富野由悠季の名言 その2 (341レス)
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23: 2020/10/01(木)00:10 ID:vo2ugYDU(1/208) AAS
てすと
24: 2020/10/01(木)00:10 ID:vo2ugYDU(2/208) AAS
708 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 00:22:35 ID:???
押井 夕方の5時に放映される『Vガンダム』の中でボスニアを思わせる世界が出てきて、
6時になるとニュースの時間でボスニアの現実の映像が出てくる。
多分、間違いなくそう思うのだけれど、子供や若い人って、
どうしでも与えられた映像に感情移入するのですね。
その中で自分に引き寄せて問題を考える。ニュースで流れているボスニアの風景と、
アニメの世界で作り上げられているそういう虚構の世界とは、
実は同じプロセスを通って「あるもの」に近づくのではないかと思っている。
それにちょっと興味があった。それがどういうふうに見えるのかなと。
富野 興味があったと同時に、僕の年代でいうと、ちょっと怖いと思った。
省8
25: 2020/10/01(木)00:11 ID:vo2ugYDU(3/208) AAS
押井 そういう考え方も出てくると思います。ただ今までとちょっと違うと考えているのは、
かつての「ガンダム」の世界観の中で熱狂してプラモデルを作ったりしているファンと、
初めて『Vガンダム』を見る新しいお客さんの中高生とは、
多分相当なギャップがあると思う。かつてのファンには『Vガンダム』の向こうに
ボスニアが見えたりすることは、ないだろうと。
富野さんがよく口にしておられた、最初の『ガンダム』に戻るということは
実はそういうことなのではないかと僕は思って聞いていた。
そういう意味で、これはおもしろいのではないかなと。
26(1): 2020/10/01(木)00:11 ID:vo2ugYDU(4/208) AAS
709 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 00:26:25 ID:???
――グチャグチャな現実と、それに肉薄されるアニメーション。
しかし、それを見る今の子供たちがニヒリズムに陥らないように、
富野さんは『Vガンダム』を作っていかれるのですか。
富野 陥らないように作ることが、僕がアニメ作品を作っていくときの一番大事なことと考えています。
これが大人対象の作品であれば、最初にそこに陥ります。一番楽だもの。
そういう感性というのは僕自身、極度に持っているという自覚症状がありますから。
それをどれだけ自制するかというところが、自分に客観的な節度を
持たせることになっていたり、自分自身が大人として暮らしていく時に、
実はヘタな演劇屋さんとヘタな映画屋さんに落ちなかったという意味では、
省26
27: 2020/10/01(木)00:11 ID:vo2ugYDU(5/208) AAS
710 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 00:33:37 ID:???
富野 その意味はよくわかるのだけれども、
それを観客にわからせるために、その映像をどういうふうにします?
押井 具体的にいうと、今回の『パトレイバー』では全860カットの半分くらいは
いわゆる劇として必要としている絵じゃないんです。
要するにニュース映像に近い、状況としての映像なんです。
だから、繋ぎようによってはどうにでもなってしまう。そのへんでは結構苦労したのだけれども。
やはり絵を描く側からどうしでもその「映像」に一種の気持ちが入るのです。
アニメーターは描きだから、いかにそれをそぎ落としていくかという苦労がある。
今度の原画はしんどいと言われている。まあ、作業が楽しくないということで(苦笑)。
省6
28(1): 2020/10/01(木)00:11 ID:vo2ugYDU(6/208) AAS
押井 同時にそれが、その方法論が今回のテーマに必須だった。
「戦争」というテーマそのものが、要するに「モニターの中の映像」というふうに言ったらいいのかな。
戦争が自分の外側にもなければ内側にもないという、
こちらにも向こうにもないというか、要するに今の僕らが現実を見るとしたら、
フィルターの間(物と物、時と時の間)にかかっている、境界線、幕に見ているんですよ。
モニターの蛍光面だとか、絶えず、一種の幕を通してしか現実に触れざるを得ないところまできている。
その幕を突き破ることは、もう誰にもできなくなっているのではないかと思う。
『湾岸戦争』の例でも、あの時、実際にバクダッドに降り立っても多分その状況は変わらないという気がする。
それは2次映像であれ、肉眼で見た光景であれ、
その中にどれだけ差があるだろうかということを最近考えてしまうんです。
省21
29: 2020/10/01(木)00:12 ID:vo2ugYDU(7/208) AAS
テスト
30: 2020/10/01(木)00:12 ID:vo2ugYDU(8/208) AAS
テスト
31: 2020/10/01(木)00:12 ID:vo2ugYDU(9/208) AAS
711 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 00:37:58 ID:???
