★若き日の石原裕次郎の映画を語ろう (570レス)
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1(15): 2010/06/18(金)02:35 ID:AgWVOleV(1/3) AAS
オレは現在50才で、当然リアルタイムで若き日の裕次郎映画など、見たこともない
しかし、最近ひよっとしたきっかけで、14作ほど若き日の裕次郎映画をDVDレンタルして見てみたのだ
オレが生まれた1960年前後の風景とかが出て来て、たいへん面白い 今まで喰わず嫌いだけだったのだと、知った
今のところ、オレのベスト3は「鷲(わし)と鷹(たか)」「狂った果実」「風速40米(メートル)」だ
少々コメディタッチの「あいつと私」「銀座の恋の物語」「若い人」なども、なかなか捨てがたい
3時間20分にも及ぶ「陽のあたる坂道」なども、なかなか面白かった 夫人の北原三枝の魅力が爆発だ
「錆びたナイフ」「赤いハンカチ」「夜霧よ今夜もありがとう」などは、オレ的にイマイチだった
どうだい
さあ、若き日の裕次郎映画について、語りあおうではないかw
23: 1 2010/07/29(木)02:58 ID:Q7ZpZb4j(1/3) AAS
久々の1だよ プライベートが忙しくて、なかなか書きこむ時間がないのだけれど、このスレには目を通しています 生みの親だからね(笑)
他の人が、色々な意見を書きこんでくれるのは、うれしいことだ もっと書きこんでくださいね 読むのが楽しみです
さて、本題に入ろうか オレは家の近くに数件あるレンタルビデオショップから、続けざまに20本以上の、若き日の裕次郎映画を見てみた
モチロン、若き日の裕次郎に好感をもったからだし、その行為がオレにとって、楽しい行為だったからだ 人は快楽を求める動物だという
そう、若き日の裕次郎映画は、オレに視覚視聴的に快楽を与えてくれたわけね 1960年前後の大昔の作品群だ
今から50年ほど前の映画群だ いかにその映画たちが大昔のものか、このスレを見て思ったが、映画名のあとに、その公開年を入れたほうが
分かりやすいだろう ちなみに、このスレの上のほうでオレがあげた映画の年代を、以下に記してみよう
「太陽の季節」(1956)「狂った果実」(1956)「鷲と鷹」(1957)「俺は待ってるぜ」(1957)「嵐を呼ぶ男」(1957)
「錆びたナイフ」(1958)「陽のあたる坂道」(1958)「風速40米」(1958)「あいつと私」(1961)「銀座の恋の物語」(1962)
省1
24(1): 1 2010/07/29(木)03:31 ID:Q7ZpZb4j(2/3) AAS
上の14作品以外で、オレが見てみたものの感想を、以下に簡単に記してみたい
「勝利者」(1957)ーこの映画こそが、裕次郎と北原三枝の最高傑作かもしれない ボクサー映画とも、バレリーナ映画の傑作とも見れる
「太陽への脱出」(1963)ーこの中の挿入歌である?骨?という歌を、裕次郎がピアノで弾き語るシーンは、鳥肌もの 見れば分かる
「乳母車」(1956)ー1956年当時の九品仏周辺が見れて、大変興味深かった 浄真寺境内のシーンなんかもね
「明日は明日の風が吹く」(1958)ーこれも面白かった 浜村美智子の存在と、かたぎのサラリーマンがヤクザの組長になるところなど
「赤い波止場」(1958)ー当時の神戸でロケ敢行された作品 裕次郎は組に裏切られる殺し屋役だが、作品的にはイマイチ
「あじさいの歌」(1960)ー石坂洋次郎原作の文芸路線だが、洋館のじいさんの元妻、轟有起子が、赤線の女将だったというのが笑えた
「金門等にかける橋」(1962)ー全編台湾ロケの大掛かりな作品だが、決定的なものが欠ける 爆撃のシーンが漫画ちっく
「太平洋ひとりぼっち」(1963)ーこれはいいね よく撮ったものだと思う オレ的には裕次郎の関西弁も、楽しめた
省3
25: 1 2010/07/29(木)03:51 ID:Q7ZpZb4j(3/3) AAS
外部リンク:www.nikkatsu.com
30: 1 2010/08/08(日)02:09 ID:5Dt3xxZ/(1) AAS
外部リンク[html]:www.tsutaya.co.jp
41: 1 2010/09/16(木)03:07 ID:/cXbg3zj(1/3) AAS
東京OCNの長期間規制で、ほぼ一ヶ月以上カキコミが出来なかったオレだが、その間にもオレは、延々と若き日の裕次郎映画を見続けている
