[過去ログ] 【テーラワーダ仏教】ブッダの教えと冥想の実践20 (1002レス)
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661: 桃太郎 2023/02/07(火)15:51 ID:5N8vdI+Z(4/4) AAS
私たちの脳は、重さからすれば、約千五百グラムぐらいの、ピンク色をした塊にすぎませんが、そこに約二百億個もの脳細胞が集まって、さまざまな働きをしています。
記憶、思考、判断、計算などといった各種の精神現象を織りなす肉体の″座″が、これらの脳細胞です。
一個の身体は、たんなる臓器や細胞の寄せ集めではない。身体は、細胞や組織や臓器の、おのおのの個性を生かし、特徴を十二分に発揮させながら、しかも、全体的統一と調和をたもって、創造的に生を営んでいる。その律動の姿は、神業とさえ思えるほどです。
身体は、たんなる物質の集合体、寄せ集めではなく、全体的な秩序と調和のもとに生を営む統合体であり、みごとな生を自己創造する主体的な実在でもある。
また、一個の細胞といえども、美しい調和のリズムを奏でる個性的な統一体であるといえるでしょう。
生命の能動性は、宇宙の奏でる妙なるリズムにのって、不可思議な種々の変化相として姿をあらわす。
人間や動物と違った非情の生命としての顕在もあれば、かわいらしい小鳥やチョウとして生を営むこともあるでしょう。
そして、生命の能動性の精緻な発現は、人間の身体においてきわまると思うほど、私たちの肉体の働きは絶妙です。
このような生の、まことに多彩にして妙なる能動性の顕現するダイナミックな現象の世界を、仏法では「色法」と言う。
したがって、現象の世界を探究することによって、そこに能動性としての力とともに、それをもたらす、内なる「法」を見いだすこともできると思う。
無生の世界の中から、科学者は、物理、化学の法則を見つけだしているし、生物の世界からは、生理学的法則や生態学的な体系をも抽出できる。
だが、これら各種の法則も、それぞれの生に内在する能動性としての生命の「法」の個別的な顕在化であると知ることが肝要です。
法として、また力として、生命の能動性の織りなす世界、それが「色法」の世界なのです。
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