イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (964レス)
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949: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/11/03(日)01:59 ID:BGHiRYGp0(1) AAS
…帰宅後…

提督「ということがあって……」

クラウディア「あら、そんな大事なことを私たちに話しちゃっていいものかしら?」

提督「もちろん了承を得ているわ「私のお母さまとおばさまにも話してみていいかしら?」って。なんでもベルリーニさんの娘なんだって言っていたけれど、お母さまたちは知っている?」

シルヴィア「ああ、ベルリーニのね……なるほど」
省36
950: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/11/06(水)01:30 ID:Y0eQgh+Q0(1) AAS
…大晦日…

シルヴィア「……何か手伝いましょうか?」

クラウディア「ノン・ファ・ニエンテ(いいのよ)、座っていて? 笑顔で私の料理を「美味しい」って食べてくれればそれで十分♪」

提督「お母さまの料理が美味しくなかった事なんてないわ」

クラウディア「まぁ、嬉しい♪ フランカの分は多めにしておいてあげるわね♪」
省37
951: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/11/15(金)01:27 ID:MKgHJg860(1) AAS
…新年・朝…

提督「新年おめでとう、お母さま、おばさま♪」

クラウディア「ええ、新年おめでとう♪」

シルヴィア「新年おめでとう……フランカも一杯いかが?」

提督「おばさまったら、朝からスプマンテ?」
省34
952: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/11/22(金)01:42 ID:n8ZJszdU0(1) AAS
提督「それで、今日はどんな風にエスコートしてくれるのかしら?」

アンナ「エスコートもなにも、うちに来てもらうだけよ。ミラノやローマならまだしも、この辺りに気の利いた店なんてないじゃない」

提督「あら、せっかくの帰省だっていうのにずいぶんな言い方ね?」

アンナ「言いたくもなるわよ。こうしてたまに戻ってみても、十年一日のごとしでなーんにも変わっちゃいないんだもの」

提督「私からすると、その変わらないのが嬉しいのだけれど……もっとも、アンナなら変わっていてもそれはそれで素敵よ♪」
省37
953: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/11/27(水)02:19 ID:QahSp3Rq0(1) AAS
…アンナの部屋…

提督「この部屋も久しぶりだわ……ずいぶん模様替えをしたのね?」

アンナ「そりゃあそうよ、いつまでもぬいぐるみってこともないでしょ?」

提督「そう言いつつも、ちゃんとご両親からのプレゼントは捨てないでいるあたりはアンナの良いところね……このテディベア、六歳くらいの時にもらったって言ってたわよね?」

…かつて児童文学の全集や教科書が並んでいた本棚は国内や国外の法典をはじめ、さまざまな専門書が分厚い樫の板もたわみそうなほどぎっしりと詰め込まれ、部屋のあちこちに「シュタイフ」のテディベアや小さな絵画、思い出の写真などが飾ってある…
省38
954: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/12/05(木)01:01 ID:UpIopirU0(1) AAS
アンナ「はぁ……はぁ……んっ……あっ///」

提督「んちゅ……ちゅるっ、じゅる……じゅぷ……っ♪」

アンナ「あ、あっ、あっ……あぁぁんっ♪」とろ……っ♪

提督「んふ……ちゅる、んちゅ……♪」

アンナ「はひっ、あふっ、ふあぁ……あっ、んぅぅっ///」提督が愛蜜したたる花芯を舌でまさぐるたびにひくひくと身体が跳ね、つま先立ちをするかのようにかかとが浮き上がる……
省37
955: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/12/13(金)02:09 ID:k43ZR7Nf0(1) AAS
提督「ふふ、それじゃあまた気が向いたら……ね♪」

アンナ「そうね。ところで……はい」ベッドから起き上がると裸身のままクローゼットに近寄り、中をかき回していたかと思うと赤いリボンのかかった包みを取りだした……

提督「なぁに?」

アンナ「もう、馬鹿ね。この時期なんだからクリスマスプレゼントに決まっているでしょうが」

提督「ふふ、ありがとう……開けてもいいかしら?」
省37
956: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/12/20(金)02:25 ID:qzGN0AlE0(1) AAS
…昼時…

アンナ「はぁぁ……もう起きる気力もないわよ」

提督「とっても素敵だったわ♪」

アンナ「ふっ……♪」

提督「くすくすっ……♪」ベッドの上で顔を見合わせ、どちらともなく笑い始めた……
省38
957: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/12/28(土)00:56 ID:NTEbvhyo0(1) AAS
…十二月三十日…

