[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6498【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (316レス)
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284: (ワッチョイ b785-kq03) 2016/12/10(土)09:21 0 AAS
女王は冬コミ予約本もそこそこ出とるけどほんまにほしい本の予約可販売始まるまで買い控え続いとるな
とらと違うて1注文ごとの発送やからサークル側も他サークルの動向待ちやねんな
進撃3(ジリ2、リジ1)
ちな全年齢・18禁別200冊中に進撃本は7冊ランキンで、ジリ3、リジ3、ルリ1
14 ジリ
38 ジリ
71 リジ
女王は進撃本ランキンなしや
285: (ワッチョイ b785-kq03) 2016/12/10(土)09:21 0 AAS
何やこっち昨日貼るの忘れとったは
進撃3(リジ3)
ちな全年齢・18禁別200冊中に進撃本は7冊ランキンで、リジ4、ルリ2、ジリ1
35 リジ
71 リジ
97 リジ
女王は進撃本ランキンなしや
286: (ワッチョイ b785-kq03) 2016/12/11(日)09:24 0 AAS
この時期の週間で進撃本最高位が90位て物悲しいで
ルリはカテゴリ別200冊以内にもおらんやん下痢は金出して本買えや
12月第1週週間ランキング
進撃3(ジリ3)
ちな全年齢・18禁別200冊中に進撃本は7冊ランキンで、ジリ4、リジ3
90 ジリ
97 ジリ
98 ジリ
女王は進撃本ランキンなしや
省9
287: (ワッチョイ b785-zwFm) 2016/12/12(月)09:08 0 AAS
昨日は進撃各カプ冬コミ・インテ本がそこそこ予約開始しとったけどルリだけ100位圏外やな
下痢は別マガとコミックスと薄い本に少しは投資したれや
進撃5(リジ3、ジリ2)
ちな全年齢・18禁別200冊中に進撃本は11冊ランキンで、リジ6、ジリ3、ルリ2
62 リジ
75 リジ
79 リジ
97 ジリ
97 ジリ
女王 48位にリジ本ランキンや
288: (ワッチョイ b785-kq03) 2016/12/13(火)09:21 0 AAS
ランキング眺めとるとリジだけやなくどのカプからももれなく海鮮が他ジャンルに流れとるの明白やんな
リジだけ移動しとると主張する下痢には何が見えとるんや草
進撃8(リジ6、ジリ1、ルリ1)
ちな全年齢・18禁別200冊中に進撃本は13冊ランキンで、リジ8、ルリ3、ジリ2
39 リジ
60 ジリ
65 リジ
65 リジ
65 ルリ
65 リジ
省3
289: (ワッチョイ b785-kq03) 2016/12/14(水)09:25 0 AAS
下痢コピバは人稲の早朝6時にバレスレでリジ晒しコピペ連投しとるけど通報されたくなくてビビっとるんか
下痢の逆神のおかげでルリ本は今日も下位率高いは
進撃5(リジ3、ジリ1、ルリ1)
ちな全年齢・18禁別200冊中に進撃本は10冊ランキンで、リジ5、ルリ4、ジリ1
25 リジ
45 ジリ
51 リジ
73 ルリ
88 リジ
女王 41位にルリ本、90位にリジ本
290: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:05 d AAS
【リヴァエレ】泣きたくなるほど貴方じゃなきゃ、嫌 1
by らいむぎ
第一話
エレンが目を覚ました時、視界にぼんやりと映った天井が真白であると認識したのと、体が鈍い痛みを覚えたのはほぼ同時だった。
独特の静けさと、室内のじんわりとした暖かさ、そして何より消毒液の匂い。病院か、とエレンは自分の身に起きていることを徐々に覚醒してきた頭で考えた。
寝たまま視線を体に向ければ、足と腕に包帯が巻かれている。どちらも左側だった。頭を締め付ける感覚から、おそらく頭部にも包帯が巻かれているのだろう。
何でこんなことに。
いや、覚えていないわけではない。エレンは道路を渡ろうとして、車と接触した。あの瞬間に感じたのは明らかに“死”だった。
「……生きてる」
省11
291: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:06 d AAS
父は簡単に体の様子を診ると、一息ついた。
「体に問題はないだろう。この後検査をいれたから診てもらいなさい。頭の方も」
然して興味がなさそうな口ぶりだった。それなのに最後に付け加えられた言葉は暗に頭がおかしいと言われているようで少し腹が立った。
父とは昔から不仲だった。
