イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
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216: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/06(日)00:10 ID:pszz9pYp0(1/5) AAS
>>215 ひ゛やくのちからってすけ゛ー!

……当初案では「疲れがポンと飛ぶ」疲労回復薬…略して「ツカポン」とでも書こうかと思いましたがさすがに…
217: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/06(日)01:20 ID:pszz9pYp0(2/5) AAS
…だいぶ遅ればせながらですがここで「シレーナ」級の艦娘紹介を…

…艦娘紹介…

中型潜水艦「シレーナ」級。1933〜34年生まれ。12隻

近海用潜水艦として成功作だった「アルゴナウタ」級に続く「600」(セイチェント)シリーズ第二弾として建造された潜水艦

基準排水量がおおよそ600トンだったことから「600」型とひとくくりにされる一連の「単殻、サドル・タンク型」構造をした沿岸・近海用潜水艦で、構造が(イタリア潜にしては)簡易で大量生産に向き、運動性や潜航の速さもこれまでのイタリア中型潜よりぐっと良くなった傑作潜水艦
省20
218: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/06(日)02:10 ID:pszz9pYp0(3/5) AAS
…とある日・鎮守府の波止場…

提督「そのまま…そのまま…もう少し右に……はい、大丈夫♪」快晴で波のない昼間、波止場に集まっている数十人の艦娘たちと提督……

ドリア「ふぅ…いい運動ですね。私のようなおばあちゃんには大変でした♪」

提督「そんな色っぽいおばあちゃんがあってたまるもんですか…♪」むにゅ♪…いたずらっぽい顔をして、前からドリアの柔らかな乳房を揉みしだく提督……

ドリア「うふふっ…もう提督ったら、おいたがすぎますよ♪」ぎゅ…っ!
省30
219: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/06(日)03:15 ID:pszz9pYp0(4/5) AAS
アヴィエーレ「さて…問題の離水は上手く行くかな……?」サングラス越しにピアッジォP.7をじっと眺めるアヴィエーレ…次第に水中翼の効果でピアッジォの艇体が持ち上がって行く……

提督「…」両手を組んで祈るような姿勢の提督…

ライモン「…」どういうことかは分からないが事故が起きないか心配なライモン…が、事情をしらない他の艦娘たちはわいわい言いながらはしゃいでいる

(※ピアッジォP.7…1929年のシュナイダー・トロフィー・レースに向けて試作された高速水上レーサー機。特徴は離水後デッドウェイトになるフロートを付けないで高速を出そうとした斬新な設計にあり、1000馬力級のエンジンと空気抵抗の少ない短い主翼、軽量な機体とがあいまって600キロは出る……予定だった。理論的にはエンジンをかけて機体後部にあるスクリューに接続し「船」として加速、艇体にある水中翼の効果で機首が持ち上がったところでスクリューへの動力伝達を切りつつ機首のプロペラへとギアをつなぎ、同時に機首を上げ角に保ってプロペラが水面を叩かないようにしながら離水する…のだが、そもそも操縦補助装置がほとんどなく機械の精度もまだまだの時代に「手が四本いる」ほど複雑な操作をして、さらに「船」モードで水面に起きた波によって視界がゼロになっている中離水するのは「不可能」とテストパイロットも飛行を投げ、飛ばずに終わった)

アヴィエーレ「頼むよ…上がってくれ……」
省29
220
(1): 2018/05/06(日)11:16 ID:vUAY7ejHO携(1) AAS
ジョーズじゃないすか!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
221: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/06(日)23:41 ID:pszz9pYp0(5/5) AAS
>>220 「♪〜テーレン…テーレン…テレテレテレテレ……」

…と、見せかけて元ネタになったドヴォルザークの交響曲「新世界より」から第四楽章と言う可能性も……(笑)
222: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/07(月)01:16 ID:lpYrGx040(1/3) AAS
オタリア「それにしても今日は波が暖かいし気持ちいい……ひぁぁっ!?」いきなり下から突き上げてきた「何か」にびっくりするオタリア…

スクアロ(スクアロ級中型潜「サメ」)「ばぁ♪……ふふっ、ずいぶんと可愛い悲鳴を上げてくれて……♪」

オタリア「も、もうっ…驚かせないで下さい!」

スクアロ「仕方ないでしょう、潜っていたらオタリアの脚がゆらゆらしていたんだもの…それにしても相変わらず喰らいつきたくなるような柔肌で……たまらないわ…♪」

オタリア「ひぅっ…い、一体どこに手を入れて……んくっ///」立ち泳ぎの状態で後ろから抱きつき、オタリアの吸いつくような競泳水着の裾から手を入れて秘所に指を入れるスクアロ……
省36
223: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/07(月)09:03 ID:lpYrGx040(2/3) AAS
…パラソルの下…

