[過去ログ] ■全日本吹奏楽コンクール(大学、職場・一般)20■ (1002レス)
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187: 2019/11/01(金)01:05 ID:QQ4Pcfof(1) AAS
「明らかに金賞」な団体の感想よりも、
「おそらく票が割れて銀賞」な団体の感想ってあまり書かれないのが残念。
188: 2019/11/01(金)01:05 ID:oPZdn8vr(5/30) AAS
自由曲:天地創造の賛歌。ここでいう「天地創造」とは単に物理的な誕生ではないと思う。曲の最初は,何の前触れもなく天地が出来,世界が始まった,というような古事記のような世界観
(あるいはそういう神話の内容そのものではなく,そういった神話を「むかしむかし」と語りかける語り手の存在か?あるいは博物館の展示から伝わるメッセージのようなものかも)。
この前触れのなさというか唐突さが古事記の特異的な表現だと思うのだけど,神秘的な前奏とそのあとの暴力的とも取れる金管とサックスの掛け合い,そして不協和音がそれを表現しているように感じた。
そこからはプレートテクトニクスにより物理的に隔たりが生まれ,太鼓の音とともに,アジアンテイストの旋律が演奏される。
ここではどこか土俗的な未開社会,人々の交流と人々の活動による文明の誕生。しかしそのような中でも(だからこそ)対立が起こる。
文明が人々の価値観を形成し,人々の価値観がまた文明をもたらす。ヒトが人間となっていく過程で,文明から社会的・公共的な価値を伴った「文化」となるには一筋縄ではいかない。一度はうまくいきそうだったものも白紙に戻り…。
0からのスタート,しかしそこにはどこか安心感もある。2本のピッコロが奏でる旋律からは先の対立を踏まえたからこそ見える発展への糸口のようなものを感じた。
このような歴史をたどって,文明が文化になっていく,そのような社会的イノベーションの軌跡を歩むような曲だった。一聴した限りの演奏を言葉にしようとなると,なかなか難しい…。
演奏に関して気になったのは,Dグループの音程が終始あいづらそうだったこと。このホールは暑いから上回ってしまったのかな,そこだけが残念だった。
以前までのようなお涙ちょうだい系の曲じゃなく新鮮さもあったが,やはりこの団体は歌いこんでほしいな。
省1
189: 2019/11/01(金)01:05 ID:hgqKVnt0(1) AAS
大学も各団体でどうだったか聞きたいです。ら
190: 2019/11/01(金)01:06 ID:oPZdn8vr(6/30) AAS
6.宝塚
課題曲:始めの雰囲気や急の部分のサウンドよし。中間部はオーボエソロとそれに呼応する他の楽器との掛け合いがやや不安定だったかな。鈴の鳴らし方はGood!
102,110,114の各小節から始まるフレーズで,歌い方を変えていたのがよかった。どんどん引き込んでいって114では情熱的に訴えかける,そんなつくりだった。
自由曲:職場・一般でのイーゴリ公は今となっては珍しいな。NTTの後ってどこかやってたっけ?
音の出だしが合わず,細かいミスが多いのが残念。頭拍を強調した解釈も新鮮さを感じる。
他の演奏ではホルンクラサックスあたりの「タタータタタータ」というパッセージが聞こえるが,ここの演奏はかなり抑え,鍵盤系の伸ばしが強調されていて面白かった。
前奏だけで感性を揺さぶる演奏。感情がこみ上げてきた。緩の部分はかなり練習されていてこだわったのではないかな。
一方,ティンパニーから始まる6/8の部分では少し不安定さが見られたかな。最後の盛り上がりはよし。
全体を通して正直,危うさを感じた。とりあえず銀賞でよかった…!
191: 2019/11/01(金)01:06 ID:oPZdn8vr(7/30) AAS
7.大津
課題曲;よくぞこれを選んでくれた!そしてブリとともによく金賞を取ってくれた!