アンナ「……それじゃあ、あとは家族水入らずで過ごしなさいね」

提督「ええ、色々とありがとう。良いお年を」

アンナ「グラツィエ……ちゅっ♪」

…去り際に運転席から身体を乗り出して提督の頬に音高くキスをすると片手を上げ、マセラッティのエンジン音を残して走り去っていった…
省37
958: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 01/04(土)01:19 ID:/4HXESRu0(1) AAS
…休暇最終日…

シルヴィア「それじゃあ、気を付けて行ってらっしゃい」

クラウディア「鎮守府に戻ったら身体に気を付けるのよ? 寂しくなったらいつでも電話してちょうだいね?」

提督「ありがとうお母さま、おばさま……でも二人のスキー旅行を邪魔したくはないもの、どうにか頑張ってみるわ♪」

…クラウディアとシルヴィアの二人に「行ってきます」のキスを済ませると、土産物やクラウディアから渡された艦娘たちへのプレゼントを詰め込んで重くなったランチア・フラミニアに乗り込んだ提督……低い冬の日差しに備えてサングラスをかけ、クラウディアからもらった柔らかくて暖かいクリーム色のカシミアセーターに使い勝手に優れたカーキグリーンのベルト付きトレンチコート、運転の邪魔にならない履き心地の良いチョコレート色のスラックス、運転用に履き替えたかかとの低い靴といった出で立ちで門を出た…
省38
959: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 01/11(土)01:21 ID:RaiIvtHJ0(1) AAS
…しばらくして・食堂…

提督「ふぅ……何だかんだ言って鎮守府も悪くないわ」

デュイリオ「ふふ、そうでしょうとも……♪」

ライモン「///」頬を赤らめてぷいと横を向いた……

提督「ええ♪」
省38
960: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 01/13(月)00:59 ID:NWrq9j/u0(1) AAS
リベッチオ「あ、それじゃあジァポーネの提督さんが送ってきたやつで遊ぼう?」

提督「姫から?……なにか送ってきてくれたの?」

マエストラーレ「ええ。化粧品や浴衣、手拭いとか日本らしいものを一杯送って来てくれた中にあって……私たちはどう使えば良いか分からなかったけれど、トレーリやカッペリーニたちから使い方を教わったの」

提督「そうなの、カッペリーニ?」

カッペリーニ「いえ、教えたというほどでは……」
省35
961: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 01/19(日)00:57 ID:dPHpy/ff0(1) AAS
リベッチオ「そーれ……っと!」カンッ!

提督「……っ!」カンッ!

…羽根についたムクロジの実は羽子板に当たるたびに響きの良い硬質な音を立て、どこかまだ青さの薄い冬空に緩やかな曲線を描いて打ち上がる……リベッチオも着慣れない浴衣姿のため、最初の数回は軽く打ってきたが、慣れてくるにつれて速度が上がってくる……提督も左右に打ち分けられる羽根を追い回すが、次第に足元が追いつかなくなり、地面に羽根を落としてしまった…

提督「ふぅ……これ、遊びにしては意外と大変ね……いい、リベッチオ?」

リベッチオ「ちょっと待った♪」落ちた羽根を拾い上げて続けようとする提督を制止してニヤニヤしている……
省37
962: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 01/21(火)00:43 ID:X8jNaqOY0(1) AAS
…十数分後…

提督「ぜぇ……はぁ……ち、ちょっと待って……!」

リボティ「戦場に「待った」があると思う?」

提督「だからって……」

ミラベロ「しゃべっていると息を使っちゃうわよ♪」
省38
963: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 02/02(日)00:35 ID:OS6oHsRS0(1) AAS
…数十分後…

提督「はひ……ふぅ……もうだめ、降参……」

…落書きまみれで息も絶え絶えの提督が羽子板をテーブルに置き、尻もちをつくようにして庭の椅子に座り込んだ……身体は落書きと汗でひどいことになっており、浴衣もほとんどはだけてしまっているが、それを直す気力も起きないほどくたくたに疲れ切っている…

エウジェニオ「あら、だらしないのね♪」

提督「私は一人で貴女たちの相手をさせられているのよ……おかげでこんなことになっちゃったし……」
省37
964: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 02/09(日)00:26 ID:t1g20Kr60(1) AAS
…大浴場…

提督「ここでお風呂に入るのも久しぶり……広いし豪華絢爛で、うちにもこんなお風呂があればいいのに」

ライモン「この大浴場、提督のお家の半分くらいはありますものね」

提督「そうね。それにしても私が運動が苦手だからってみんなして……まったくもう」全身に書かれた文字やらハートマークやらを見おろして苦笑交じりのため息をついた……

ライモン「……全身らくがきまみれですね///」
省36
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