幼い頃は仕事ばかりで全く相手にしてもらえなかったことに何度も文句を言った。
そんなエレンに母は「パパは私たちのためにお仕事を頑張っているのよ」と宥めたが、母に抱えられその様子をこっそり見に行った時、余所の子どもの頭を撫で、笑いかけているのを見てからは、
エレンの中で父へのいくつかの感情が抜け落ち、今では確執のようなものだけが残ってしまった。
父の探るような視線が不快で、エレンは顔を背ける。
「お前がここまで馬鹿だとは思っていなかった」
「は……? 息子が怪我して言うのはそれかよ」
省11
292: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:06 d AAS
父に言われたことに反抗するようなことを敢えて言ったのは無意識だった。
動く右手で母の背中に触れると、微かに震えている。ああ、泣いているのか。心配をかけて悪いことをしてしまったな、と申し訳なく思った。
「二日も目を覚まさなかったのよ、エレン。お父さんは心配ないと言っていたけれど、気が気じゃなかったわ。だから目が覚めたって聞いてミカサに店番をお願いして慌てて来たの」
「っはは、そんなの見ればわかる。店のサンダルのままだし、髪もぐちゃぐちゃ」
笑いながら言うと母はもう一度「急いでいたのよ」と少し恥ずかしそうにしながら言った。
「ずっとついていてあげたかったんだけど、お父さんには帰れと言われたし、いつも来てくれるお客様がどうしてもお花を用意して欲しいって……。言い訳になっちゃうけど、目が覚めた時誰もいなくて不安だったでしょう、本当にごめんね」
「いいよ、気にしてない。オレこそ心配かけてごめん」
そう話しているうちに検査に呼ばれた。
検査をしてくれるのは父ではなく、エルヴィン・スミスという父よりも若い医者だった。
父と同じように体を軽く診た後に隅々まで検査していく。結果的に足も腕も骨に罅が入った程度で済み、頭は打っていたけれど脳に異常はみられないということだった。
省10
293: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:06 d AAS
「え? 手を?」
「君を助けてくれた人がいたんだ」
「そうなんですか……いや、あの時は頭の中が真白になってしまって、よく覚えてないです」
あの時エレンは大きなクラクションの音に聴覚も視覚も支配されて、足の感覚さえも失った。ああいう時、人の体は本当に動かなくなるんだなぁ、なんて今になって考える。とにかく生きていてよかった。
「あ、だからオレ比較的軽傷で済んでるんですね」
骨の一本や二本、折れていてもおかしくはなかったと思う。それでもこれくらいで済んでいるのは、まさしく助けられたからだ。
「それで、その……助けてくれた人は……」
まさか亡くなったり…と、エレンは顔を青くする。しかし、エルヴィンはにこりと笑って無事だよ、と言った。
「かすり傷で済んだよ。彼は超人的な体の持ち主だからね」
「超人的って……」
省10
294: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:07 d AAS
「はあ……お礼も言いたいですし、頑張ってみます」
エルヴィンはカルテに何かを書きこむと、うん、と頷いてにっこりと笑った。何となく含みがあるような気がして、途端に居心地が悪くなった。
「あ、そうだった。一応聞いておくが、自分の名前、年齢、職業はわかるかな?」
今さらな質問だ。これは最初に聞いておくべきものなのでは。
「エレン・イェーガー、十九歳……あ、いやこの間誕生日が来たから二十歳、マリア大学経営学部三年です」
「うん。そこまでわかっていれば、脳には異常なさそうだ。恋人はいる?」
「こっ、恋人?いませんよ。それ何か関係あるんですか?」
「いや。いるならば心配しているだろうし、お見舞いに来るなら気を利かせてあげたほうがいいかと思ってね」
「いないのでその必要はないです」
嫌味か、とエレンは少し膨れた。
省13
295: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:08 d AAS
「……入ってもいいか」
「あ、は、はい……!」
現れたのは身長が低めの、スーツを着た男だった。初めて見る顔だと思ったが、すぐに先ほどエルヴィンが言っていた人物だということに気がついた。
彼は静かにドアを閉めるとゆっくりとした足取りで近づいてくる。
「起きていたんだな……。怪我の具合はどうだ? 異常はないと聞いたが……」
窮屈そうなネクタイを少しだけ緩める。その大人の仕草に何故か胸がドキリとしたが、その手に巻かれた包帯が目に入ったからかもしれない。