かなり整理された演奏。ブリは鳴らしまくってたけど,こちらは冷静だった(どっちも好きです)。ここ2年くらいは整然としたマーチに仕上げているね。6/8だからそのつくりが際立っていると感じた。
第二マーチのDグループの旋律の裏のクラは和音が心地よく,そして歯切れも良く,原っぱのような光景が思い浮かんだ。
トリオの歌い方,いいね。クラ主体の音作り。
ブリッヂの金管群もあまり鳴らしすぎず,その裏の木管群も冷静ながらよく聞くと感情的に訴えかけていた。
その後のDグループの旋律の裏でサックスが主張していたのもオシャレだった。ギターでコードを奏でているような演奏。
唯一分からなかったのが,161・162小節のアクセントの音形。ここのアクセントはどういう意図で指示しているのか自体,
この曲そのものの疑問点でもあるが(オマージュ先の希望の空ではアクセントはなかったはず),その意図がここの演奏を聴いてもよくわからなかった。
ここの演奏は案外あっさりしてて,たしかに相対的にアクセントにはなっていたが,すっきりというかあっさりしていた。
省1
192: 2019/11/01(金)01:07 ID:oPZdn8vr(8/30) AAS
7.大津
自由曲:最近の高作品って,コリアンダンスや陽が昇るとき,マインドスケープとは違った作風のものが多いと感じている。
今回はどっちかというと昨年のトリプロとラメントの中間のようなもので,ブラスの響き(金管群を前面に出したつくり)ではなく,
何だろう,オーケストラの響き(これはこれで語弊はあるが)を意識している作品だという印象を受けた。木管の扱いかな?
曲調としては,いつぞや磐城が演奏したバッハの幻想曲とフーガ ハ短調や,横ブラがやったマーラーの6番のような重い雰囲気の中に,ところどころ光が差し込んでいるような曲(ごめん,知識がなく,このくらいしか言えない…)で,
ただその光も真っ当な光ものではなく,生命力・活動源といったバイタリティーという比喩的な光なのかな。
ディテュランボスやパンソリック・ラプソディのような派手なグロテスクさはさほど感じられず,重く,丑三つ時に怪しげな化け物たちが夜な夜な活動しているような印象。
途中のギロは化け物たちが滑稽に笑う様か?
幻想文学のようなこの曲は,我々にとっての「普通の」生活では感じられないような価値観を訴えかけているようで,そしてその良さに気付かされる演奏だった。
決して派手ではないけれど(もっといえば鬱気すら感じたし,色で例えるなら曇り空ではなく漆黒),その漆黒な風景を見事に表現していた。
省2
193: 2019/11/01(金)01:08 ID:oPZdn8vr(9/30) AAS
8.百萬石
課題曲:正直,例年よりも荒く感じた。対旋律を目立たせるつくりは好きだけど今年に限ってはややもすれば破綻している印象さえも抱いてしまった。
トリオもメトロノームの目盛りを1つくらい下げたテンポで始まったね,解釈なのか・事故なのか,解釈だとしたら面白いけど,ヒヤヒヤしてしまった。トリオの確保の部分のホルンは勇ましくていいね。
自由曲:面白い曲だね。シャコンヌをベースに、リコーダーやクラの特殊奏法が輝いていた。
最初,どこかでリコーダーの音がすると思って,探したらトロンボーンの方々がだった。間違い探しのようで視覚的に楽しめました。
この重苦しい雰囲気に,リコーダーの素朴さがなお「惨さ」を際立たせていたと思う。
クラの特殊奏法,音色がキンキンしてしまい耳に障ってしまう部分も少々あった。
最後はシャコンヌの短調部分と長調部分が短いスパンで見え隠れして面白かった。
ここも危うい銀賞だったのかな…? 去年のワイルド・グースのような爽快な演奏にそのうちまた出会えることを期待してる。
194: 2019/11/01(金)01:09 ID:oPZdn8vr(10/30) AAS
9.川越奏和
課題曲:全団体合わせて光と同率で最も好きな演奏。こちらはパワーが違う。さすがのアンサンブル力で,一瞬の隙もない。