現在丁度37本ほど見終わったところだ 一作一作の長文論評は後にカキこむ予定だが、まずは短文ヒトクチ評価といってみる
以下見た作品は、すべて、VHSビデオレンタルの、作品群である
「夜の牙」(1958)ー裕次郎映画では唯一の、サスペンス&ミステリーものと位置づけていい デビュー直後十代の浅丘ルリ子がスリ役でういういしい
「紅の翼」(1958)ー八丈島に臨時役のパイロットとして破傷風の血清を運ぶ裕次郎 そこに同乗する殺し屋の二谷英明 うーん、オレ的にはもう一歩
「若い川の流れ」(1959)ーキャストは全員?陽のあたる坂道?と同じ文芸恋愛ものだが、サラリーマン役の裕次郎と北原三枝の恋愛模様が楽しめた
「清水の暴れん坊」(1959)ータイトルから連想する任侠ヤクザものではない 麻薬撲滅ラジオプロデューサーの裕次郎 弟分の赤木圭一郎も良かった
「天下を取る」(1960)ー理屈ぬきに面白かった サラリーマン新入社員の裕次郎と、その参謀役に長門裕之 ラスト70才ぐらいに変身した二人が見もの
「やくざ先生」(1960)ーラスト宇野重吉の飛びこみ自殺には納得しかねるが、これは傑作ではないか? 裕次郎青春学園ものの、元祖の萌芽がここにある
省5
42: 1 2010/09/16(木)03:49 ID:/cXbg3zj(2/3) AAS
「嵐を呼ぶ男」(1957年)について、書いておきたい 最近見直したのだ
今から53年前のカラー映画である オレがこの世に生まれる3年前だ この映画の冒頭に流れる?夜のネオン街は新しい職業市場を開拓している?等々の
おごそかで長々しく重々しいナレーションが、まずいい そしていきなり平尾昌明(漢字間違い失礼)のロカビリーライブの登場だ 俺は銀座の風雲児
だとかなんとか、いきなりギターかかえて歌いまくるのだ のちに「瀬戸の花嫁」等の作曲家平尾の若き日の姿でもある 次にギターかかえた流し役の
裕次郎の、いきなりのケンカ乱闘シーンが炸裂する これで歌も歌えるドラマー役という設定が、布石されているのだ 裕次郎は自分がドラマーとして
成功すると同時に、クラシック作曲家志望の弟の成功も、夢見ている男の役柄なのだ 結果的にはこの映画のラスト、弟のデビュークラシックコンサート
は大成功となる代わりに、裕次郎はヤクザに指を叩きつぶされ、二度とドラムを叩くことの出来ない体にされてしまうのだ その代償としての母親との
仲直りもあるのだがー この映画の花となるものに、白木マリの存在がある 当時の日活アクション映画の定番シーンとして、いきなり場面が半転、
ナイトクラブのシーンとなり、必ず肉感的で半裸に近い女性ダンサーの登場というのが定石となるなわけだが、この映画ではその存在が白木マリだ
省9
43: 1 2010/09/16(木)04:24 ID:/cXbg3zj(3/3) AAS
以下の作品は、最近DVDレンタルで見た、若き日の裕次郎映画のひとくち評価である いってみよう
「人間魚雷出撃す」(1956)ーなんといっていいか、人間魚雷である 潜水艦の中である 出撃して当たれば死ぬのである 白黒映画でもある
「夜霧のブルース」(1963)ーほぼ全編回想シーンのムードアクションもの 浅丘ルリ子が港湾労働争議の最中に銃で撃たれる設定に無理がある
「夕陽の丘」(1964)ー裕次郎映画のムードアクションものを高評価されている方がおられるが、オレはきびしいぞ 一人二役のルリ子だけが見もの
「遊侠三国志・鉄火の花道」(1968)ー名作?花と竜?のおかげで、裕次郎の着流し姿にも抵抗なく見れた 片目の丹下左善のような小林旭が、ここでは絶品
「嵐の勇者たち」(1969)ー サイケデリックサウンドに合わせてゴーゴーを踊りまくる浜美枝が絶品 オールスターキャストで豪華だが、内容は劇画ちっく
ここまだ見てオレの好きなベスト5は「嵐を呼ぶ男」(1957)「鷲と鷹」(1957)「やくざ先生」(1960)「花と竜」(1962)「勝利者」(1957)と、変わったな
「憎いアンちくしょう」(1962)の良さは、最近分かって来た これは奥が深い レンタルではなく、購入してなんべんも見直してみたのだ
ニューベルバーグチック(?)とでもいうか、ロードムービーの先駆けとでもいうべきなのか、1962年のカラー映画にしては、2010年の今見ても、充分に
省3
46: 1 2010/09/17(金)02:29 ID:WgWVxN1Q(1) AAS
>>44さんへ
リアルタイムで見たって発言は、凄いものがありますね
その時18才でも、現在68才ということですよね?
