[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6498【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (316レス)
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132: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
快楽という水に溺れ続けているような感覚だった。この苦しさから引き揚げられて安心したい。
そうでなければ、もういっそ力尽きて気を失ってしまいたい。
でも、リヴァイはそのどちらも許さなかった。
「っ、は…な、なんで…っ動いてくれな…っぁ、」
「なんで?お前がひどくしろって言ったんだろうが」
文句は言うなって言ったよな?
そう言って、耳の裏を舐めしゃぶる。
たっぷりと唾液を絡めた舌で、じゅるっと音を立ててそこを吸うと、またきつく締め付けられた。
油断すれば持って行かれそうになる。リヴァイとて限界に近かった。
「うぁ…っ、ゃ…っ、あついっ…リヴァ、ィさんの…っあっ」
省15
133: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
強引にこんな体にしてしまったエレンの自由を奪いたくはなかった。
エレンはリヴァイには抱かれるが、男を好きなわけではない。
もちろん女とセックスしたくなる時だってあるだろう。
これから先、一緒に生きていきたいと思う相手も見つけるかもしれない。
だから、女とセックスすることは許したし、気持ちを告げることもしなかった。
線を引かれて、心までも渡すつもりはないと思っているのならばそれでも構わなかった。
だったらせめて、体だけは。セックスしている時くらい恋人のように甘やかして、恋人のように抱き合いたいと思っていた。
けれど、エレンは決してリヴァイに縋りつこうとはしなかった。
エレンからメッセージが来る度にホッとして、もっと、とねだられると求められているようで嬉しかった。
いい歳した男が、年下の男の一挙一動で嬉しくなるし、辛くもなる。
省15
134: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
性器の先端と、ぱくりと開いたままの後孔が粘りのある糸を引いていた。
頭がくらくらする。少し擦れただけで出してしまいそうになった。
「アッ…っ、ぁ!」
その小さな刺激でさえエレンは耐えきれずまた達してしまったようだった。 ビクビクと跳ねる性器が先走りと自身の出した精液でどろどろ濡れている光景はなんともいやらしい。
その力の入らないエレンの体を気遣うようにして仰向けにさせる。
瞳を潤ませ、とろけた表情を見せるエレンに、さらにリヴァイは興奮して、性器を固く猛らせた。
はぁ、はぁ…と震えた呼吸が聞こえる。リヴァイは正面からエレンを抱きしめる。
直に抱きしめたのなんて、初めてかもしれない。
「エレン…、頼むから、俺に触れてくれ…」
情けない、縋りつくような声だった。
省18
135: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
「あっ…!?や、奥…っあ、んあっ、ああっ」
エレンの体に腕を回し、その体を抱き起こす。
リヴァイの足の上に跨る姿勢になったことで体重がかかり、エレンの中の性器がもっと奥まで埋め込まれた。
こうなるともうエレンが掴むものは何もなくなる。
エレンはその衝撃と快感に無意識にリヴァイの体に腕を伸ばした。
「エレン」
背を丸め、リヴァイの首元に顔を埋めるエレンの耳に小さく囁いた。その体が怯えたみたいにビクッと跳ねた。
「縋っていい、好きになっていい。俺は初めから、お前をセフレだなんて思ってねぇ」
「う、や、聞きたくな…っひ、」
「お前以外を抱きたいとも思わないし、興味もねぇ」
省12
136: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
指先で人差し指の腹を擽られる。
そのまま上って、指と指の間を擦られ、掌を滑った。
愛撫にも似た触れ方に、エレンは顔を俯け、静かに息を吐いた。
そして掌が重なると、指を絡められてぎゅうっと握られた。手に触れられただけなのに、繋いだだけなのに、嬉しいと感じる。
だが、同時にもっと触れて欲しいと欲張りにもなった。エレベーターが目的の階に着いたと音を告げる。
今日は会う約束も何もしていなかったから、ドアが開き、リヴァイが一歩足を踏み出せば繋がれた手は離れてしまうのだろう。
まさか帰りが一緒になるとは思っていなかったから、嬉しくて、余計に離れがたくなってしまう。
一緒に帰りませんか、飲みに行きませんか、なんて誘うのは簡単だけれど、男同士の恋人という世間的には白い目で見られてもおかしくない関係を気にしすぎて、エレンをさらに躊躇わせていた。
「あ…」
