イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (958レス)
上下前次1-新
493(1): 2019/03/15(金)17:27 ID:PwvuK7Vco(1) AAS
乙
494: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/18(月)01:52 ID:LWgXHgoU0(1/2) AAS
>>493 ここまででもずいぶん長くなってしまいましたし、投下も遅いのでお待たせしております…
…まだしばらくは提督たちのおしゃべりが続きますが、時間的にはまだお昼にもなっていませんので、久しぶりに何か料理の描写も入れていきたいです…ご期待ください(笑)
495: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/18(月)02:53 ID:LWgXHgoU0(2/2) AAS
提督「とはいっても…どのみちここまで話したなら同じじゃないかしら?」
カサルディ提督「あれか「毒食わば皿まで」…ってやつ?」
提督「ええ、まぁ」
カサルディ提督「あー、それもそうか…それにエレオノーラの事を話せば、私たちの罪状が軽く見えるようになるもんね♪」
シモネッタ提督「もう…失礼なことを言うわね?」
省36
496: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/21(木)02:33 ID:MEisRB7n0(1) AAS
…廊下…
カサルディ提督「ねぇ、フランチェスカ」
提督「んー?」
カサルディ提督「…今夜の自由時間に…したいな」
提督「ふふっ、了解……って…」
省36
497: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/03/23(土)03:04 ID:cgVRenAH0(1) AAS
………
…
提督「…と言うようなことがあったの」
カサルディ提督「あー、そう言えばそんなこともあったね……」
シモネッタ提督「ふふっ…それにしても、あれを見られていたとは思わなかったわ♪」胸元に垂れている髪の房をいじりながら、柔らかい笑みを浮かべている…
省35
498: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/28(木)12:32 ID:J5sgj4K90(1) AAS
シモネッタ提督「あら、フランカったら自分だけは関係ないみたいな顔をして……あなただってなかなかだったでしょう♪」
カサルディ提督「確かに…年上が一番の好みってだけで、あとは選り好みしなかったよね」
ライモン「へぇぇ…そうなんですか、提督?」
提督「…だって///」
カサルディ提督「そうそう…フランチェスカときたら先輩はたらしこむわ同級生を誘惑するわ、果ては後輩は手ほどきするわで、どれだけの候補生を食べ散らかしたか分かった物じゃないんだから♪」
省36
499: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/01(月)03:28 ID:IZ6zbuaA0(1) AAS
…また別の日・屋外射撃場…
メッセ教官「さて、候補生諸君もライフルや短機関銃の射撃に慣れてきたことだろうが…いま一度おさらいといこう!」
…濃緑色の野戦服に身を包んで地面に座っている候補生たちを前に、迷彩服姿で解説するメッセ教官と小火器担当のアシスタント教官数人……脇にはイタリア軍に制式採用されている数種類の自動小銃と短機関銃が並べておいてある……提督は「シルヴィアおばさま」のおかげで小さい頃からたしなんでいたので(…大きい音は苦手ながら)射撃はなかなか得意で、長距離走や障害物走などと違って射撃訓練はわりと好きな時間だった…
メッセ教官「まず、これが「ベレッタ・BM59」自動小銃。口径は7.62×51ミリで装弾数は二十発…陸軍や第一線級の部隊ではすでに「ベレッタ・AR70/90」に置き換わっているが、海軍ではまだまだ更新されていないから見る機会もあるだろう……とにかく重くてかさばるが威力は抜群だ。コンクリートブロックを撃ちぬくことも出来るし、当たれば身体のその部分とは一生お別れすることになる」
メッセ教官「……しかし、海軍士官候補生の諸君はこっちの方が手にする機会が多いはずだ。この短機関銃はルイージ・フランキの「LF57」で、口径は9×19ミリ。シンプルな形で構造も簡単。取り回しのいい短機関銃だ…今は同じ9ミリでより扱いやすい「ベレッタ・M12S」と交代しているが、一部の施設にはまだ残っているからよく練習しておく必要がある」
省20
500: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/05(金)03:12 ID:5irHmmL60(1) AAS