「大丈夫です、何ともありません。……あの、貴方が助けてくれたんですよね? オレ、エレン・イェーガーって言います。本当にありがとうございました。貴方のおかげでこれくらいで済んだんだと思います」
「……いや、俺の方こそ、悪かった」
「? どうして貴方が謝るんですか?」
綺麗に頭を下げた彼は本当に己が悪いと思っているらしかった。どちらかと言えばエレンが巻き込んだ身で、むしろこちらが謝るべきだというのに。
省12
296: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:08 d AAS
抱きしめる、抱きしめられた。
ぶわぁ、と顔が一気に熱くなる。羞恥を誤魔化すために言ったはずだったのに、墓穴を掘ってしまった。リヴァイは体を張って助けてくれただけだというのに、抱きしめられたという事実に何故か盛大に照れた。
「そ、そんなわけないですよね! すみません、助けてくれたのに……」
お互い怪我をしたというのに不謹慎なことを言ってしまったと自分の未熟さに落ち込んだ。絶対子どもだと思われた。
「……いや、そうでもねぇかもな。確かにお前を助けるために必死だったから力加減がわからなかった」
「え、えー……?」
そこを肯定してしまうのか、とエレンは戸惑った。だが、その口元に少しだけ笑みが浮かんでいたので、なんとなく嬉しくなる。
「アッカーマンさん、今度ちゃんとしたお礼をさせてください。それで、あの、良かったら連絡先を教えてもらえませんか?」
「お礼なんていい。……本当に俺が悪かったんだ、全部」
リヴァイは頑なだった。どうしてそんなにも自分が悪いと思っているのかがわからない。信号が変わってすぐに周囲を見もしないで渡ったのは自分なのだから、完全にエレンの不注意なのに。
省13
297: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:08 d AAS
最後に小さく呟いた言葉にリヴァイはわかりやすく眉を顰めた。何か失礼なことを言ってしまっただろうかと慌てるエレンにリヴァイは鋭い視線を向けてくる。
「エルヴィンから何か聞いたのか?」
「え、えっと……貴方とは友人で、顔は怖いけど優しい人だって……」
「他には?」
「ちょ、超人的な体の持ち主だって……それくらいです」
本当にそれだけか?と、すごい剣幕で尋ねられ、ガクガクと首を縦に振った。じゃあいい、とリヴァイが息をつくまで、エレンは息ができていなかったように思う。
良く分からない人だ。
その後、帰ると言ったリヴァイは背を向けた後でもう一度「本当に悪かった、エレン」と言って病室を後にした。
名を呼ばれたことに、不思議と胸が弾んだ。
+++
省12
298: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:09 d AAS
服の袖を控えめに掴むミカサは俯きながらぶんぶんと首を横に振った。
ミカサは昔からエレンに対して過保護なところがあった。一人暮らしを始めると言った時も「私も一緒に行く」と言ってきかなかった。
母が心配だから母についていてやってくれと頼めば渋々ながらも了承してくれて、今は講義を終えた後、バイトとして毎日店を手伝ってくれている。
「無理はしないで、エレン。……やっぱりエレンには私がついていないと駄目」
「なんでそうなるんだよ」
呆れたように言えば、ミカサは苦虫を噛み潰したような顔をして黙った。
自室に荷物を運び終えた後、エレンはベッドに座って長い溜息を一つついた。自由に動かせない体が鬱陶しい。効き手が無事だったのは不幸中の幸いといったところだろうか。
エレンは鞄の中から名刺を取り出す。リヴァイのものだ。
そこに書かれている会社は誰もが知っているような大手の会社で、加えて課長と言う文字にエレンは思わず「おお……」と呟く。すごい人に助けられてしまったようだ、と。
お礼がしたいと言いはしたが、そんな暇もないのかもしれない。昨日だって仕事の合間に来てくれたのだろうから、引きとめてしまって悪かったな、とエレンは反省した。
省9
299: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:09 d AAS
すぐに返信が来るとは思っていない。きっと仕事中であろうし、こう言っては失礼かもしれないが、こういうことにまめな人には見えなかった。
「き、期待はしないでおこう」
エレンはスマートフォンを上着のポケットではなく、鞄の中へとしまった。
期待しないようにしよう。それはもう、どうしようもなく期待しているのと同意だったけれど。
病院へ寄った足で大学へと向かう。午後の一コマくらいには間に合いそうだ。