5:4の前のタメや,5:4の裏の何気ない一音にも意義を見出すような解釈と演奏,大変すばらしかった。
3rdトランペットの「ポワ〜〜〜」もそこまでこだわるかwと面白かった。
5年前のきみは林檎の樹を植えるの時みたいな,説得力のある演奏だった。これぞ川越奏和の底力か…。
欲を言えばホイッスルの「ポワッ」の音程はもう少し低いものの方が好みかな。でもこれはこれで勢いがあって面白い。というかそれくらいしか文句のつけようがないと感じた。
自由曲:サトマがどうしても金賞とりたかった曲なのかな。ソノーレとの比較で聴いていたけど,冒頭から圧が違う。
コントラバスが荒々と弾いていて,いい意味で不安になる。2楽章は全体を通してスターリンの恐怖に怯える国民の心情を巧みに表現していた。
あのカットは賛否があるかもしれないが,私はソノーレので慣れていたので,今回はうまくパワーを持っていったなと思った。
4楽章,オーボエソロ,ここはソノーレにはない部分。裏のサックスとクラのバランスも絶妙。
省4
195: 2019/11/01(金)01:09 ID:oPZdn8vr(11/30) AAS
10.秋田
圧こそは川越奏和に劣るものの、解釈と表現には斬新さを感じた。
課題曲:
始めの和音にかなり気を遣えている気がした。一瞬だったけど,「幻想」の世界に引き込まれた。
急の部分では,ドラを軽めの音で叩いていたり,リムショトの扱いなど,打楽器の工夫が結構見られたかな。
ここも114小節への思いが伝わる演奏だった。そして何より,中間部のラストでは旋律部分で「ハモリ」を強調していて,面白かった。
個人的にこの解釈はかなり好み。後述の日進,藤原と併せてここの演奏も推したい。
自由曲:よくやり切ったね。トリッキーなこの曲,指揮する方も大変だけど,遠藤さんもよく頑張りました,お疲れ様でした。
東北大会も聞きましたが,その時は演奏そのものよりサトマの指揮に注目してました…w
支部の時より勢いと精度が上がっていて,銅賞はないと安心できる演奏だった。
省4
196: 2019/11/01(金)01:10 ID:oPZdn8vr(12/30) AAS
11.グロ
課題曲;コード感が好きです。バランスが整えられていて輝きがあってそしておしゃれなものとなっていた。
昨年のマーチは重いというか硬いというかそんな印象を抱いたが,今回はがっしりとしている印象。でもそこにノリのよさも見られて,練習時に恩恵を変えたりして楽しくやっている様子が思い浮かんだ。
コーダ部の木管のトリルが分厚くて,重厚なサウンドになっていた。
自由曲:最初の打楽器アンサンブルを入れていましたね。2017年の創価関西よりも長くやってたし,2013年の演奏とも一応差別化できたか。
トランペット・トロンボーンからもとにかくうまい。それに呼応する木管・中低音群も柔和なサウンドでスケール感があった。うまい,うまいのだがどうしても13年の演奏と同じように聞こえてしまう…。
ここ2年のマーチ+再演路線は,ファンとしてはちょっと残念。
自由曲はやっていない曲にどんどんチャレンジしてほしいし,課題曲も演奏割合の多いマーチだと他に埋もれてしまう…。14年の役人のような狂気じみた演奏にまた巡り会いたいな。
197: 2019/11/01(金)01:11 ID:oPZdn8vr(13/30) AAS
12.光
課題曲:アルトサックスを強調した出だしはインパクトがありました。
5:4の部分は,川越が裏の楽器を目立たせていたのに対して,こちらはあくまでも5:4がメインというような演奏だった。その対比も面白い。
サックスのスラップもこれでもかというくらい鳴らしていた。
途中,ヒヤヒヤしたがなんとか持ち直したかな。
今年の5は去年と比べても大分難しそうに思えたが,それでも挑戦していたことにこだわりとチャレンジ精神を感じた。