提督「…太陽の照り返しでよく見えないけれど、スパリーデたちは沖合で仲良く泳いでいるみたいね♪」

ドリア「いえ、仲良く泳いでいると言うよりも…あれは……」

提督「違うの?」

ドリア「えーと、いえ…仲良くしていますよ♪」
省28
224: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/07(月)11:13 ID:lpYrGx040(3/3) AAS
提督「それはそうと…フロートのないピアッジォP.7の着水ってどうするの?」

アヴィエーレ「それは自分で見て確かめてくれればいいさ…きっと度肝を抜かれるよ」

提督「せっかく珍しい機体なんだから壊れないといいけど……まずはウォーラスとアラドね」

アヴィエーレ「ああ…まさかお客様の燃料を無駄遣いさせるのもどうかと思ってね……さすがクィーン・エリザベスだね、降下角も速度もばっちりだ……」

エリザベス「お褒めいただき光栄でございます」
省30
225: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/05/09(水)01:18 ID:RVy5WGke0(1) AAS
…とある日・厨房…

ディアナ「ふむ…これは少々困りました」お茶の時間になって提督が何かつまもうと厨房に入ると、ディアナが白いエプロン姿で冷蔵庫の食材リストを見ながら考え込んでいる……

提督「…どうしたの、ディアナ?」

ディアナ「あぁ、提督……いえ、実を申しますと…」

提督「……なるほど、最近「鶏もも肉や手羽の献立が多くて、その分胸肉を余している」…と」
省37
226: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/10(木)02:04 ID:aYHaZrGz0(1/2) AAS
…昼食時…

提督「……という風に言われまして」…ペールグリーンで胸元の襟ぐりが深いミドル丈のワンピーススタイルで、髪型はライモンとお揃いの高く結ったポニーテール…そして何か身動きするたびに「たゆん…」と白桃のような乳房が弾む…

グレイ提督「まぁ…ずいぶんな言われようですこと?」細身ですらっとしているグレイ提督は「高みの見物」と、上品に口元を押さえてくすくす笑った…

提督「全くですよ…せっかく私が美味しく食べられるように料理したのに……」そう言いつつも粒マスタードをつけた鶏ハムを数切れと、ズッキーニとナスのトマト煮込み、熱々のラザーニアをたっぷりとよそい、パン皿にはもちっとしたフォカッチャを一つ二つ…さらにワインをたっぷりグラスに注いだ…

カヴール「あら、提督…♪」にこにこしつつもとがめるようなカヴール…
省27
227: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/10(木)03:14 ID:aYHaZrGz0(2/2) AAS
…午後・提督寝室…

提督「ふわぁぁ……美味しいものを食べていいワインを飲んだら、急に眠くなってきちゃったわ……ふぁぁ…」

ライモン「ふふ、仕方ないことですよ…しばらくお休みになったらいかがです?」

提督「そうねぇ……それがいいわね…まだ昼下がりは焼け付くようだし、動くには向いていないものね?」

ライモン「ええ」
省30
228: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/11(金)02:13 ID:seBLmBr70(1) AAS
…一時間後…

提督「はぁ、はぁ、はぁ……///」

リットリオ「んはぁぁ…もっと……ぉ♪」

提督「ふひぃ…ふぅ……ぜぇ、はぁ……///」火照った提督の身体から汗がしたたり落ち、リットリオと触れ合う肌がぬるぬるする…

リットリオ「提督、もっとですよぅ…それとももう疲れちゃったんですか?」
省32
229: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/12(土)01:38 ID:gpKb5FU20(1) AAS
…夕方・工作室…

提督「……そう言うわけで座ったままだけど…ごめんなさいね……うー、腰が……」制帽を脱いで作業台の上に置き、ぐでっ…と工作室の椅子にへたり込む提督……

カヴール「それでこの時間ですか…ふふっ、リットリオは無邪気な所がありますものね♪」

グラウコ(大型潜「グラウコ」級)「……構いませんよ。どうぞ私たちに任せて座っていて下さい」

…濃い青色の瞳としっかりメリハリのある身体をしている大型潜「グラウコ」は妹の「オタリア」(アシカ・オットセイの類)と一緒に、戦前ポルトガル潜として発注されたものの起工直後にキャンセル…イタリア王国が引き取って建造したところ大変優秀で、以後のイタリア大型潜のモデルとなった……と、優等生だけあって何でもそつなくこなせるので、提督に代わってテキパキと建造の準備を進めた…
省27
230: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/15(火)01:00 ID:xl/WhS+80(1/2) AAS
…夕食時…