何と声をかけたらいいだろう、と悩んでいるうちにリヴァイの手がするりと離れた。
省14
137: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
「お疲れ様です!」
「ああ、お疲れ。…オレに何か用事?」
いつもはオフィス前の廊下で話していることが多いから、社内ではなく外でこうして待ち伏せをされていることに少し違和感があった。
「はい!今日はイェーガーさんのお誕生日だって聞いたので、何かお祝いできないかなと思って」
「あ、そっか…誕生日」
はい!と嬉しそうに笑う彼女を見て驚く。そうか、今日は誕生日か。エレンは完全に忘れていた。
相変わらず仕事は忙しいし、それ以外はほとんどリヴァイのことを考えていたような気がする。
今日が何日かをわかっていても、今日が何の日かなんて考えてもいなかった。
「お誕生日おめでとうございます!」
「ありがとう」
省15
138: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
「何か急ぎの」
「今日お前が乗るのはこっちだ」
「はっ?」
何か急ぎの用ですか、と聞く前に掴まれた腕をそのまま引かれて、エレンが乗る電車とは別の電車のホームに連れて行かれる。
そっちはリヴァイの家へ向かう電車だ。
「あのっ、どうしてそっちに…今日は何の約束もしてないし、明日だって仕事が…!」
朝一から昼を跨いで行われるそれに、課長であるリヴァイは出なければいけないはずだ。
「あと腕!離してください!」
省20
139: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
「お邪魔します…」
鍵を開けて部屋へ入ると、暗く、静かな部屋が出迎えた。電気をつける。
相変わらずゴミ一つ落ちていない、モデルルームのような部屋だ。
春らしくなってきたとは言え、まだ少し夜は肌寒くなるので弱めに暖房をつけておいた。
リヴァイがすぐに帰ってくるのかは分からないけれど、あの口ぶりだとそんなに時間はかからないのだと思う。
もう少ししてから風呂に湯を張ろうと決めて、ふかふかのソファに腰を下ろした。
今日はラッキーだと思う。
エレベーターで一緒になっただけでなく、リヴァイの意図はわからないが夜は一緒に過ごせるらしい。
誕生日だから、神様が気まぐれでプレゼントしてくれたのかもしれない。
そんな子どものようなことを考えて、ふ、と笑った。
省22
140: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
着替えは以前ここに来た時に揃えたものがあったから、それを寝室のクローゼットから出してきた。
スーツも皺にならないようにハンガーを借りて掛けさせてもらった。
おそらく今日は自分の部屋へは帰れないだろうし朝一で家に帰るにしたってまたこのスーツを着なければならないだろうから。
キッチンではリヴァイが何かを切っている音が聞こえてくる。なかなか手際が良かった。
リヴァイが料理をするなんて想像もしていなかったけれど、コンビニの弁当などを食べている方が想像できなかったから意外ではなかった。
何を作ろうとしているのか興味はあったが聞いてはいけないような雰囲気が漂っていたので見つめるだけにしておいた。
「シャツは洗濯機にいれておけ」
「わ、わかりました」
視線は手元からはずことはなかったけれど見つめていたのがバレてしまったようで少し恥ずかしい。
早足で風呂に向かい、羞恥を晴らすようにして脱いだシャツをバサリと洗濯機の中に放り投げた。今日のリヴァイは調子が狂う。
省16
141: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
リビングへ続くドアを開けると、いい匂いがしてきた。途端に空腹なことにも気が付く。
空腹で、しかも熱い風呂に長時間入っていればそりゃあ逆上せるな、とエレンは情けなくなった。
「もう平気か?」
「はい、すいません。ちょっと目眩がした程度なのでもう大丈夫です」
「そうか」
座れ、と促されて椅子に座るとテーブルの上にはこの短時間に作ったのかと驚くほど綺麗な料理が並べられていた。
エレンはあまり料理をしないから簡単なものなのか難しいものなのかはわからないが丼料理じゃないことだけはわかる。
「これ全部リヴァイさんが作ったんですか?」
「急だったからそんなに手間がかかるものは作ってねぇ」
そうは言いつつも自分では作りそうもない鮭とほうれん草のクリームパスタに、鯛のカルパッチョ、きのこのたくさんのったチキンソテーはガーリックのいい香りがして食欲をそそった。
省19
142: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
「すみません、オレ今日誕生日なんです」
「もう知ってる。…おめでとう。何か欲しいものはあるか?」
「ありがとうございます。美味しい料理作ってもらったんで、それだけで嬉しいです」