自由曲:また樽屋作品かと思いつつ聞いてみると,冒頭の柔和なサウンドに癒される自分がいた。なんて柔らかいのだろう。ここでもしかしたら金賞いけるかも(?)と思った。
マリンバから始まる急の部分はサウンドが一変し,技術力を見せる演奏。
トランペットの決め所をミスしてたと思われるがそんなミスはご愛嬌。
その後のサックスソロも上手。中低音の長めのフレーズとトランペットの早いパッセージの部分はエネルギッシュだった。
省6
198: 2019/11/01(金)01:11 ID:oPZdn8vr(14/30) AAS
13.NTT
課題曲:やはり少し浮き彫りか。旋律が特に浅く感じてしまう箇所が多かった。これまでの2を選んだ団体の演奏と比べると,やや生音に聴こえてしまうところも見受けられた。
トリオのスネアもやや不安定に感じられた。うーん細かいミスが気になってしまう…。
強奏部はいいサウンド。コーダも申し分なかった。
今回に限っては選曲ミスのように感じた。3番だったらどうだったんだろう,そちらの方がバンドのカラーにあっているような気がした。(いっそ16年みたくマーチじゃないのもどこかで期待していた。)
自由曲:好演。全国大会では初演ですかね。よく踏み込んだね。七夕コンサートで演った交響曲第3番の方を持ってくるかと思っていたので,この選曲に驚いた。
パガニーニの旋律が曲全体を通して出てくるが,部分部分で歌い方を変えたり,メインの楽器が変わったりで,聴いていて楽しかった。オーボエソロ→サックス群→バスクラ→フルートと続くのも演奏会の楽器紹介のようで楽しい。
去年のカルミナもオーボエ中心の音作りだったので,この団体はオーボエ推しなんだね。上手でした。裏のクラ群の伴奏も怪しさを醸し出していた。
バスクラから始まる緩の部分は,曲想がまたガラリと変わり,夕べの海で若い男女が黄昏ているロマンチックな姿が思い浮かんだ。叙情的な演奏。
A G♯ C B の動機からは再び怪しさが伝わってきた。最後は案外あっさり終わらせたね。軽快でよかった。
省4
199: 2019/11/01(金)01:13 ID:oPZdn8vr(15/30) AAS
後半
1.Nisshin
課題曲:歌い方が上手。課題曲1では一番好きな演奏でした。理路整然とした、しかし熱のこもった演奏。弱奏の歌い方はピカイチかと。
清野氏の手からはまるで全体を紡ぐような糸がでているかのように感じた。
中間部がとにかくきれいでした。異界に誘われたような印象を抱く。
すごく上手なので,もう少し情熱的な演奏も聴いてみたいな。この団体のこの曲を聴けてよかった。
自由曲:ドンファン,きれい。木管の細かいパッセージもまとまって飛んできた。緩の部分に行く前の細かいパッセージで音色をグッと変えたのも好印象。場面ごとのカラーに変化が見られ,色鮮やかだった。最後もちゃんと3回鳴らしていてよかった。
ただ,唯一惜しいのが,原調ではないことかな。
調を変えることで吹奏楽で表現しやすい音楽になり得るし,無理して原調でやるよりは聞いている方も安心して聞こえるかもしれない。
でもキーが低く,どうしても元気(精力)のない優等生ドンファンに聞こえてしまった。そこだけが唯一惜しい。
省7
200: 2019/11/01(金)01:14 ID:oPZdn8vr(16/30) AAS
3.リベ
課題曲:E♭クラと1stクラの主張が強く,「衝撃」を感じられた。この手の現代曲はお手の物か。綺麗にまとめ上げる。
練習番号Eからのノリはここの演奏が好きかな,にやけてしまう。去年のエレウシスも5/8のところのノリが好きだった。105からは低音が重厚で背後から迫るものを感じた。
自由曲:愛と祈りの歌ですが,私は「愛」に注目しながら聴いていました。
ここのハープだいぶいいもの使ってますね。いつだかの全国の時にも感じたけど,太い音がする。
それに加えて例年よりも重厚感のある低音にフルートのソロが乗っかり,異世界のような雰囲気を醸し出していた。
