[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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442(1): 鳩ヶ谷 廉◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土)14:14 ID:zLDwawUYO携(1/6) AA×
443(1): ワザワイ・エスパス 2015/03/14(土)14:17 ID:vWSLiuHF0(2/4) AAS
>>439
【自らの生皮をひっぺがしながらも笑う青年を前に此方の少年も笑う】
【一瞬、死際の恐怖と激痛に発狂したかと考えたがそうではないと気づく】
「あひゃ……あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃあぁーっ!!!!!」
「そうだよね!」
省8
444: レヴィ◆vrv2g2Oz1g 2015/03/14(土)14:24 ID:T9iepiOWo(1) AAS
【裏路地の酒場】
【真昼間、人気の無い店内では、店主が奥で見ている昔の映画の音だけが流れていた】
【客はただ一人。神父然とした黒衣に逆十字のロザリオを付けた、大柄な中年の男だ】
【適当に伸ばしたような銀髪は背の中程まであり、双眸は前髪で隠れて見えない】
おぅい、ウイスキー……あいよ、勝手にやっとくよい
【酒が切れ店主に声を掛ける男だったが、丁度良い所だったのか店主の反応は無い】
【男は呆れた様に肩を上げれば、カウンターの棚から適当なボトルを引っ張り出す】
445(1): ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/14(土)14:52 ID:lInVntHRO携(1/3) AAS
>>443
【男の笑い声に呼応するかのように少年も正気を失ったかのように笑っているのがわかる】
【この場にいるのはまともな人間じゃあない。人の皮をかぶっている狂った『何か』同士だ】
【そう思わせるかのようにあたり一帯に狂人達の笑い声が轟く】
【もうすぐ少年は男の手が届く、が能力は未だ発動しない】
【なにやら布を投げつけられ視界が奪われる、頭に重い衝撃が当たる。暗い上朦朧としてきた意識が飛びそうになる】
【──が足を止めない】
【氷の刺が男を何箇所も突き刺す。肩に、足に、腕に、顔に、腹部の傷口に】
【様々な箇所に刺が刺さり血が吹き出す、手の傷も温度を取り戻し同様に血が出てくる】
省16
446(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土)14:52 ID:3JT5C0NSo(4/8) AAS
>>442
【───殺気だ、それは突如としてやってくる。とても濃く、周囲全てに突き刺さるような強い殺意】
【それは鳩ヶ谷に向いた物ではないが、別の何かに向いている物でも無い、電球が熱を発する様に発信源から相手を選ばずに注がれている】
【発信源の方向は嫌でも探知可能だ、その方向を見ると一人の少年が歩いて来ているのがわかるだろう】
【外ハネの黒髪の上に黒いキャップ、モノクロ迷彩のパーカーにジャージ、スニーカー、鳩ヶ谷と一度会った事が有るはずだ】
【……だが、前に一度会った時とは明らかに様子が違う、服や体は血や泥に塗れ、目は前よりも更に虚ろになっている】
……なあ、アンタ
【そして何より、その殺気───一朝一夕では出せないようなそれを周囲に撒き散らしていながら、まるでそれが普通の事かのように鳩ヶ谷まで近付くと、低い声で話し出す】
【ボロボロになった右手で翼竜の死体の山を指差して、深淵のような目で鳩ヶ谷を覗き込む】
『これ』、貰っていいか……?
447(1): 鳩ヶ谷 廉◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土)15:04 ID:zLDwawUYO携(2/6) AA×
>>446
448(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土)15:20 ID:3JT5C0NSo(5/8) AAS
>>447
───収まらないんだ
【ポツリ、と答える。鳩ヶ谷が警戒するのも必然だろう、これ程の殺気は近くで浴びていて気持ちの良い物じゃない】
【だが、抑えられるのなら等に抑えている、それが出来るのならとっくに。穴の空いた水風船から延々と水が流れ出すのと同じ】
……血を流し過ぎた、血が足りない、傷が治りにくい……
『選べる立場の人間』じゃあないんだ、俺は……
【おもむろに、翼竜の死体を一匹引き摺り出すと、両手で掴んだ尻尾の中程を確かめ、それから躊躇いも無く齧り付く】
【『筋っぽくて食えたもんじゃない』というのは、それ以外に食物のある人間の言える言葉だ、それ以外が無い者からすれば同じ『肉』に変わりはない】
【硬い皮が顎を痛めつけ、味の無い鉄の味がする肉が味蕾を虐め、尖った骨が口内を抉る。だが、それら全てを飲み込み栄養にしなければならない、そうしなければ生きていけないから】
【この躊躇いの無さや、自分の立場を卑下しているような言動、恐らくはこのような行為は慣れているのだろう。そういえば以前会った時は『親戚の家を訪ねている』筈だったが───】
449(1): 鳩ヶ谷 廉◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土)15:41 ID:zLDwawUYO携(3/6) AA×
>>448
450: ディック◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/14(土)15:52 ID:zzdL7gAro(1) AAS
>>427
【少女の決意の言葉を聞いて神父は苦笑した】
【つい最近、ゼン=カイマは大洪水に襲われたが目の前の少女が同じことをするというのだろうか】
【恨みつらみは当人にとっては大事なので、彼は特に言葉を返すことはしなかった】
…………アンドロイド、ねぇ。いや、虚しいもんじゃねえか
インプットされてる内容が所属してる集団への賞賛なんじゃ、なぁ…………
俺は、自分の仕事を賞賛する気にはなれねえよ…………
【少女が立ち去っていく中で、青年は独り言を小さく呟いた。見ず知らずのアンドロイドがいったことが、気にかかった】
【ため息をもう一度漏らすと、彼は公園を後にした】
省1
451(1): ワザワイ・エスパス 2015/03/14(土)16:01 ID:vWSLiuHF0(3/4) AAS
>>445
【お互いの狂気と殺気が肌をひりひりとさせる】
【人が所有する言語表現では表現不能な何かにつき動かされる二人】
【どれ程傷つけてもその足を止めることのない少年】
【命の象徴たる赤色が青年から噴き出す】
省9
452(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土)16:15 ID:3JT5C0NSo(6/8) AAS
>>449
【バキバキ、ゴリゴリ、正に獣が獲物を喰らうかのような咀嚼音が二人を包む】
【鳩ヶ谷の話を聞いているのかいないのか、天野は黙って翼竜の肉を喰らっていた、既に尻尾の肉は大骨を残して喰らい尽くされ、次は翼膜へと───】
……!