今日という日を自分だけの思い出にしようと思っていたけれど、リヴァイはちゃんと祝ってくれた。
毎年一回は必ずくるこの日を自分の特別な人と過ごせたことはとても嬉しいことだと思う。それだけで今日と言う日が特別になる。
「あ、でもリヴァイさんの誕生日も教えてください」
「…十二月二十五日だ」
「クリスマスなんですか?」
そうだ、と頷くリヴァイを見ながら結構先だなと思う。
それまで一緒にいられるかはわからないけれど、今度はエレンが祝ってあげたい、と思った。
省15
143: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:38 d AAS
自分の指がそのぽってりとした入口に触れただけで体がビクンッと跳ねる。
ここに早く入れて欲しい。その熱くて固い熱を埋め込んで、奥まで激しく突いて欲しい。
「ぁ…っ、」
そこに、ぴとりとリヴァイの熱が宛がわれる。後孔が期待してその先端に吸いつくようにキスしているのがわかった。
「はやく、…っリヴァイさん、いっぱいしてください…っいっぱい、ぎゅってしてください…っん」
「エレン、」
リヴァイが腰を進めると同時に体を少し前に倒す。
エレンの大好きなリヴァイが、その体がこんなにも近くにある。
エレンは腕を伸ばしてリヴァイの背中に回すと、そのままぎゅうっと抱きついた。
ずっとずっと、こうしたかった。
省14
144: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:38 d AAS
「リヴァイさん、起きてください。オレ一旦家に帰るので先に出ます」
隣でまだ眠っているリヴァイを揺り起す。
ぐっすり寝ているからこのまま起こさずに帰ろうかとも思ったが、以前、帰る時はいくら寝ていても絶対に声をかけろと言われたのだ。
「…いっしょにいけばいい」
「でもオレ着替えが…」
昨日勢いでシャツを洗濯機の中に入れてしまったから、着ていくシャツはないし、人の少ない朝の電車でならまだ今着ている服でもあまり人に会わずに帰れる。
だからできるだけ早く家を出たかった。このままじゃ寝ぼけたリヴァイに引きとめられて、帰れなくなってしまう。
仕方がないから無視して出るか、とベッドを降りようとした。
が、枕に顔を押し付けたままのリヴァイに手首を掴まれてしまった。
離してください、と言っても全く離す様子もないし、寝ているくせに力が強くて全然外せない。
省20
145: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:38 d AAS
触った感触が普段自分のつけているようなものとは少し違っていて、ずっと触っていたくなるような生地だ。
「それお前にやる」
「え!?これすごい高そうなんですけど!?」
「俺が一番気に入ってるやつ」
「そ、そんなん貰えませんよ!」
つっ返そうとしてネクタイを差し出すと、正面に立ったリヴァイがそれを手にしてエレンの首に回した。
「昨日誕生日だったろうが。使ったやつで悪いが、貰ってくれ」
そう言って、手際良くきっちりとネクタイを結ばれてしまえば、もう貰うしかない。嬉しくないわけがないのだ。
「あ…りがとう、ございます」
「誕生日おめでとう。今度はちゃんと何か買ってやる」
省16
146: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:38 d AAS
同期に「一番高くてもいいの?」なんて聞かれて、若干顔をひきつらせ頷くと、冗談だと笑われた。
まだ時間が早いのか、食堂は席を選べるほどには空いていた。
結局、同期が選んだボリュームのあるカツ丼と特に食べたいものがなかったエレンは日替わり定食を頼んで、窓際の席へと座った。近くに座っている者はいなかった。
「解決したっぽい?なんか吹っ切れたっつーか、落ちついた…?いや、ホッとしたような顔してるな、最近」
「…そんな顔してるか?」
「してるしてる。前は毎日不機嫌って感じだったし、一時期戻ったかと思えば今度は背中に闇背負って、無理してます、って感じだった」
なんだそれ、と言ってしまいそうになったが、まぁ…間違いではないかもしれない。
訳も分からずリヴァイに強引に抱かれ、そのくせ放っておかれて頭にきていたし自分のところへ来てくれたリヴァイに少しだけ満足もしたが、その後の関係を維持しようと無理をしていたのも事実だ。
やっぱり、この同期はふざけていそうに見えて案外人のことをちゃんと見ている。
「…悪かったな、気遣わせて」
省13
147: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:38 d AAS
そして、そのやり取りを辛うじて視界に入れていると、ペットボトルのミネラルウォーターを煽ったリヴァイが口移しでその水を飲ませてくれた。
そういえば喉もカラカラだった。冷えた水が体内に流れて少しだけ思考がクリアになる。