冒頭は幻想的な「愛」だろうか,薄紫からピンクにかけてのグラデーションの背景が思い浮かんだ。この団体のクリアなサウンドが,はじめの色彩感に磨きをかけていたと思う。
フルートの細かい上昇音型も綺麗。しかし,この薄紫,どこか嫉妬のようなものも感じる。ただ単に美しい愛ではなく,不純さも感じられた。
早いパッセージでは幻想の打ちこわし?荒波?衝撃的な出来事に遭遇し,自暴自棄になる。
再びフルートの旋律とともに美しい音楽が奏でられる。?→?→?の進行は「切なさ」「哀愁」を兼ね備えた「愛」だろうか。
省6
201: 2019/11/01(金)01:16 ID:oPZdn8vr(17/30) AAS
4.ブリ
圧巻。課自通して今回のグランプリか。ここはもう審査とかそういう次元ではなく,お祭りのような印象(好きです)。
審査員によってはBをつける人もいそうだけど,それはそれとして,さほど気にしないかのスタンスがさらにかっこいい。
自分たちのやりたい表現でやる,聴衆もその雰囲気に包み込まれることを期待している,そんなエンターテインメントのような存在かな。
課題曲:よくこの曲を選んでくれた。てっきり2番かなと思ったが,嬉しい。この団体が6/8のマーチをやると,ゴージャスなものとなるんだよね。伴奏の扱いかな?
DグループはE♭クラを主体としていたのが面白かった。そういうのもありなんだね。核がしっかりしていた。
トリオ,伴奏(ホルン)が少し大きいかなと思ったけど,ドラマチックに歌い上げてたね。
ブリッヂの部分はブリヂストンらしい力強さと華やかさ。「夕方」のような景色,金色のシャワーを浴びているようだった。
トリオの確保,壮大なスケールで演奏していた。どこまでも吹ききるね。最後の残響が心地よかったです。
希望の空は冒頭が不安定で心配していたけど,今回は安心して聴けた。
202: 2019/11/01(金)01:16 ID:oPZdn8vr(18/30) AAS
4.ブリ
自由曲:演奏箇所は,序奏,代官の踊り,粉屋の踊り,終幕の踊り。前回と比べて最初に序奏と代官を加えた他に,粉屋を長めに,終幕は少しカットしてやってたかな。
カスタネット飛んで行ったのはびっくりして,その後の「オーレ」(会場では「ホイ」と「オイ」に聴こえてしまったがw)にさらにびっくりしたw
代官のフルートの音がちょこんとしていて可愛かったw すぐ終わっちゃったけど。
粉屋の冒頭,なんだあれw 楽器ってあんなに吹き込めるのかというくらいバリバリだしていた,それでいて決して不快ではなかった。
木管中低音だろうか,サックスだろうか,その辺りの楽器のブレンドされた音は弦楽器のボーイングのような圧を感じた。
終幕では,あんな情熱的な終幕の踊りは初めて聴いた。
なんだろう,「聴く」という次元を超えて,五感を使って体感する,という方が適切かもしれない。聴衆を引き込んでの演奏でした。
そしてラスト一分半くらいはこれまたお祭り騒ぎ。そこへの持っていき方が凄すぎて演奏が終わるまでずっとにやけていましたw
火の鳥の時も札幌で同様の体験をしたけど,今回はこういう曲調なので勢いがすごかった。
省2
203: 2019/11/01(金)01:18 ID:oPZdn8vr(19/30) AAS
5.グラール
5年ぶりの復帰ですね。前回も新潟で聞いていました。天野作品ではなく,課自ともに福島作品で揃えてきたね。
課題曲:前回の新潟の時の課題曲はバスドラに注目してた。あの白髪(はくはつ)長髪の人のノリが気に入ってた。今回はその方は課題曲はおやすみでちょっと残念だった。
ここのバスドラってゆるめにしているのかな,中大のK点まではいかないけどそんくらい響かせてた(全部じゃなくて,決め所で強調していたのがよりよい)。そういう表現も面白い。
全体的に守りの演奏のように聴こえた。手堅くまとめてきた印象。でも141はかなり歌いこんでいて,面白かった。職場一般でも課題曲3で金賞が出てよかった。
佐川氏の指揮は大変しなやかでした。