【突然、ピタリと動きが止まる。それは鳩ヶ谷が『島に来た理由』を聞いた時だ、翼竜を掴む両手を降ろし、ジッと鳩ヶ谷の目を見る】
【光の無い暗闇のような漆黒の目、しかしその中で俄かに、グルグルと憎悪の念が渦巻き出すのを感じるだろう】
……アーグ……俺は……奴を殺す為に───アーグ、そうだ、俺は……!
俺は!俺から全部を奪ったアイツに復讐する為にここに来たんだ!全部奪われたから、だから……なのに!!
【スイッチが入ったかのように、声を張り上げ出す天野、手から翼竜の死体を取り落とし、空いた両手がブンブンと振る頭を抱える】
【自分の街を奪い、全てを奪い去った大司教───奴を良く思わない人間は多く、この島に来た人間にも奴が狙いの者は少なくないだろう、この少年もその一人】
省19
453(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土)17:01 ID:0Bcvlaw/o(7/9) AAS
>>441
んー……んー……んー……へへっ……。
【ゆらゆら、ゆらゆらと頭が右に左に……その度に掌で受け止められて、押し返されて】
【これは面白い、と笑みを浮かべながら、むしろ落ち着いて座れない事を享受していた】
【とはいえ酔いに呑まれつつある身体で、頭をふらふらさせるのはお薦め出来ないというもので】
らいじょうぶ、らいじょうぶ……帰れるし、迷子じゃないし……。
ていうかもう、お酒とか二度とのまらいよ――――……うぶ。
【――――軽口を叩ける辺り、まだ元気だけど。問題はそこじゃないんだ】
【ふらふら頭をさせていた所為か、酔いの回りは絶好調。当然、吐き気も込み上げてくるというものだ】
【ばしっ、と口を手で抑えて少年は”なんだこれ意味わかんない”と吐き気に対して驚いた眼を男に向けていた】
省6
454(1): ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/14(土)17:02 ID:lInVntHRO携(2/3) AAS
>>451
【全てを燃やし尽くさんと轟々と燃えさかる火柱が2人を包む】
【男の流した血の色の様に紅く、高く火柱上がる】
【頭を鷲掴みにし狂気な笑顔を浮かべる少年に男も狂気の笑顔をで応える】
【少年の周りには自分の血が結晶化していた。当然だ。少年は一度この焔を凍らせた】
【燃やされるのならば再び同じ様に攻略してくるだろう】
【──だからどうした】
【奇をてらう、策を講じる、様子を見る】
【そんなものは等に意味をなさない。戦いの純度を低くするだけだ】
……ガッ…!……ぐ、ァ……
省17
455(1): 鳩ヶ谷 廉◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土)17:06 ID:zLDwawUYO携(4/6) AAS
>>452
【もうすでに、目的は叶えていたのか……】
【そしてあいつと再び相対したのか──】
──……、
【青年は、あえて襟首を捕まれた。そして少年の叫びを聞いた。】
・・
【自分にはない強さのために、身を捧げる。】
【それを実行する意思は、とても強いものだと思う。】
【青年には真似できない──最初から持っていたわけではないが、彼は苦労して能力を手に入れたわけでもないから少年からすれば変わらないことだろう。】
【その能力がなかった場合を考えると、持たざる者としていくら望みはしても少年のように身を削るような真似はできなかったはずだ。】
省14
456(1): [sage saga] 2015/03/14(土)17:39 ID:oo7Ud2O30(8/10) AAS
>>453
「そりゃ子供があれだけの量を一気に飲めば気持ち悪くもなるだろうよ
――――……おい。水も酒も飲み干しやがって俺の旅路の貴重な水分をどうしてくれんだアホ」
【酒の瓶は空。水の瓶も空。財布には少しのお金】
【水はまだ公園の水道の物を注げば良しとしても、流石に蛇口から酒が出てくる所なんて無くて】
【旅の楽しみでもある酒。ひっくり返したところで雫の一滴が落ちる程度】
「大丈夫とか言いながら満身創痍だろうが……オマケに今更気持ち悪いとか言いやがって
俺はクスリも何も持ってねェぞ?
