[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6498【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (316レス)
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124: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:35 d AAS
「あっ、もっと、ひどくして…っ、んぅ、はぁっ、アッ、アッ中に、中にだしていいからぁっ…もっと、してっ…ひああっ」
また、エレンは「ひどくして」と乞う。瞳を潤ませ、快感に熱い吐息を洩らしつつも、その顔は苦しそうに歪められていた。
これはエレンの本意ではないと思った。だとしたら、何故そんなことを言うのだろう。
リヴァイは頭の片隅でそんなことを考えながらも、快感には逆らえずに腰を振った。
奥を突き、ぎりぎりまで抜く度に聞こえるぐじゅ、ぬりゅ、といやらしい音が思考を鈍らせようとしていた。
リヴァイの放った白濁がうつ伏せになった状態で荒い呼吸を繰り返しているエレンの背中を汚していた。
セックスを終えた二人の間に甘い時間などは訪れない。
リヴァイは口下手であるし、エレンは最近リヴァイに控えめな態度で、セックス中以外はあまり言葉を発しなくなった。
エレンの背中に吐き出したものを雑に拭ってやる。
その足でベッドから降りると、なんだかやりきれないような気分になって、断りもなく煙草に火をつけた。
省19
125: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:35 d AAS
「オレは男なんですよ…っだから、女みたいに抱くんじゃねぇよ…っ」
リヴァイは目を瞠った。
「そんな風にするなら、他を当たってください」
「エレン」
「女みたいにするなら、女とセックスした方がいいに決まってる」
「おい」
ベッドから降りようとするエレンの腕を思わず掴んだ。
エレンを女の代わりだと思ったことはないし、女のように抱いていると思ったこともない。
ただエレンの体を気遣いたくて、甘やかしてやりたかっただけなのに、それが裏目に出ているというのか。
「離してください」
省16
126: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:35 d AAS
リヴァイとのセックスは気持ち良すぎて堪らなかった。
腹の奥に男根を埋め込まれ、ぐぽぐぽと出し入れを繰り返されれば敏感な肉はそれを締め付ける。まるで女のようだ。
リヴァイに言われたように本当に雌にでもされたのかと思う程に与えられる快感にエレンの体は喜んだ。エレンには複数の異性のセフレがいる。
けれど、リヴァイとセックスをするようになってから、めっきり連絡をしなくなった。女とのセックスが嫌になったわけではない。
だが、女を相手にしたところでリヴァイとのセックス以上に気持ち良くなれるとも思えないのだ。
そうして自然に連絡が薄れれば、相手からの連絡がくることもなく、関係は消滅していった。
それだけの関係だ。セフレなんて。
そんな関係を持つ女が複数いるエレンには、リヴァイとの関係もそれと同じなのだと思うことに時間はかからなかった。
リヴァイとはセフレだ、とエレンの頭は完結する。
エレンは長らく、恋というものをしていない。社内でリヴァイの姿を見ると、体が疼く。
省10
127: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:35 d AAS
たぶん今日ならば断られずに済む。『今日行くから』『セックスさせて』なんてセフレ相手にメッセージを送っていたのに、相手の様子を窺うように『今日空いてますか』とメッセージを送るのは何とも笑える話だった。
体は正直で、気持ち良すぎる快感に勝手に逃れようとしてしまう。
何かに掴まっていないと逃げてしまうからエレンはシーツを握りしめ、枕に顔を押し付けて耐える。
呼吸も苦しい方がいい。
思考が快楽で埋め尽くされている今、口を遊ばせていたら何を言ってしまうかわからないからだ。