204: 2019/11/01(金)01:18 ID:oPZdn8vr(20/30) AAS
5.グラール
自由曲:G・B♭のパッセージは最初から最後までオスティナートなまでに主張していた。突風や粗暴さを表しているのだろうか。
初めの急の部分はいろんな楽器が「北風」を異なる表現で表しているような印象。
G・B♭だけでなく,トランペットとか金管群の長めのフレーズも「もしかして,これも北風なのかな?」と思わせるような曲だった。
G・B♭の勢いがだんだんおさまってきて中間部へと続いていく。ここは佐川氏独特のねばりが効いていた。
ただ,昨日の文教大とは異なるベクトルの佐川節だった。文教大は木管が息の吹き込みをガラリと変えることで生まれる,異世界に迷い込んだと思わせるような表現(レトロな雰囲気)。
グラールは十分なまでに鳴らした上で生まれる力学的な表現。この違いも面白い。
再び急の部分,G・B♭が復活。初めよりも荒々しい。
束の間の重厚感,トロンボーンのフレーズ,木管とホルンのアンサンブル→ホルンとトランペットのアンサンブル,テンションのような推進力を経て,中間部の佐川節が復活する。
この流れが緊張感があった。
省5
205: 2019/11/01(金)01:18 ID:oPZdn8vr(21/30) AAS
6.上磯
指揮者が変わってサウンドにも変化が見られた。澤邊氏,結構お若い方だったんですね。
課題曲,コーダ直前の5小節で音量をグッと抑えてサックス主体のアンサンブルで奏でていたのはここだっけ?面白いつくりだった。
自由曲;まさかアパラチアを聴けるなんて…!清涼感。遠くの方から光が差し込み段々と明るくなっていく日の出の様子が目に浮かびました。
クラの「タータータタター」の部分が日の出の合図のようで,一日を無事過ごすためのエネルギー源となっていた。
澤邊氏のメリハリの効いた指揮も見ていて楽しかった。全体としてはぼやける(埋もれる?)感じは否めなかったけど,大変楽しませてもらいました!
7.春日
課題曲:濃厚な中低音のサウンドに華やかなトランペットが鳴り響く。要所要所のバランスが考えられていて面白かった。
自由曲:緩の部分の歌い方が好きです。昨年は液体や気体のような流動性と言ったけど,同じ流体でも今回は「油」のような気がした。
油は空気や水と比べて力学的なエネルギーを秘めているが,昨年よりもブレンドされた音がパワーとして伝わってきた(アンサンブル力)。
省3
206: 2019/11/01(金)01:19 ID:oPZdn8vr(22/30) AAS
8.大曲
私はこの団体の大ファンです。小塚氏×大曲吹奏楽団,この組み合わせが奏でる独特の表現に惚れ惚れしています。どちらが欠けてもダメなんでしょう。
老舗バンドですが,老舗が故のバンドのカラーというか波長の調和というか,そういったものを感じます。両者が出会ったのはちょうど30年前だったかな?(違ったかな?)
ただ,今回の演奏は正直もっと期待していた。
東北大会も聴きに行ったのですが,その時の衝撃が忘れられず,楽しみにしていたあまり,いつしか期待は知らぬうちに膨れ上がっていたのだと思います。
もし東北大会の演奏を知らなければ,こうしてヒヤヒヤすることもなかったのかも。まさに「秘すれば花」…。
とはいっても十分楽しませてもらいました。あの雰囲気をまた体感できたのは嬉しかった。
課題曲:歯切れの良いファンファーレ。かっちりしていましたね。バスドラの鳴らし方も気を遣っていた。第一マーチ,クラのハモリが綺麗だなあ。
トリオ以降は音色がグッと変わって小塚ワールド全開…と思いきや支部よりはあっさりしてた(気がした)。
ブリッヂへの盛り上がりは流石,ブリッヂの掛け合いも見事。ただ,支部の時はもう少しドロっとしていた,個人的にはそっちの方が好みかな。
省2
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