【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 5冊目 (775レス)
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619: [sage saga] 2016/10/29(土)01:03 ID:rDDhU3xO(1/11) AAS
>>613を書いた者です。タイトルが真九郎の嫁入りとありますが、よく考えたら
やっぱりおかしいと思ったので、真九郎の婿入りに直して呼んで下さい。
620: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)01:46 ID:rDDhU3xO(2/11) AAS
〜真九郎の婿入り 後編〜
「おねーちゃん。本当にやるの?」
「勿論やります。いいですか?ちーちゃん」
「私もちーちゃんも真九郎さんが大好きです。そうですよね?」
「うん。だいすき」
「ですが、真九郎さんの周りには泥棒猫達がいます」
「そしてこのままだと真九郎さんは崩月からいなくなっちゃいます」
「そう...真九郎さんは、永遠に崩月の家を出て行っちゃうんです」
「ふぇぇ...おにーちゃん...またどっか行っちゃうの?」
省21
621: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)01:48 ID:rDDhU3xO(3/11) AAS
「でも、一つだけ真九郎さんを引き留める方法があるんですよ...」
「ほんと?!」
「その方法は...真九郎さんを私達のおむこさんにしてしまえばいいんです」
「おむこさんにする?できるの?」
「はい。だけどそれにはちーちゃんの助けが必要です」
「やる!やるもん!」
健気に姉の言うことに耳を貸す散鶴はあくまでも真剣だった。
姉が何を考えているのかは分からないものの、今まで大好きな姉が
やってきたことが間違っていた所を見ていないことが幸いし、バカ正直に
その手助けをすることを約束してしまった。
省14
622: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)01:50 ID:rDDhU3xO(4/11) AAS
「真九郎さん...私とちーちゃんだけの大好きな真九郎さん...」
まず夕乃は未だに勃起が収まらない真九郎の逸物には目もくれず、
その下半身にまたがって、上半身の引き締まったその胸筋に倒れかかって
自分の胸を押しつけ始めた。
形の良い夕乃の胸がたわみ、それに伴い真九郎の呼吸は荒くなる。
夕乃の胸を使った愛撫は寸分の隙も無く、真九郎の身体全体を覆うようにして
円の軌道を描く。
「はい。お手本終わり。さ、ちーちゃん。って...あらあら」
行儀よく床に座っている妹を真九郎の上にのせようとした夕乃は
小刻みに身体を震わせてビクビクとしている事に気が付いた。
省13
623: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)01:51 ID:rDDhU3xO(5/11) AAS
「ちーちゃん。嚙んじゃだめだからね?飴を転がして舐める感じよ」
簡単に忠告を済ませた夕乃は自分の半分ほどの大きさの真九郎の乳首を
口の中へと含み、歯と唇をつかって楽しく弄び始めた。
(おにーちゃんのおっぱい...おかーさんのより、ちっちゃい...)
母の胸に抱かれて、母乳を飲んでいた要領で吸えば良いのだろうか?
なんとなくやり方が分かった散鶴は、そのまま母乳の出ない男の胸に
勢いよくかぶりつき、衝動に任せて思い切り吸い始めた。
「ちゅうちゅう...ちゅぅううううううううう!!!」
省11
624: [sage saga] 2016/10/29(土)01:53 ID:rDDhU3xO(6/11) AAS
「ちーちゃん。どう?気持ちよかった?」
「...うん」
「もっと気持ちよくなりたい?」
「...なりたい、です」
淫らな笑みに加虐の色を滲ませた夕乃は、興奮して未だに真九郎の乳首に
むしゃぶりつく妹を引きはがして、計画の大詰めへと取りかかった。
「じゃあ...ちーちゃん...」
「真九郎さんにキスしてみる?」
「する...///」
省11
625: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)01:55 ID:rDDhU3xO(7/11) AAS
崩月姉妹の献身的、かつ愛に溢れた前戯を受けた真九郎はとっくに
眠りから覚めていた。
正真正銘の幼稚園児からうけるたどたどしい愛撫による背徳と、何度も
身体を重ね合わせてお互いの性感帯を知り尽くした夕乃のテク。
その二つを良心で撥ねのけるには、真九郎にはあまりに酷な話であった。
倒錯的でマゾヒスティックな心地を味わえる二人の愛撫に真九郎は
もうとっくに骨抜きにされてしまっていた。
(ど、どうする?このまま寝たふりで押し通すか?いや...でも)
そんな子供だましは夕乃には通用しない。
ここで起きてしまえばもう後戻りは出来ない。
省12
626: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)01:58 ID:rDDhU3xO(8/11) AAS
「気持ちいいことは悪いことですか?真九郎さん」
「真九郎さんが悪いんですよ...」
「私の気持ちに気づいていながら、それを意図的に無視してばっかり」
「ずっと私は真九郎さんに振り向いて欲しかった」
夕乃はハイライトの消えた目と抑揚のない口調で淡々と語り始めた。
「真九郎さん。私じゃ紫ちゃんに及びませんか?」
「私達家族じゃ、真九郎さんの家族の代わりになれませんか?」
「私はどうすれば、大好きな真九郎さんに受け入れてもらえるんですか?」
省14
627: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)02:00 ID:rDDhU3xO(9/11) AAS
「夕乃さん...」
真九郎は人を愛することの業の深さを思い知らされた。
紅真九郎は崩月夕乃には一生勝てない。その愛を拒むことが出来ない。
何故なら夕乃の愛は、世界中の誰よりも真九郎を愛するが故のものだからだ。
どのみち、ここまで追い詰められてしまえばもう逃げ道はない。
紫はきっと自分に幻滅して、絶望するはずだ。
自分のしたことがどれだけ紫の心を抉るのかは想像もつかない。
(紫...ごめん。ごめん...)
省13
628: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)02:02 ID:rDDhU3xO(10/11) AAS
バラバラになってまとまらない思考を無理矢理まとめながら、真九郎は
弱さを見せまいと後ずさる夕乃の身体を抱きしめた。
震えるその体を強く抱きしめて、真九郎は言葉を続ける。
「夕乃さん。俺は、貴女を俺だけの夕乃さんにしたい」
「貴女を他の男なんかに絶対渡したくない。ずっと俺の...」
「俺の、俺だけの夕乃さんになって欲しいんだ...」
心に決めた相手への想いを持ち続けながら、それでも真九郎は自分を選んでくれた。
曖昧さをかなぐり捨て、自分の心の弱さをも全て曝け出した上での
省8
629: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)02:03 ID:rDDhU3xO(11/11) AAS
夕乃にとって真九郎がかけがえのない存在であるように、真九郎にとっても
夕乃の存在は欠けてはならない大切な存在だった。
つまり、とうの昔に夕乃と願いは叶っていた。想いは通じていた。
「えっと...じゃあ一週間に二、三回は崩月の家に戻るよ」
「あああ...もう、嬉しくて嬉しくて涙が止まらない...」
涙を流しながらも、真九郎と晴れて両想いになれた夕乃の笑顔はこれまで
真九郎が見てきた夕乃の笑顔の中でも最高に素晴らしいものだった。
「真九郎さん...キスして?」
「今日のことが夢じゃないって証を、私に刻みつけて...」
省4
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