富野 もっと素直にお話作ればいいじゃないですか。年長者から言うと。
押井 えぇ、それは必ずそうは言われる。一言に劇映画でいいじゃないかと、要するにドラマなんだよと。
僕に言わせると、それだけをやるにしては映画というのはちょっともったいないなと。
それだけをやるためにこれだけのエネルギーを使うのはちょっとイヤだよというのと、二つあるのです。
富野 だからそれはもう一つ、これは本当に年長者という言い方になってしまうけれど、
やはり若者を、ドラマをバカにしているよ、もう少し大事にしてやって、もっとおもしろいものだよと(笑)。
押井 ドラマはドラマで好きなんですよ。好きなんだけれども、ドラマということを目指すのであれば、
僕は映画という形式よりはテレビシリーズのほうがいいような気がする。
富野 いいカンしてますね!僕は今回の『Vガンダム』で初めてそれがわかったのだもの。
省3
32(1): 2020/10/01(木)00:12 ID:vo2ugYDU(10/208) AAS
押井 今の僕はテレビシリーズをやれるとは思えないから、『Vガンダム』は大変なことだなと思いました。
TVシリーズの1話を作るのも劇場の作品1本作るのも
過程としては同じ過程を全部踏む。それを毎週やらなくてはいけない。
僕がTVシリーズをやれないのは、まず、体力的にそれに耐えられるかという問題。
それに毎週それを1年間やってトータルでどういう成果があるのかということと、
1年間一つの現場で、一つの映画を目指してやるのとどちらがコントロールしやすいかということがある。
僕にとってはドラマというのは、必ずしも本筋ではないから。
もしドラマを、キャラクターを目指すのであれば、多分『パトレイバー』のTVシリーズをやってました。
富野 僕は逆に7年くらいTVシリーズをやってなくて、
ものすごく気分が晴れたという部分と、逆にすごくもの寂しいということを感じた。
省12
33: 2020/10/01(木)00:12 ID:vo2ugYDU(11/208) AAS
押井 そういう楽しみはテレビでないとないですね。
映画というのはキャラクターの結論まで決めてから入りますから。
富野 根本的に志向性が違いますよ。だからいいの悪いのでは、まったくないわけです。
ひょっとしたら僕と押井さんは対極にいるのだけれど。だから逆にびっくりするのは押井さんが、
よく『Vガンダム』の第1話を見てくれたなと。
付き合い上とは言え、ひどく恐縮し、うれしくもあるんです。
(「アニメージュ」1993年6月号)
712 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 00:40:38 ID:???
これで終わりです 改行についてはご勘弁
34: 2020/10/01(木)00:13 ID:vo2ugYDU(12/208) AAS
713 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 00:45:50 ID:???
もう遊園地とかのゴーカートで富野ボコボコに負かしたい!
714 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 00:50:46 ID:???
>706-712
乙
716 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 02:06:08 ID:???
前その対談よんだけど押井は富野に気を使って
富野は押井にびびってるし
つまんねー対談だったなという印象しかない
この二人はあんまかみ合わないんだよね
35: 2020/10/01(木)00:13 ID:vo2ugYDU(13/208) AAS
【斧谷稔】大富野教信者の会part73【井荻麟】
2chスレ:x3
16 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/07(水) 23:53:53 ID:???
「僕自身、日常ではオネエ言葉を使って笑われることもありますが、
実は高校の時に弁論社にいたこともありますし、
大学時代には学生運動で演説まがいのこともやっていましたから、
ここぞの時にはその際に覚えた言葉遣いで喋れると思っています。」
つくづく思うが、なんで御禿はこんなに常識人なんでしょう?
30 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/08(木) 12:38:51 ID:???
本来、人っていうのは、過ちを犯すことなしには生きていけない動物なんですよ。
省10
36: 2020/10/01(木)00:13 ID:vo2ugYDU(14/208) AAS
368 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/13(火) 21:54:24 ID:???