――――酒が抜けるまで数時間は掛かるな。それまでの辛抱だ……と言うが、辛いモンは辛いよな」
【酒には強い方なのだから、当然薬の類を持ち歩くはずも無い】
省8
457(2): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土)17:40 ID:3JT5C0NSo(7/8) AAS
>>455
【怒りのままに、哀しみのままに全てを吐き出す、まだ全てではないけれど、今言いたい事は殆ど言った】
【鳩ヶ谷の襟にぶら下がるように頭を垂れて、息を荒くし俯く、その頭に鳩ヶ谷のハットが乗せられた】
……なんで、だよ……っ!
【この『何で』には、沢山の意味が込められていた】
【『なんでそんなに前向きでいられる?』『なんでそんなに落ち着いていられる?』『なんで自分は勝てない?』『なんでそんなに優しく出来る?』】
【憎いんだ、アーグもそうだが、あの時に家族を救わなかった正義の連中も、力を持っていた人間も、今自分にない物を持つ人も、だからこんなに叫べたのに】
【それなのに、なんでこの男はそんな自分を否定しない、怒らない】
……ずりぃよ″……ア″ンタ……!
【喉が震えて、声が上手く出せない。震えた声で一言言うと、鳩ヶ谷の襟首から両手がスルリとほどけて落ちる】
省7
458(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土)17:52 ID:0Bcvlaw/o(8/9) AAS
>>456
【じゃあ、止めろよ……と言わんばかりに男を下から睨み上げる】
【先ほどまでは酔いの作用か、気分が良かったのに吐きそうになれば途端にテンションガタ落ちである】
【気分の移り変わりを促す、悪魔の水と称する事にした―――もう、飲まないぞ……】
……えっ、数時間……めんどくさー……。
【この気持ち悪い状態が数時間も続くのか、と少年は絶句していた】
【やはり大人は分からない……酒なんて、必要なのか……】
【背中を擦られる。気怠そうに、悪態をついて、説教じみていた男の優しさが見えた気がして】
【酔い頭ながら、不器用な人なのかと思いながら好意を受け取る事にした―――酔っているから、だけど】
省5
459(1): ワザワイ・エスパス 2015/03/14(土)18:09 ID:vWSLiuHF0(4/4) AAS
>>454
【あまりにも狂力過ぎる能力同士の衝突】
【その奔流に耐えきれずに砕ける地面、ひしゃげる倉庫】
【大袈裟ではなくこの世の終わりを彷彿とさせる自然災害に匹敵するぶつかり合い】
【その中心、一帯が焦土と化した中でなお仁王立ちをする青年の目の前の砂埃が、今、晴れる】
省11
460(1): [sage saga] 2015/03/14(土)18:12 ID:oo7Ud2O30(9/10) AAS
>>458
「普通に飲んでりゃ先ず気持ち悪くも具合悪くもならねェよ
武器にも使い方が有る様に酒にも飲み方がある。その辺りは……大人になれば分かるだろ。多分」
【酒を飲んで逃げたい日が来るならば――――恐らくは、其の時にでも】
【それとも仲間での飲みか、何かは分からないが。何れ適齢になれば、きっと】
【そもそも今日の出来事が余程焼き付いたならば、酒に手を出すことも無いのかも知れないが】
「知りたくも無い奴の名前を聞いてどうすんだよ……お手製の恨み辛みノートにでも俺の名前を書くつもりか?
……リデル=シカトリス。とある軍の斬り込み隊長さ
こう見えてもお前さんよりもう少し小さい頃から――――……なんて話してたらまた年寄り臭いとか言われちまいそうだな
ほら。とっととご主人様の所に尻尾振って帰らないと朝飯もお預けだぜ?
省6
461(1): 鳩ヶ谷 廉◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土)18:15 ID:zLDwawUYO携(5/6) AAS
>>457
……違うね。君は進めない方向がわからないんじゃない。進みたい方向があって闇雲に進んでたら壁にぶち当たって立ち止まってるだけだ。
分かってるけど踏み込めないんだ。だから分からないって思い込んでるだけなんだ。
──今の君にとって向くべき方向は、君がこれ以上進めないと感じた方向だよ、強くなれないって思い込んでんだ。だから勝てないって思い込んでるんだ。くだらない思い込みだよ。
──独りってのもよくねーな。俺もなんだかんだ櫻の国出てからは1人でいるけれど1人で生きてきた訳じゃあない。
進むべき道も自分で決めてきたけど、誰の手も借りなかった訳じゃない。
強さ=勝利じゃねえんだ。俺やみんなが力を合わせてスラウロットでアーグに勝てたってのは紛れもない事実だぞ。
どでかい目的を遂行したければ、何より独りじゃあダメだ。能力以上の結果を出したきゃな。──
省3
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