味しそうに食べるその顔を横で見ながら朗らかに笑み、口に合ったようだと安心した様子で彼に声を掛けた。
省8
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(1): (ワッチョイ 53df-qDJN) 2016/04/06(水)21:03 0 AAS
ルルとリリのあの回想はいつのなん?
あとリリのは?のあとはどうなるん?
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