「エレン!」
「アルミン、ミカサ」
幼馴染二人が駆け寄ってくる。怪我が治るまでの間、二人には本当にお世話になった。
「良かった。包帯はとってもらえた?」
「ああ。もう完治したって」
省11
300: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:10 d AAS
「おい、二人して何だよ。オレが何か忘れてるって言うのかよ。そんな記憶喪失になったわけでもあるまいし……」
「概論のレポート。十二時ぴったりまでだよ」
「は?」
アルミンはエレンの腕を掴んで、時計を見せるように持ち上げる。今は十一時……と、脳が読みとった瞬間に全身から血の気が引いた。
「もう手遅れ」
憐みを含んだミカサの声に生きた心地がしない。あの講義の単位は必須だ。教授は厳しくて、レポートを毎回課すうえに一度でも提出できなかったものがあると単位をもらえないのだと先輩から聞いたことがある。
「ばっ……! 早く言え!」
エレンは完治した足で駆けだした。目的地は学生に開放しているコンピュータールームだ。頭の中で、レポートの課題は何だっけ、データは持ち歩いていたっけ、と慌ただしく考えた。
その後ろ姿を見てアルミンは少し困ったような顔で笑った。
「本当に忘れてるなんてね」
省10
301: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:10 d AAS
面倒だがコンビニに行くかと立ち上がる。どうせなら実家で夕飯も食べてきてしまえばよかったのだろうけれど、今日は父の帰りが早かった。だからエレンは鞄も下ろさずに荷物をまとめて出て来たのだ。
鞄から財布を取り出して、ついでにスマートフォンも上着のポケットに突っ込む。そういえば鞄に入れていたんだった。何で入れてたんだっけ?と考えたけれど、まあいいやとすぐに脳を滑っていった。
コンビニはアパートから歩いて五分のところにある。その先をもう五分も歩けば駅だ。エレンはこの立地を気に入っていた。
夜道の暗さにコンビニの光は強すぎる。目の奥に少し痛みを感じて目を細めながら店内へと入ると、やる気のないバイトの声が聞こえた。
「いらっしゃいませ……んだよ、てめぇかよ」
「おい、客だぞ。歓迎しろ」
居酒屋じゃねぇんぞ、と言ったのはジャン・キルシュタイン。大学は別だが、同い年らしい。コンビニでしか顔を合わせないのに相性が悪い。
適当に弁当と飲み物を選んでレジへ持っていく。この時間はジャンだけのようで、嫌でも彼にやってもらわねばならなかった。
「……久しぶりだな 」
「そうか?」
省12
302: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:10 d AAS
「おい、釣り!」
「ちょ、ちょっと待って」
ジャンが苛立ちを隠さずに金を差し出してくる。ちょっと待ってくれ。今はそんなことをしている暇はない。
『仕事が終わった。ローゼ駅西口で待ってる』
さらに一番初めにきていたメールを開く。受信したのはエレンがメールを送ってそんなに時間は経っておらず。おそらく必死でレポートを作成している時だ。
『今晩でいいか? 仕事が終わったら連絡する』
「おい! エレン!?」
「それお前にやる!」
「はあ!?」
ジャンの声にも構わずコンビニを飛び出した。足が治っていてよかったと、心底思った。
省11
303: (スププ Sdb8-AUQK) 2016/12/15(木)04:11 d AAS
ハッとしてエレンは勢いよく振り返る。駅を出てすぐのカフェは一つしかなかった。その外向きに並ぶ窓側の席に、リヴァイがいた。
彼を見つけた瞬間の気持ちは何と言えばいいのだろう。ホッとして、嬉しくなって。胸がぐっと締め付けられるような感覚に泣いてしまいたいとすら思った。
すぐにでも駆けつけて謝るべきだと思うのに、体が動かなくてただリヴァイを見て途方に暮れた。
しかし、リヴァイが立ち上がり店を出ようとするのがわかると、エレンは慌てて彼の元へと走った。
「あ、あの! すみませんでした……!」
「良かった。……何か、あったのかと思った」
頭を下げたエレンにリヴァイは咎めるような言葉は言わなかった。それどころか心配してくれていたようで、なかなか頭を上げられないエレンの髪をさらりと撫でて、もういい、と優しい声で言ってくれた。
「本当に、ごめんなさい……。ずっとスマホを見ていなくて、気付きませんでした……それで、えっと……」
何を言っても言い訳になってしまう、とエレンは後に続く言葉が思いつかなかった。
「それで、そのまま来たのか」
省15
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