ミカサ「この長い髪を切る頃には」 (933レス)
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871: 2014/04/29(火)14:27 ID:rXT.0elc0(12/21) AAS
そして遂にお見合いの席。

一応形式上、段取りを前もって決めていたので顔を合わせるだけのつもりだったレナ王女は、その見合いの席で別の男性と引き合わされて心の中で「聞いてねえええええ」という女子にはあるまじき叫び声をあげる(録音)。

レナ(エレン)『ええっと……これはどういう事でしょうか?』

すっかり作戦成功。破談になると思っていたレナは、動揺している。

国王(キーヤン)『聞いての通りだ。予定していた息子ではないが、代わりにタイ王子との結婚をすすめたいとこちらは思っている』

タイ王子(ジャン)『………(そっぽ向いてる)』

レナ(エレン)『…………あの、でも、本当にいいんですか?』

レナ(エレン)≪何で断ってくれない?! 正気かこいつ?!≫

レナ王女の心の声は口が若干悪い。心の声は前撮りの録音だ。

国王(キーヤン)『ああ、予定を急に変えて申し訳ないが、特に問題はないだろう?』

レナ(エレン)≪大ありだあああ! ちくしょう!≫

レナ(エレン)『ええっと、その……何度も言いますが、私、こんな顔、なんですよ?』

と、観客には見せないで仮面を外して素顔を見せるレナ。

タイ王子(ジャン)『ああ……うん、別に(目合わせない)』

レナ(エレン)≪別にって何?! 我慢してるんなら断ってよ!≫

国王(キーヤン)『こいつはそういう部分で女を選ぶ男じゃないんでな。この縁談を逃したらそちらも困るのではないかね?』

レナ(エレン)≪余計なお世話だっつの! ああもう……何でこんな事に≫

リアクションだけで微妙な内心を録音に合わせて動いて表現する。

マリア王妃(マリーナ)『ええ、二人が二つの国の友好の懸け橋になる事を祈りますわ』

国王(キーヤン)『では早速、日取りの方を決めていきましょうか』

レナ(エレン)『………』

実の母親の命令に逆らえず、頭ではこの結婚が、必要である事は分かっていたが……。

レナ王女は渋々、その日を迎える事になる。
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