気持ちいいと素直に言うことも、もっととねだることも、そのためにセックスしているのだから構わないが、何か余計な事を言ってしまうのではないかと何故か不安だった。
「ぁ…っん、ァ、…っ…っ」
「良さそうだな、エレン」
「んっ、…は、ぃ…気持ち、いいで…すっ…はぁ、アッ」
背中を吸われて体が揺れた。リヴァイは最近、抱き方が変わった。
省13
128: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:35 d AAS
「な、なん…っ」
「たまにはいいだろ。声、我慢するな」
「えっ、ちょっと待っ…アッ、」
「いいな?」
リヴァイの性器がもう一度、ヒクついて欲しがる後孔に狙いを定めた。
「あぁ…っ、待っ…リヴァイさ、まだ、いれないで…っ」
「ああ?」
駄目、駄目だ。
エレンは急に焦り出して、咄嗟にそれを手で阻んだ。
このまま入れられてしまったら駄目だ。
省24
129: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:35 d AAS
だったらどうしてあんな優しく、壊れ物を扱うように触れるのか。
そんな風に女も抱いているのか。そう思うと堪らなく嫌だった。
見つめる視線も、その指も、女と比べているんじゃないかと不安になる。
固いばかりの体が女よりも勝っているところなんてない。
比べるくらいなら、女とセックスしたほうがいいに決まっている。
エレンとリヴァイの関係はエレンが一方的に手を伸ばしているようなものだ。
リヴァイはその手をとることも、遠ざけることもできる。
だからこの関係はエレンがリヴァイに手を伸ばし続け、リヴァイの愛想がつきないよう適度に距離を保たなければすぐに終わってしまう。
終わらせたくない、とエレンは思う。
どうして、と問えば今まで気付かないふりをしていた感情はすぐに答えをくれるかもしれない。
省17
130: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
「動くぞ、」
「あ…っ、はぃ、突いて、奥、いっぱい突いて…っんっ、ああっ、」
背中越しにリヴァイの荒い呼吸が聞こえる。
リヴァイの性器が動かされる度にぐちゅぐちゅと聞こえる音は自分の体の中で出されているのだとは到底思えなかった。
「あっ、ん、ふ…っ、ぅ、」
中が擦れる。気持ちいい。エレンは熱に浮かされたような頭でぼんやりと考える。
今リヴァイはどんな顔をしているのだろう。
しかし、振りかえることも、正面からリヴァイを受け止めることもしたくはなかった。
その顔を見てしまったら、絶対に彼に縋ってしまうと確信していたからだ。
リヴァイを求め、その体に腕を回して引き寄せて呼吸を近くて感じたい。
省18
131: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
アンタはオレを引きとめる程オレを想ってはいないだろう。
他の女を抱いていいと言う程オレを想っていないくせに。
ただのセフレとしか思ってないくせに。
どろどろになっているくせにきつく締め付けてくるエレンの後孔に自分の欲望をねじ込んでから、一体どのくらいの時間が経ったのだろう。
優しくするな、と言って嫌がるエレンに思考が鈍るくらい甘い愛撫を続けた。
何度射精したかもわからないし、何度かは出さずに、中で達していたと思う。
エレンの腰にはもう力が入らずに、リヴァイの手によって支えられているようなものだった。
こちらに背を向けているエレンの体が可哀想な程に震えていた。
「ぁ…、はぁ、…っ、」
熱い吐息と小さな喘ぎ。
省20
132: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
快楽という水に溺れ続けているような感覚だった。この苦しさから引き揚げられて安心したい。
そうでなければ、もういっそ力尽きて気を失ってしまいたい。
でも、リヴァイはそのどちらも許さなかった。
「っ、は…な、なんで…っ動いてくれな…っぁ、」
「なんで?お前がひどくしろって言ったんだろうが」
文句は言うなって言ったよな?