「トラブったらしいから行ってくる」と言いながら髪を撫でられて、その心地良さにまた目を閉じた。
目が覚めた時にはリヴァイはいなくなっていた。そういえば呼び出されていたと思い出して、休日なのに大変だな、とぼんやりと思った。
そして、シャワーを浴びて戻ると、スマートフォンに『そろそろ起きたか。部屋はそのまま出て構わない。また後で』とメッセージが届いていた。そのメッセージには『お疲れ様です。わかりました』と返したが、また後で、と返さなかったのは無意識だったと思う。
好きだ、と言われた。好きです、とも言った。でも、果たしてこの関係は本当に変わったのか、エレンには自信がない。
気がつけば昼休憩に入った社員が増えてきたようで、ちらほらと食堂に入ってくる人が増え始めていた。早く食べて出ないと、と食べるペースを速めた。
エレンの後ろの席に誰かが座った気配がした。椅子の背もたれが、コツリとぶつかる。
「あ、すいません」
幅を取りすぎていたかもしれないと思って謝ると、背中にドンと何かがのせられたような重みが増した。
省13
148: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:38 d AAS
今まで普通の会話らしい会話はほとんどしてこなかったから、聞いたことがないのは当たり前かもしれないけれど。
「そろそろって、もしかしてあれから家に帰っていないんですか?」
「…まあな」
風呂に入りてぇ、とうんざりしたリヴァイの声を聞いて、だから今日はいつもよりもリヴァイの匂いが濃いのか、と考えて急に恥ずかしくなった。
自然に体が熱くなる。興奮にも似た高揚に頭を振ると背中の重さがなくなった。立ち上がったらしいリヴァイを振りかえる。
「いくら早いって言ってもお前の方が早いだろうから、待っていてくれ」
「でも、お疲れなんじゃ」
「だからだろ。じゃあな」
何が“だから”なのか。
見上げたリヴァイの顔には疲労が浮かんでいたが、そう言って肩に手を置かれてしまえば何も言い返すことができなかった。
省14
149: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:39 d AAS
これまでの自分では考えもしなかった男同士の恋人。
男同士の友情以上を経験したことがないのだから実感がわかないのも当たり前なのかもしれない。
好きになった女を男として守り、支えていきたいと思うのは当然のことだと思う。
けれど、リヴァイとの関係の中で男であるエレンはどちらかと言えば守られる側なのだろうし、現にセックスでは抱かれる側なのだ。
だが、エレンもどうしたって男だから、当たり前のようにそうなってしまうことに抵抗があるのも当然のことなのだ。
エレンは女のように弱い存在ではないのだから。一緒にいる時に女のように扱われていい気はしない。
それがエレンを好きだと言うリヴァイからの愛情だとしても、男であることを忘れたくはない。
だから、それを素直に受け止められるのは女側になるセックスの時だけなのだ。
そう思うと、今まで散々体だけの繋がりだと言っていたセックスこそが自分たちを恋人たらしめるものなのかもしれないと思った。
考え過ぎだと、思うかもしれない。自分が好きだと思った相手も自分のことを好きだった。それならそれでいいじゃないか。
省13
150: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:39 d AAS
「リヴァイさんの家に行ってもいいんですか?」
「駄目だったら言ってねぇ」
「でも、疲れてるだろうしオレがいたら休めないんじゃ」
「問題ない」
「でも、」
「しつこい」
聞き入れないのはそっちだろう、と思いつつも、そういえばこの人ははじめから強引だったと思い出して早々にエレンが諦めた。
ざっと車内を見ても空いている席はなくて、二人並んで吊革に手を伸ばした。
窓から見える景色がいつもと違う。
こんな風に並んで電車に乗るのは初めてで、リヴァイのいる右側が妙にむずむずした。
省16
151: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:39 d AAS
「じゃあ次は一人でも来れるな」
「はあ…」
ぼんやりとした返事をすれば、リヴァイは何を気にすることもなく隣の部屋へと消えた。
リヴァイは当然のことのように言ったけれど、一人でここに来るようなことがあるのだろうか。
今自分がここにいることすら未だに不思議でならないのに、一人で?
戻って来たリヴァイがリビングのテーブルにコトリと何かを置いた。
「エレン、鍵はここに置いておく。俺は先に風呂に入ってくるからお前は好きにしてろ」
ソファから振り返ると、確かにテーブルの上に銀色に光る鍵が置かれている。
わかりました、と答えると、リヴァイは風呂場へと早足で向かった。
「…帰る時は掛けて帰れってことかな」
省20
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