カキコミしてくれて、誠にありがとうございます
若輩である私50才の戯言(ざれごと)、これからも色々カキコむつもりですが
あたたかく見守ってください
ペコリ ^^
84: 1 2010/12/04(土)14:14 ID:WF5CsrP7(1) AAS
「勝利者」(1957年)について、感じたところを書く
?若き日の裕次郎映画?を、何か1本レンタルして見てみたいという、裕次郎映画初心者の方々には、まずこれを見ておくべきだと断言する
今となっては、知名度的に「狂った果実」(1956年)「嵐を呼ぶ男」(1957年)等に、完全に負けてて、一般的には完全に忘れられている
作品だが、これはカラー作品として、裕次郎&北原三枝の超初期の傑作といっても、過言ではない 「狂った果実」は白黒映画だからね
オレは1960年生まれで、少年マガジン連載の「巨人の星」と「あしたのジョー」を、リアルタイムで読んできた世代だが、今思えば
「勝利者」こそ、「あしたのジョー」の原点だともいえる 「あしたのジョー」の原作者の梶原一騎氏の頭の中には、絶対に「勝利者」の
裕次郎の映像が、動きまわっていたはずだ そう、つまるところ、「勝利者」の中のチンピラボクサー裕次郎は、?あしたのジョー?その
ものなのだ ケンカしたり裏切ったり協力したりと、ここでのコーチ&マネジメント役の三橋達也は、丹下段平そのものなのだ
当時、日活で月給が170万ほどだった南田洋子が、これまた三橋達也のフィアンセ兼スボンサー役として登場するが、これがオレの目には
省10
91: 1 2010/12/25(土)01:38 ID:Hopb+h2r(1) AAS
「銀座の恋の物語」(1962年)について、感じたところを書く 昨日、見直してみたのだ
まず、このタイトルからして、あまりにも有名すぎる男女のデュエットソングゆえ、それだけでもうお腹いっぱい、どうせどうでもいい
歌謡曲映画なんでしょと、敬遠される向きの方々も、存在すると思われる なにしろ「東京で〜ひ〜とつ〜♪、銀座で〜ひ〜とつ〜♪
若い〜二人が〜♪」っていう、超有名なあれだからね その気持ちも分かる しかし、その垣根を取っ払って、このDVDを、アナタのDVD
プレイヤーに、無理矢理ぶちこんでみよう するとそこには、1962年のあざやかな銀座の風景と、当時の日劇や井上時計店の映像、
27才の裕次郎と、最高に輝いてる22才の浅丘ルリ子のカラー映像などが映し出されて、アナタはとたんに引きこまれるはずだ
オレの場合なら、ああこの時オレはまだ2才で、この世に存在してたんだよななどと慨嘆して、涙ぐみそうになっちまったほどだ ゴホン
ジャズピアニスト志望のジェリー藤尾と、画家志望の裕次郎は、銀座のどこか、屋根裏部屋のようなアパートに同居していて、ともに夢を
追いかけているマブダチ同士だ この映画の中で「銀座の恋の物語」という楽曲は、ジェリーが作曲したジャズイントゥメンタルとして、
省15
93: 2010/12/31(金)18:40 ID:B+FmjESb(1) AAS
良スレはけーん。
俺も最近、裕次郎の映画見てる。
っていっても、日本映画専門チャンネルとチャンネルNECOだけどw
NECOで年末年始、裕次郎特集やってるので続けて見ている。
大画面プラズマだとDVDのSD画質じゃイマイチ。
ブルーレイが出回るまではケーブルのハイビジョンの方が画質が良い。
確かにカッコ良いし、60年前の日本の風景も新鮮。