そう言って、耳の裏を舐めしゃぶる。
たっぷりと唾液を絡めた舌で、じゅるっと音を立ててそこを吸うと、またきつく締め付けられた。
油断すれば持って行かれそうになる。リヴァイとて限界に近かった。
「うぁ…っ、ゃ…っ、あついっ…リヴァ、ィさんの…っあっ」
省15
133: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
強引にこんな体にしてしまったエレンの自由を奪いたくはなかった。
エレンはリヴァイには抱かれるが、男を好きなわけではない。
もちろん女とセックスしたくなる時だってあるだろう。
これから先、一緒に生きていきたいと思う相手も見つけるかもしれない。
だから、女とセックスすることは許したし、気持ちを告げることもしなかった。
線を引かれて、心までも渡すつもりはないと思っているのならばそれでも構わなかった。
だったらせめて、体だけは。セックスしている時くらい恋人のように甘やかして、恋人のように抱き合いたいと思っていた。
けれど、エレンは決してリヴァイに縋りつこうとはしなかった。
エレンからメッセージが来る度にホッとして、もっと、とねだられると求められているようで嬉しかった。
いい歳した男が、年下の男の一挙一動で嬉しくなるし、辛くもなる。
省15
134: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
性器の先端と、ぱくりと開いたままの後孔が粘りのある糸を引いていた。
頭がくらくらする。少し擦れただけで出してしまいそうになった。
「アッ…っ、ぁ!」
その小さな刺激でさえエレンは耐えきれずまた達してしまったようだった。 ビクビクと跳ねる性器が先走りと自身の出した精液でどろどろ濡れている光景はなんともいやらしい。
その力の入らないエレンの体を気遣うようにして仰向けにさせる。
瞳を潤ませ、とろけた表情を見せるエレンに、さらにリヴァイは興奮して、性器を固く猛らせた。
はぁ、はぁ…と震えた呼吸が聞こえる。リヴァイは正面からエレンを抱きしめる。
直に抱きしめたのなんて、初めてかもしれない。
「エレン…、頼むから、俺に触れてくれ…」
情けない、縋りつくような声だった。
省18
135: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
「あっ…!?や、奥…っあ、んあっ、ああっ」
エレンの体に腕を回し、その体を抱き起こす。
リヴァイの足の上に跨る姿勢になったことで体重がかかり、エレンの中の性器がもっと奥まで埋め込まれた。
こうなるともうエレンが掴むものは何もなくなる。
エレンはその衝撃と快感に無意識にリヴァイの体に腕を伸ばした。
「エレン」
背を丸め、リヴァイの首元に顔を埋めるエレンの耳に小さく囁いた。その体が怯えたみたいにビクッと跳ねた。
「縋っていい、好きになっていい。俺は初めから、お前をセフレだなんて思ってねぇ」
「う、や、聞きたくな…っひ、」
「お前以外を抱きたいとも思わないし、興味もねぇ」
省12
136: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:36 d AAS
指先で人差し指の腹を擽られる。
そのまま上って、指と指の間を擦られ、掌を滑った。
愛撫にも似た触れ方に、エレンは顔を俯け、静かに息を吐いた。
そして掌が重なると、指を絡められてぎゅうっと握られた。手に触れられただけなのに、繋いだだけなのに、嬉しいと感じる。
だが、同時にもっと触れて欲しいと欲張りにもなった。エレベーターが目的の階に着いたと音を告げる。
今日は会う約束も何もしていなかったから、ドアが開き、リヴァイが一歩足を踏み出せば繋がれた手は離れてしまうのだろう。
まさか帰りが一緒になるとは思っていなかったから、嬉しくて、余計に離れがたくなってしまう。
一緒に帰りませんか、飲みに行きませんか、なんて誘うのは簡単だけれど、男同士の恋人という世間的には白い目で見られてもおかしくない関係を気にしすぎて、エレンをさらに躊躇わせていた。
「あ…」
何と声をかけたらいいだろう、と悩んでいるうちにリヴァイの手がするりと離れた。
省14
137: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
「お疲れ様です!」
「ああ、お疲れ。…オレに何か用事?」
いつもはオフィス前の廊下で話していることが多いから、社内ではなく外でこうして待ち伏せをされていることに少し違和感があった。
「はい!今日はイェーガーさんのお誕生日だって聞いたので、何かお祝いできないかなと思って」
「あ、そっか…誕生日」
はい!と嬉しそうに笑う彼女を見て驚く。そうか、今日は誕生日か。エレンは完全に忘れていた。
相変わらず仕事は忙しいし、それ以外はほとんどリヴァイのことを考えていたような気がする。
今日が何日かをわかっていても、今日が何の日かなんて考えてもいなかった。
「お誕生日おめでとうございます!」
「ありがとう」
省15
138: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
「何か急ぎの」
「今日お前が乗るのはこっちだ」
「はっ?」