提督「……という訳でして、グレイ提督とヴァイス提督も工作室へ一人では近づかないようになさってください」…改めて英語で二人に説明する提督

グレイ提督「それであんなに物々しい態勢だったのですね?」

ヴァイス提督「確かに…私も訓練か何かかと思いました」

提督「どうもお騒がせしてすみません…とはいえ何が起こるか分かりませんから」…建造が終わるまでは工作室の前に交代で二人組の見張りを置き、そばには提督が武器庫をひっかきまわして持ち出してきた「ベレッタ・M12S」短機関銃と、イタリアンM14こと「ベレッタ・BM59」オートマティック・ライフルが立てかけてある……
省25
231: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/15(火)02:01 ID:xl/WhS+80(2/2) AAS
………

…十数年前・イギリス東部…

グレイ提督(少尉)「お父様、どうでしょうか?」

…グレイ提督の実家はカンタベリーからそこそこ離れた、森や畑が散らばるのどかな田園地帯にあり、敷地はまるで児童文学「小公子」に出てくる「ドリンコート伯爵」の実家そこのけに広く、屋敷の中ではメイド数人と執事、それに運転手のセバスチャンがいつも控えている…

グレイ伯爵「うむ、よく似合っておる…わしも、わしの父親……メアリから見たらお祖父さんだな……も、若い頃はそうやって慣れない制服に袖を通してはぎくしゃくと動いていたものよ…」暖炉の前で肘かけ椅子に腰かけてマントルピースの上にかけてある先祖の肖像画を指差し、それからグレイ提督が海軍少尉の正装に身を包んでいる様子を誇らしげに眺めた…
省23
232: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/16(水)02:00 ID:g6SgyiRE0(1/2) AAS
………

…十年ほど前・ロンドン…

グレイ提督(中佐)「久しぶりのロンドンですが…相変わらずで安心しましたわ」

…それまで東インド艦隊やスカパ・フローのグランド・フリート(本国艦隊)で駆逐隊や巡洋艦戦隊司令官を務めていたグレイ提督は、今度はイギリス南部の「ポーツマス管区」の一司令官として海軍司令部に呼び出された後、数日もらえた休暇を使って家族を呼び、ロンドンでの買い物を楽しんでいた……

グレイ伯爵(父)「うむ、わしも久しぶりにロンドンに来たからな……いつもは我が家へ仕立てに来てもらうが、今日は久々にサヴィル・ロウの洋服屋「キングスマン」に行くつもりだ」
省32
233
(1): ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/16(水)03:02 ID:g6SgyiRE0(2/2) AAS
…しばらくして・車内…

グレイ提督「……さてと、わたくしたちの買い物は終わりましたけれど…お父様はまだ時間がかかりそうですわね」

グレイ母「そうね…それではセバスチャンにそう言ってデパートでも見て回りましょう?」後ろから声をかけようとするグレイ伯爵夫人…

グレイ提督「ええ……あら、あの娘は…?」

グレイ母「あの艦娘の子も知り合いなの、メアリ?」
省37
234: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/17(木)01:30 ID:GdeMMabu0(1/2) AAS
…二日後…

提督「はー…建造装置から何が出て来るか分からない手前、鎮守府を留守にする訳にもいかないし……かといって書かなきゃならない書類はもうないし……暇で仕方ないわ…」万年筆をもてあそびながら所在なげにしている提督…

カヴール「そうですねぇ、だからと言ってお茶を飲み続ける訳にも参りませんし……映画はどうですか?」

提督「朝から映画なんて見たら、もう何もやる気にならなくなっちゃうわ。それにせっかくいい天気だから、何かこう…お日さまとたわむれたい気分なの」

カヴール「同感ですね……それではあれこれと思い悩む前に、とにかく庭に出てから考えませんか?」
省32
235: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/17(木)02:27 ID:GdeMMabu0(2/2) AAS
提督「んー、気持ちいいわね……でもちょっと汗でベタベタするわ…」眉をひそめて自分の服を見おろす提督…と、褐色の艦娘が弾むようにして提督のそばに駆け寄ってくる……

リベッチオ「チャオ、提督っ…私たちと一緒に遊ばない?」よく日に当たっているせいか、褐色に日焼けしているリベッチオ……そして鎮守府の周辺が立ち入り禁止区域なのをいいことに、しょっちゅう全裸で日光浴をしたり水遊びをしているせいで、全身が綺麗にむらなく焼けている…

提督「そうねぇ…今日はなんだか身体を動かしたい気分だから……ええ、お付き合いするわ♪」

リベッチオ「やったぁ…それじゃ一緒に行こっか♪」

提督「はいはい…カヴールも来る?」
省37
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