イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
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359: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/17(水)00:20 ID:cpTpn7xV0(1/3) AAS
>>358 こちらこそです

…と言っても物理的に来られなかったわけですが、その間いいクールダウンになったような、そうでもないような……とにかく、ちょっぴり投下していきますのでお付き合い下さい
360: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/17(水)00:33 ID:cpTpn7xV0(2/3) AAS
提督「ところで…ローマ、ちょっといい?」

ローマ「はい、何か?」

提督「眼鏡に油が跳ねているわ。貸して?」

ローマ「あぁ…どうもすみません」

提督「いいえ、どういたしまして♪」
省21
361: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/17(水)00:56 ID:cpTpn7xV0(3/3) AAS
ジョバンニ・バウサン(中型潜ピサニ級)「…かつてはヴェルギリウスやアウグストゥス帝、ティベリウス帝…あの「暴君」ネロ帝さえも好んだ、両シチリア王国の都ナポリもありますが」

ダンドロ「はは、あんなのはド田舎村さ」

バウサン「むっ…」

アッテンドーロ「ナポリはそうだとしても、ミラノは田舎じゃないわ」

ダンドロ「かもしれんね…えーと、どんな名門がいたっけ?」
省28
362: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/18(木)01:09 ID:fgJLZwrk0(1) AAS
…別の日…

提督「…さてと、そろそろ基地祭の招待状を発送しないといけないわね」

カヴール「ええ、そうですね。 …提督の着任まで、ここではこれといった催しをしなかったので……基地祭がどのようなものなのか、今から楽しみです」

提督「とはいえ、こういうお祭りの運営する側は楽しめないのが常だから…当日はカヴールもちゃんと見て回れるよう交代を決めておきましょうね」

カヴール「まぁ…提督ったら相変わらず優しいです♪」
省22
363: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/19(金)01:57 ID:UdYXhy/p0(1) AAS
提督「ええ…まずはお母さまにシルヴィアおばさま」

カヴール「はい」

提督「それからシチリアのジュリア…この前ここへ遊びに来た、アントネッリ中佐ね」

カヴール「あのP−3対潜哨戒機の飛行隊長さんですね?」

提督「ええ、そうよ。それに測量部のカルリーニ大佐と航空隊作戦課のヴィオレッタ少佐…」
省29
364: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/10/21(日)00:49 ID:yNAwYn3y0(1) AAS
…鎮守府・庭…

提督「ダ・ヴィンチ、進捗状況はどう?」

レオナルド・ダ・ヴィンチ(大型潜マルコーニ級)「ええ、いい調子ですよ…この不世出の大天才、レオナルド・ダ・ヴィンチに任せておけば、ヘリコプターだろうが潜水艦だろうが作ってあげますよ♪」

提督「頼もしいわね」

ライモン「…でもダ・ヴィンチの「潜水艦」は沈んだきりで浮上しなかったはずでは……」
省30
365: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/22(月)01:46 ID:updxeWrP0(1) AAS
カヴール「うふふっ♪ さて、見まわりも済みましたが、この後はどうなさいます?」

提督「そうねぇ…あ、そう言えばまた大浴場の給湯パイプが詰まり始めたから、どこかで修理をしようって話をしていたわね」

カヴール「あぁ、そう言えばそうでした…歳をとると、どうも忘れっぽくなっていけませんね」

提督「もう、カヴールったら冗談が上手なんだから♪」…そういってパチリとウィンクを投げた

カヴール「ふふっ、まぁまぁ…では、水道屋さんに電話でもいたしましょうか?」
省35
366
(1): 2018/10/22(月)11:40 ID:yTlCRQfQo(1) AAS
濡れ衣イベント来た!
367: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/24(水)01:04 ID:sSRp1DY20(1/4) AAS
>>366 むむっ、なぜそれを……まぁ、おっしゃる通り濡れ透けイベントでございます。どうぞお楽しみ下さい
368: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/24(水)01:13 ID:sSRp1DY20(2/4) AAS
提督「さてと…大浴場の栓は閉めたから、今度は裏の給湯パイプね」

カヴール「了解」

…鎮守府・裏手…

アシアンギ「へぇ、裏にはこんなところがあったんデスネ」

提督「そうよ…と言ってもこんな機会でもない限り、めったに来ないけれどね」
省30
369: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/24(水)01:26 ID:sSRp1DY20(3/4) AAS
…数分後…

提督「カヴール、モンキーレンチを取ってもらえる?」

カヴール「はい、どうぞ」

提督「ありがとう…アシアンギ、ちょっとここを押さえていてくれる?」

アシアンギ「了解、ここでいいの?」
省31
370: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/24(水)01:47 ID:sSRp1DY20(4/4) AAS
…昼食後…