…また別の日・海岸の演習場…
メッセ教官「よーし、訓練生諸君! 今日はここで訓練をしてもらう!」迷彩服をまとい、もとより大きい声をさらに張り上げるメッセ教官…
…遠浅の干潟が広がる演習場は、明るい陽光に照らされて潮の匂いがする蒸れた空気がたちこめ、滑らかな灰色の泥地が沖合まで広がっている……二班ごとに並んだ提督たち士官候補生は濃緑色の迷彩服の上に漁師が着るような「胴長」を着こみ、それぞれ弾の入っていないフランキ短機関銃を持ち、置いてあるゴムボートのまわりに座っている…
カサルディ提督「うわ…これはきついかも……」
提督「…ええ……もう、サン・マルコ海兵連隊でもないのにどうして私たちが上陸訓練なの……」(※サン・マルコ海兵連隊…イタリア海軍最強の海兵連隊。コマンド作戦や破壊工作で第二次大戦中から有名)
省30
501: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/06(土)02:47 ID:ZesxxEy30(1/2) AAS
…しばらくして…
提督「……ルクレツィア、スポンジを取ってくれる?」
カサルディ提督「はい…フランチェスカってば、もう「動くのも嫌だ」って顔だね」
提督「ええ、ごめんなさい…でも、もうふらふらで……」
ベルガミーニ候補生「ごめんね、私のせいで…」よくよくツイてないベルガミーニ候補生は途中で数回転び、一回はゴムボートに載せておいた短機関銃を泥の中に落として、数分かけて干潟を這いずりまわりながら探すはめになっていた…
省33
502: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/06(土)11:43 ID:ZesxxEy30(2/2) AAS
提督「…」
メッセ教官「カンピオーニ、さっきのお前には感心したぞ……あの干潟ゴムボート引きでは例の「お助けロープ」にすがったり、音を上げる候補生も多いんだが…よく最後まで頑張ったな」
提督「…あ、ありがとうございます///」
メッセ教官「なに、礼などいらないさ。お前自身の努力だ…自分でも最初に比べて体力が付いたのが分かるだろう?」
提督「そうかもしれません…あまり実感はありませんが……」
省33
503: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/04/09(火)02:34 ID:M9rLO2DT0(1/2) AAS
メッセ教官「ふー……私の家族は頭が固くてね、物心ついた頃から何かといえば「お前は女の子なんだから、将来いいお嫁さんになれるよう女の子らしくしなさい」ばっかり言われてたもんだ」
メッセ教官「…特に母親はそうでな。何かといえば「そんな女の子らしくない事は止めなさい!」とくる」
提督「……それは…息がつまりそうですね…」
メッセ教官「ああ…着ているものと言えばいつも丸襟のブラウスとスカートで、エナメルの丸っこい靴を履かされてお行儀よく……いいところのお嬢さんみたいにな」
提督「…正直、想像もできません」
省36
504: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/09(火)10:20 ID:M9rLO2DT0(2/2) AAS
………
…
シモネッタ提督「…それは初耳ね」
カサルディ提督「あれ、言ってなかったかな……とにかくそれ以降は教官も黙認みたいなものだったから、フランチェスカときたらもうやりたい放題で…」
メッセ兵曹長「全くだ…カンピオーニときたら、私が少し甘い顔をしてやったら勘違いしてな」
省33
505: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/11(木)02:07 ID:DXgjiEIo0(1) AAS
…厨房…
提督「…さてと、お昼の献立は何にする?」金モールの付いた上着と軍帽を厨房の隅っこに置いてある椅子にたたんで乗せるとエプロンをかけ、手を洗った…
ディアナ「そうですね…とりあえずカリフラワーがたくさんありますから、それを使って一品作りましょう。後は砂を吐かせたアサリが冷蔵庫に入っております」
提督「んー…だったら「カリフラワーのアンチョビ風味」と「ボンゴレ・ビアンコ」でどうかしら? 後は屋台料理のお余りや冷蔵庫の残り物とかをかき集めたら、そこそこどうにかなるんじゃないかしら?」
ディアナ「ああ、それはよろしいですね…♪」
省32
506: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/13(土)15:34 ID:iJO4E7Fn0(1/2) AAS
提督「ふー…美味しかったわ♪」
カサルディ提督「本当に美味しかったよ…おかげで食べ過ぎちゃった……」