何か急ぎの用ですか、と聞く前に掴まれた腕をそのまま引かれて、エレンが乗る電車とは別の電車のホームに連れて行かれる。
そっちはリヴァイの家へ向かう電車だ。
「あのっ、どうしてそっちに…今日は何の約束もしてないし、明日だって仕事が…!」
朝一から昼を跨いで行われるそれに、課長であるリヴァイは出なければいけないはずだ。
「あと腕!離してください!」
省20
139: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
「お邪魔します…」
鍵を開けて部屋へ入ると、暗く、静かな部屋が出迎えた。電気をつける。
相変わらずゴミ一つ落ちていない、モデルルームのような部屋だ。
春らしくなってきたとは言え、まだ少し夜は肌寒くなるので弱めに暖房をつけておいた。
リヴァイがすぐに帰ってくるのかは分からないけれど、あの口ぶりだとそんなに時間はかからないのだと思う。
もう少ししてから風呂に湯を張ろうと決めて、ふかふかのソファに腰を下ろした。
今日はラッキーだと思う。
エレベーターで一緒になっただけでなく、リヴァイの意図はわからないが夜は一緒に過ごせるらしい。
誕生日だから、神様が気まぐれでプレゼントしてくれたのかもしれない。
そんな子どものようなことを考えて、ふ、と笑った。
省22
140: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
着替えは以前ここに来た時に揃えたものがあったから、それを寝室のクローゼットから出してきた。
スーツも皺にならないようにハンガーを借りて掛けさせてもらった。
おそらく今日は自分の部屋へは帰れないだろうし朝一で家に帰るにしたってまたこのスーツを着なければならないだろうから。
キッチンではリヴァイが何かを切っている音が聞こえてくる。なかなか手際が良かった。
リヴァイが料理をするなんて想像もしていなかったけれど、コンビニの弁当などを食べている方が想像できなかったから意外ではなかった。
何を作ろうとしているのか興味はあったが聞いてはいけないような雰囲気が漂っていたので見つめるだけにしておいた。
「シャツは洗濯機にいれておけ」
「わ、わかりました」
視線は手元からはずことはなかったけれど見つめていたのがバレてしまったようで少し恥ずかしい。
早足で風呂に向かい、羞恥を晴らすようにして脱いだシャツをバサリと洗濯機の中に放り投げた。今日のリヴァイは調子が狂う。
省16
141: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
リビングへ続くドアを開けると、いい匂いがしてきた。途端に空腹なことにも気が付く。
空腹で、しかも熱い風呂に長時間入っていればそりゃあ逆上せるな、とエレンは情けなくなった。
「もう平気か?」
「はい、すいません。ちょっと目眩がした程度なのでもう大丈夫です」
「そうか」
座れ、と促されて椅子に座るとテーブルの上にはこの短時間に作ったのかと驚くほど綺麗な料理が並べられていた。
エレンはあまり料理をしないから簡単なものなのか難しいものなのかはわからないが丼料理じゃないことだけはわかる。
「これ全部リヴァイさんが作ったんですか?」
「急だったからそんなに手間がかかるものは作ってねぇ」
そうは言いつつも自分では作りそうもない鮭とほうれん草のクリームパスタに、鯛のカルパッチョ、きのこのたくさんのったチキンソテーはガーリックのいい香りがして食欲をそそった。
省19
142: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:37 d AAS
「すみません、オレ今日誕生日なんです」
「もう知ってる。…おめでとう。何か欲しいものはあるか?」
「ありがとうございます。美味しい料理作ってもらったんで、それだけで嬉しいです」
今日という日を自分だけの思い出にしようと思っていたけれど、リヴァイはちゃんと祝ってくれた。
毎年一回は必ずくるこの日を自分の特別な人と過ごせたことはとても嬉しいことだと思う。それだけで今日と言う日が特別になる。
「あ、でもリヴァイさんの誕生日も教えてください」
「…十二月二十五日だ」
「クリスマスなんですか?」
そうだ、と頷くリヴァイを見ながら結構先だなと思う。
それまで一緒にいられるかはわからないけれど、今度はエレンが祝ってあげたい、と思った。
省15
143: (スププ Sdaf-PVnu) 2016/11/28(月)17:38 d AAS
自分の指がそのぽってりとした入口に触れただけで体がビクンッと跳ねる。
ここに早く入れて欲しい。その熱くて固い熱を埋め込んで、奥まで激しく突いて欲しい。
「ぁ…っ、」
そこに、ぴとりとリヴァイの熱が宛がわれる。後孔が期待してその先端に吸いつくようにキスしているのがわかった。
「はやく、…っリヴァイさん、いっぱいしてください…っいっぱい、ぎゅってしてください…っん」
「エレン、」
リヴァイが腰を進めると同時に体を少し前に倒す。
エレンの大好きなリヴァイが、その体がこんなにも近くにある。
エレンは腕を伸ばしてリヴァイの背中に回すと、そのままぎゅうっと抱きついた。
ずっとずっと、こうしたかった。
省14
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