ファティマを嫌悪する
富野由悠季
永野護の事についていえば、まだ基本的な記憶がボケていないと思えるので、
自分の作品資料の反古帳をひっくりかえすようなことはしない。
作品とか作者についての勘所を考えることに役に立つものではないからだ。
そんなことは、評論家と卒業論文を書く学生に任せればいいのだし、
事実関係は、本文で著作者が書いている事で、まちがいがない。むしろ、
小生が忘れている事を書いてくれていて、改めて納得している。
小生が、ファティマを嫌悪する理由については、
省9
37: 2020/10/01(木)00:14 ID:vo2ugYDU(15/208) AAS
しかし、アニメという世界とイラストに代表される媒体にあっては
(殊にTV というマスメディアにおいては)、
そのような香りは気ほども出してはならないというタブーを自己に課しているのが、小生である。
それでも、『エルガイム』の企画が始まった時に、周囲のかなり根強い反対を押し切ってまで、
彼のキャラクターとメカニック・デザインを採用したのは、アニメのスタッフたちが、怠惰だからで、
同じ穴のムジナ同士の仕事はわかっていても、
それ以外の仕事のレべルを洞察することができないクリエーターではないからなのだ。
そんな連中の判断などは無視すると覚悟して、それが押し通せるとうぬぼれられた立場でもあったから、
永野採用ができたのである。
新しい才能を採用しないと危険なのだというのが、ソフトを提供する側の感覚なのであるが、
省15
38: 2020/10/01(木)00:14 ID:vo2ugYDU(16/208) AAS
369 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/13(火) 21:54:58 ID:???
しかし、彼が提示するものは、本来、アンダーグラウンドに封じ込めておくべきもので、
マスメディアに露出させてはならないものなのである。
そこに、ソフト提供者側の倫理とでもいうべきものがあるのだ、
ということを永野にわかってもらいたかったために、
ファティマの原形が書き込まれたキャラクター・シートを否定し続けてきた。
39: 2020/10/01(木)00:14 ID:vo2ugYDU(17/208) AAS
370 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/13(火) 21:55:24 ID:???
しかし、永野は、最後まで、へビーメタルの額に
ファティマの原形になるキャラクターを描き込みつづけてきた。
時には、このような設定でやればおもしろいだろう、というメモが書かれていたときもあった。
そんな設定は、企画の初期の段階で言ってくれなくては困る問題だし、
途中から異質の要素を採用することは、
根木的な設定を揺るがすことになるので、採用できないのが『仕事』なのである。
視聴率が低迷すれば、その底上げをするためには、新しいアイデアは必要ではあっても、
一度始めてしまった作品の根幹にかわる部分の設定変更は絶刻にしてはならない、というのが、
小生の信念であり、業でもあった… … 意地ではない。
省10
40: 2020/10/01(木)00:14 ID:vo2ugYDU(18/208) AAS
これがわからずに、男側からのドール・フェティズムは、宮崎勤的病理を増長させるだけなのである。
もっといってしまえば、オウムの男側からの働きかけを受け入れた女たちが、
いつの間にか、男たちを実行部隊として使っていくという精神構造を容認することにつながるのである。
そういった精神構造を育てていく表現が、永野の手に染まったものの全てに現れているのだ。
それが、公然と世に出れば、オウム的なものを育ててしまうということは、知っておいて欲しいのである。
それを許してしまっているのは、現代的な病理なのだが、
それを増長してきたのが、第二次大戦後の男たちが営々と築いてきた国家と経済社会構造なのである。
その結果招来した破綻現象の逃げ道として残されていたものが、
この趣味の世界なのかもしれないのだ。少なくとも、永野の責任ではない。
が、男と女の関係というのは、オウム的に作動するのである。
省9
41: 2020/10/01(木)00:14 ID:vo2ugYDU(19/208) AAS
その感触は、現在も続いているからこそファティマのみならず、永野キャラクターの女たちは、
男性を軟弱にさせていく危険な蜘蜂の網でしかないと見えるから、嫌悪するのである。
『エルガイム』 というシリーズも、
ぼくの作品の前例に従うように視聴率は上がらず、低迷した作品で終わっていった。
しかし、ぼくの好みを除けば、彼が仕掛けようとしているアートの部分は、
少なくとも、アニメという狭い世界の中で、
創作をしていると信じているスタッフに比べれば、才気を感じたし、
ロボットにファティマを組み込むアイデアの底にある彼の感覚は、
ぼくの世代のものではないという脅威も感じていた。
だから、エルガイムの制作打ち上げの時にだったと思うのだが、
省3
42: 2020/10/01(木)00:14 ID:vo2ugYDU(20/208) AAS
371 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/05/13(火) 21:56:02 ID:???
永野が提案したへビーメタルにファティマを組み込んだバイオ・モーター
(ぼく流にいえば、バイオマス・スーツにでもなるのだろう)
が駆動する世界を描ける自信がなかったからであり、そのような世界は、
永野をもってしか描かれない時代が始まっているとわかっていたからで、
それは、事実そうなって現在にまで至っているのは、悔しいことだ。
『ファイブスター物語』の世界まで、ぼくの作品として確保できれば、
今頃は、バブルがはじけたローン地獄に陥らずにすんでいただろうし、なによりも、
ぼくはもう一つの成功作を手にいれて、若者たちから尊敬もされていただろうから……
(というような仮定の話は、歴史学にはない)。
省12
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