日本史より面白い「世界史」は何処か? (715レス)
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622
(1): 2024/09/26(木)03:26 ID:0(621/714) AAS
中東史とかもなかなか興味深いよ
メソポタミアはおよそ人類の都市文化の最古の事例だし、
ペルシアは古代以来世界屈指の広域多文化王朝の事例が多い
アジア・ヨーロッパ・アフリカ三大陸を包括する版図の大国は、アケメネス朝が世界初
現代でも、例えばイランの文化は、譬えて言うなら「ぶぶづけ腹芸」的な性格が強いそうな
対話にしても行動様式にしても、「発言と実動の差を暗示し、相手も読み取る」必要が出る
イランでは、一般市民の会話や処世にもそういうことがごく普通にあるそうだ
歴史の古い国・地域は、物事の進め方がそうなるのは世界的によくあることなのだろう
ここ最近のイラン情勢を見ていても、そういった微妙な腹芸や匙加減が、まさに進行中だ
623
(1): 2024/09/26(木)17:40 ID:0(622/714) AAS
中東はイスラム教の誕生前と誕生後はどういう違いがあるのだろうか。断続と連続性。
日本と中国は基本的に文化的・社会的に連続性が濃い歴史を持っている。
中東史といっても地域的時間的差異も大きいのでもう少し細分化が必要。ヨーロッパ史とひとくくりに言うとざっくりしすぎるのと同じ。
624: ウムウル 2024/09/26(木)18:20 ID:0(623/714) AAS
ペルシャ人はめっちゃ酒好きだったというのは聞いたことあるな
飲み過ぎのせいで禁止されたのではw
625: 2024/09/26(木)19:56 ID:0(624/714) AAS
まあ今のイランも、秋の風物詩が「葡萄を大量購入して自宅に持ち帰る人たち」だそうな
用途は推して知るべし……ていうかそれにいちいち目くじら立てるような者がいたら
「何いけずなこと言うてはりますのん」
って逆に突っ込まれるのが落ちだろね
626
(1): 2024/09/26(木)21:54 ID:0(625/714) AAS
ペルシア文学といえば、
シャー・ナーメ(王書)とか、ハーフェズやオマル・ハイヤームの詩集とかね
イスラム教時代の著作物でありつつ、古代ペルシア以来の文化的伝統に則ってる
未読の人も、一度読んでみるといいよ
世間で何かとありがちな、中東文化へのステロタイプな先入観とは、はっきり言って正反対
「ペルシア文学ってこんなに鷹揚な文化的伝統を保ってるのか!」
って驚くんじゃないかな

ぶっちゃけ、ハーフェズやオマル・ハイヤームの詩集って、
「俺いまキャバレーで一杯やっててさ……」「ゾロアスター教徒の飲み屋の大将が……」
てな乗りの詩が山盛り
627
(1): ウムウル 2024/09/26(木)23:44 ID:0(626/714) AAS
>>626
伝統的すぎるなww
千夜一夜はいつぐらいの物語なんだろう
628: 2024/09/27(金)01:22 ID:0(627/714) AAS
>>622
> 「発言と実動の差を暗示し、相手も読み取る」
 
ちょっと待て。
何処かで聞いたことがあるぞ。
 
・本音と建前
・阿吽の呼吸
・空気を読む
・以心伝心
省5
629: 後醍醐 2024/09/30(月)00:09 ID:0(628/714) AAS
その国の名はガンダーラ。どこかにあるユートピア
630: 2024/09/30(月)03:57 ID:0(629/714) AAS
「ハーフェズ」という名乗りは本人の雅号で、
実は、「コーラン暗唱者」といった意味がある
つまり、詩人として有名なハーフェズその人自身は、
非常にしっかりとイスラム教を学んだ人であるんだな
自らの詩文の中でも、
「お堅い禁欲家がちゃんとした宗教家とは限らない」
といった趣旨の内容を言い切ってるほどの人で、
飄々とした風流人であり、且つ、イスラム神秘主義の優れた象徴表現を得意とする人なんだ

イランでは、ハーフェズの詩集は「一家に一冊」と言われるほど広く普及していて、
ドイツのゲーテもハーフェズの詩に文字どおり心酔し、
省4
631: 2024/09/30(月)04:16 ID:0(630/714) AAS
ハーフェズの詩集は、
平凡社の東洋文庫から全訳本が「ハーフィズ詩集」の書名で出てるし、
大学書林からはペルシア語・日本語対訳の抄訳本が「ハーフィズ抒情詩集」の書名で出てる
(なお、「ハーフィズ」は本人存命当時の読みで、「ハーフェズ」は現代音の読み)

オマル・ハイヤームの「ルバイヤート」の全訳本は、
例えば岩波文庫から出てるものがロングセラーになってるし、
大学書林からはペルシア語原詩・ローマ字転写・日本語訳の三体による訳本が出てる
(大学書林版の書名は「ルバーイヤート」)

なお、「ハーフィズ詩集」「ハーフィズ抒情詩集」「(大学書林版)ルバーイヤート」は、
いずれも、ペルシア文学研究者の黒柳恒男氏が翻訳を手掛けたものだよ
632
(1): 2024/10/01(火)19:40 ID:0(631/714) AAS
これまでのノミネート例

・古代ギリシャ文明
・古代ローマ文明
・秦による中国統一から楚漢戦争
・五胡十六国時代
・日本史と似ているビザンツ帝国史
・災害と環境変化、それらが技術・産業に与えた影響
・東南アジアにおけるインド文化の受容
・香辛料の話
・14世紀以降のロシア史
省5
633: 2024/10/02(水)02:56 ID:0(632/714) AAS
>>627
アラビア語説話集「千夜一夜」のもとねたは、
サーサーン朝時代に編まれた中世ペルシア語説話集「千物語」だそうな
634
(1): 2024/10/02(水)20:41 ID:0(633/714) AAS
種々の事情でノミネートから外れた例

・グロヒス(交通史・文化史)
・歴史気候学
・戦争観の変遷
・西洋史(古代末期〜中世初期)
・世界史から見たジョン万次郎
・海域世界の日本
・出アフリカ記
・世界史の中の英仏の特殊性
・明清
省4
635: 2024/10/15(火)01:10 ID:0(634/714) AAS
なるほど
636: 2024/10/18(金)18:49 ID:0(635/714) AAS
画像リンク[jpeg]:i.imgur.com
637: ウムウル 2024/10/20(日)19:32 ID:0(636/714) AAS
そろそろ火星史のページが
厚くなり始めるのか
638: 2024/10/20(日)23:37 ID:0(637/714) AAS
上のレスで出ている、ハーフェズの居酒屋もの詩歌を鑑賞していると、
中国南朝の梁で編纂された、玉臺新詠の詩歌を鑑賞しているときのような雰囲気も感じる
639: 2024/10/21(月)21:52 ID:0(638/714) AAS
西ローマ帝国滅亡後の西欧社会は暗黒時代に突入したが、西晋滅亡後の南北朝時代は文明発展期だった。王朝はぐちゃぐちゃだったが。
640: 2024/10/28(月)00:30 ID:0(639/714) AAS
画像リンク[jpg]:www.chuko.co.jp
641
(1): 2024/10/29(火)21:55 ID:0(640/714) AAS
中国南朝の文化てなかなか風流で面白いのが多いな
文学ならたとえば文選も玉臺新詠も、
あるいはその文選が編集されたときその編集方針の基盤にもなった文心雕龍もいいな

古代の朝鮮半島南部や日本列島の文化も、六朝文化の流れを汲む部分が大きかった
それこそ今でも本格的和服をずばり「呉服」って呼ぶほどで
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