じゃっかましい。  ワイ。 (75レス)
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9: 2022/07/06(水)11:53 ID:6qjXT6L70(1/5) AAS
  徘徊する老油田「サハリン」・・・09

 エクソンがオペレーター(操業主体)として事業を先導し、ソ連時代に発見されてい
た「チャイボ」と「オドプト」の油ガス田に加え、「アルクトン・ダギ」が対象鉱区と
なった。これが「サハリン1」と総称されるようになったプロジェクトだ。2001年に、
商業化に移行し、2005年に原油、2008年に天然ガスの生産がそれぞれ始まった。権益は
、エクソンと日本勢の各30%のほか、サハリンモルネフテガス(SMNG)が11.5%、
ロシア最大の、国営石油会社ロスネフチが8.5%とロシア勢が計20%、そして インドの
ONGCが20%という比率になっている。しかしながら、ウクライナ侵攻を受け、エクソン
が同事業からの撤退を決めたのは周知の通りだ。サハリン2は、ロシア初のLNG事業
として発足した。同じく日ソ間で1970年代以降に進められた共同探鉱により見つかった
省11
10: 2022/07/06(水)11:53 ID:6qjXT6L70(2/5) AAS
  徘徊する老油田「サハリン」・・・010

 その後サハリン3以降は、同1や2に比べて、日本の関与度が低いため、あまり報道
される機会がない。ただ探査によってシェルの報告があがると、中韓が高い関心を寄せ
、東アジアの資源外交、地政学上、重要な意味を持つものになった。まず、サハリン3
は、「東オドプト」「アヤシ」「キリンスキー」「ウェーニン」の4つの鉱区から成り
、それぞれ権益の保有者が異なる。当初は鉱区のオークションで外資が落札した経緯が
ある為だ。樺太の東側に位置する海洋で、紆余曲折を経て、現在はロシアがほぼ完全に
コントロールしている状態だが、ほとんどがシェルやエクソンが採算性が悪いと投げ出
した地域である。「東オドプト」は1993年に現エクソン・モービルが落札したものの、
目立った探鉱の成果はなく、その後、2004年にPS(生産分与)対象の鉱区外となった後
省12
11: 2022/07/06(水)11:54 ID:6qjXT6L70(3/5) AAS
  徘徊する老油田「サハリン」・・・011

 一方、ウクライナ侵攻に伴う各国の制裁強化の動きを背景に、シノペックはロシアへ
の化学工場などへの投資協議を中断させている。しかし、私見であるが極寒の嵐の海は
おそらく割に合わないとしてるのだろう。サハリン4・5は、少し北上したところで、
更に厳しく英BPが権益を持っていたが撤退した。サハリン4には「アストラハン」と
「シュミット」の2鉱区があり、ロスネフチが51%、英BP(British Petroleum)が
49%の権益を持っていた。ただ、2000年代に試掘の不成功などを踏まえ、BPは、撤退
している。樺太の最北端の海洋上で、海さえ凍り付くので、嵐に氷が飛んできて損傷も
あるようだ。「東シュミット」(カイガンスキー・ ヴァシュカンスキー)を 対象鉱区
とするサハリン5の権益比率は、サハリン4と同様、ロスネフチが51%、BPが49%だっ
省12
12: 2022/07/06(水)11:55 ID:6qjXT6L70(4/5) AAS
  徘徊する老油田「サハリン」・・・012

 新聞のビジネス欄は大抵、戦争の騒乱ではなく、企業間の熾烈な競争を取り上げる。
ウクライナの国家主権に対するウラジーミル・プーチンの攻撃について、そのど真ん中
にとある企業が鎮座している。世界最大のガス生産会社ガスプロムだ。このガスプロム
の日本カードで日本は大慌てしている。もともとガスフロムは出資比率にして4分の1
しかなかった。ガスプロムの前身は、1989年にソビエト連邦ガス工業省と石油工業省が
統合される際、8月8日付けで旧ガス工業省の企業が改組されガスプロム・コンツェルン
として成立した。この一連の作業を主導したのが、ガス工業相であった ヴィクトル・
チェルノムイルジン(後の首相)であった。ガスプロムは、分割・解体化される見通し
であったが、ユコスの原油問題も絡み、ロシア政府は、ガスプロムも含んでエネルギー
省10
13: 2022/07/06(水)12:01 ID:6qjXT6L70(5/5) AAS
  徘徊する老油田「サハリン」・・・013

 ロシアが ウクライナに行った戦争挑発行為の報復として、ガスプロムは所有の天然
ガスパイプライン「ノルドストリーム2」の事業を無期限停止する。とドイツが表明し
た。が、その2日後に、ロシアはウクライナ侵攻に踏み切った。こうした大きな出来事
が2つあっても、ガスプロムは問題を引き起こし、金もうけも上納みやめてはいない。
この冷戦から生まれた、オルガルヒの巨大企業のビジネスモデル、ガスプロムを理解す
るには、同社が1989年に旧ソビエト連邦のガス産業省を母体に作られた、冷戦の所産で
あることを思い出さねばならない。最高経営責任者のアレクセイ・ミレル氏は、2001年
からずっとその地位にある。プーチン氏が権力を手に入れた翌年に強奪した地位である
。この2人はよく似ている。2018年に、米国から制裁を科された時、ミレル氏は「つい
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