提督「ふぅ…美味しかったわ、ディアナ」

ディアナ「そう言っていただけると作り甲斐がございます…では、わたくしはこれで」厨房の隅に置いてあった弓と矢筒を取り上げると肩にかけ、優雅に一礼して出て行った…

提督「ええ、お疲れ様」

カヴール「…あの、提督」
省34
371
(1): 2018/10/25(木)13:54 ID:ZKHSx/xQo(1) AAS
濡れ透けいいぞー
372: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/26(金)01:38 ID:HS9g81Gh0(1/2) AAS
>>371 コメントありがとうございます

…そろそろ基地祭の場面に(反転することなしに)突入する予定ですので、しばらくはそれに絡めて提督の子供時代や士官学校時代の百合っぽいエピソードなどを交えて進める予定です…
373: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/10/26(金)02:07 ID:HS9g81Gh0(2/2) AAS
…基地祭・前日…

…ここまでのひと月ばかり、しっかり進めていたはずの基地祭の準備…が、結局のところ設営を始めるとあちこちかみ合わないところが出てくる……おまけに提督が鎮守府で基地祭を運営するのは初めてで、熱意はあってもほとんどの艦娘たちは今まで基地祭の経験がない…結局、前日になっても鎮守府をひっくり返す勢いでドタバタしている…

カミチア・ネラ「…みんな、これ動かすのを手伝って!」

提督「…ドリア、発電機のディーゼル燃料を補給しておいて」

ガリバルディ「…作業灯の点灯テスト、いい?」
省35
374: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/27(土)01:02 ID:HbfP3ejY0(1/2) AAS
…夕食時…

提督「えー…それでは明日からの三日間、基地祭を無事に終わらせることができるよう頑張りましょう。乾杯」

一同「「乾杯」」

提督「…今日はさすがのディアナとエリトレアも献立を考える余裕がなかったみたいね?」

ディアナ「ええ、申し訳ありません…」
省29
375: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/27(土)10:21 ID:HbfP3ejY0(2/2) AAS
…次の投下は今夜か明日以降になりますので、とりあえず次回予告でも…

…予告…

…絡み合う身体、交錯する舌…幾年もの間抑圧されてきた女の情欲が提督を襲う……愛と嫉妬、白と黒の二輪の百合が撃鉄を起こし、胸元に銃口が向けられる時、薬室に込められている銃弾は恋心か、あるいは怒りか……澄んだ秋の空とはほど遠い、ただれた過去と一片の優しい記憶…

…ここはイタリア、恋と嫉妬が渦巻く南欧の国…

次回、「装甲騎兵カンムス…カンピオーニ・ファイルズ『再会』」…提督の過去は、甘くて苦い
376: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/10/29(月)01:37 ID:LmOc/npK0(1/2) AAS
…基地祭当日・朝…

カヴール「おはようございます、提督」

提督「おはよう…うー、結局昨夜はマラキーテに付き合わされて、ほとんど眠れなかったわ」

カヴール「大変ですね……カプチーノでもお飲みになって、すっきりして下さいな」

提督「ええ、ありがとう。それじゃあ私はその間にシャワーを浴びてさっぱりしてくるわ」
省30
377: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/29(月)01:51 ID:LmOc/npK0(2/2) AAS
愛想のいい議員「や、どうもどうも…何とも風光明媚ないい所ですなぁ!」

提督「ありがとうございます」

広報担当士官「こちらはプーリア州「カトリック保守連盟」のフェルッキオ議員です」

提督「初めまして、議員…司令官のカンピオーニです」

フェルッキオ議員「お招き下さってありがとう。いやはや、実にいい所だし……それにトマトソースの良い匂いがしますなぁ!」
省35
378: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/30(火)01:00 ID:DK+ET3AH0(1) AAS
…食堂…

提督「それじゃあ改めて…カヴール、彼女はアンナ・マリア・ベアトリーチェ・「ピピストレッロ」・カスティリオーネ。私とは…」(※ピピストレッロ…コウモリ)

アンナ「許嫁の関係よ♪」

…そう言って片方の眉を吊り上げてみせたアンナは見た目も雰囲気も提督とは対照的で、提督がむっちりした胸やふとももなら、モデルのようなすらりとした細身で、提督の髪が明るい金と栗色の間なら、アンナは黒に近い濃い褐色の髪を背中に伸ばしている…そしてどちらかと言えば提督は大人しい雰囲気をしているが、アンナは細い眉ときゅっと結ばれた唇、くっきりした濃い色の瞳していて、好き嫌いのはっきりした気の強そうな性格に見える……また格好も顔立ちによく似合った、ラメをまぶしてある黒い袖なしハイネックと細いベルト付きの黒いスカート……それに色っぽい薄手のタイツに十センチはありそうなピンヒールを履き、高そうなグッチのハンドバッグを手に持っている…

提督「えー…そう自称しているわ」
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