提督「ふふ、いいじゃない…日差しが気持ちいいし、お昼寝でもして来たら?」
カサルディ提督「いやいや…そんなことしたら夜まで寝ちゃいそうだし、起きてることにするわ」
提督「そう、ならコーヒーでも淹れましょうか…みんなは?」
省35
507: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/13(土)17:38 ID:iJO4E7Fn0(2/2) AAS
…まずはこれで「提督たちの士官学校時代」はおしまいにして、あとは基地祭の最終日の模様を続けていこうかと思います……あと、せっかくなので「カリフラワーのアンチョビソース」のレシピを書いておきます…
………
カリフラワーのアンチョビソース(だいたい三人前くらい)
カリフラワー…一株
アンチョビ缶…四切れ程度
乾燥唐辛子…半分〜一本分(輪切り)
ニンニク…ひとかけ(薄切り)
オリーヴオイル…適量(アンチョビ缶の油を使う場合はその分減らしておく)
カリフラワーは「幹」の部分から各「枝」ごとに切り出し、三分から四分くらい茹でておく(ゆでてすぐ和えると水っぽくなるので少し冷ました方がいいかも…)
省3
508: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/16(火)01:33 ID:Hi11guKo0(1/2) AAS
…昼下がり…
シロッコ「うーん……屋台の当番も終わったし、お昼も美味しかったわ…ふわぁ…あ…///」大きく伸びをしながらあくびをするシロッコ…
シロッコ「……この後は少し昼寝をして、それから今度はお客さんになって屋台でも巡ろうかな……って、お姉…」廊下の先を歩いている、見覚えのある淡い褐色のシルエット……シロッコは声をかけようとして口を開けたが、直前でやめた…
マエストラーレ?「…」
シロッコ「……くすくすっ♪」(ふふ、いいこと思いついちゃった……後ろからいきなり抱きついておっぱい触ったりしたら、堅物なお姉ちゃんのことだから「きゃあ!」とか可愛い反応をしちゃうよね……♪)
省33
509: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/16(火)02:36 ID:Hi11guKo0(2/2) AAS
………
…
マエストラーレ「……どう?」
マエストラーレ(ヴェネツィア)「うん…気持ちいい……」マエストラーレが二つのお団子を解いて櫛を走らせると、椅子に大人しく座っている「マエストラーレ」(ヴェネツィア)は心地よさそうに目をつぶり、頭皮をくすぐる櫛の感触を楽しんでいる……
マエストラーレ「きれいな髪…シモネッタ司令はいい女性(ひと)みたいね」
省38
510: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/17(水)11:45 ID:R4D884Do0(1) AAS
マエストラーレ(ヴェネツィア)「…って言うようなことがあったから……それに終わってから時計を見たら、実際は数分どころじゃなくて……///」
シロッコ「へぇ…普段はあんなにガミガミいう割には、お姉ちゃんも意外とスケベなのね……それにしてもほんの数分でそんなになるなんて、マエストラーレも意外とスキモノなのね♪」
マエストラーレ(ヴェネツィア)「い、言わないで……だって…髪をくしけずってもらうと身体がじんじんして……///」
シロッコ「へぇ…髪だけで?」
マエストラーレ(ヴェネツィア)「え、ええ…///」
省38
511: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/20(土)02:15 ID:RfCf9GX70(1) AAS
…数分後・特設ステージ前…
提督「それで、ディアナはどんな出し物をやるのかしら?」
ライモン「どうなんでしょう、ほとんどのみんなは知らないようですし…なんでもオリアーニから服を借りていたみたいですが……」
提督「ふーん、オリアーニからねぇ……別にディアナは服を持っていないわけでもないし、ますます分からないわ」
デュイリオ「まぁまぁ、何はともあれ見れば分かりますから…ね♪」
省35
512: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/04/24(水)01:41 ID:umgGV5X10(1) AAS
………
…
提督「お疲れさま、ディアナ」
ディアナ「ありがとうございます……あの格好で舞台に上るのはかなり恥ずかしかったですが…///」
提督「よく頑張ったわね…とってもセクシーで、そのままいただきたいくらいだったわ♪」わざと色っぽいウィンクを投げる…
省37
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