>>1の評価を参考に見ていこうw
98: 1 2011/01/07(金)02:09 ID:n0XhWzEs(1) AAS
「赤いハンカチ」(1964年)について書こう 2011年の50才のオレの目から見た、「赤いハンカチ」である
これは初めに、歌ありきの映画であるー その歌がヒットしたあとで、その歌をタイトルとして企画された、映画なのである 若き日の裕次郎
映画には、いくつかこうした?初めに、歌ありきの映画?というものが、存在する それは「俺は待ってるぜ」「錆びたナイフ」「銀座の恋の物語」
「赤いハンカチ」「二人の世界」「夜霧よ今夜もありがとう」などが、主だったものだ 他にも「夕陽の丘」とか「夜霧のブルース」などが存在するが
そもそも50才のオレでさえ、その2曲はクチずさむことも出来ないだから、ここでは除外する 現在60才以上の裕次郎ファンなら、分かる歌なのだろう
「赤いハンカチ」である といっても、この映画の中にハンカチは、一度も出て来ない 全編に、哀愁ただよう生ギターサウンドのインストゥメンタルが
この映画に叙情をかもし出している 画像が綺麗だ 鏡をうまく利用した構図とか、色の配置とかー 舞台が横浜というのも、港の風景その他が、
とても哀愁ちっくで良い 女工員の浅丘ルリ子が、セレブの浅丘ルリ子に変貌する様が見れる この時ルリ子は花の23才ー 裕次郎とも二谷英明とも、
濃厚なキスシーンを演じている ほぼ全編で裕次郎は、ミドリ色のジャンパー姿だが、それが似合っている 片手にはいつも、黒い生ギターだ
省11
117: 1 2011/03/03(木)01:27 ID:i8J6jO6S(1) AAS
「風速40米」(1958年)について語ろうか
アナタが「勝利者」(1957年)を見て、若き日の石原裕次郎と北原三枝共演の、素晴らしいカラー映画をもっと見てみたいと思ったのなら、
次にアナタが見るべき映画は、この「風速40米」ということになるはずだ 2011年に見ているこのオレが断言するのだから、間違いない
アナタが「狂った果実」(1956年)を見て、若き日の石原裕次郎と北原三枝共演の、素晴らしい?白黒映画?をもっと見てみたいと思うなら、
それは「若い川の流れ」(1959年)という?白黒映画?になるはずなのだが、初心者に?白黒映画?はキツイだろう よって、カラー映画の
その映像も素晴らしい、この「風速40米」こそが、おススメなのだ 嘘はいわない 見れば分かる アナタが、家の近くのツタヤで「風速40米」の
DVDをレンタルして来て、アナタのDVDプレイヤーにそのDVDをぶちこんで、プレイボタンを押せば、それが明瞭な答えだ 人生はとても短い
疑ってなんの行為も行わない人生など、無駄だし、愚の骨頂だ 「嵐を呼ぶ男」「鷲と鷹」「勝利者」と見てきたアナタなら、
次に見るべき若き日の裕次郎カラー映画は、この「風速40米」しかない 時系列的にも、それは充実した満足感をもたらすものだと、保証する
省6
402: 2020/09/21(月)16:28 ID:XVmMkO5b(1) AAS
>>1
1960年生まれならば、現在60歳だろ
421: 2021/05/18(火)08:55 ID:Wo6dnNls(1) AAS
>>1
はもう還暦過ぎたなw生きてるのかなw
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